ケータイ・ネット安全講座

ケータイ・ネット安全教室
被害者・加害者にならないために
情報科教諭
岡本 弘之
増える被害・加害事例
警察庁 サイバー犯罪対策室ホームページより
(http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h21/pdf54.pdf)
被害者とならないために
被害事件の背景には・・
①個人情報を書いてしまった・・
→ストーカー、つきまといなどの被害
②ネットで出会った人を信頼した・・
→出会い系、ネット詐欺
③誰にも相談できなかった・・
→身近な大人、警察・・
①個人情報の流出
ダメな箇所!
写真を貼っている!
学校名・住所を書いている
本名を書いている!
ストーカーなど犯罪の原因!
←2009年 K2B
1班
作成
②出会い系サイト被害の現状
出会い系サイト被害者の8割が18歳未満の女性
②多い詐欺事件
迷惑メールの
相談増加
名誉棄損・誹謗
中傷の相談増加
詐欺が多い
警察庁 サイバー犯罪対策室ホームページより
(http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h21/pdf54.pdf)
被害者とならないために・・
①個人情報を書かない
→写真、名前、学校名、住所、アドレス
②ネットで出会った人を信頼しない
→性別・年齢も偽装可能!
③困ったら身近な大人に相談する
→家庭、学校、警察・・・
加害者とならないために
中高生のネット事件簿
□掲示板への書き込み(○ちゃんねる、○ixi)
・今日○○幼稚園のこどもを殺害する」と書き込み
→犯人の16才の少年は威力業務妨害で逮捕
・出会い系サイトに同級生の氏名・番号を書いた
→犯人の18才の少女は名誉毀損罪で逮捕
□著作権法違反
・鹿児島の高校生・大阪の中学生をインターネットで人気楽曲配信
→著作権法違反で書類送検・補導される
□なりすまし
・名古屋に住む14歳少年が、他人のID・パスワードでネットゲーム
→少年は不正アクセス防止法で書類送検
加害事件の背景には・・
①ネットの特性を理解していない
→友人同士の内輪の話の延長線?気軽に?
②ネットは匿名と誤解している
→プロバイダーや警察は個人の特定可能!
③法律や社会のルールを知らない
→著作権、犯罪・・・
ネット上では大人か子供かも警察もわからない
→大人のルールが適用されてしまう・・
①ケータイ・ネットの世界は
友だち同士の
秘密の会話のつもりが・・
放送局のマイクで
世界中に向けて
しゃべっているのと
同じ!
ON AIR
②ネットは匿名ではない!
学校のパソコンで実験
・IPアドレス
(おなじ時刻では
世界で一つだけ
のパソコンの住所)
・プロバイダー
(ネットにつなぐ
会社名)
この二つがわかれば、プロバイダーは個人の特定可能!
→ただし警察からの開示請求が必要だが・・・
③ネットをめぐる法律
□名誉毀損(刑法)・・悪口など
・3年以下の懲役または50万円以下の罰金
□業務妨害(刑法)
・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
□不正アクセス(不正アクセス防止法)
・1年以下の懲役又は50万円以下の罰金
□著作権法違反(著作権法)
・5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金
顔が見えないので、警察は大人と思って捜査してしまう
加害者とならないために
①ネットの特性を理解する
→誰に見られても大丈夫?
②情報発信に責任を持つ
→個人が特定されても大丈夫?
③法律や社会のルールを守る
→ネットの世界は大人のルール!
まとめ!
ケータイ・ネットは便利なものですが・・
・気をつけないと被害者にも加害者にも
なる可能性があります!
・被害を防止するには実社会と同じく危
険を予想する気持ちが大切です ・
・加害を防止するには実社会と同じく相
手を思いやる気持ちが大切です!