130724 未踏科学技術協会40周年シンポジウム 21世紀日本を支えて行く技術は何か? -研究開発の新展開- 科学技術振興機構 北澤 宏一 技術革新と経済成長 従来の考え方 豊かになる 成長する ☆プロセス・イノベーション 生産性の向上⇒コスト低下 “誰もがよりたくさん買える” これだけではしかし飽和 ☆ プロダクト・イノベーション 新製品開発⇒新規価値 “新たな価値入手へ” 2つのイノベーションの繰り返し 同一の労働力で入手価値純増 →産業革命以来2桁以上豊かに 経済成長 への 寄与率 85% 車 の 両 輪 経 済 成 長 技術革新が回転する条件 ☆プロセス・イノベーション 生産性の向上⇒コスト低下 ☆ プロダクト・イノベーション 新製品⇒新価値 世界ではこの20年GDP2倍に しかし、日本はGDP飽和 ☆ 日本の国内失業率増大 もう一つの必要条件 両輪の回転には投資が必 経済成長 への 寄与率 85% 車 の 両 輪 経 済 成 長 生産性向上と新たな価値創製 食糧 第1次産業 もの 第2次産業 サービス 第3次産業 これから 余剰労働力(失業者) GDP25兆円相当:4.3% 第4の 価値 第4次産業 日本の産業別就業者数推移 3次産業:サービス 1次産業:農魚業 明治4年 2次産業:製造業 日本のGDPの変遷 1955~ 〈単位:兆円〉 600 500 9.3% 58-73 高度成長期 400 300 4.5% 74-84 安定成長期 バブル崩壊 “GDP飽和時代” 200 100 0 1955 終戦 わ後 っは た 65 東 京 五 輪 オ 75 イ ル シ ョ ッ ク ジ ャ パ ン ア ズ ナ ン バ ー ワ ン GDP:国内総生産 85 95 05 参考資料:①数字でみる日本の100年国勢社 ②内閣府「国民所得統計」「国民経済計算」ほか “高度成長期” “GDP飽和期” 2% “安定成長期” 元資料内閣府:http://aruconsultant.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/gdp-e22d.html “日本の雇用” 好景気時~2% 若者への求人>1 失業率の高止まり ⇒国民の閉塞感 海外の雇用慣習 職転換: 産業構造の調整 失業期間=調整期間 “技術革新不足!” 技術革新を奨励という掛け声 1995 科学技術基本法 超党派議員立法 全国会議員の賛成で成立 ⇒科学技術基本法 計画を立てる 計画を事前調整⇒総合科学技術会議 科学技術予算増加 研究評価の導入 2004 国立大学の法人化 “大学を競争的環境下に置く” 日本の基礎研究が世界の研究分野を開拓する ◆かつてない画期的な状況◆研究者は胸を張れ! • 世界で最も注目される研究者!<論文被引用数総合第1位※> 細野秀雄・東京工業大学教授(2007-2008) (Thomson Reuters “Hottest”Researchersより) ┗ 鉄系高温超伝導・透明導電体 審良静男・大阪大学教授(2004-2005、2005-2006) ┗ 自然免疫創薬 物性・材料 発信基地に • サイエンス誌10大ニュース 2008 iPS細胞 山中伸弥・京大 2012 光合成反応部構造 神谷・沈教授 2012 • トムソン・ロイターの論文被引用調査 十倉好紀・東京大学(物質科学)・・引用最高栄誉賞 井上明久・東北大学(材料)・・第1位 • ドイツのロベルト・コッホ賞<Robert-Koch-Preis> 2008年 山中伸弥・京都大学教授 2006年 河岡義裕・東京大学教授 2004年 審良静男・大阪大学教授 生理医学 大活躍 HD用トンネル磁気抵抗素子世界100%シェア 湯浅氏 産総研12 産学協同研究 大学発特許 科学技術基本法以降、大学は産学連携、特許、ベンチャー 元年は1998年 元年は2002年 15000件/年 がんばり始めた(数値目標を達成、質の時代に) 1万件/年時代 企業からの共同研究 16000 共 同 研 究 件 数 合 計 特許出願件数 400 件数 研究費 12000 300 8000 200 4000 100 (件) 10000 研 究 費 合 計 特 許 出 願 件 数 (億円) 外国 8000 国内 6000 (件) 4000 2000 0 (1998) 0 2001 '02 '03 '04 '05 第1期[1996-2000] 第2期[2001-2005] '06 '07 '08 (年度) 0 第3期[2006-2010] 2001 '02 科学技術基本計画 '03 '04 '05 '06 '07 '08 (年度) 1999日本版バイ・ドール 1600 大学発ベン 大学発ベンチャー チャー元年は 設立数 1998年 200社/年 ※出典:文部科学省 ・「大学等における産学連携等実施状況について」 ・科学技術政策研究所「平成19年度大学等発ベンチャーの 現状と課題に関する調査」 ベ ン チ ャ ー 企 業 数 累 計 1400 1200 1000 (社) 800 600 400 200 0 1995 '96 '97 '98 '99 2000 第1期[1996-2000] '01 '02 '03 '04 '05 第2期[2001-2005] 科学技術基本計画 '06 第3期[2006-2010] 研究成果は即イノベーションではない 研究がイノベーションに生きない 新成長戦略 大学や独研は産学連携プロ充実 努力していますという言い訳に終始(20年) ⇒「国内での投資増強」が必須 規制緩和 市場導入策 数兆円/年 国のビジョン 中途半端はダメ マクロ施策とピンポイント施策 日本の大学や研究機関の特許に 日本企業の関心低調、海外企業が熱心にアプローチ • バイオ系:アメリカ・欧州 • 材料系:韓国・中国など • 360ip Pte.,Ltd(本社シンガポール) [米国バテル記念研究所が設立した研究投資会社] 理化学研究所と包括協定を締結 • インテレクチュアル・ベンチャーズ・ジャパン [米国マイクロソフト社の元CTOが設立した知的財産投資会社] 国内複数大学の特許のライセンシング業務を受託 海外の企業に日本の特許を売るビジネス • 1980年代までは日本の企業は貪欲に大学の成果に 目を光らせていた。 日本の企業が国内で投資しなくなった 現代日本の慢性病(この25年)と認識 • 「国内に立地したくない」 • 「海外立地なら新技術はいらない。 枯れた技術の方が良い」 ↓ 技術革新が • 特許の海外流出時代 生きない! • 技術人材の海外流出時代 • 資本の海外流出時代 • 日本企業の国外脱出時代 この25年以上続いている なぜか? 海外生産拠点数の推移 なぜ製造業による国内雇用が減るのか? 輸出より現地日本法人による 売上のほうが多くなった 2005年頃より 日経新聞 2013/2/1 なぜ製造業による 国内雇用が減るのか? 円精 高神 の論 最も 適必 レ要 ベだ ルが と は 真 の 対 策 は 何 な の か 朝 日 新 聞 2 0 1 0 / 9 . 9 製造業退潮を食い止める2つの考え方 • 我が国の産業競争力はこの円高でいっそう 弱まる。技術開発をいっそう進め国際競争力 を強める必要。 ー精神論ー • 貿易黒字と海外投資からの利益で我が国 は世界最大の海外からの所得収支黒字 →これがさらに円高を招く →国際経常収支黒字志向からの脱却 円為替水準を妥当なレベルに維持 日本の投資余裕 世界最大 日本の輸出入 北澤著「科学技術は日本を救うのか」ディスカバー社 経験則:輸出-輸入=年10兆円(25年間) 日本の輸出:黄 日本の輸入:緑 経験則:25年間 貿易黒字は 平均10兆円 貿易収支 http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/y0.pdf 22 日本の対外純資産蓄積(世界断トツ状態) (単位・兆円) 300 250 200 10兆円の貿易黒字 ×25年=250兆円が 蓄積した対外純資産 さらに企業内部留保 金225兆円(13年3月) 150 世界トップへ 100 50 2012 2010 2008 2006 2004 2002 2000 1998 1996 1994 1992 1990 1988 1986 1984 1982 1980 1978 1976 1974 1972 0 1991英国を抜く、以降世界断トツトップ 現在、2位中国の約2倍 財務省統計「本邦対外資産負債残高の推移 (暦年末)」より 23 http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/iip/data.htm 日本の所得収支 黒字 兆円 2005所得黒字が貿易 黒字10兆円を超えた 日本は 貿易立国→ 海外投資立国に変貌 18 海外投資から の所得黒字 バブル後急増 16 14 12 10兆円 10 失われた 90年代 8 バブル期 6 4 2 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990 1989 1988 1987 1986 1985 0 暦年 財務省 国際収支総括表【暦年】 http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/bp_trend/bpnet/sbp/s-1/s-1-1.csv 24 日本の経常収支の推移 経常収支=貿易収支+サービス収支 +所得収支+移転収支 貿易黒字→対外投資 兆円 25年で大きく増加→ 35 所得収支黒字の増加→ 経常収支黒字年15兆円 30 日本の投資余力世界最大 所得収支 経常収支 25 貿易収支 20 15 10 5 0 -5 経常移転収支 25 年度 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990 1989 1988 1987 1986 1985 -15 2004 財務省「国際収支統計」 2003 -10 サービス収支 円レート推移 (円/ドル) 円 400 1949年~1970年まで 1ドル=360円固定 350 300 250 200 (出所)日本銀行「主要指標グラフ」 暦年、平均 製造業にとって円高になるスピード速すぎた→金融政策との協調 海外に増大させる投資の一部を国内投資に向けるべき 国内投資に儲かる仕組みを作る必要→FITはそのしかけ 2012 2010 2008 2006 2004 2002 2000 1998 1996 1994 1992 1990 1988 1986 1984 1982 1980 1978 0 1976 50 1974 100 製造業は頑張ってきた 経常収支黒字毎年 20兆円以上→円高 →製造業の海外逃避 25年 1970 150 主要国の対外純資産比較 (対GDP比) • • • • • • • • • • • 日 本 251兆4,950億円 (2010年末) 52.5% 中 国 167兆7,278億円 (2009年末) 36.5% ドイツ 114兆1,720億円 (2010年末) 42.1% スイス 64兆4,570億円 (2010年末) 136.1% 香 港 56兆5,104億円 (2010年末) 308.6% ロシア 10兆8,985億円 (2009年末) 9.1% カナダ ▲ 21兆4,352億円 (2010年末) ▲ 16.2% 英 国 ▲ 24兆5,499億円 (2010年末) ▲ 13.2% イタリア ▲ 28兆8,526億円 (2010年末) ▲ 17.1% フランス ▲ 29兆845億円 (2009年末) ▲ 11.5% 米国 ▲ 252兆419億円 (2009年末) ▲ 19.4% (資料)日本:財務省 その他 IMF 「International Financial Statistics(IFS)」 カルタゴ 日本による海外企業の買収 2005以降急増年10兆円以上へ http://www.tohmatsu.com/assets/Dcom-Japan/Local%20Assets/Documents/ knowledge/fas-pdf/jp_k_fas_tran002_en_271009.pdf 日本企業による海外企業のM&A 2005年以降顕著に • • • • • • ピルキントン社(英)→ 日本板硝子(6160) ウェスチングハウス社(米)→東芝(6200) キャドバリー(豪)→アサヒビール コカコーラ(豪)→キリンビール リーマンブラザース(亜欧)→野村(240/8000) シティグループ(日興コーディアル)→ 三井住友(7800) • 2009 モルガンスタンレー(米)→三菱UFJ(9000) • 2009 オセ社(蘭)→ キャノン(1000) 現在:総額年間数兆‐10兆円規模 (世界最大) 2006 2006 2008 2008 2008 2009 30 30 日本の輸出入はなぜ連動するのか? 輸入が増えると輸出が増える 日本の輸出:黄 日本の輸入:緑 25年間も 貿易黒字が毎年 平均10兆円 貿易収支 (資料:財務省貿易統計) http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/y0.pdf 31 横軸中線 なぜ+10 兆円? 本当は ゼロのはず いったい誰が 為替レートを調 節しているか 1986前川レポート 前川元日銀総裁ら 貿易戦争 (デトロイトで日本車がハンマー で叩き潰された頃) 「秩序ある貿易を!」 「貿易黒字10兆円/年以内に!」 ドイツはなぜ大丈夫なのか? EUというバッファー 自国は貿易黒字がでていても通貨は 域内通貨 香港やシンガポール:商業国であって 通貨高には影響されない 日本の輸出入の規模と貿易依存度 • 輸出入合計/GDP 世界平均52%(2011) • 日本は輸出入の割合非常に小さい国 180ヵ国中175位 28.58% • 香港400%、シンガポール320% (国際商業国) • タイ132%、台湾127%、韓国97%、ドイツ76%、 • メキシコ62%、カナダ53%、中国50%、伊49%、英 45%、印41% 日本の最適な輸出入 • どれだけの輸入とどれだけの輸出が最適か? デザインする必要! 現在:輸入90兆円 輸出90兆円 現地法人売上 90兆円 • 輸入しないとこれ以上輸出できない • 何のために何をこれ以上輸入するのか 国内のインフラ充実 環境水準の向上 介護の充実 文化、国民教養、旅行 課題はなにか • ありあまる「日本のお金」お金を何に使ってよ いのか 決めていない国日本 第4の価値とは? • 国家の国民に対する責任はなにか • 国家の世界に対する責任は何か • 国民は何を求めているのか? • キャッチアップ時代の終焉 → 調和した多様性 世界、国、仲間や地域、環境、文化 日本は有り余る世界最大の毎年の経常収支黒字 (貿易黒字+所得黒字) • 日本は「資源・エネルギー・食料」の3点セット輸入 → 二宮金次郎の労働・人生観 → 双子の黒字(貿易黒字+所得黒字)継続 いつまでやると気が済むのか 国内雇用を犠牲に • 貿易赤字推奨時代へ (経常収支はそれでも黒字) →止めどなき円高を抑止 → 輸入+ODA増大 = 内需拡大→GDP増大 GDP=内需+輸出<内需+輸入+10兆円 しかし、不思議な国:日本 我々の判断を誤らせている • 世界ダントツの対外純資産 270兆円 M&A,子会社進出、海外国債購入 • 経常収支黒字毎年>20兆円 →円高→国内から海外へ企業逃避 国内雇用低調 国内不景気 企業そのものは好調 海外で製造販売 • 国←国民:多額の貸し金:1000兆円 政府財政赤字世界最大 国の対外経済関係とは無関係 朝日 12.26.2006 → 貸ア し論 て調 い る の は 国 民 → 貯 金 国 債 赤 字 「 若「 勝国 い手債 世に 代連の に帯乱 負保発 の証 遺人 産に をす 残る すな メな」 デ」 ィ 国の財政赤字 • • • • • これに惑わされている国日本 国際的には最大の黒字国 問題は政府対国民(民間) 国民は政府のお金に期待するな 政府の指導力(お金を伴わない) +国民のお金(民間投資余力)を使う これで次世代のことづくりをやっていくしかけ • この新たなしかけを皆で作ってゆく必要 日本の研究開発の新段階 • 国主導の開発 • 民間のお金を投資できるようつなぐ • このための仕組み → 市場導入策(呼び水政策) 大きな成功例! ドイツのFITがここ10年で世界を変えた 市場展開はグローバル化! 技術開発と国のビジョン作りが重要 国土の広さと原子力の受容:北澤の経験則 (国土面積: 米、中、露、印、ウクライナ>仏>西、瑞典> 日>独>伊>韓>墺>瑞>台>白) 「日本より国土の狭い先進国は脱原発を決意する」 (←One Fukushima is enough to kill the country .) 東欧:露の石油ガスに頼るリスク>原子力 途上国:背に腹は代えられぬ 経済優先 地震国:日本、台湾、エクアドル、チリ 安倍首相:原子力依存を減らしていく(7月22日選挙後) 欧州は30年間脱原発の決意と挫折・延期を 繰り返してきた • スエーデン:化石エネゼロ(電力)は達成 1980脱原発決定(2010迄にゼロ)→ 1997モラトリアム(12→10基まで減らしたが) • オーストリア、イタリア:作ったが稼働せず そのまま廃炉へ • オランダ:1基のみで新設ストップ • ドイツ:2010モラトリアム宣言→2011再決意 (17→直ちに7基廃止→残り10基を2022年までに) • スイス:2034までに40%からゼロへ(環境税・FITで) • ベルギー:2025年までに7基(55%)を2025年までに閉 鎖する方針(6党合意2011.12) ドイツのFIT(固定価格買取制度)太陽光電力買取価格 円/kWh 90 太陽電池は最も 高価とされていた 80 70 Rooftop 30kW未満 60 50 40 30 20 10 Rooftop 1MW以上 日本 ドイツは高価な時代の太陽 光パネルを大量購入 犠牲となって価格を下げて 来た⇒今、競争力がついた 0 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2010 2012 年度 http://en.wikipedia.org/wiki/Feed-in_tariff#Germanyより作成 44 世界の再生エネ投資 2010年20兆円に 3年で5倍の勢い 自動車産業と並ぶ巨 大産業へ 日本の鉱物性燃料の輸入額の推移 自然エネルギー世界白書2011 [兆円] 30.0 鉱物性燃料輸入額がGDP(名目)に占める割合 日本の化石燃料輸入 年20兆円GDPの4% エネルギーが国産に なれば新規財源に 25.0 15.0 10.0 5.0 5.0% 4.5% 4.3% ※財務省貿易統計(年度別) 3.8% 4.0% 3.6% 20.0 [%] 5.0% 鉱物性燃料 3.2% 24.5 22.2 18.4 2.3% 16.3 1.9% 1.8% 1.8% 1.7% 1.6% 1.6% 1.4% 1.4% 1.1% 1.4% 11.2 1.3% 1.4% 1.3% 9.0 9.1 1.0% 1.0% 8.6 1.0% 7.1 7.0 8.6 8.1 6.5 6.7 6.5 5.3 6.6 5.1 5.1 5.0 4.9 3.5% 3.2% 18.1 15.3 0.0 3.0% 2.5% 2.0% 1.5% 1.0% 0.5% 0.0% 1988 1990 45 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 45 ここ2年の導入で半分以 上!!まさにこれから! 出典:EPIA“Global Market Outlook for Photovoltaics 2016”(2012年5月) 風力発電設備容量 数年でベストミックス達成は可 http://www.isep.or.jp/images/press/EneshiftISEP20110614.pdf 米中:この2-3年で ものすごい急追 47 どうしたら国の資金を使わずに投資できるか? 社会的価値を経済活動へ変換(それが行政) • ドイツの例:100万人以上の新規雇用が生じた FIT電力固定価格買取制度→投資急増→経済拡大 ‘30年迄に大量の太陽電池設備蓄積予定 世界40各国以上が追随 年5000億円国民投資⇒5兆円 • 米国の例: 数兆円の新エネ投資始まる 企業の社会貢献活動 例:シティ・バンク ゴールドマン・サックス 再生可能エネルギーへ投資を呼びかけ シリコンバレー→ソーラーバレーに変身 • 米国の例:マスキー法で規制←排気ガス削減計画 ホンダCVCC→低公害省エネ自動車→ハイブリッド • 中国の例 始原的資本主義段階→個人富裕篤志家 3千億円、Xie氏 MSK社(日)を買収 • NPO、モデル地域、ODA、市場活性化インセンティブ付与 課題解決型基礎研究から ゲームチェンジングな成果を 新概念:イノベーション・ダイヤグラム 山口栄一教授(同志社大)による 価 値 の 創 造 ( 開 発 ) A (価値づけられた知識や技術) S (既存の知) 経営イノベーション / 感性イノベーション P(創造された知) 知の創造 (研究) 土壌 パラダイム破壊型とパラダイム持続型 演えき Deduction 価 値 の 創 造 ( 開 発 ) A* (パラダイム 破壊型技術) A’ (パラダイム 持続型技術) 山中氏、細野氏 の例 ASPA*= ブレークスルー タイプ 1 A (出発点としての 既存技術) 共鳴場 帰納 Induction S (既存の知) 創発 P(創造された知) 土壌 Abduction 経営イノベーション / 感性イノベーション 知の創造 (研究) 山口栄一教授(同志社大) 提供 山中伸弥・細野秀雄氏らの研究 • 山中:再生医療の課題は「受精卵を壊すこと」 自分の成長した細胞を自分用に使う → 多能性はない、多数作れない → リプログラミング →仮説 • 細野:透明なトランジスタ→大型ディスプレイ キャリア濃度X移動度=導電率 濃度↑ 色がつく 仮説:移動度がキー →仮説:移動度とは? d電子からの脱却 d電子へ戻る 仮説:3pとの組合せ
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