新編日本語講義(3) - 精品课程平台

新編日本語(3)電子教案
日本概況
新編日本語講義(3)
第一課 理髪店と美容院
第十一課留守番電話
第二課 郵便局
第十二課コピー食品
第三課 掃除
第十三課カード時代
第四課 天気と私たちの生活 第十四課実感
第五課 カメラと写真
第十五課インスタント食品
第六課 なぞなぞ遊び
第十六課漫画ブーム
第七課 体力をつけるために 第十七課マスコミ
第八課 発表の仕方
第十八課映画
第九課 会議
第十九課テレビ功罪
第十課「イソップ物語」を読む 第二十課ながら族
第一課 理髪店と病院







一、…であろうと、…であろうと
二、かける
三、ずっと
四、かな
五、それとも、あるいは、または
六、…という(内容)
前へ
一、…であろうと、…であろうと








①雨であろうと、雪であろうと、当日は予定通り行う。
②晴天であろうと、雨天であろうと、実施計画は変更しない。
③アジアであろうと、ヨーロッパであろうと、戦争を憎む気持ちは同じは
ずだ。
「どちらの場合であっても」の意味。後ろには事態に変わりがないこ
とをえられる。硬い話し言葉やフォーマルな書き言葉で使う。主として
名詞が用いられるが、ナ形容詞を用いることもある。イ形容詞の場合
は「あつかろうとさむかろうと」のように「――かろうと――かろうと」の
形になる。
補足:――(N、Na)であろうとなかろうと
①休日であろうとなかろうと、私の仕事には何も関係ない。
②観光地であろうとなかろうと、休暇が楽しく過ごせればどこでもいい。
前へ
二、かける









R-かける(働きかけ)
①電車の中で酔っ払いに話しかけられるたびに、私は日本語
がわからないふりをすることにしている。
②みんなに呼びかけて要らなくなった衣類や食器などを待っ
てきてもらおう。
動詞の連用形について、相手に向かって動作や作用を
行って影響を及ぼすことを表す。4の「人に相談を持ちかける」
は慣用句的。ほかに、「問いかける」「語りかける」「誘いかけ
る」などがある。
R-かける(途中)
①友達に大事な相談の手紙を書きかけたとき、玄関のベルが
鳴った。
②その猫が飢えでほとんど死にかけていたが、世話をしたら
奇跡的に命を取り戻した。
慣用句的な例はテキスト参照。
前へ
三、ずっと









1、時間的(空間的)な隔たりや物事の程度の差が、かなり大きいこ
とを表す。
①約束の切手の方は、ずっと後になってようやく少年の手に届いた。
②先生の避暑地を引き上げたのはそれよりずっと前であった。
2、物事が時間的(空間的)に途切れずに続いていることを表す。
①地域の集まりに最初一度だけ挨拶を兼ねて出席したが、後はサ
ボり続けている。
②高校時代からずっと一生懸命に勉強している。
3、いい加減なところでやめたりとどまったりしないで、最後(これで
①いいと判断されるところ)までためらわずにそうすることを表す。
②いや暑いのに、よくお出かけだね。さあずっと、こっちへ通りたま
え。
前へ
四、かな





①山田さんは今日来るかな。
②これ、おいしいのかな。
③最近なんでこんなに疲れやすいのかなあ。
疑問を表す「か」に「な」が付いたもので、文末に用い、自分自身
に問いかける気持ちを表す。独り言で不思議に思う気持ちや疑
問の気持ちを表すが聞き手に向けられたときは疑問の表明で、
そこから遠まわしに許可を求めたり依頼したりする気持ちを表す
こともある。丁寧体につかない。砕けた話し言葉。「――-かな
あ」とのばして発音することもある。
前へ
五、それとも、あるいは、または

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








それとも
①A:コーヒー?それとも紅茶?
B:どちらでも結構です。
②進学か、それとも就職かとずいぶん悩んだ。
「XそれともY」「XかそれともYか」のかたちでXとYのどちらかという意味
を表す。
あるいは
①黒あるいは青のペンで記入してください。
②申し込み書類は、郵送するかあるいは事務所まで持参してください。
または
①黒が青のペンまたは鉛筆で書いてください。
②13日までに到着するように郵送するか、または、持参してください。
前へ
六、…という(内容)
•
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•
①この会社には、仕事は五時までだという規則がある。
②山田さんは自分では画家だといっているが、本当は会社経営者
だといううわさが流れている。
③弟が大学に合格したという知らせを受け取った。
Nに内容を述べるのに用いる。Nには「話」「うわさ」「評判」など発
言に関わる名詞や「規則」「記事」「情報」「事件」など内容のあるまと
まりを表す名詞が用いられる。「仕事」「事件」など、出来事の内容を
述べる場合は「という」が省略されることもある。
三人の高校生が中学校に放火したという事件は、近所の人々を不
安に陥れた。
前へ
第二課






郵便局
一、なくてはならない
二、とよい
三、込む
四、これでは
五、にも
六、というわけだ(ってわけだ)


前へ
一、なくてはならない

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




①(市役所で)
A:来月、また来なくてはなりませんか。
B:ええ、すみませんが、来月もう一回来てください。
②保証人は社会人でなくてはなりません。
③教師は生徒に対して公平でなくてはなりません。
「なければならない」「なくてはならない」は、社会常識や事柄の性質
から見て、そのような義務、必要性があるという意味を表す。つまり誰に
とってもそうする義務、必要性があるという一般的な判断を述べる場合
に用いられることが多い。これに対して「なければいけない」「なくてはい
けない」は、個別の事情で義務や必要が生じた場合に用いられることが
多い。
前へ
二、とよい
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1、勧め
①旅行には、小さいドライヤーを持っていくといい。
②疲れたようだね。仕事は急がなくてもいいから、ソファで少し寝る
といい。
③私と疑いたければ存分に疑うといい。
動詞の辞書形を受け、人に対してその行為を行うように勧める意
味を表す。文脈によっては、③のように「自分の好きなよう
にーーーーしなさい」といった「放任」をあらわす場合もある。しない
ように進める場合には使えず、その場合は「V-ないほうがいい」な
どを使う。
2、願望
①生まれてくる子供が、女の子だといいなあ。
②学生がもっと積極的だといいのだが、
③勉強部屋がもっと広いといいのになあ。
そうなってほしいという願望を表す。文末には「が、けど、のに(の
に)なあ」などを伴うことが多い。
前へ
三、込む








①ここに名前を書き込んでください。
②かばんに本を詰め込んで旅に出かけた。
③その客が家に上がりこんで、もう5時間も帰らない。
④日本の社会に溶け込むことと自分の文化を見失わないこととは
両立するのだろうか。
⑤友達と話しこんでいたらいつの間にか朝になっていた。
⑥サルに芸を教えることと子供を教育することとの違いがわかって
いない教師がいる。
なにかの中に入れるという意味の他動詞を作ったり(①~②)、
何かの中に入る、という意味の自動詞を作ったりする(③~④)。ま
た、「徹底的に(十分に)――する」と言う意味の自動詞を作るのに
用いる(⑤~⑥)。
前へ
四、これでは
•
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•
•
•
①これでは、生活していけません。
②これでは、問題の解決になっていない。
③君の作文は誤字が多すぎる。これでは、試験にパスしないだろう。
④高速道路の渋滞がひどい。これでは目的地に到着するまで、2~
3時間はかかりそうだ。
「この状況では」、「この条件では」の意味で、後にあまりよくないと
いう判断や予測を述べることが多い。
前へ
五、にも


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





1、V-ようにもーない
①助けを呼ぼうにも声が出ない。
②機械を止めようにも、方法がわからなかったのです。
③先に進もうにも足が疲れて一歩も踏み出せなかった。
「呼ぼう」「止めよう」など、動詞の意向形を受けて、後ろには、否定の意味の
表現が続き、「そうしようと思ってもできない」という意味を表す。
2、V-ようにもV-れない。
①少し休みたいけれど、忙しくて休もうにも休めない。
②こんなに遠くまできてしまっては、帰ろうにも帰れない。
③こんな恐ろしい事件は、忘れようにも忘れられない。
前へ
六、というわけだ(ってわけだ)
①イギリスとは時差が8時間あるから、日本が11時なら、イギリスは
3時(だ)というわけだ。
②彼女の父親は私の母の弟だ。つまり彼女と私はいとこ同士(だ)
というわけだ。
③A:明日から温泉に行くんだ。
B:へえ、いいね。じゃ、仕事のことを忘れて命の洗濯ができると
いうわけだ。
④A:山本さん、車買いかえたらしいよ。
B:あ、そう。子供が生まれて前のが小さくなったってわけか。
「わけだ」の(結論)、(言いかえ)(理由)の用法に「という」が結びつ
いた形。
前へ
第三課





掃除
一、…まで(のこと)もない
二、中
三、…とされる
四、だけでは
五、にする
前

へ
五、にする
•
•
•
•
•
•
•
①今度のキャプテンは西田さんにしよう。
②風邪がよくならないので旅行はとめることにします。
③事故が怖いので飛行機には乗らないことにしています。
「決める」という意味。次のように「N+助詞」が使われることもある。
(例)会議は五時からにします。
前へ
三、…とされる




①仏教では生き物を殺すのは十悪の一つとされている。
②地球の温暖化の一因として、大気中のオゾン層の破壊が大きくかか
わっているとされている。
③当時歌舞伎が風俗理論では、言語能力は人間が生まれつき持ってい
る能力を乱すものとされ、禁止されていた。
「…と考えられている」「…と見なされている」という意味を表す。名詞述
語の場合は「だ」が省かれ、「Nとされる」となることが多い。普通、報道文
や論文など、改まった文体で用いられる。

前へ
四、だけでは
• ①スポーツはただ見るだけでは面白くない。
• ②外国へ行ってただ景色を見るだけではつまらない。そこの土地の
人たちとちょっと触れ合うたびにした。
• ③ただ話しただけではあの人のよさが分からない。
• 何かをしてもあまりよくない結末にしかならないという意味。
•
前へ
一、…まで(のこと)もない
• ①この程度の風邪なら、医者に行くまでのこともない。うまいものを食べて一
日ぐっすり眠れば治る。
• ②この程度の用事ならわざわざ出向くまでもない。電話で十分だ。
• ③皆さんよくご存知のことですから、わざわざ説明するまでもないでしょう。
• ④改めてご紹介するまでもありませんが、山本先生は世界的に有名な建築
家でいらっしゃいます。
• ⑤子供のころ、兄が大事にしていた万年筆を持ち出してなくしてしまったこと
がある。後でひどく起こられたことはいうまでもない。
• 「―――する必要がない」という意味。①、②のように、「程度が軽いので、
―――する必要はない(しなくても大丈夫だ)」、③、④のように、「当然のこと
であるので、――する必要がない。」という場合に使う。⑤は、「後で勿論怒ら
れた」という意味になる。
•
前へ
二、中








ちゅう
①会議中だから、入ってはいけない。
②課長の休暇中に一大事が起こった。
③工事中の道路が多くて、ここまで来るのにずいぶん時間がか
かっている。
④勤務中は個人的な電話をかけてはいけないことになっている。
⑤彼女はダイエット中のはずなのに、どうしてあんなにたくさん
食べ物を買い込むのだろう。
何かをしているところだ、ある状態が続いているところだ、とい
う意味。この意味では必ず「ちゅう」と読むことに注意。一緒に使
う名詞は、一般に活動にかかわるもの。例:電話中、交渉中、婚
約中、旅行中、タイプ中など。
前へ
第四課 天気と私たちの生活










一、…う(よう)か、…まいか
二、…接尾語「がち」
三、…単に…だけ(ばかり)
四、「気分」と「気持ち」
五、めったに…ない
六、…中を
七、別に…ない
八、接尾語「より」
九、一時
へ
前
一、…う(よう)か、…まいか
 1、まい
①この様子では明日も晴れるまい。
②これからは映画を見るまいと思いました。
③事件の本当の張本人は、はっきりさせなければなるまい。

「まい」は「ないだろうか」という意味。話し手の推量を表す。書き言葉
的な硬い表現。
 2、…う(よう)か、…まいか
 ①今晩、映画を見ようか、見まいかと迷いました。
 ②アメリカへ留学しようかしまいかと迷ったことがありますか。

前へ
二、…接尾語「がち」



①これは老人にありがちな病気です。
②彼女は子供のときから病気がちでした。
③最近、バスは遅れがちです。
名詞に付いて、「その名詞が表す状態になりやすい、その性質
がかなりある」という意味を表す。その状態が普通の状態とは異な
る場合、マイナス評価を受けるような場合に用い、語彙的には限
られている。
動詞に付いて、意図しなくてもついそうしてしまうという意味を表
す。マイナス評価されるような動作について言う。「どうしても·つい
·うっかり」などの語や「てしまう」などとともに用いられることが多い。
前へ
三、…単に…だけ(ばかり)





①私は単に自分の考えを言っただけです。
②彼は日本で単に日本語を習ってだけでなく、日本の社会と経済についても勉
強しました。
③天気は単に私たちの生活に深い関係があるだけでなく、私たちの気分や体
の具合にも関係があるのです。
副詞「単に」は後に「だけ」「ばかり」が付いて、「ただ」と同じ意味です。書
き言葉的な表現。
前へ
四、「気分」と「気持ち」








⑴ 気分
①夕べよく寝たので、今日はとても気分がいいです。
②今日朝から気分が悪いです。
③彼は母の病気の知らせを受けて、暗い気分になりました。
「気分」は主に二つに意味がある。第一は、その人がその時々に持つ、
快·不快などの総合的な心の状態。第二は、その環境に身を置いている
人たちが一斉にかもし出す、一種の興奮した精神状態。
⑵ 気持ち
①人の悪口を聞かされるといやな気持ちになります。
②面接試験の前は気持ちが落ち着きません。
③学生の気持ちが分からないと、よい先生になれません。
「気持ち」は「何かを見たり、聞いたりそこに身を置いたりすることによっ
てその人が感じる、快·不快、好き·嫌いなど。」という意味だ。
前へ
五、めったに…ない
①私は小さい時から体が丈夫です。病気のために学校を
休んだことはめったにありません。
 ②こんなすばらしい試合はめったに見られません。
 ③勉強が忙しくてめったに帰りません。


何かをする回数が非常に少ないことを表す。

前へ
六、…中を





① 雪の中を歩いて帰ります。
②船は嵐の中を進んでいます。
③お忙しい中を来ていただいて恐れ入ります。
「中を」の形で、後の動作が行われる状況を表す。後半には「歩く」「さまよ
う」「来る」など、移動を伴う動作の表現が来る。
前へ
七、別に…ない





①別に苦しそうな様子はありませんでした。
②家族のほうでは、別に変わりはないそうです。
③味はまあまあで、別においしいものとは言えない。
「特に…ない」「とりたてて…ない」という意味を表す。「…ない」の部分
が省略されることもある。
前へ
八、接尾語「より」





①彼の考えは右よりか、左よりか、よく分からない。
②海岸世襟のところに別荘がありますから、毎年、夏はそこで過ごします。
③川よりの細い道をまっすぐ行くと、小さいスーパーがあります。
後に方向、位置、性格、立場などの名詞が付いて、何かに近いことを表す。
前へ
九、一時













(1)短い時間
①この問題が一時お預けにして、別の機会にもう一度話し合いましょ
う。
②結婚のような大事なことを一時の感情で決めていいのかい。
③それは一時のことと思いますから、ご心配は要りません。
(2)ある時期
①学生のころ、一時、家庭教師のアルバイトをしたことがあります。
②一時は大変でしたが、今はだいぶなれました。
③一時は「なおるかな」と心配しましたが、田中先生にみていただい
たらすぐに直りました。
(3)「一時に」の形で「短い時間で·に」という意味を表す。
①単語が一時そうたくさんは覚えられません。
②あれもこれも一時にやろうとしても無理です。
③申し込みが一時に来ました。
前へ
第五課 カメラと写真










一、ところから
二、といった
三、でも
四、に
五、ては
六、動詞連用形の重ね
七、 どころか
八、 形式名詞「ところ」
九、接尾語「済み」
へ
前
一、ところから




①あまり頭を使いすぎたところから、こんな病気になったのだ
と医者は言った。
②土が湿っているところから、昨夜が雨だったらしいと考えた。
③人が大勢集まっているところから、彼の人気のすごさが分
かる。
「ところから」は用言連体形にあとに続く、そう判断する理由
や根拠を表す。同時に他の理由があることを暗示する。書き
言葉的な表現である。

前へ
二、といった





①私は葡萄とかすももとかパイナップルと言ったようなすっぱい果物が好き
です。
②この動物園にはトラなどのような猛獣がいません。キリンやサルといった
ものばかりです。
③水泳やテニスといったスポーツは学生にはとても人気がある。
例を例挙するのに使う。これが全部ではなく、ほかにまだあるという含みが
ある
前へ
三、でも





①私でもお役に立つのでしたら、どうぞ。
②足が治って、自由に行ったり来たりすることでもできたらいいけど。
③忙しいので、日曜日でも会社へ出なければなりません。
ほかにも選択肢があることを含みながら一例をあげるのに用いる。文脈に
よって、実際にはそのものを婉曲に指すことが多い。
前へ
四、に





①あまりの悲しさに話も出ない。
②毎日毎日続く残業に疲れた。
③このごろみんなは期末試験の順備に忙しい。
格助詞「に」は名詞の後に付いて、動作、現象や状態の原因や理由を
表す。
前へ
五、ては
• ①毎日は食べては寝、寝ては食べるという生活です。
• ②近頃雨が降ってはやみ、やんでは降って、実にいやな天気です。
• ③息子がとても本が好きで、町へ出かけては本を買ってくる。
•
一定の時間を置いて繰り返される動作、二つの動詞が同じ順序で
2回繰り返されて使われ、動作や現象が反復して起こることを表す。
•
前へ
六、動詞連用形の重ね





①額の汗を拭き拭き、フラッシュをたいた。
②字引きを引き引き日本語の新聞を読むのは大変です。
泣く泣く
知らず知らず
重ね重ね やすみやすみ
動詞連用形の重ねるは「あることをしていると共に、ほかのことをしている」
という意味を表す。
前へ
七、 どころか




①彼と話をするのはいやなどころか、顔も見たくない。
②彼は日本どころか、ヨーロッパへまで行ったことがある。
③このお酒は弱いどころか、かなり強いですね。
前へ










八、 形式名詞「ところ」
(1)時間、場面などをあらわす
①駅に着いたとき、ちょうど電車が出るところだった。
②出かけようとしているところにスミスさんがきた。
③旅行の準備をしているところだ。
(2)範囲をあらわす
①私の知っているところではあの人は結婚していない。
②テレビの解説したところによると、人口問題は工業化と関係が深い
ようだ。
(3)状況を表す
①彼が来ないところを見ると、何か急用でもできたらしい。
前へ
九、接尾語「済み」
試験済み 予約済み 検査済み
支出済み
 処理、受付などが済んだことを表す。


登録済み
前へ
第六課











なぞなぞ遊び
一、というと
二、ように思う(思われる)
三、とすれば
四、というほど…ない
五、接尾語「がる」
六、はずがない
七、ものか
八、ということだ
九、副詞「さっそく」と「すぐ」
十、動詞「当てる」と「当たる」
前へ
一、というと




①日本の映画と言うと、大学時代に月に一、二回見に行きま
したよ。
②デパートというと、七、八回の大きな建物を考えるでしょう
が、地方に行けば、普通の店を少し大きくしたようなものもあ
るのですよ。
③外国語を習うには、どうすればいいか、と言うと、まずよく
外国語で話すことです。
ある話題を受けて、そこから連想されることについて述べた
り、それについて説明を加えたりするのに用いる。「…といえ
ば」とも言う。話し言葉では「っていうと」となることもある。
二、ように思う(思われる)







①この音楽はどこかで聞いたように思いますが。
②どこかでお会いしたことがあるように思いますが。
③これは一年生にとっては難しすぎるように思います。
④人の目から天を見ると、天が動いているように思われやすいんです。
⑤彼女は日本人であるように思われますが、中国人だそうです。
「ように」の後に「おもう」「おもわれる」「みえる」「感じる」など思考や感
覚を表す動詞が続き、感覚·印象の内容を述べたり、自分の主張を婉曲
的に述べたりするのに用いる。
前へ
三、とすれば





①もし留学できるとすればどこへ行きたいですか。
②もし一か月の休暇が取れるとすれば、あなたはなにをしたいですか。
③いくら探しても適当な家が見つからないとすれば、しばらく会社の寮で
がまんをしなければなりません。
それが事実かどうか、あるいは実現するかどうかは分からないが「かりに
それが事実だと考えた場合/それが実現·存在するような場合は」という
意味の判定条件を表す。「かりに/もし」のような副詞を伴うこともある。
後半には「だろう」「はずだ」のような話し手の判断を表す表現が用いられ
ることが多い。
前へ
四、というほど…ない




①この町にはデパートというほどのデパートはありません。
②日本通というほどではありませんが、日本のことを少し知っているだけです。
③風邪を引いたけれど医者へ行くというほどではなかった。
前へ
五、接尾語「がる」
►
►
►
►
►
①おととい、鈴木さんはお父さんを訪ねてきた。お父さんが九州に行ったこ
とを聞いて、残念がっていた。
②林さんは休まずによく働くので、社長にとてもかわいがられている。
③妹はお土産をもらって、うれしがっています。
いかにもその状態にあるという印象を相手に与えるような言動をする。い
かにも僧であるかのようなふりをする。
前へ
六、はずがない









①田中さんは昨日頭が痛くて来られないと言っていたから、
今日は来るはずがない。
②悪いことをしたのだから、このままですむはずがない。
③あんな高いマンションが買えるはずがありませんよ。
そんなはずがない
①A:田中さんが来るそうですよ。
B:そんなはずがない。
②李さんがやったのだと、みんな言っていますが、そんなは
ずはありませんよ。
「はずがない」「はずはない」の形で用いられて、「ありえない·
不可能だ·おかしい」など話し手の強い疑念を表す。
前へ
七、ものか










1、ものか
①そんなもの、必要なもんか。(男)
②安いもんか。私の友達なんか五万円で買ったのよ。
③一組に負けるもんか。
下降調のイントネーションを伴って、強く否定する気持ちを表す。砕けた話
で使う。
2、どうして…動詞の可能態+ものか
絶対不可能を表す
①そんな難しい問題はどうして私には解けるものですか。
②物価が上がるばかりなのに、一ヶ月百円でどうして生活できるもので
すか。
③私にどうしてこんな高いものが買えるものですか。
前へ
八、ということだ
 ①昨日の台風のために九州では大変な被害があったということです。
 ②社長は今日はご出勤にはならないということです。
 ③石油の価格は近いうちにあがるとのことです

話や知識や出来事などの内容を具代的に示すのに用いる。「という」は
「…だ」の後では必ず必要だが、それ以外ではつけなくてもよい場合が多
い。ただし、文が長い場合は文のまとまりを分かりやすくするためにつける
のが普通。

前へ
九、副詞「さっそく」と「すぐ」
• (1)さっそく
•
①テレビの移りが悪いので、さっそく電気屋に出して修理してもらいま
した。
•
②洋服が届いたので、さっそく着てみましょう。
•
③さっそくですが、この前お願いしたことはもうできました。
• (2)すぐ
•
①心配することはない。
•
②日が沈むとすぐ暗くなります。
•
③外国へ出れば、英語なんかすぐ話せるようになるよ。
•
前へ
十、動詞「当てる」と「当たる」
 「当てる」は他動詞で「当たる」は自動詞
 ①ボールが壁に当たった。
ボールが壁に当てた。
 ②服が日に当たって変色した。
服が日に当てている。
前へ
第七課











体力をつけるために
一、「では」「条件」
二、「づくり」
三、接頭語「不」
四、終助詞「かしら」
五、接続助詞「たって」
六、…ように (前置き)
七、「切る」
八、接尾語「ぬく」
九、終助詞「なあ、わ、ぞ」
十、慣用句
前へ
一、「では」「条件」





①この仕事に自給500円では人が見つからないよ。
②そんなに大きい声を出しては魚が逃げてしまうよ。
③そのことを彼女に言ってはかわいそうだ。
文末にマイナス評価の表現を伴って、「…ては」で示された
条件の下では望ましくない結果となるという意味を表す。そ
の事態を避けるべき度ということが言いたい場合に使うこと
が多い。
前へ
二、「づくり」
• ①野菜作りに携わってもう十年になりました。
• ②私も妹も、母の手作りの洋服をいつも着ていま
した。
•
前へ
三、接頭語「不」
 ①一日三食、みな学校の食堂でするのでは、不経
済ですね。
 ②こちらに来てまもなく、すべてに不案内です。
 ③不規則な生活をしているので、体をこわしてしま
いました。

前へ
四、終助詞「かしら」




①風邪を引いたのかしら。頭が痛くてたまらないわ。
②これ、誰の忘れ物かしら。
③「明日のパーティーはにぎやかかしら。」「さあ、分からないね。」
④お忘れになりましたかしら。私、中学校の時ご一緒だった山田でござい
ますが。

…ないかしら
 ①早く夏休みにならないかしら。
 ②早くいい天気にならないかしら 。

前へ
五、接続助詞「たって」






①そんなに古くなった薬はいくら飲んだって効かないでしょう。
②遅くたって十時に帰りますから、心配しないでください。
③「試験の前にもう一度ノートを見なければ…」「今に名っきゃ、見たって
見なくたって、別に変わりはないよ。」
④今頃来たって遅い。食べ物は何も残っていないよ。
「ても」のくだけた話し言葉の言い方。
前へ
六、…ように (前置き)






①ご承知のように、日中両国は二千年あまりの友好往来の歴史を持ってい
ます。
②すでに述べたようにアフリカの食糧不足が深刻な状況にある。
③ことわざにもあるように、外国に行ったらその国の習慣に従って暮らすの
が一番である。
④ご存知のように、日本は人口密度の高い国です。
前に述べられた事柄や既知の事実と、それから述べる事柄が一致するも
のだということを表す。後ろで説明を行う場合の前触れをするのに用いる。
「とおり」で言い換えができる。
前へ
七、「切る」
動詞の連用形について動詞の表す動作にさまざまな意味を添え
る。
1、完了
①お金を使い切ってしまっま。
②山道を登ったところに小屋があった。
③長編の冒険小説を一週間かけて読みきった。
2、十分
①無理な仕事をして疲れきってしまった。
②そんな分かりきったことをいつまで言っているんだ。
③この絵はその情景を十分に描き切っているとは言えない。
④彼女が絶対に自分が正しいと言い切った。
「十分に…する」「強く…する」という意味を表す。
次へ
七、「切る」










3、切断
①大きな布を二つに断ち切った。
②別れてからも彼女のことを思い切ることができない。
③故郷にとどまりたいという思いを断ち切って出発した。
切断するという意味を表す。そこから、捨てる、あきらめるという意味に
もある。
4、きれない
①それはいくら悔やんでも悔やみきれないことだった。
②その人との別れは、あきらめきれないつらい思い出として、今でも私
の胸の奥底にある。
「完全に…できない」「十分に…できない」という意味を表す。
前へ
八、接尾語「ぬく」








①足がもつれて走れなくなりそうになったが、歯を食いしばってゴールま
で走りぬきました。
②昨日の宿題は多くて難しかったですが、最後までやりぬきました。
③あの人は人の才能を見ぬく力があります。
④苦しかったが最後まで走りぬいた。
⑤一度はじめたからには、あきらめずに最後までやり抜こう。
⑥考え抜いたの結果の決心だからもう変えることはない。
必要な行為、過程をすべて最後までやり終えるという意味。苦しさに耐え
てやり遂げるという意味あいが強い。
前へ
九、終助詞「なあ、わ、ぞ」












(1)なあ(な)
①あなたはひどいことをしてしまったなあ。
②一度でもよいからあのレストランで食事をしたいなあ。
③あの声は林先生の声なあ。
(2)わ
①やるべきことがいっぱいあって、どこへ出かけられないわ。
②今日、おかげで、本当に楽しかったわ。
(3)ぞ
①もう時間だ。早くしないと、学校に遅れるぞ。
②僕は絶対いやだぞ。
③あ、だれかが来たぞ。
前へ
十、慣用句














①歯を食いしばる
くるしさ、悲しさ、悔しさなどを一生懸命こらえる。
子供たちがまだ小さいのに夫に死なれ、彼女は働きながら歯を食いし
ばって子供を育てた。
②息が弾む
息をするのが苦しい。
はあはあ息が弾んで、うまく話せない。
田中さんは私の姿を見ると、息をはずませながら駆けてきた。
③足が棒のようになる
足がとても疲れる。
新幹線がとても込んでいて、3時間ずっと立っていたので、着いたときに
は足が棒のようになる。
④力が入る。
足がずきんずきんするし、体がかっかと火照るし、力が入らない。
そばで見ていた私は助けようと思ったが、なかなか力が入らない。
前へ
第八課 発表の仕方








一、…をもとにして
二、「に」主体
三、终助词「の」
四、「のだ」
五、によっては
六、体言+なしに
七、どんなに…か
八、なるほど
前へ
一、…をもとにして
•
•
•
•
①実際にあった話を基にして脚本を書いた。
②人のうわさだけを基にして人を判断するのは良くない。
③この地方に伝わる伝説を基にして、幻想的映画を作ってみたい。
④調査団からの報告を基にして救援物資のちょうだつがおこなわれ
た。
• ⑤史実を基にして作品を書く挙げた。
•
「あるものを材料、ヒント、根拠などにして」という意味を表す.Nを
修飾するとき⑤のように「NをもとにしたN」になる。
前へ
二、「に」主体
• ①ききてによくわかるようにはなしましょう。
• ②とても私にように覚えるような値段ではない。
• ③この山なら私にも登られる。
• ④こんな難しい問題はあなたにはわかっても、私
には分からない。
•
前へ
三、终助词「の」













1:…の「質問」:
[N/Na なの] 「A/Vの」
(1)A:遊んでばかりいて、試験、本当に大丈夫なの?
B:しんぱいするなよ。だいじょうぶだ。では、(親しい間柄同士のだけた
話で話して出張を強調するのに使う。自分の主張がとおじなくて話し手
が少しいらだっているような場合に使われる。)。
*上昇調のイントネーションを伴って、質問を表す。子供や親しい人に対
する話し言葉に用いられる。
2:...の[軽い断定]、
「N/Naなの 」 「A/Vの」
(1):お母さん、あの子が意地悪するの。
(2):A:明日映画に行きませんか。
B:残念だけど、あしたはほかにようじがあるの。
(3):彼は私に腹を立てているみたいなの。
*下降調のイントネーションを伴って、子供や女性が軽い調子で断定
するのに用いる。
次へ
三、终助词「の」














3:...の[確認]:
(1):A:やあ、明子さん。今日は。
B:あら和夫さん,来てたの。
(2):春子:正子さん、朝日高校出身なんですって?はたしもよ。
明子:へえ、春子さんも朝日高校出身なの?
*上昇、または下降調のイントネーションを伴って、相手に確認するの
に用いられる。
4:…[軽い命令]:
「V-る/V-ないの」:
(1):病気なんだから、おとなしく寝ているの。
(2):そんなわがままは言わないの。
(3):明日は早いんだから、こんばは早く寝るの.
(4):おとこのこはこんなことでなか泣かないの。
*平板、または下降調のイントネーションを伴って、女性が目方の人に
対して、軽い調子で命令したり、禁止したりする場合に用いる。
前へ
四、「のだ」
►
►
►
►
►
►
(1):風なんだから、速く寝るんだ。
(2):さっさと食べるんだ。
(3):よばれたら返事をするんだよ。
(4):いいかい、なるべく早く迎えに来るようにするから、おとなしく
待ってるんだよ。
(5):人質の安全が第一だ。ここは犯人要求どおりにするんだ。
指示命令を表す。おもに男性が使う。女性は[早く寝るんです]。や
「早く寝るの」のように「んです」や「の」を使うことが多い。(3)、
(4)のように「よ」がつくって命令の調子が弱くなる。
前へ
五、によっては
場合によっては、契約を破弃しなければなら
ないしかもしれない。
事と事態によっては裁判に訴えなければなら
ない。
前へ
六、体言+なしに
 (1):この山、冬は届出なしに登山してはいけないになっている。
 (2):断りなしに外泊したために、量煮の規則で一週間のロビー掃除をさ
せられた。
 (3):前田さんは忙しい人だから、約束なしに人とあったりしないでしょう。

*「届けて」「断り」など動作を表す名詞に除いて、その動作をしないで、
何かするという意味を表す。「当然前もってしておかなくてはいけないこ
とをしないで、何かをする」というぶんみゃくでつかわれることがおおい。

次のようの名詞に「何の」がつくと「も」が入って「何のNもなしに」という
形になる。

*「例」:彼は何の連絡もなしに突然たずねてきて、金の無心をした。

書き言葉的表現で、話し言葉では「しないで」を使う。
前へ
七、どんなに…か
 A: どんなに…だろうか:









①:希望校に合格できたら、どんなにいいだろうか。
②:息子のせんしをしったら、両親はどんなに悲しむだろうか。
③:父が生きていたら、どんなに喜んでくれていたことだろうか。
*喜びや悲しみ、希望などの表現を伴い、その程度が普通の程度
をはるかに超えていることを詠嘆を込めて述べる言い方。①②は
「もし。。。だったら、きっとたいへん...する/しただろう」のよう
に実現には実現されていないことをすいりょうしていういいかたで
あるのにたいし、③はじつげんに「たいへんうれしかった/つよく
にのぞんだ」事を表す。
B:どんなに…ても:
(1):どんなに金持ちでも、愛情に惠まれなければ幸福とはい
えない。
(2):たとえどんなに苦しくても最後まで頑張ります。
*どのように程度レベルの条件であっても、后续の事態がそれに
影響を受けないで成り立ちする〔否定形に場合は成りしない〕事を
表す。「たとえ」が前置きに付くこともある。
「にかに/いくら…ても」に言い換えられる.
前へ
八、なるほど









(1):いい店だとは聞いていたら、なるほどサービスもいいし、料理もうまい。
(2):あなたのいうことはなるほどもっともだが、わたしのりちばもかんがえて
ほしい。
(3):なるほど、富士山というのは美しい。
(4):なるほど、うわさには聞いていましたが、実際に使ってみるとほんとに
便利だ、ものなのですね。
(5): A: このコピー機は濃度調整が自動でできるようになっております 。
B:なるほど。
A:それから、用紙の選択も自動になっております。
B:なるほど。
ほかから入った知識や相手が出張していることがそのとおりであると納得
する気持ちを表す。また自分が持っていた知識が正しいことを再認識したり
疑念に解答が与えられて納得したりする気持ちを表す場合にも用いる。
(5):のような「納得」よりは軽い気持ちで、相手に対する同意や注目を示す
合図地として用いる用法もあるが、この用法は尊大に聞こえる場合もある
のが、目上に対しては使わない。
前へ
第九課 会議
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
一、「なり」
二、...を機会に
三、…てはどうか、V-てはどうか
四、「...ぐらいは...」
五、わけだ
六、係助詞「は」
七、「げ」
八、…ことと存じます ことと思う
九、なにもならない
前へ
一、「なり」









(1):私なりに努力はしてみましたが、力が及びませんでした。
(2):この事態は役人だけに任せておくのではなく、私たち住人なりの対
応策を考えなければならない。
(3):彼らは経験が浅いなりによく頑張ってやってくれる。
(4):母親が留守の間は、子供たちなりに一生懸命考えて。食事を使って
いたようです。
(5):この結論は私なりに悩んだ末のものです。
*それ相应の状態であることを表す。その物事に限界や欠点があるこ
とは認めた上で何かプラスの評価をするときに用いる。
*補足:(1):彼は妻の言うなりになっている。
(2):その店なら、道なりにまっすぐ行くと、右側にあります。
*「それに递らわないで、従っていく」という意味を表す。
前へ
二、...を機会に


これを機会にまたぜひ遊びにいらっしゃってく
ださい。
前へ
三、…てはどうか、V-てはどうか
(1): A:このあたりで、ちょっときゅうけいしてはどうですか。
B:そうですね。
(2):作戦をかえてみてはどうですか。
(3):この問題については、議長に一任(すっかり任せる)しては
どうだろうか。
(4):しならくあんいもいわないでそっとしておいてみては?
*提案や勧めを表す慣用的表現。「V-てみては」の形で使われ
ることが多い。
[V-たらどうか]のほぼ同義だが、「V-てはどうか」のほうが書き言
葉的で、明待った場面での話し言葉や手紙文などでよく使われる。
普通の会話では「V-たらどうか」のほうをよく使う.「V-ちゃどう
か、」はくだけた話し言葉で用いられる形。ていれいないいかたで
は「V-てはいかがですか/いかがでしょうか」などが用いられる。
(4)は後半部分が省略されたもの。
前へ
四、「...ぐらいは...」




①一ヶ月に一冊ぐらいはあやめるでしょう。
②新聞など読めなくても、自分の名前ぐらいは書けるでしょう。
③家から駅まで十分ぐらいはかかると思います。
④あなたぐらいの高さはあるでしょう。
前へ
五、わけだ








a:…わけだ(結論):
(1):イギリスとは時さが八時間あるから、日本が11時なら、
イギリスは三時なわけだ。
(2):体重を量ったら52キロになっていた。せんしゅうは49キ
ロだたら、一週間で3キロも太ってしまったわけだ。
(3):彼女は中国で3年間働いていたので、中国の事情にか
なり詳しいわけである。*(だから)Y「わけだ」のかたちで, Yが
Xから自然な成り行き、必然的に導き出され
る、結論であることを表す。「だから」「から」「ので」などとともに
用いられることが多い。
b:…わけだ(言い換え):
(1):彼女の父親は私の母の弟だ、つまり、彼女と私はいとこ
同士なわけだ。
(2):父は20年前に運転免許を取っていたが、車は持ってい
なかった。つまり、長い間ペーパーデライバーだったわけだ。
次
五、わけだ








c:…わけだ(理由):
今年は米のできがよくなかった、冷夏だったわけだ。
彼女は猫を3匹饲っている。一人暮らしで寂しいわけだ。
姉は休みのたびに海外良好に出かける。日常の空間から脱出したい
わけだ。
d:…わけだ(事実の出張):
(1):4人ともことで来るわけだから、うちの前にずらっと四台路上
駐車することになるね。
(2):私、国際交流関係のボランデイア活動はすでに10年近くやっ
てきているわけでして、自慢じゃありませんが、みなさんよりもずっと
経験はわけです。そういう立場のものとして、ご提案させていただてい
るわけです。
前へ
六、係助詞「は」



(1):あなたの意見には賛成ですが、一緒に何かをするとい
うのはで着ません。
(2):支度してはおくが、彼来るかな。
(3):詠んではいるが、あまりわからない。
前へ
七、「げ」







「Naげ」「A~げ」「R~げ」
(1):その人は退屈げに雑誌のページをめくっていた。
(2):「そうですか」というその声には悲しげな導きがあった。
(3):彼女の笑顔にはどこか寂しげなところがあった。
(4):彼のいわくありげな様子が私にはきになった。
*adjのごかんやV-の動用形について、そのような様子。
有様であるという意味、の+adjを作る。たとえば、「退屈そう」
「悲しそう」など「…そう」に言い換えられるが、「…下」のほうが
書き言葉的。慣用的な表現として(4)のようなものもある。
前へ
八、…ことと存じます
ことと思う
 Nことと思う、Naなことと思う、A/Nことと思う。

(1):「手紙」:ご無沙汰いたしておりますが、お元気でお過ごしのことと
思います。

(2):「手紙」:このたびのお母様のご不幸、さぞお力落としのことと存知
ます。

(3):皆さんもずいぶん楽しみになっていたことと思いますが、旅行の
中止は私も大変残念です。

*節に付いて、聞き手の状況を同情やいたわりの気持ちをさめて推測
する気持ちを表す。「さぞ」「さぞか」「ずいぶん」などの副詞とともに使わ
れることも多い。「…と思う」よりも改まった書き言葉的な感じを与える表
現で、手紙文に多く用いられる。(2)の「…ことと存じます」はさらに改
まったて丁寧名言い方。

前へ
九、なにもならない
 (1):いまになって、そんなことをしてもなにもならない 。
 (2):車をかっても、免許がなくては、なにもならない。
 (3):こうなった以上、泣いてもなにもならない。

前へ
第十課「イソップ物語」を読む








一、どうしても
二、そこへ
三、ばかりに
四、ほど(程度)
五、だって
六、もの
七、もの(もん)
八、二度と…ない

前へ








一、どうしても
A : どうしても R_たい:
①次の休みには、どうしても北海道へ行きたい。
②競争率の高いのは知っているけれど、どうしてもあの
大学へ入りたいのです。
③どうしても今年中の雨天免許を取らなければならない、
取りたいと思う。
*欲求表現とともに用いて、望んでいるのは実現が難し
い思われることだが、困難を乗り越えてでもしたいという願
望の強さを表す。
B:どうしても…ない:
①仕事がひどくいそがしいので、今年末までは、どうして
もあなたのところへ行けません。
②何度もやってみたが、この問題だけはどうしても解けな
かった。
③努力がしているが、あの課題はどうしても好きになれ
ない。
二、そこへ
• ①友人の噂話をしていたら、そこへ当ての本人が来てし
まった。
• ②酔っ払い客がけんかを始めた。そこへバーテン止めに
入ったが、かえって騒ぎが大きくなってしまった。
• ③集会は生前と行われていた、ところが、そこへデモ隊
が入ってきて場内は騒然となった。
• *「問題となっている場合へ」の意味。後は「来る」[入る]
などの移動の動詞が来ることが多い。
•
前へ
三、ばかりに











A:…ばかりに:「Aばかりに」「V-たばかりに」:
①働きがないばかりに、つまに馬鹿にされている。
②かれの言葉を信じたばかりにひどい目にあった。
③コンピュータをもっているといったばかりに、余計ない仕事まで押
し付けられる羽目になってしまった。
*まさにそのことのせいででという意味。後ろには、その結果悪いでき事
が生じたりするという内容が続く。
B:R-タイばかりに、 ほしいばかりに:
①彼に会いたいばかりに、こんなに遠くまでやってきた。
②嫌われたくないばかりに、心にもないお世辞を言ってしまった。
③わずかなお金がほしいばかりに、人を殺すなんて馬鹿げたことだろ
う。
*「どうしてもしたい」あるいは「したくない」のでという意味。後ろには、そ
のためには苦労もしとおない。したくないことも合えてするという内容が
続く。
前へ
四、ほど(程度)












A:…ほど 「Nほど」「A-いほど」「V-るほど」:
①この商品は面白いほどよく売れる。
②顔も見たくないほど嫌いだ。
③今日は死ぬほど疲れた。
④そのニュースを聞いて、彼は飛び上がるほど驚いた。
*動作や状態がどれぐらいかという程度を比喩や具代的な例を使って、
表すのに使う。「これ、それ、あれ、どれ」に「ほど」が付いたときには「こ
んなに、そんなに、あんなに、どんなに」の意味となる。
B:…ほどだ 「Naなほどだ」「A・Vほどだ」:
①ずいぶん元気になって、昨日なんか外に散歩に出かけたほどです。
②彼は犬が大変嫌いだ。道に犬がいれば、わざわざ遠回りするほどだ。
③コンサートは大変な人気で、立ち見が出るほどだった。
*先に述べられた事柄について、具代的に例をあげて、どの程度が説
明するのに使う。
次へ
四、ほど(程度)









C:…ほどの…ではない.「…ほどのNではない」「ほどのこと
ものではない」:
①医者に行くほどの怪我ではない。
②そんなに深刻の悩むほどの問題ではない。
③そんなに怒るほどのことではない。
D:…というほどではない
「N/Na/A /V」:
①:酒は好きだが、毎日飲まないではいられないというほ
どじゃない。
②:英語は少し勉強しましたら、通訳ができるというほどで
はありません
③:数年前から胃を悪くしているが、手術をしなければなら
ないというほどではない。
前へ
五、だって








(1):それぐらいのことは子供だって知っている。
(2):先生だって間違うことはある。
(3):医者だって風が引く。
(4):つらいのはあなただけじゃない、浅田さんだって、坂田さ
んだって、みんな我慢してるんです。
(5):好き嫌いはありません。魚だって肉だって何だって大丈夫
だ。
(6):誰にだってひとつや二つは秘密がある。
*「でも」という意味。(1)(2)(3)は極端な例を出して「出さ
え」の意味になり。(4)(5)などは「Aだけではなく、BもCも」と同
じ程度のものを例に出す言い方。(くだけた話し言葉)
前へ
六、もの








(1):人の心はなかなか分からないものだ。
(2):人間は本来自分勝手なものだ。
(3):赤ん坊は泣くものだ
(4):金というものはすぐ亡くなるものだ。
(5):世間とは冷たいものだ、一時とは煩いてもすぐに忘れる。
(6):水は本来低きに流れるものだ。
*真理、一般的に言われていること、本来の誠実などについて、あ
る種の感慨をこめて述べるのに用いる。「本来」とともに使うことも多
い。一般的な誠実として述べて、訓戒とすることもある。
前へ
七、もの(もん)







(1):借りたお金は返しておきました。もらいっぱなしでは嫌だ物
だ。
(2):A:展覧会に出品する話は断ったんですか。
B:ええ、締め切りが早くて、私、そんなに速くかけないもの。
(3):私、姉ですもの。弟の心配をするのは当たりまえでしょう。
(4):雪が降ったんだもの。行けるわけないでしょう。
くだけた話中で文末につけて、理由をあらわす。自分の正当
性を出張するために用いることが多い。
「もの」は若い女性や子供が使うことが多い。「もの」のさらに
砕けた形が「もん」だが、(年齢層の若い)男女とも使うと、甘え
た調子に理由表現になる。子供、若い女性がもとして用いる。


前
八、二度と…ない







(1):こんなに恐ろしい思いは二度としたくない。
(2):同じ間違いは二度と犯さないようにしましょう。
(3):こんなチャンスは二度と訪れないだろう。
(4):あんなサービスの悪いレストランには二度と行きたくな
い。
(5):今、別れたら、あの人にはもう二度と会えないかもしれ
ない。
*「絶対に…ない」、「決して繰り返さない」と強く打ち消すの
に用いる。
前へ
九、なにもならない
• (1):いまになって、そんなことをしてもなにもならな
•
•
•
い 。
(2):車をかっても、免許がなくては、なにもならない。
(3):こうなった以上、泣いてもなにもならない。
前へ
第十一課








留守番電話
一、ないで(なくて)すむ
二、とも 共(とも)造語
三、「この間」と「この前」
四、 「真」
五、さっぱり…ない
六、どうやら…らしい(ようだ)
七、(た)かと思うと
前へ
一、ないで(なくて)すむ




①道がすいていたので、遅刻しないですんだ。
②電話で話がついたので、行かないですんだ。
「予定していたことをしなくてもよくなる」「予測さ
れることが避けられる」という意味。好ましくない
事態が避けられることを表す。
前へ
二、とも 共(とも)造語
• 1、組になっているものがどちらも同じ状態であることを表す。
•
共働き 友蓋 とも裏 とも切れ
共白髪
• とも切れ:すでに出来上がっている衣服の質(柄など)と同じ切れ地。
共(布)とも書く
• 共白髪:夫婦ともに白髪になるまで長生きすること。
• 2、互いに何かしあうことを表す
共食い
共釣り(アユ)
• 3、一緒に何かすることを表す
とも倒れ とも鳴り とも寝
•
前へ
三、「この間」と「この前」






1、この間の話はとても面白かったです。
2、この間いろいろお世話になりました。
3、青木先生はこの間に日本に帰ったそうです。
4、この前はどこでやりましたか。
5、この前の日曜日は雨でいけなかったので、この次の
日曜日に行くつもりです。
前へ
四、 「真」



真っ白 真っ赤 真夏 真冬 真ん
中
真っ昼間 真っ正直
真正面(からぶっかる)
五、さっぱり…ない









1、副詞(後に残る)不快感やわだかまりやこだこだした余計
なものがほとんど感じられないことを表す。
△ 散発した後の~した気分
△ (=あっさり)した
性分
△ ~した(=くどくなくなくて、清潔感や清楚名感じを与
える)化粧
△ ~した(しつこくなくて悪い後味の残らない)料理
△ 久しぶりに卓球をして~した(=さわやかさを感じ
た)
△借金を全部払って(=せいせい)した
どういうものか風邪がまだ~しません。(=治りきれな
い)
2、副詞 ①残りなく
きれい~平らげた
②そのことに関して、いかなる意味においても望ま
ない状況が実現しない状態にあることを表す
五、さっぱり…ない











1、さっぱり ない
① あの人はいつも難しいことがたくさん出てきてさっぱりわからな
い。
② 最近山田さんからさっぱり連絡がないね。
③ 辞書をいくら使ってもこの本はさっぱり理解できない。
否定表現(動詞が多い)を強めるのに用いられる。期待通りにならな
いという意味合いを含むときが多い。
2、さっぱりだ
① A:どう、調子は。 B:だめ、さっぱりだ。
② このごろ数学の成績がさっぱりだ。
暖冬の影響で冬の冬物衣料の売れ行きがさっぱりだという。
よくない、うまくいかないという意味。
前へ
六、どうやら…らしい(ようだ)
• 1、どうやら
そうだ/らしい/ようだ
•
①このぶんでいくと、どうやら桜の開花が早まりそうだ。
•
②向こうから歩いてくるのは、どうやら田中さんのようだ。
•
③部屋から次々と人が出てくるところを見ると、どうやら会議は終
•
•
•
•
•
•
•
わったらしい。
後ろに「そうだ」「ようだ」「らしい」などの推量を表す表現を伴って、
はっきりとはわからないが、そのように推量されるという話しての不確か
な気持ちを表す。
2、どうやら(こうやら)
① 急いだので、どうやら間に合った。
② どうやら論文も完全に近づいた。
③ どうやらこうやら卒業することができました。
十分ではないが努力した結果、ようやく目標としていた状態や完全の
段階に到達する様子を表す。
前へ
七、(た)かと思うと










① 急に空が暗くなったかと思うと、大粒の雨が降ってきた。
② 山田さんたら、来たかと思ったらすぐ帰っちゃった。
③ さっきまでないていたと思ったら、もう笑っている。
④ やっと暖かくなったかと思うと、朝は突然に春の雪でびっくりした。
⑤ 夫はさっき家に戻ってきたかと思ったら、知らぬ間にまた出かけて
いた。
⑥ 今までニコニコしていたかと思えば、突然泣き出したりして、本当に
よく気分の変わる人だ。
⑦ちょっとうとうとしたかと思うと、突然大きな物音がして目が覚めた。
二つの対比的な事柄がほとんど同時に続いて起こることを表す。
(v—たと思ったら)「v-たとおもえば」の形も用いられる。また、「v-たか
とおもったら」となることもない。後ろには話しての驚きや意外感を表す
が続くことが多い。話し手自身の行為について述べることはできない。
前へ
第十二課
コピー食品
 一、もっとも
 二、~ように見える
 三、「さ」
 四、だって
 五、っけ

前へ
一、もっとも

①レポートは来週提出してください。もっとも、早くできた人は今日出
してもかまいません。
②この事故では、橋本さんに責任がある。もっとも、相手の村田さん
にも落度があったことは否定できない。
③彼は強かったなあ。もっとも、毎日あれだけ練習しているのだから
当然か。
先の文の内容について部分的に訂正するのに用いる。










もっとも
もっとも……が/……けど
①あしたから旅行に行きます。もっとも、二、三日の旅行ですが。
②あのホテルにした方がいいんじゃない。もっとも、私も行ったこと
がないから本当に良いかどうかわからないけど。
③彼女がそういっていました。もっとも、嘘か本当か分からないけど。
前の文の内容を部分的に訂正したり、その内容から聞き手が予想
しそうなことを否定したりするのに用いる。「てけど」は話し言葉。
前へ
二、~ように見える
1、ように見える











①この宝石は猫のように見えるところから、キャッツアイという名
前がついている。
②夏休みの間に、子供たちは急に成長したように見える。
③便利なように見えたので買って見たが、使ってみると大したこ
とはなかった。
話し手が見たことから判断して「そのように思われる」「そう感じら
れる」という意味を表す。①は猫の目に似ているので」と言う意味②
③のように外見はそのように見えるが、本当のことは分からない」
「実際は違う」ことを表すのにもよく使われる。
2、~そうに見る
「~ように見える」とほとんど同じ意味を表す。
① この頃の電話製品はいろいろな機能がついていて一見便利
そうに見えるが、実際にはいらないものばかりだ。
3、……が~見える
①あの子は背が高くて、とても小学生には見えない。
②父は最近体の調子が良いらしく前よりずっと元気に見える
話し手が見たことから判断して、「そのように思われる」「そう感じら
れる」と言う意味を表す。前の「~そうにみえる」「~ようにみえる」の
形でも使われる。
前へ
三、「さ」









①「もしもし、今どこにいるの?」「渋谷さ、君も来るかい?」
②「眠いでしょう。だからさ、夕べ早く寝なさいと言ったのに・」
③それがさ、難しくてさ、だれもできなかったのだ。
④李さんの絵はうまいなあ。
何さ、あんな絵ぐらい、私だって描けるよ。
⑤勉強の方法を変えなければ、いくら勉強しても進歩しないさ。
⑥そんなに急がなくても良いさ。
⑦これは食べてはいけないって。それじゃ、何を食べれば良いのさ
前へ
四、だって










①A:どうして外で遊ばないの。
B:だって寒いんだもん。
②A:にんじん、残さずにちゃんと食べなさい。
B:だってきらいだもん。
③A:夕刊まだかな。
B:だって、今日は日曜日でしょ。こないわよ。
④A:今日はどうして待ってくれなかったの。
B:だってあそこの喫茶店。人が多く居ずらかったんだよ。
理由を聞かれた時の答えとして「どしてかと言うと」の意。
➁➂のように理由がはっきり問われなくても使える。特に子
供が口答えするときに「だって、~もの╱もん」と言う方で使う。
大人も使うことがある。くだけた話し言葉。
へ
前
五、っけ









N╱Naだ(った)っけ A-かったっけ V-たっけ ┉んだ(っ
た)っけ
①あの人、鈴木さんだ(った)っけ?
②君、これ嫌いだ(った)っけ?
③この前の日曜日、寒かったっけ?
④もう手紙出したっけ?
⑤明日田中さんも来るんだっけ?
⑥しまった!今日は宿題を提出するじゃなかったっけ。
はっきり記憶していないことを確認するのに使う。⑥ように自分に
確認するような気分で独りを言うときに使う。くだけた語し言葉。丁
寧体は「N╱Naでしたっけ」「Ⅴ―ましたっけ」「┉んでしったっけ」とな
るが、「Aかったですっけ」と言う形はない。話し言葉。
前へ
第十三課 カード時代






一、かわりに
二、はず
三、にしてみれば、 Nにしてみれば
四、てはいられない
五、かといって
前へ
一、かわりに
①私のかわりに山田さんが会議に出る予定です。
②ママは熱があるので、今日はパパがかわりにむかえに行ってあげる。
③じゃあ、今日は僕が作るかわりに、あした風がなおってたらまみが料
理するんだぞ。
④今度転勤して来たこのまちはしずかでおちついているかわりに交通の
便がやや悪い。
⑤彼女のような生き方をしていたんでは大きな失敗もしない代わりに胸
おどるような経験もないだろうね。
①②③のように、ほかのものや人の代理として、と言う意味の場合と④
⑤のように。あることについて、このましいことの反面そうじないこともあ
る。あるいは、その反対にこのましくないこともある反面このましいことも
あると言う意味の場合とがある。
前へ
二、はず











1、┉はずだ<話し手の判断>
①A:山田さんも明日の会議には出席するですか。
B:いや、今週は東京に行くと言っていたから、明日の会議に来ないは
ずだよ
②あれから4年だったのだから、今年はあの子供卒業のはずだ。
③今はにぎやかなこの辺りも、昔は静かだったはずだ。
④A:本当にこのボタンを押せばいいのかい?押しても動かないよ。
B:説明書によると、それでいいはずなんだけど、変だなあ。
⑤A:あそこにいるの、下田さんじゃありませんか。
B:おかしいな。下田さんは昨日ニューヨークに発ったはずだよ。
⑥A:会議は一時からですか。
B:ええ、そのはずです。
話し手が何らかの根拠に基づいて当然そうであると考えたことを述べ
るのに用いる。判断の根拠は論理的に筋道追えるものでなければなら
ない。従って次のような場合には用いることができない。


次へ
二、はず















2.、、、はずだ <納得>
①この部屋、寒いねえ。(窓が開いているを見つけて)寒いはずだ。窓が開いているよ。
②作品を見ながら、彼らが自慢するはずだ。本当にすばらしい出来だ。
話し手が不審に思っていたことや不十分に納得できないでいたことをうまく説明できる事
実を見つけて納得する気持ちを表す。
3.V――たはず
①おかしなことに。閉めたはずの金库のカギがあいていた。
②ちゃんとかばんに入れたはずなのに、家に帰っているとさ財布がない。
話し手が当然そうだと思っていたことが現実と違った場合に使われ。話しての後悔、不
審等の気持ちを表す。
4.、、、、、はずがない<可能性の不定>
①あのおんあつかな人がそうなひどいことをするはずがない。
②これは君の部屋にあったんだよ。君が知らないはずはない。
「はずがない」『はずはない』の形で用いられて、『ありえない、不可能だおかしい』など
話し手に強い疑念を表す。
例えば、②は『知らないという名はおかしい。当然知っているはずだ。』という意味になる。
のようほうをもちいた『、、、ないはずだ』は、『、、、ないだろう』と話し手が思いってい
る場合に使うので。例えば1>は「そうなひどいことをしないはずだ」となり、話し手の主張
はやや弱くなる。
次へ
二、はず
• 5.、、、、、はずだった。
•
①彼は来るはずだったが。急用ができて来られないそうだ。
•
②理論上はうまくいくはずだったが、実際にやってみると、うまくいか
•
•
•
•
•
•
•
•
なかった。
③初めの計画では道路はもっとれがわを通るはずだったのに、いつ
に間にか変更されてしまった。
『当然そうなると考えていた』という意味で実際にはそれと違った結果
が出たことを表すのに用いられる。話しての意外感や失望、後悔などの
気持ちが込められることがおおい。『はずだったが|のに|けれど』など
逆接の形で使われることが多い。
6.、、、、はずではなかった。
①こうなはずではなかった。もっとうまくと思っていたのに
②こんなはずじゃなかったのに。
③彼が来るはずでなかったのに。
多くは『こんなはずではなかった』という形で使われて、現実が話し手
の予测と違って、失望したり後悔したりする気持ちを表す『、、、はずでは
なかったのに』という形で使われることが多い。
前へ
三、にしてみれば、 Nにしてみれ
ば






①今何の歌がはやっているなんて。私にしてみればどうでもいいこと
だ。それよりもっと大切なことが山ほどある。
②長い間使っていなかった古いコンピューターをあげたのだが、彼女
うにしてみればとてもありがたかったらしく、何度も何度もお礼を言わ
れる。
③私は軽い気持ちで(ふきんい間)話していたのだが、あの人にして
みれば大きな問題だったのだろう。彼は落ち込んで誰とも口を利かな
くなってしまった。
④母にしてみれば。大切に育ててきた息子が突然家を出て行ったの
だから。たいそうショックだろうが、私は親離れしようとしている弟に声
援を送りたい気持ちだった。
人を表すNに付いて。『疎な人にとっては』という意味を表す。その人
が他の人と比べて違う見方を持っているということをいいたいときに使
う。『、、、にしてみたら』ということもある。
前へ
四、てはいられない











1、Nではいられない
①君は大人になりたくたいというが。人はいつも子供はいられない。
②ずっと大学生にいたいがいつまでも学生のままではいられない
③私は同級生の彼と友達でいたいのに、彼はこのままいられないと
言う。
「Nでいる」はNと言う状態にとどまるという意味で。『いられない』
で、ずっと同じ状態をつつけることはできないという意味です
2、V- ではいられない
①時間がないから遅れてくる人を待ってはいられない、すぐ始めよう。
②明日は試験だから、こんなところでのんびり遊ぶんで入られない。
③今うちの商品はよく売れているがうかうかしてはいられない。新し
い製品がどんどん出てくるからだ。
切迫した状況なのでそのようなことをつつけるのはいけない、ある
いは急いで行動に移りたいという意味を表す。「のんびり」「うかう
か」「じっと」などの副詞を伴うことが多い。
前へ
五、かといって
①子供を甘やかすべきできない。かといって、いつも厳しく
かることもよくない
• ②その子は栄養が足りないので体が弱い、かといって、無理
にたくさん食べさせたら消化不良になってしまいます。
• ③この病気は手術しなければならない、かといって,心臓器
肾臓も悪くなったこの患者に手術を施すのは非常に危険だ。
• 『しかしながら』という意味。前の状況を認めた上でそこから
予測されるのとは別の事態がつつくことを表す。
•
前へ
第十四課 実感






一、「手」の慣用句
二、道理
三、わけにはいかない
四、なにも…(ない)
五、ということだ
前へ
一、「手」の慣用句













①手が空く 一区切りついて、暇になる。
やっと手が空いたら食事にしよう。
②手がかかる 時間や労力が必要で面倒だ。世話をするのは大変だ。
子供がまだ小さくて手がかかるので、習い事をする暇もない。
③手が足りない 働く人の数が足りない。
5人来るはずのアルバイタが2人しか来なくて手が足りなくなった。
④手が出ない。 自分の力ではどうすることもできない。
日本語の勉強を始めたばかりなので、こんな難しい試験にはまったく手
が出ない。
⑤手がない 方法や手段がない
私の田舎は就職先が少ないので、都会に出て行くより他に手がない。
⑥手に余る 自分の力ではどうすることもできない。
娘の宿題を手伝ってやったが難しくて手に余った。
前へ
二、道理
• ① A:彼女は13歳までアメリカで育ったんだって。
•
B:へえ。道理で英語の発音がいいわけですね。
• ② A:彼女の両親は学者だよ。
•
B:道理で彼女も頭がいいはずだ。
• 現状についてのもっともな理由を知り、「なるほどそうであるは
ずだ」と納得する場合に用いる。
•
前へ
三、わけにはいかない










1、動詞―るわけに(は)いかない
①ちょっと熱があるが、今日は大事な会議があるので、仕事を休むわけには
いかない。
②カラオケに誘われてが、明日から試験なので、行くわけにはいかない。
③体調を崩した仲間を残していくわけにも行かず、登山隊は仕方なくそこから
下山することになった。
「そうすることは不可能だ」という意味を表す。単に「できない」という意味ではな
く、「一般常識や社会的な通念、過去の経験から考えてできない。してはいけ
ない」ということ。
2、動詞―ないわけにはいかない
①他の人ならともなく、あの上司に飲みに誘われた付き合わないわけにいか
ない。断ると後でどんな面倒な仕事を押し付けられるか分からないのだから。
②実際にはもう彼を採用することに決まっていたが、形式上は面倒でも試験と
面接をしないわけにはいかなかった
動詞の否定形に接続し、「その動作をしないということは不可能だ=しなけれ
ばならない。」という義務を表す。これも一般常識や社会通念。過去の経験が
その義務の理由となる。
前へ
四、なにも…(ない)
• ①彼らも悪気があって言ったことじゃないんだから、何も
そんなに怒ることはないじゃないですか。
• ②ちょっと注意されただけなのに、何もそんな気にするこ
とはないですよ。
• ③何も試合直前になって延期したいと言ってくることはな
いだろうに。
• うしろに「(そこまで)…しなくてもいい」「(そう)…する必
要がない」などの表現が続き、「特にそうする必要はない
のに」という気持ちを表す。相手がやりすぎていることを
たしためたり、非難したりする場合に用いられることが多
い。
五、ということだ












1、…ということ(内容)
①最初のオリンピックがアテネだったということは今まで知らなかった。
②日本語のクラスで、日本ではクリスマスよりお正月のほうが大事だという
ことを習った。
③この法律を知っている人が少ないということは、大きな問題だ。
2、…ということ(意味)
①このことわざの意味は、時間を大切にしないといけないということだ。
②A:なんであの人は腕時計を指してるの。
B:早くしろってことよ。
③A:つまり、この商談は成立しないことですか。
B:ええ、まあそういうことです。
語句の意味や事柄の解釈を述べるのに用いる。必ず「という」をつける。
次へ
五、ということだ
►
►
►
►
►
►
►
►
►
►
►
►
►
3、…ということは…(ということだ)だ
①電車がストライキをするということは、あした学校が休みになるということだ。
②車が一台しかないということは、私たち誰かバスで行かなければならないというこ
とだ。
4、…(という)ことにする(扱い)
①その話は聞かなかった(という)ことにしましょう。
②その件は検討中だということにして、少し成り行きを見守ろう。
節に付いて事実とは反対のこととして振舞ったり、そのような事態を扱ったりすると
いう意味を表す。
5、…ということだ(伝聞)
①山田さんは近く会社を辞めて留学するということだ。
②この店は当分休業するということで、私のアルバイドも今日で終わりになった。
③募集の締め切りは9月末だということだから、応募するのなら急いだほうがいい。
伝聞を表す。必ず「という」をつける。
前へ
第十五課







インスタント食品
一、…という(伝聞)
二、…にともなって
三、ざるをえない
四、にきまっている
五、なぜかというと
六、…とすると
前へ
一、…という(伝聞)
 ①彼は卒業後郷里に帰って母校の教師をしていると
いう。
 ②その僧が去った後、その国は千年の間栄えたとい
う。
 ③この島の人々は黒潮に乗って南部から渡ってきた
のだという。
 伝聞や言い伝えを表す表現。伝聞の意味になるの
は「という」の形だけで、「といった」「といわない」など
とすると単なる発言の意味になってしまう。ひらがな
で書くことが多い。
二、…にともなって






名詞にともなって
動詞のにともなって
①気温の上昇にともなって、湿度も上がり蒸し暑くなってきた。
②学生数が増えるのにともなって、学生の質も多様化してきた。
③父親の転勤に伴って、一家の生活拠点は仙台からニュー
ヨークへと移ることになった。
「にともなって」の前と後ろに変化を表す表現を用いて、前で述
べる変化と連動して後ろに述べる変化が起こるという意味を表
す。あまり個人的な事柄でなく、規模の大きい変化を述べるの
に使う。書き言葉的でフォーマルな文体。
前へ
三、ざるをえない
 「動詞―ない」の「ない」を「ざる」に変えて使う。ただし、「する」は
「せざるをえない」となる。
 ①先生に言われたことだからやらざるをえない。
 ②あんな話を信じてしまうとは、我ながらうかつだったと言わざるを
得ない。
 ③これだけ国際的な非難を浴びれば、政府も計画を白紙に戻さざ
るを得ないのではないか。

そうするよりほかに選択肢がないという意味を表す。「動詞―す
るほかない」に言い換えられる。①と③のように圧力や状況の切
迫のために、意に反してその行為を行うことを表す場合が多い。
書き言葉的。

前へ
四、にきまっている





①こんないたずらをするのはあいつに決まっている。
②きっと彼も参加したがるに決まっている。
③そんなことを言ったら、彼女が気を悪くするに決まっ
ているじゃないか。
「必ずそうに違いない」という話し手の確信のこもった
推測を表す。聞き手の推測と食い違っている内容を出
張するは「に決まっているじゃないか」となる。「に違い
ない」の話し言葉的な言い方。
前へ
五、なぜかというと






①A:宇宙に行くとどうして物が落ちないのですか。
B:なぜかというと、地球の引力が働かなくなるからです。
②彼が犯人であるはずがない。なぜかというと、そのとき彼は私と一緒に
いましたから。(アリバイがあるということだ)
③彼は背広とネクタイを新調した。なぜかといえば、就職の面接がもうす
ぐあるからだ。
前に述べられたことについて、その原因や理由を説明するのに用いる。
文末は「…からだ」の形をとるのが普通だが、「…ためだ」となることもあ
る。自然現象の原因や判断の理由などを述べる場合に用いられることが
多い。
前へ
六、…とすると
• 助詞「と」に「すると」がついたもので、節を受け「それが事実だと考えた
場合は」「実現する場合は」「このような現状、事実を踏まえると」という意
味を表す。後半にはそのように考えた場合に成り立つ判断の表現が続く。
「そのように考えた場合」という意味の想定上の条件設定を行うもので、
このような意味は単独の「と」にはない。したがって、「と」とはほとんどの
場合置き換えることができない。
• ①医学部に入るとすると、一体どのぐらいお金が必要なのだろうか。
• ②もし、今後も雨が降らないとすると、水不足になるのは避けられないだ
ろう。
• ③仮に被告が言っていることが事実だとすると、彼女はうその証言をし
ていることになる。
• 事実かどうか、あるいは実現するかどうかは分からないが、「仮に事実
だ/実現すると考えた場合」という意味を表す。「かりに/もし」を伴うこ
ともある。
•
前へ
第十六課










漫画ブーム
一、…にしたがって
二、という
三、…ばかりか
四、「ものだ」
五、そのもの
六、「となる」と「になる」「となっている」
七、ものの
八、…て見せる(動詞―て見せる)
九、さすが
前へ
一、…にしたがって











1、(名詞)にしたがって
①引率者の指示に従って行動してください
②しきたりにしたがって式を取り入った。
③矢印に従って進んでください。
人、規則、指示などを表す名詞を受けて、それに逆らわずに言うなりに
なって、指示通りに行動してという意味を表す。
2、動詞―るにしたがって
①上昇するにしたがって、気圧が下がる。
②進むに従って道は険しくなる。
③この材質は年月を重ねるに従って美しいつやが出てくる。
「その動作や作用が進むのにともなって」という意味を表す。後ろには
「気圧が下がる」「険しくなる」など、前に述べた動作や作用の進行にとも
なって変化が生じる事柄が続く。
前へ
二、という
►
►
►
►
1、(名詞)という(名詞)
①これはプルメリアという花です。
②山川登美子という歌人を知っていますか。
③中野さんという人から電話があった。
2、(名詞)という(名詞)<繰り返す>
「全部の(名詞)」という意味
①道路という道路は車であふれていた。
②ビルの窓という窓に人の顔が見えた。
3、…というN(内容)
①弟が大学に合格したという知らせを受け取った。
②タバコの煙が体によくないという事実は誰でも知っている。
③この会社には、仕事は五時までだという規則がある。
4、数詞+という
①一ヶ月に二百元という金では、とても生活できない。
②連休には数百万という人が遊びに出かけた。
③一ヶ月に三百種類の雑誌が発行されるそうです。
前へ
三、…ばかりか
• ①彼女は、現代語ばかりか、古典も読める。
• ②会社の同僚ばかりか家族までが私を馬鹿にしている。
• ③そのニュースが放送されると、日本国内ばかりか遠く海外から
も激励の手紙が寄せられた。
• 「…だけだなく、その上に」という意味。まず程度の軽いものに
ついて述べて、それだけでなく、さらにそれより程度の高いことも
及んでいるという場合に使う。
•
前へ
四、「ものだ」
 1、…ものだ<感慨>
 ①あたりを見回して、彼はつくづく遠くへ来たものだと思っ
た。
 ②「ステレオがないと生活できない」とは、今の学生は贅沢
なことを言うものだ。
 感慨、詠嘆を表す
 2、よく(も)…ものだ
 ①あんな負債の大きかった会社の再建がよくできたものだ。
 ②こんな難しい問題がよく解けたものだ。
 ③あんな不況のときによく就職できたものだと思う。
 ある出来事、行為について感心したり、呆れたりする気持
ちを表す。この用法では、「よく(も)」がないと不自然な文に
なることが多い。
五、そのもの








1、(名詞)そのもの
①機会そのものには問題はないが、ソフトに問題があ
るようだ。
②この本がつまらないじゃない。読書そのものが好き
になれないんだ。
2、(名詞)そのものだ
①その合唱団は天使の歌声そのものだ。
②あの映画は彼の人生そのものだ。
何かに例えてその通りだということを強調するのに使
う。
前
六、「となる」と「になる」「となってい
る」
 ①人々は次々に島を出て行き、ついにそこは無人島となっ
た。
 ②この戦争は最終的には悲劇的な結末となった。
 ③彼はまだ二十歳なのに、もうすぐ一児の父となります。
 最終的な段階まで変化してしまうという含みがあるため、
「にぎやか」「病気」「元気」のような最終段階の決めにくい
表現は用いられにくい。「…となる」が用いられるのはすべ
て「…になる」に言い換えられるが、その逆はできないにと
もある。
 <誤> にぎやかとなった
 <正> にぎやかになった

前へ
七、ものの
• ①輸入果物は高いものの珍しくらしく、人気があってよく
売れている。
• ②新しい登山靴を買ったものの、忙しくてまだ一度山へ
行っていない。
• ③今日中にこの仕事をやりますと言ったものの、とても
できそうにない。
• ④招待状は出したものの、まだほかの準備は全くできて
いない。
• 過去の出来事や現在の状況を述べて、「だが、しかし」
と文を続けるのに用いる。後ろには、前に述べられたこ
とから普通に予測されることが起こらない。起こりそうに
ないという表現が続く。
八、…て見せる(動詞―て見せる)
 ①彼は柔道の型を教えるためにまずやって見せた。
 ②歌がお上手だそうですね。一度歌って見せてくださ
い。
 ③ファックスの使い方がまだ分からないので、一度
やって見せてくれませんか。
 ④トラクターぐらいなら、一度やって見せてもらったら、
後は一人で扱えると思います。
 紹介をしたり、理解を促したりするのに、実際の動
作で示すことを表す。

へ
前
九、さすが











1、さすが
①これ、山田さんがつくったの?うまいねえ。さすが(は)プロだね。
②さすが(は)山田さんだね。うまいねえ。
③これは山田さんがつくったの?さすがねえ。
④さすが(は)世界テャンピオン、その新人の対戦相手を問題にせずしりぞけた。
文頭にくることに多い。①②④のような「さすが(は)Nだ」の形と③のような「さ
すがだ」の形とがある。話してが持つ知識や社会通念どおりの結果になったとき
に使う。
2、さすがに
①沖縄でもさすがに冬の夜さむいね。
②世界テャンピオンもさすがにかぜには勝ちです。いいとこるなく敗れた。
ある評価を与えられているものが、ある特定の状況におかれることによって、
その評価とは異なった結果を見せたときに使う。①で言えば、日本のなかではあ
たたかいと評価されている沖縄でも冬の夜という状況ではそうではない、という
意味。プラス評価、マイナス評価いずれにも使い。
次へ
九、さすが
 3、さすが(に)…だけあって、(Nだけあって、Naなだけあって、Aいだけ
あって、Vただけあって。)
 ①さすが(に)プロだけあって、マアチュア選手を問題にせず勝った。
 ②さすがに熱心なだけあって、山田さんのテニスはたいしたもんだ。
 ③さすがからだが大きいだけあって、山田さんはかがあるねえ。

そのものやことについての話しての知識や社会通念から予想されると
おり。
 結果になったときに使う。「やはり」と近いが、この「さすがに…だけあっ
て」はプラス評価のみに使う。
 4、さすがのNも
 ①さすがの世界テャンピオンもケガに勝てなかった。
 ②さすがの山田さんも、初めてテレビに出たときは緊張したそうだ。

ある評価を与えられているものが、ある特定の状況におかれることに
よって、その評価とは異なった結果を見せたときに使う。副詞的に使う「さ
すがに」と基本的におない機能。

前へ
第十七課 マスコミ





一、…おける「NにおけるN」
二、かのように
三、とたん
四、どころではない
五、ほかはない

前へ
一、…おける「NにおけるN」














①過去における過ちを謝罪する。
②在職中における功労が認めされた。
③学校における母語の使用が禁止された。
Nを修飾するの用いる。ある出来事が起こったり。ある状態が存在したりす
る時の背景となる場所や時間や状況などを表す。③のように、出来事の背
景を表す場合は「での」と置きかえられることがあるが、「での」よりも改まっ
た感じを与える。Vを修飾する時には「過去において過ちを犯した」のように
「において」となる。
において
Nにおいて(状況)
①卒業式は大講堂において行われた。
②その時代において、女性が学問を志すのは珍しいことであった。
当時の状況において、戦争反対を訴えるのは限りなく勇気のいることだっ
た。
Nにおいて(領域)
①絵付けの技術において、彼にかなうものはいない。
②造形の美しさにおいてはその作品は優れている。
「それに関して」「その点で」という意味を表す。後ろにはそのものごとに対
する評価や他のものとの比較する表現がこることが多い。
前へ
二、かのように
 ①彼は知るも知らなかったかのように振舞っていた。
 ②父はあらかじめ知っていたかのように、平然としていた。
 ③本当は見たこともないのに、いかにも自分の目で見たできた





かのように話す。
④極楽にでもいるかのような幸せな気分だ。
⑤犯人は事件のことを初めてかのような態度をとった。
⑥あたり一面霧に包まれて、まるでで別の世界にいるかのよう
だ。
Vの辞書形、タ形を受けて、実際はそでないのに、そうであるか
のように振舞ったり、感じたりする様子を表す。事実と矛盾した
り、仮想的な事柄をたとえて挙げて言う場合が多い。
三、とたん













1、~たとたん(に)
①ドアを開けたとたん、猫が飛び込んできた。
②有名になったとたんに、彼は横柄な態度をとるようになった。
③試験終了のベルが鳴ったとたんに教室が騒がしくなった。
Vのタ形を受けて、前の動作や変化が起こるとすぐ後に、別の動作や変化が起
こることを表す。後の動作、変化を話し手がその場合新た気付いたような場合に
用いられるため、「意外だ。」というニュアンスを伴うことが多い。したがって、話し
手の意志的な動作を表す表現が後にこる場合は用いることができず、代わりに「と
すぐに・やいなや」などが用いられる。
2、そのとたん(に)
①友達と30分ほど話をして、受話器を置いた。そのとたんに再び電話のベルが鳴
り出した。
②噂の二人が部屋から姿を現した。そのとたん、外で待ち構えていた記者たちの
フラッシュのシャツーが二人を襲った。
前の文の内容を受けて、「その直後に」「するとすぐ後に」という意味を表す。
3、とたんにV
①空が急に暗くなったと思ったら、途端に大粒の雨が降り出した。
②日が落ちたら、途端に寒くなった。
前へ
四、どころではない













1、いいどころではない
①この1か月は来客が続き、勉強どころではなかった。
②好天気が悪くては海水浴どころではない。
③仕事が残っていて、酒を飲んでいるどころではないんです。
④A:今晩一杯いかがですか。
B:仕事がたまっていて、それどころではないんです。
Vや動作を表すNに付いて、「そのなような活動ができる状況、場合で
はない」という意を表す。④のように前の発言を指示語「それ」でうけるこ
ともある。④は「酒を飲んでいるどころではない」という言いかえが可能で
ある。
2、Nどころのはなし(さわぎ)ではない。
①受験生の息子を二人も抱え、海外旅行どころの話ではありません。
②こう忙しくては、のんびり釣りどころの話ではない。
③原子力発電所の事故発生でバカンスどころのさわぎではなくなった。
動作を表すNについて、バカンスと類似の意味を表す。「そんな呑気な
ことを言っている状況ではない」といった含みがある。
前へ

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五、ほかはない
1、ほかはない
①気が進まないが、上司の命であるので従うほかはない。
②誰も代わりに行ってくれる人がいないので、自分で行くほかはない。
③体力も気力も限界だ。この勝負はあきらめるほかはない。
「望ましくないが、他に方法がないのでやむをえない」という意味を表す。書き言
葉的で、他に「…ほかすべがない」「…しか手がない」などもある。
話し言葉では「…しかない」「…ほかしかたがない」などが使われる。
2、というほかはない
①十分な装備を持たずに冬山登るなど、無謀というほかはない。
②あんな高いところから落ちたのに、この程度の怪我ですんだのは、幸運だった
というほかはない。
③世界には前世の記憶を持った人がいるという。それが事実だとしたら、ただ不
思議というほかはない。
「…としか言いようがない」「…本当に…だ」という意味を表す。書き言葉的な硬い
表現。
A:今回の優勝は彼の努力のたまものにほかならない。
B:他ならない(ほかならぬ)彼の依頼みなので、引き受けることにしました。
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第十八課
映画
一、…からには Vからには
二、いかにも
三、Nにいたるまで
四、…となれば
五、う(よう)と
六、てはならない
七、息を飲む
前へ
一、…からには







Vからには
一、…からには Vからには
①約束したからにはまもるべきだ。
②戦うからには、絶対勝つぞ。
③その人を信じようと一度決めたからには、もう迷わないで最後まで、
味方になろう。
④こうなったからには、覚悟を決めて腰をすえて取りくむぁかないだろ
う。
「ある状況になった以上」という意味を表す。う(ろ)には「最後までつ
らぬく」という意味の表現が続く。依頼·命令·意志·当為などを表す文
に用いられる 。
前へ
二、いかにも
1、いかにも…らしい・そうだ。
いかにもNらしい
①今日は以下にも秋らしい天気だ。
②彼女はいつもいかにも教師らしい服装をしている。
③その家はいかにも旧家らしく、どっしりとした古いかしいつくりだった。
 (N+らしい)を伴い。「そのものの典型的な特徴、特質がよく現れている、
あるいはそのものにふきわしい様子である」という意味を表す。「いかに
か」によってくらしいの意味が強められている。
 2、いかにも…そうだ。「いかにもNaそうだ/いかにもA-そうだ。」
①そのサンマは取れたてで、いかにもおいしそうだ。
②その映画はストーリーを聞くといかにも面白そうなものだが、配役が気
に入らないので見に行く気が起きない。
③新しい電子レンジはいろいろな機能がついて、いかにも便利そうだ。
「adjの語幹+そうだ」を伴い、「見たところ非常にいいと思える」の意味
を表す。「いかにも」によって、「そうだ」の意味が強められている。
前へ


三、Nにいたるまで
• ①旅行中に買ったものならハンドバッグの中身に至る
まで、厳しく調べられた。
• ②部長クラスから新入社員に至るまで、すべての社員
に特別手当が支給された。
• ④テレビの普及によって、東京などの大都市から、地
方の村々に至るまで、ほぼ同じような情報が行き渡る
ようになった。
• 「まで」と略同じ意味を表すが、細かい隅々までの出
の範囲の事柄を言うのに使う。「…から」とともに使わ
れることが多い。
•
へ
前
四、…となれば
• ①外国に住むとなれば、やはりその国の言葉ぐらいは勉
強しておいたほうがよい。
• ②結婚してから両親と同居するとなれば、今の家では狭
すぎるだろう。
• ③今から急いで行ってももう間に合わないとなれば、焦っ
てもしかたがない。
• ④彼が言ったことがすべて嘘だとなれば、我々はまんま
とだまされていたことおになる。
• 節を受けて、「…のような場合は」「…のような状況に
なった場合は」「…のような事実をふまえると」などの意味
を表す。後には当然だといった意味の判断や、そのよう
な状況でとるでき行動の表現が続く。仮定的状況を言う
場合と現実的な状況を言う場合があるが、どちらのいみ
かは文脈による。
五、う(よう)と















(V-手も)の書き言葉的な表現で「どのような行動をとても/どのような状況であって
も」という意味を表す。後半にはそれにかかわらず成立することがらや「自由だ/勝ち
だ」と言い換えできる場合が多い。「ても」とはいいかえられないことがある。
1、V-ようと
①何をしようと私の自由でしょう。
②どんなに馬鹿にされようと腹を立てるでもなく、彼はいたずら働いている。
前のこと方に拘束されずにあとのことがら成立することを表す。後半に「勝手だ/自由
だ/関係ない」といった意味の表現が来る。
2、V-ようとV-ようと
①努力しようと怠けようと結果がすべてだ。
②あなたが泣こうとわめこうと、僕には関係ない。
正反対・あるいは類似の意味の事柄を重ねて述べ、「何をしてもかまわない/自由だ」
といった意味や、どのような行動をとった場合でも、それと無関係に後の事柄が成立す
ることが表す。
3、V-ようと v-まいと
①行こうと行くまいとあなたの自由だ。
②たくさん食べようと食べまいと料理が同じだ。
③君が彼女に会おうと会うまいと僕に関係のないことだ。
「…してもしなくても」といういみをあらわす。
前へ
六、てはならない




①一度や二度の失敗であきらめてはならない。
②警察が来るまで、誰もここに入ってはならないそうだ。
③ここで見たり聞いたりしたことは決めて話しいてはなら
ないと言われた。
禁止を表す。一般的な注意、訓戒を述べるときに用いる
ことが多く。特定の事柄を禁止するために相手に向かっ
て直接使うのは、かなり特殊な状況に限られている。書
き言葉で使われてることが多い。「V-てはならない」、お
よび、丁寧体の「v-てはい」のどちらも直接相手に対し
て使うのは、かなり特殊な状況に限られており、話し言葉
では、「v-ちゃだめだ」「v-ちゃいけない」などがよく使
われる。
七、息を飲む
•
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•
驚きや緊張などで一瞬、息をするのも忘れたようになる。
a、サーカスの綱渡りを、息を飲んで見守った。
b、死んだ父にそっし里奈人を見かけて息を飲んだ。
c、台風で家が壊れる様子を見て、みんな息を飲んだ。
②息を合う
一緒に何かするとき、お互いの気持ちや調子がびったり合う。
a、歌う人々の息が合って、すばらしい合唱だった。
b、彼女と息が合わないから、一緒に仕事をしたくない。
③息が切れる。
物事を長く続けられないで、途中で弱ったり疲れたちする。
a、そんなハードスケジュールでは、途中で息が切れてしまうよ。
b、日常会話ができるようになるまで頑張るといっていたのに、2週間やっただけでもう息が切れたんですか。
④肩で息をする
肩を上下させて苦しそうに激しく呼吸する。
a、駅の階段を走って登っただけで方で息をするなんて、最近運動不足だ。
b、ゴールをしたマラソンランナーは方で息をしながら、インタビューに答えた。
c、駅に着いたら雨が降っていた。肩を持っていなかった。私は家まで走って帰った。家についてしばらくは肩
で息をしていてはなしもできなかった。
前へ
第十九課








テレビ功罪
一、V-るいっぽうだ
二、いちがいに…ない
三、ことだろう
四、かれ
五、だけ 程度を表す
六、っぱなし
七、ことだ
前へ
一、V-るいっぽうだ






①事態が悪くなる一方だ。
②父の病状は悪化する一方だ。
③仕事が忙しくなる一方で、このままだと一家は倒れ
てしまいそうだ。
④最近、円は値上がりする一方だ。
状況がある一定の方向へとどんどん進んでいって、と
まらないことを表す。よくないことが多い。
前
二、いちがいに…ない







①有機野菜が安全だといちがいにいえない。
②私の意見を一概にみんなに押し付けることはできない。
③外国人労働者はどんどん受け入れればいいとは一概に主
張できない。
④彼は間違っていると一概に非難することもできないのでは
ないだろうか。
⑤彼の案にも利点はあるのだから、そんなことはやっても無
駄だと一概に決め付けることはできないだろう。
後ろに(できない)(言えない)など可能性を否定する表現を
伴って、(単純に/ほかの事をあまり考慮しないで/自分の都合
で…することはできない)の意味を表す。ほかの条件・状況を
考える必要があることを暗示する。
前へ
三、ことだろう





①長い間あっていない、山田さんの子供さんもさぞおお
きくなったことだろう。
②市内でこんなに振っているのだから、山田のほうでは
気とひどい雪になっていることだろう。
③(手紙)息子さん、大学合格とのこと。さぞかしお喜び
のことでございましよう。
④この誘拐事件は人質の安全を考慮して今は伏せられ
ているが,公表されれば,間違いなく社会に大きな攻撃
を与えることだろう。
節について推測を表す。(だ労)だけでもいえるが、(こ
とだろう)は、よりもたまった、書き言葉的な表現であり。
(伊亜m、心ではわからないことについて感情移入しなが
ら推測するときに使う。①のようにadv.の(さぞしかし)と
ともに使う、さらに感情移入となる。
四、かれ




①遅かれ早かれ、山田さんもくるでしょう。
②人が多かれ少なかれ、悩みを持っているものだ。
(どちらからの場合であっても)の意味。対立的いみ
のadj.が用いられる。①は(時間に早い遅いはあっ
ても、いずれ)②は(量。程度の多い少ないはあって
も、いずれにしての)という意味。慣用句的に使われ、
ほかには(よかれあしかれ)がある。
前へ
五、だけ




程度を表す
1、v-れるだけv
①がんばれるだけがんばってみます。
②彼は銀行から金を借りられるだけかれて家を置いた。
③待てるだけ待ったが彼は、待ち合わせの場所に現れなかった。
2、 v-たいだけv



①ここが気に入ったのなら、いたいだけいていいですよ。
②遠慮しないで食べたいだけ食べなさい。
③遊びたいだけ遊んで納得板。明日から一生懸命勉強しよう。
3、v-るだけはv








①やるだけはやったのだから、静かに結果を待とう。
②息子の言い分を聞くだけは聞いてやってくれませんか。
③このことは両親にも話すだけは話しておいたほうがいい。
4、v-るだけN
①どんなところでも生きているだけの生活化が彼にはある。
②その日かれの財布にはコーヒーを一杯飲むだけの金もなかった。
③妻に本当のことを打ち明けるだけ勇気もなかった。
前へ
六、っぱなし











1、放任
①ドアをあけっぱなしにしないでください。
②しまった。ストーブをつけっぱなしで出てきてしまった。
③うちの子供たち、食べたら食べっぱなし、服はぬいっだら脱ぎっぱなし
で、いえのなかがちっともかたづかない。
当然するべきことをしないで(そのままにしておく)(そのままでいる)とい
う意味を表す。(v-他まま)とは違って、マイナス評価の意味が踏まれる
ことが多い。
2、継続
①新幹線はとても込んでいて、東京から大阪までたちっぱなしだった。
②うちのチームはこの所ずっと負けっぱなしだ。
③今日失敗ばかりで、一日中文句の言われっぱなしだった。
同じ事柄や同じ状態がずっと続くという意味を表す。
前へ
七、ことだ
 v-る/v-ないことだ
 ①日本語がうまくなりたければもっと勉強することです。
それ以外に方法はありません。
 ②風邪を早く治したいんだったら、暖かくしてゆっくり寝
ることだ。
 ③まま、ここは相手に花を持たせておくことだ。またチャ
ンスもあるよ。
 ④子ともに触らせたくないというのなら、最初から手の届
くところにお命令の機能を果たすのに用いられる。話し
言葉。

前へ
第二十課







ながら族
一、さえ
二、いにはいられない
三、いずれにせよ
四、ことはない
五、ことに
六、とうてい…ない
七、なんと…のだろう

前へ
一、さえ






①あのころは授業料どころか、家賃さえはらえないほどまずしかった。
②この本は私には難しすぎます。なんについて書いてあるのかさえわ
かりません。
③本人にさえわからないものを、どうしてあの人にわかるはずがある
んだ。
普通なら当然だと思われていることがそうでないと述べ、そのほか
のものはなおさらだという含みを伝えるのに用いる。主格に付くときは
(出さえ)になることが多い。(…も)に言い換えられる。
2、…さえ…たら/…ば
(さえ…たら/…ば)(さえ…したら/すれば)(v-てさえ…たら/…ば)
(疑問詞…かさえ…たら/…ば)






あなたさえそばにいてくだされば、ほかにはなにもいりません。
あなたがそばにいてさえくだされば、ほかにはなにもいりません。
あなたがそばにいてくださりさえすれば、ほかにはなにもいりません
今度の試験で何が出るのかさえわかったらなあ。
ある物事が実現すればそれで十分で、ほかはちいさなことだ。必要
ではない、問題ではない、という気持ちを表す。
前へ
二、いにはいられない







この本を読むと、誰でも感動せずにはいられないだろう。
彼女の気持ちを思うと、自分のした事を悔やまずに入ら
れない。
彼女の美しさには誰でも魅力されじにはいられなかった。
会社でのストレスを解消するために酒を飲まずにはいら
れない。
その冗談にはどんなまじめな人もわらずにはいられない
だろう。
意志のかで抑えられずに自然に奏してしまうという意
味を表す。書き言葉的、話し言葉(…ないではいられな
い)となる。
補足:(図にすむ)(ずにはおかない)(ずにはすまな
い)
三、いずれにせよ
①今日はこの問題はもう触れませんが、いずれに
せよ、今後も課が得ていかなければならないとは
思っています。

②今後誰にこのプロジャクトを任せるかは未定だが、
いずれにせよ、彼には振り手もらうことに決めた。
文や節の頭に現れて、(いろいろな可能性あるが、
どれを取ったし手元に書く)という意味を表す。(いず
れにしても)の後に重点が置かれ、そのことは本当
だ。確かだということをいうのに用いる。(いずれにし
ても)の改まった言い方。



前へ
四、ことはない
–
–
–


①心配することはないよ。ぼくもてつだうからがんばろう。
②困ったことが会ったらいつでも私に言ってね。ひとりで
なやむことはないのよ。
③そのことでは彼にも責任があるんだから、君だけが
責任をとることはないよ。
ある行為について、その必要がない、しなくても
よい、という意味。人を励ましたり忠告するときに
よく使う。
前へ
五、ことに
•
•
•
•
•
•
①残念なことに、私が訪ねたときには、その人はもう
引っ越した後だった。
②おもてろいことに、私が今教えている話は、私が昔お
世話になった先生の子供さんだ。
③驚いたことに、彼女はもうその話を知っていった。
④あきれたことに、その役所は知事の選挙資金のため
に裏金をプールしていた。
感情を表すadj.やvについて、これから述べよう
としている事柄に対する話しての気持ちを前もっ
て表すのに用いる、書き言葉的表現。
前へ
六、とうてい…ない





うちの息子の実力では、東大合格はとうてい無理だ。
彼女が僕を裏切るなんて、とうていあり得ない。
歴史の長さにおいて、日本の大学は西洋の古い大学
にはとうてい及ばない。
(どんな方法をとっても、どう考えても無理だ、不
可能だ、あり得ない)という意味を表す。書き言葉
的。
前へ
七、なんと…のだろう




なんと美しい人なのでしょう。
彼女の気持ちが理解できなかったなんて、僕はなんと馬鹿
だったのだろう。
軽装で雪山に登るとは何と無謀な若者たちなんだろう。
驚いたりあきれたりすばらしいと思ったりしたことを、
感嘆の気持ちを込めて表現するのに用いる。反し言
葉では(なんていいんだろう)となる 。


前へ
日本概況







日本全図
富士山と桜
金閣寺
唐招提寺
浮世絵
日本の貨幣
大阪城

前へ
日本全図

日本は北海道、本州、四国、九州および二千あま
りの小さい島からなる。北海道、東北、関東、中部、
近畿、中国、四国、九州の八つの地方に分けられ
ている。
富士山と桜

富士山と桜は日本のシ
ンボルである。
金閣寺

京都にある金閣寺は金
メッキがはられ、とても
魅力的である。
唐招提寺

鑑真によって立てられたお寺。
浮世絵

日本の伝統的な絵画ーー浮世絵
日本の貨幣
一万円!!
大阪城

大阪城の天守閣