■STEP 6:電話:ケータイ 携帯電話 ケータイ 通話 メール ネット ・・・・ 2015/9/30 1 ●ケータイ人間論の原型 ○原像1:個室人間論 ①カプセル人間 ②繭こもり人間(コクーン) ○原像2:ホモ・モーベンス(黒川紀章) 個人の自由や多様性をもった社会 離脱と再結合の社会関係 ※ホモ・サピエンス(知的動物) ホモ・エコノミクス(経済動物) ホモ・ソシオロジクス(社会=役割動物) ホモ・ルーデンス(遊び動物) 2015/9/30 2 ●メディア史の中の位置 もっとも普遍化が進んだ コミュニケーション・メディア ★近代の装身小道具= コミュニケーションの共通基盤 が出来てくる道筋 =普遍化の道具・ユビキタス ①財布→だれとも交換できる ②腕時計→だれとも会える ③ケータイ(ユビキタス) 2015/9/30 3 ●ケータイ電話の特性 ○ホモ・モバイル(移動人間) 家電→個電→移動電 (個室を持ち歩くようなもの) ○ホモ・モーベンス像→個人の自由や多様性 離脱と再結合 ※ホモ・サピエンス/ホモ・エコノミクス ホモ・ソシオロジクス/ホモ・ルーデンス ○現前空間と意味空間のズレ→マナー問題 目の前の社会が風景/環境と化す。 2015/9/30 4 ●マナー問題の登場 最初の社会問題=マナー問題 新しい経験:場所の意味の喪失 =ユビキタス化 物理的空間(現前)とコミュニケーション 空間(ケータイ)のズレ (※これも二世界問題) →①場所的規制=ルール →②機能開発(マナーモード) 2015/9/30 5 ●ケータイ電話研究 ○気楽な用件電話 ○ワン切りに体現されていたスタイル 多様なコミュニケーション・モード ○番号通知と選択的コミットメント 選択的人間関係 2015/9/30 6 ●ケータイ感覚とは? 選択的よりも ▼ 「自己都合型コミュニケーションの装置」 モノローグ型/コントロール感 ケータイが自分? ※メディア=自己を仮託する装置 2015/9/30 7 ●ケータイ感覚とは? ・対面神話(会わなきゃ)依存批判 と ・ケータイが身体の一部感覚 この間にあるものは何? どっちがほんとう? 2015/9/30 8 ●ケータイ感覚とは? ?:ながらメディア? ?:なぜ、授業中にケータイができる? ?:なぜ、友人とコミュニケーション中にケータイ ができる? ?:なぜ、は他にも?、、 2015/9/30 9 ●二世界問題の次ステップ? ・安易な対面神話(説明にならない) ▼ ・育成ケータイ物語: ケータイとのコミュニケーションに固 有の陣地をもたせるストーリー ・ほかの展開は? 2015/9/30 10 日本人とケータイ文化 (1) (1)インターネットサービス(第三世代) (2)メール利用の突出 (3)ケータイ社会の日常化 ただ、ケータイのコミュニケーションは、ごく 当たり前の使い方しかしていない。 ・極私圏:おしゃべりやメール交換 ・商業圏:ネットを介したサービスの売買・交換 2015/9/30 11 日本人とケータイ文化 (2) ・〈個人との相互作用の強さ〉 個人に特化・身体化・・・単なるコ ミュニケーション・ツールではなく・・・ 各自の潜在的な欲望を増幅し、顕在化さ れる装置 ・〈世間〉と〈自己の仮託〉 ? 互恵的な贈答の応酬/贈与の交換 2015/9/30 ▼▲ (?) 12
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