著名人のパニック障害

著名人のパニック障害
和楽会横浜クリニック
東洋英和女学院大学
山 田 和 夫
芳田マヤさん
ピアニスト(ピアノ弾き語り奏者)
 5年間パニック障害のためひきこもり
 貝谷先生の治療を受けて完治
 不安のために魂が揺さぶられる
 魂を揺さぶる演奏になる

音楽家

ヴィバルディ-
スポーツ選手
江川 卓
 井上康生
 長島一茂

江川 卓
「徹子の部屋」で語る
 強迫性障害、空間恐怖、パニック障害
 横浜の自宅、ズレ恐怖
 投球に集中できない。手抜き江川
 塀のズレを修理。蘇る江川
 ズレ恐怖。正確なコントロール。天才投手
 不安解消にワイン。ソムリエに
 飛行機に乗れない。ゴルフができない。

井上康生
母親急死後、パニック発作。
 アテネオリンピック選手団長
 団結式の際一言も発する事ができず。
 社会不安障害。
 自責感からうつ状態に。
 アテネオリンピック1回戦負けを喫す。
 その後もそのトラウマを引きづる。

歌手
アン・ルイス
 堂本 剛
 今井美樹

アン・ルイス(1)
1956年兵庫県生まれ、横浜育ち
 1995年にパニック障害を患い音楽活動を
休止。
 2005年から音楽活動再開

アン・ルイス(2)
この病気でで失ったものもありますが、
 得たものも多かったです。
 もともと心配性でした。
 この病気になってから、精神的な病気を持ってい
るからといって引け目を感じる事はない。悩まな
い人間より、悩む人間の方が人間らしくいいじゃ
ないかと思えるようになりました。友人との付き合
いも、かっこつけない自分でいられるようになった
ので、随分楽に生きられるようになりました。

女優
高木三保
 田中美里
 大場久美子
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落語家

円 広志
漫談家
島田洋七
 中川家 剛
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作家

宮本 輝
宮本輝(1)
昭和22年3月6日神戸市で出生
父:宮本熊市、母:雪恵
父親:自動車部品企業の経営者
 幼稚園時、左利きの矯正で首・顔が左向きになっ
てしまう。
 事業が失敗:あちこち転居、両親と別居:
分離不安
 父親:脳梗塞後精神異常を来たし精神病院で狂
死する。
 母親:うつ病、アルコール依存症



宮本輝(2)
昭和45年追手門学院大学文学部卒業
 コピーライターとしてサンケイ広告社に入社
 競馬に熱中し「黄金クラブ」を設立
 競馬に行く電車内でパニック発作起こす
 通勤困難となる。
 毎日発作に苦しみ、死の恐怖に陥る。
 昭和50年、退社し小説家を志す。

精神科医
S.フロイト
 森田正馬

フロイトと森田
ともにパニック障害
 自己分析、自己治療の過程で
 精神分析療法
 森田療法を確立

S.フロイト(1)
1856年5月6日、チェコスロバキア、フライベ
ルクで生まれる。
 父:ヤコブ・フロイトの第3子(40歳時)
 母:アマリア・ナタ-ゾーンの第1子(19歳
時)
 父親:ユダヤ商人
 3歳時:破産:一家離散:分離不安

フロイトの分離不安
 1973年(17歳)ウィーン大学医学部入学
S.フロイト(2)
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1878年(22歳)Sigmundと改名
1881年(25歳)ウィ-ン大学を卒業。生理学教室
に入る。
パニック障害、空間恐怖を起こすようになる。
1882年(26歳)マルタと婚約→生理学者の道を断
念
1886年(30歳)マルタと結婚→パニック障害悪化
1896年(40歳)父ヤコブ病死→パニック障害最悪
フリースを通した自己分析
1897年(41歳)自らのエディプス・コンプレックスを
発見.「不安神経症」概念を発表
1900年(44歳)「夢判断」
フリースと破局→パニック障害改善
フロイトの不安神経症概念
1894年発表
 神経衰弱からの分離の試み

フロイトの不安神経症
(1)全般的な過敏性
(2)不安に満ちた待機状態
(3)不安発作
(4)不安発作の不全型、代理症
(5)驚愕覚醒
(6)めまい
(7)恐怖症
(8)消化器の機能障害
(9)感覚異常
(10)いわゆる慢性不安症状
森田正馬(1)
明治7年(1874年)1月高知県香美郡兎田に
生まれる。
 明治12年(5歳)富田尋常小学校入学。しば
しば登校を泣いて嫌がり、夜尿も続いた。
 明治16年(9歳)近所の寺(金剛寺)で極彩色
の地獄絵を見て、死の恐怖にとらわれる。
 明治21年(14歳)高知県立尋常中学校に
 入学.寄宿生活を始める。

森田正馬(2)
明治22年(15歳)心臓病と思い込み、県立
病院に通院。2年間休学。
 明治27年(20歳)腸チフスに罹患、病後にパ
ニック発作。
 明治28年(21歳)中学卒業、
 第五高等学校入学
 明治31年(24歳)第五高等学校卒業
 東京帝国大学医科大学に入学

心臓病不安で東京大学内科を受診するも
 「神経衰弱・脚気」の診断を受ける。
 恐怖突入の気持ちで定期試験を受け、
 好成績を収める。

神経質概念の確立
発作性神経質
 普通神経質
 強迫性神経質

森田療法の確立
フロイトの不安障害
パニック障害
 空間恐怖
 解離性障害


病理:性の抑圧
森田の不安障害
パニック障害
 夜間パニック発作
 強迫性障害
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
病理:死の恐怖
フロイトと森田
母親が溺愛
 父親との確執
 父親を乗り越える過程で回復

フロイトの生涯
生命力に富む
 1939年病死、83歳

森田の生涯
東洋的
 長男、妻、母親が病死
 最後ははかない
 母親を追うように
 1938年病死、64歳
