第3回授業 第6章の学習目標

第3回(10/9)授業の学習目標



先輩の卒論調査への協力
第5章平均値の差の検定、のWEB宿題のやり方
第6章相関係数とその検定:
(1)2つの定量的変数間の関係を調べる最も簡
単な方法は?
(2)2つの定量的変数の間には、どんな関係が
あり得るか?
(3)2つの定量的変数間に直線的な関係がある
かどうかを簡単な数値で表す方法は?
第5章平均値の差の検定
のWEB宿題のやり方

第5章のウェブ上での宿題のやり方を学習す
る。この宿題は、ecip で1週間以内にやり、つ
ぎの授業(10月16日)で、出欠表の裏に授業
中の手計算による結果と比較して、手計算の
結果が正しかったかを報告すること。
WeB上での宿題のやり方-1
やり方の大雑把な流れ
(1) ecip の第1クライアント室(9号館2階)の
事務受付で、使うパソコンの席の指定をうける
(2) パソコンの電源を入れ、ログインする
(3) 第1回目の宿題のときのみ、各自用のフォ
ルダを、指定された位置に作成する
(4) 各自の授業時のデータを入力し、SAS プ
ログラムを指定されたフォルダに保存する
(5) SAS を起動し、プログラムの一部を修正し、実行
する。最後に実行結果を指定されたフォルダに保存

WeB上での宿題のやり方-1(注
意)

万が一、今年度登録をしていない学生で、入学以来一
度も登録していない学生は、9号館2階の ecip の第1ク
ライアント室に行き、登録を済ませること。なお、昨年度
から登録料は無料となったが、登録は毎年行わないとい
けないので注意せよ。一方、これを行わない者は、確実
に単位を落とすことになる。
なお、登録を済ませても、2、3日は使えないので、至
急登録せよ。
宿題のやり方ー2(未登録の学生のみ)
各自用のフォルダの作成-1
ログインしたら、デスクトップ上の最初の画面で、
秋期第1回目の宿題実行時のみ、
(1) 各自の学籍名のフォルダを作成する。
(2) さらに、その下に data, permfile, sasprog,
sasout なる4つのフォルダを作成する。

宿題のやり方ー2 (未登録の学生のみ)
各自用のフォルダの作成-2

各自の学籍フォルダは、つぎのように作成する。
(1) マイコンピュータ  p ドライブ  psyphy
 chino  psycstat  Report
と順にクリックする。
(2) 最後の画面上の白紙の部分で、
マウスの右クリック  新規作成  フォルダ
とクリックする。
(3) そこで、すぐ小文字で各自の学籍番号を入力し
エンターキーを押す。
宿題のやり方ー2 (未登録の学生のみ)
各自用のフォルダの作成-3

各自の data, permfile, sasprog, sasout フォル
ダの作成方法
上記学籍フォルダができたら、そのフォルダを
続けて2回左クリックする。これにより現れる白
紙の画面上で、学籍フォルダ作成と同様な手順
で、順に以下のフォルダを作成する:
data, permfile, sasprog, sasout
宿題のやり方ー2 (未登録の学生のみ)
各自用のフォルダの作成-4

フォルダ作成時の注意事項
毎年、つぎのようなミスを犯すものあり:
(1)学籍フォルダ名を全角文字で入力。
(2) data フォルダ名を date と間違えて入力。
(3) 他にも、スペルのミスがときどきあり。
宿題のやり方ー3
各自用のデータの入力と保存-1
つぎに、授業中に各自が利用したデータを、編
集ソフトTeraPadを起動して入力し、指定され
たフォルダに保存する。
 TeraPadの起動はつぎのとおり:
(1) スタート  プログラム アクセサリ
 TeraPad  TeraPad
とクリックする。

宿題のやり方ー3
各自用のデータの入力と保存-2

これにより現れるTeraPad画面から、千野の
WEB 上の講義テキストの第5章の 「SAS に
よる具体的手順」に書かれた入力の手順を横
に表示して見ながら、データ(データ番号と
データの数値)を入力する。入力時の注意事
項はつぎのとおり。ただし、ウエブの例では、
各群とも20名づつであるが、今回は各群とも
10名づつであるので注意せよ:
宿題のやり方ー3
各自用のデータの入力と保存-3

データ入力時の注意事項
(1)性別番号(最初の一桁、男1,女2)の直後に
半角の空白を1つ入れること。
(2)一人分を入力し終わったら、必ずエンター
キーを押し、つぎの行へ進むこと。
(3)入力は、すべて半角で行うこと。
宿題のやり方ー3
各自用のデータの入力と保存-4

入力後のデータの保存の手順
(1) 入力がすべて終了したら、
ファイル  名前を付けて保存、
とクリックする。
(2) すると、「名前を付けて保存」画面が現れる
ので、つぎの3点に注意して必要事項を入力
した後、保存ボタンを押す。
宿題のやり方ー3
各自用のデータの入力と保存-5

データ保存時の注意事項
(1)まず、画面下方の「ファイルの種類」欄を
「テキストファイル」に変更する。
(2)すぐ上の「ファイル名」欄には、ttest_ex3.txt
と入力する(拡張子はつけなくてもよい)。
(3)画面最上部の「保存する場所」には、つぎの
手順でフォルダを次々に選択する:
宿題のやり方ー3
各自用のデータの入力と保存-6

「保存する場所」の選択の手順
 マイドキュメント
 (1つ上に上り)マイコンピュータ
 p ドライブ  psyphy  chino
 psycstat  Report  各自のフォルダ
 data
とクリックし、「保存」ボタンを押す。
宿題のやり方ー4
SAS プログラムのダウンロードー1

千野の WEB の講義テキストの「心理統計学」
の中の、「SAS による具体的手順」の中のプロ
グラムダウンロードコーナーの「カエルマーク」
の直下の ttest_ex1.sas なる名前のプログラ
ムを、以下の手順でダウンロードする:
宿題のやり方ー4
SAS プログラムのダウンロードー2

ダウンロードの手順
(1) プログラム名 ttest_ex1.sas のところを右クリックす
ると現れる画面の中から「対象をファイルに保存」を選
択する。
(2) それにより現れる「名前をつけて保存」画面
の下方の「ファイルの種類」には「sas プログラム」が
自動的に入っているので、変更不要。
(3) 「ファイル名」の欄も、自動的に ttest_ex1.sas
なるファイル名が入っているので、入力は不要。
(4) 画面上最上部の「保存する場所」をつぎのように指
定。
宿題のやり方ー4
SAS プログラムのダウンロードー3

「保存する場所」の指定
最後に、当該 SAS プログラムを保存する場所
として、以下の手順で、 sasprog フォルダを画面最上部
の「保存する場所」に指定する:
wutemp  マイコンピュータ  p ドライブ
 psyphy  chino  psycstat  Report
 各自の学籍フォルダ  sasprog
つぎに、
宿題のやり方ー4
SAS プログラムのダウンロードー4


「ファイル名」
ここには自動的に「ttest_ex1.sas」が入ってい
るので、入力は不要。
「ファイルの種類」
ここにも自動的に「SAS プログラム」が入ってい
るので、入力は不要。
最後に、「保存」ボタンを押す。
宿題のやり方ー5
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー1

SAS プログラムをデスクトップ画面から、つぎの
手順で起動する:
スタート  プログラム
 SAS  SAS 9.1 (日本語)
とクリックする。
宿題のやり方ー5
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー2


SAS 画面が現れたら、画面右下方の「エディター
無題」画面の右上の ー、□、×の中から□ (最大
化ボタン)をクリックし、エディタ画面を最大化する。
つぎに、そこに既にダウンロードしたプログラム
ttest_ex1.sas をつぎの手順で入力する。
宿題のやり方ー5
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー3

SAS の画面上の最上部左上のメニューの中か
ら、
ファイル  プログラムを開く、
とクリックし、現れる「ファイルを開く」画面で、ファ
イルの場所とファイル名を、つぎのように指定。
宿題のやり方ー5
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー4

ファイルの場所及びファイル名の指定
(1)ファイルの場所
9.1  マイコンピュータ  p ドライブ
 psyphy  chino  psycstat  Report
 各自の学籍フォルダ  sasprog
(2)ファイル名
画面上にある ttest_ex1.sas を一回左クリックした
後、最下端右端の「開く」ボタンを一回左クリックする
か、ttest_ex1.sas を2回続けて左クリックし、プログ
ラムをエディタ画面に入力する。
宿題のやり方ー5
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー5

SAS エディタに sas プログラムが入力されたら、
プログラムの中の上部の filename 文をつぎの
ように修正する:
filename data “p:\psyphy\chino\psycstat
\Report\学籍名\data\ttest_ex3.txt”;
宿題のやり方ー5
SAS の起動とSAS プログラムの保存ー6


その後、「ファイル  名前をつけて保存」を選
択し、ファイル名 ttest_ex3.sas として保存す
る。
ここで、ファイル名欄には ttest_ex3 のみとし、
ファイルの種類が SAS かどうかを確認せよ。
宿題のやり方ー6
SAS の実行と出力結果の保存ー1


プログラムの入力と修正・保存が修了したら、画
面最上部右上の「走者」のアイコンボタンを押す。
すると、プログラムの修正が正しく行われている
場合には、プログラムエディタ画面が消えて代わ
りに出力結果が現れる。
宿題のやり方ー6
SAS の実行と出力結果の保存ー2

そうしたら、画面最上部左上で、
「ファイル  名前を付けて保存」と選択する。
すると、「名前をつけて保存」画面が現れるの
で、つぎの手順で、出力結果を保存する:
宿題のやり方ー6
SAS の実行と出力結果の保存ー3

「名前を付けて保存」画面が現れたら、
(1)「保存する場所」を
sasprog  (1つ上に上り)sasout と選択。
(2)「ファイルの種類」が「LIST ファイル」にな
っていることに注意して、
(3)「ファイル名」を ttest_ex3 と入力し、
最後に、「保存」ボタンを押す。
SAS の出力結果の見方の注意点(1)
両群の平均値
SAS の出力結果の先頭部分の mean
の項
 両群の標準偏差
SAS のttest プロシジャの出力の先頭部
の Std Devの項では、標準偏差は出力さ
れず、不偏標準偏差が出力されているの
で注意が必要である。

SAS の出力結果の見方の注意点(2)

不偏標準偏差から標準偏差への変換
千野HPの心理統計学の第5章の出力例では、例
えば第1群の20個のデータの Std Dev=28.552
である。この不偏標準偏差を、通常の標準偏差に
変換するには、当該 HP の出力例の下方にある変
換式を使うと、
sx 
N 1
 ux 
N
20  1
 28.552  27.83
20
ただし、今回の宿題では、N=10 なので注意せよ。
SAS の出力結果の見方の注意点(3)


分散の等質性の検定のF-値
これについては、SAS では出力結果の最後尾の
Equality of Variance の項に出力されているので
注意せよ。
分散の等質性の帰無仮説の棄却・採択の判断
これについては、前回の授業のパワーポイントに
示した F の棄却点の値は SAS では出力されてお
らず、上記の項の右端の Pr > F の項、すなわち p
値で判断すること。今回の宿題では全体的危険率
α*=0.05 なので、p 値が 0.025 より大ならば同帰
無仮説は採択、そうでなければ棄却と見ること。
SAS の出力結果の見方の注意点(4)

等平均仮説の検定の t -値
これについては、SAS では出力結果の最後尾か
ら一段上の T-Tests の項に出力されているので
注意せよ。
また、Pooled のラベルのある欄の右端の t 値
は両群の分散が等しい場合の t 統計量を、その下
の Satterthwaite のラベルのある欄の右端の t
値は両群の分散が異なる場合の t’ 統計量である
ことに注意せよ。ただし、サンプル数が等しい場合
は両者は一致する。
SAS の出力結果の見方の注意点(5)

等平均仮説の帰無仮説の棄却・採択の判断
これについても、前回の授業のパワーポイントに
示した(両群の分散が等しい場合の) t の棄却点
の値は SAS では出力されておらず、上記の項の
右端の Pr > |t| の項、すなわち p 値で判断するこ
と。今回の宿題では全体的危険率α*=0.05 なので
p 値が0.025 より大ならば等平均仮説を採択、そう
でなければ棄却する。
一方、両群の分散が異なる場合には、t’ 統計量
に対応する p 値が 0.05 より大ならば採択、そうで
なければ棄却とみなすこと。