第3回授業 第6章の学習目標

第14回(1/15)授業の学習目標


第5章平均値の差の検定、のWEB宿題の
やり方
秋期試験の内容について
第5章 平均値の差の検定
のWEB宿題のやり方

第5章のウェブ上での宿題のやり方を学習す
る。この宿題は、ecip で1週間以内にやり、秋
期試験(1月22日)の時に、今日配布する2枚
の出席カードのうちの1枚の裏に、授業中の
手計算による結果と比較して、手計算の結果
が正しかったかを報告し、提出すること。
WeB上での宿題のやり方(注意)

万が一、今年度登録をしていない学生で、入学以来一
度も登録していない学生は、9号館2階の ecip の第1ク
ライアント室に行き、登録を済ませること。なお、昨年度
から登録料は無料となったが、登録は毎年行わないとい
けないので注意せよ。一方、これを行わない者は、確実
に単位を落とすことになる。
なお、登録を済ませても、2、3日は使えないので、至
急登録せよ。
各自用のデータの入力と保存-1
つぎに、授業中に各自が利用したデータを、編
集ソフトTeraPadを起動して入力し、指定され
たフォルダに保存する。
 TeraPadの起動はつぎのとおり:
(1) スタート  プログラム アクセサリ
 TeraPad  TeraPad
とクリックする。

各自用のデータの入力と保存-2

これにより現れるTeraPad画面から、千野の
WEB 上の講義テキストの第5章の 「SAS に
よる具体的手順」に書かれた入力の手順を横
に表示して見ながら、データ(データ番号と
データの数値)を入力する。入力時の注意事
項はつぎのとおり。ただし、ウエブの例では、
各群とも20名づつであるが、今回は各群とも
10名づつであるので注意せよ:
各自用のデータの入力と保存-3

データ入力時の注意事項
(1)性別番号(最初の一桁、男1,女2)の直後に
半角の空白を1つ入れること。
(2)一人分を入力し終わったら、必ずエンター
キーを押し、つぎの行へ進むこと。
(3)入力は、すべて半角で行うこと。
各自用のデータの入力と保存-4

入力後のデータの保存の手順
(1) 入力がすべて終了したら、
ファイル  名前を付けて保存、
とクリックする。
(2) すると、「名前を付けて保存」画面が現れる
ので、つぎの3点に注意して必要事項を入力
した後、保存ボタンを押す。
各自用のデータの入力と保存-5

データ保存時の注意事項
(1)まず、画面下方の「ファイルの種類」欄を
「テキストファイル」に変更する。
(2)すぐ上の「ファイル名」欄には、ttest_ex4
と入力する(拡張子 txt はつけない)。
(3)画面最上部の「保存する場所」には、つぎの
手順でフォルダを次々に選択する:
各自用のデータの入力と保存-6

「保存する場所」の選択の手順
 マイドキュメント
 (1つ上に上り)マイコンピュータ
 p ドライブ  psyphy  chino
 psycstat  Report  各自のフォルダ
 data
とクリックし、「保存」ボタンを押す。
SAS プログラムのダウンロードー1

千野の WEB の講義テキストの「心理統計学」
の中の、「SAS による具体的手順」の中のプロ
グラムダウンロードコーナーの「カエルマーク」
の直下の ttest_ex1.sas なる名前のプログラ
ムを、以下の手順でダウンロードする:
SAS プログラムのダウンロードー2

ダウンロードの手順
(1) プログラム名 ttest_ex1.sas のところを右クリックす
ると現れる画面の中から「対象をファイルに保存」を選
択する。
(2) それにより現れる「名前をつけて保存」画面
の下方の「ファイルの種類」には「sas プログラム」が
自動的に入っているので、変更不要。
(3) 「ファイル名」の欄も、自動的に ttest_ex1.sas
なるファイル名が入っているので、入力は不要。
(4) 画面上最上部の「保存する場所」をつぎのように指
定。
SAS プログラムのダウンロードー3

「保存する場所」の指定
最後に、当該 SAS プログラムを保存する場所
として、以下の手順で、 sasprog フォルダを画面最上部
の「保存する場所」に指定する:
wutemp  マイコンピュータ  p ドライブ
 psyphy  chino  psycstat  Report
 各自の学籍フォルダ  sasprog
つぎに、
SAS プログラムのダウンロードー4


「ファイル名」
ここには自動的に「ttest_ex1.sas」が入ってい
るので、入力は不要。
「ファイルの種類」
ここにも自動的に「SAS プログラム」が入ってい
るので、入力は不要。
最後に、「保存」ボタンを押す。
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー1

SAS プログラムをデスクトップ画面から、つぎの
手順で起動する:
スタート  プログラム
 SAS  SAS 9.1 (日本語)
とクリックする。
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー2


SAS 画面が現れたら、画面右下方の「エディター
無題」画面の右上の ー、□、×の中から□ (最大
化ボタン)をクリックし、エディタ画面を最大化する。
つぎに、そこに既にダウンロードしたプログラム
ttest_ex1.sas をつぎの手順で入力する。
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー3

SAS の画面上の最上部左上のメニューの中か
ら、
ファイル  プログラムを開く、
とクリックし、現れる「ファイルを開く」画面で、ファ
イルの場所とファイル名を、つぎのように指定。
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー4

ファイルの場所及びファイル名の指定
(1)ファイルの場所
9.1  マイコンピュータ  p ドライブ
 psyphy  chino  psycstat  Report
 各自の学籍フォルダ  sasprog
(2)ファイル名
画面上にある ttest_ex1.sas を一回左クリックした
後、最下端右端の「開く」ボタンを一回左クリックする
か、ttest_ex1.sas を2回続けて左クリックし、プログ
ラムをエディタ画面に入力する。
SAS の起動とSAS プログラムの修正ー5

SAS エディタに sas プログラムが入力されたら、
プログラムの中の上部の filename 文をつぎの
ように修正する:
filename data ‘p:\psyphy\chino\psycstat
\Report\学籍名\data\ttest_ex4.txt’;
SAS の起動とSAS プログラムの保存ー6


その後、「ファイル  名前をつけて保存」を選
択し、ファイル名 ttest_ex4.sas として保存す
る。
ここで、ファイル名欄には ttest_ex4 のみとし、
ファイルの種類が SAS かどうかを確認せよ。
SAS の実行と出力結果の保存ー1


プログラムの入力と修正・保存が修了したら、画
面最上部右上の「走者」のアイコンボタンを押す。
すると、プログラムの修正が正しく行われている
場合には、プログラムエディタ画面が消えて代わ
りに出力結果が現れる。
SAS の実行と出力結果の保存ー2

そうしたら、画面最上部左上で、
「ファイル  名前を付けて保存」と選択する。
すると、「名前をつけて保存」画面が現れるの
で、つぎの手順で、出力結果を保存する:
SAS の実行と出力結果の保存ー3

「名前を付けて保存」画面が現れたら、
(1)「保存する場所」を
sasprog  (1つ上に上り)sasout と選択。
(2)「ファイルの種類」が「LIST ファイル」にな
っていることに注意して、
(3)「ファイル名」を ttest_ex4 と入力し、
最後に、「保存」ボタンを押す。
SAS の出力結果の見方の注意点(1)
両群の平均値
SAS の出力結果の先頭部分の mean
の項
 両群の標準偏差
SAS のttest プロシジャの出力の先頭部
の Std Devの項では、標準偏差は出力さ
れず、不偏標準偏差が出力されているの
で注意が必要である。

SAS の出力結果の見方の注意点(2)

不偏標準偏差から標準偏差への変換
千野HPの心理統計学の第5章の出力例では、例
えば第1群の20個のデータの Std Dev=28.552
である。この不偏標準偏差を、通常の標準偏差に
変換するには、当該 HP の出力例の下方にある変
換式を使うと、
N 1
20 1
sx 
 ux 
 28.552  27.83
N
20
ただし、今回の宿題では、N=10 なので注意せよ。
SAS の出力結果の見方の注意点(3)


分散の等質性の検定のF-値
これについては、SAS では出力結果の最後尾の
Equality of Variance の項に出力されているので
注意せよ。
分散の等質性の帰無仮説の棄却・採択の判断
これについては、前回の授業のパワーポイントに
示した F の棄却点の値は SAS では出力されてお
らず、上記の項の右端の Pr > F の項、すなわち p
値で判断すること。今回の宿題では全体的危険率
α*=0.05 なので、p 値が 0.025 より大ならば同帰
無仮説は採択、そうでなければ棄却と見ること。
SAS の出力結果の見方の注意点(4)

等平均仮説の検定の t -値
これについては、SAS では出力結果の最後尾か
ら一段上の T-Tests の項に出力されているので
注意せよ。
また、Pooled のラベルのある欄の右端の t 値
は両群の分散が等しい場合の t 統計量を、その下
の Satterthwaite のラベルのある欄の右端の t
値は両群の分散が異なる場合の t’ 統計量である
ことに注意せよ。ただし、サンプル数が等しい場合
は両者は一致する。
SAS の出力結果の見方の注意点(5)

等平均仮説の帰無仮説の棄却・採択の判断
これについても、前回の授業のパワーポイントに
示した(両群の分散が等しい場合の) t の棄却点
の値は SAS では出力されておらず、上記の項の
右端の Pr > |t| の項、すなわち p 値で判断するこ
と。今回の宿題では全体的危険率α*=0.05 なので
p 値が0.025 より大ならば等平均仮説を採択、そう
でなければ棄却する。
一方、両群の分散が異なる場合には、t’ 統計量
に対応する p 値が 0.05 より大ならば採択、そうで
なければ棄却とみなすこと。
秋期試験の内容について
平均値の差とその検定、相関係数とその検
定、カイ2乗検定の3つの章についての演習
問題を出す。
 卓上計算機を利用してよいが、携帯電話は
使用しないこと。試験場に入るときに携帯電
話の電源を切ること。
