国際政治経済特殊研究Ⅷ

国際政治経済特殊研究Ⅷ
飯野光浩
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ガイダンス
講義概要
 主に1・2年生を対象にした学習技術習得
講座
→講義・ゼミで学習する際の基本的なスキル
を習得することである。
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講義目標
 あるテーマに沿って、データ・資料を収集
をして、それを分析し、その結果をパワー
ポイントを使用して、発表(プレゼン)する。
さらにそのプレゼンについて、フロアにい
る人と議論もする。
 最後に、レポートして論理整合的にまとめ
ることができるようにする。
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講義方法
 日本経済、新興・途上国や先進国を含む
世界経済など経済に関するテーマ別に
学生をグループ分けする。
→そのグループごとに、大学で学習するの
に必要な基礎的な技術を学んでいく。
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履修条件
(1)やる気があり、積極的に発言する人
→教員からの一方方向の講義ではなく、適宜
学生に質問して議論する双方向の講義である
ため
(2)経済に関心があるが、学習方法が分からな
い人
→出席を持続させるにはモチベーションが重
要であるため
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講義計画・テキスト
講義計画
 別途配付資料参照のこと
テキスト
(1)「理科系の作文技術」木下是雄 中公新書
(2)「経済学者に聞いたらニュースの本当のと
ころが見えてきた」日本経済新聞社編 日本経
済新聞出版社
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毎回の講義の流れ
(1)新聞記事に関するブリーフレポート(30分)
→始めに記事を配布する。その記事について、
皆で議論した上で、自分の意見を要約してブ
リーフレポートとしてまとめる。
☆新聞を読むことは大事
→新聞を読む≠新聞を取る
(2)本題(50分)
→講義計画の内容について学習する。
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(3)グループごとの打ち合わせ(10分)
成績評価
 成績評価
→出席、ブリーフレポート、自己紹介、講義
中の発言、グループによるプレゼン、ディ
スカッション、最終レポートなどを総合評
価する。
☆本講義では期末試験は実施しない。
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自己紹介について
 経済で自分が興味や関心のある分野とそ
の分野に関心を持った理由を述べること。
→もしどの分野に関心があるかはっきりしな
い場合は、テキスト(2)の目次を参考にす
ること。
→口頭で発表すること。2年生~4年生はパ
ワーポイントを使用すること。USBメモリー
にファイルを保存して、当日持参のこと。1
年生はPPを使用する必要はない。
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自己紹介について
→興味・関心のある分野が複数ある場合は
上位2個をそれぞれ発表すること
→時間は最低2分で上限はなし。
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自己紹介例-1
 飯野光浩:最新研究の一つ
テーマ:中国の台頭、アジアの低所得国と日本
のODA
詳細:中国が経済成長に伴い、存在感を高めて
いる。ASEAN新規加盟国(ベトナム、カンボジ
ア、ラオス)に焦点を当て、中国の影響力の大
きさを分析した上で、日本にとって望ましい
ODA戦略を考察する。
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自己紹介例-1
 関心を持った理由
中国は経済的台頭に伴い、アジア低所得
地域への援助などで存在感を高めている。
中国の援助はそのやり方、経済発展への
有効性について、賛否両論の議論を引き
起こしている。その中で、日本は存在感を
維持するには、限られた資金を有効活用
して、その地域の経済発展を支援する
ODAの供与戦略が重要だからである。
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自己紹介例-2
飯野光浩:学部時代
関心のあるテーマ:日米経常収支摩擦の問題
詳細:1991・92年頃、日本の巨額な経常収支
黒字とアメリカの巨額な経常収支赤字が問題
になっていた。この原因は日本側にあるので
はなく、アメリカ側の政策に問題があることを
簡単なモデル分析で示した。
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自己紹介例-2
 関心を持った理由
当時のマスコミの論調では日本が悪いとい
う意見が大勢であったが、本当にそうなの
か、疑問に思って分析した。また、一国の
政策が他国に及ぼす効果に関心があり、
当時話題になっていた日米経常収支摩
擦問題を取り上げた。
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連絡先・注意事項
 3309研究室(内線5382)
Eメール:[email protected]
 受講希望者は原則として、次回21日の講
義で必ず自己紹介をすること。さらに、自
己紹介、グループ分けとの関連で、受講
希望者はかならず21日までに履修登録
を済ませること。
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