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「ポリフェノールと抗酸化作用について」
お答えします
作成:コーヒーオリゴ糖情報センター
ポリフェノールには抗酸化作用があるとききますが。
それではまず、抗酸化作用の前に、体が酸化するとはどのような状態なのかお話しましょう。
様々な条件によって体内に発生した“活性酸素”や“フリーラジカル”は、強い酸化作用を持ち、細胞を傷つけたり、有害な物質を生むこと
となります。それは鉄がさびるのや、リンゴの切断面が茶色くなるのと同じイメージです。この状態が長く続くと、動脈硬化やガンなどの生
活習慣病や、老化の原因になるとされています。ポリフェノールは、この活性酸素やフリーラジカルから体を守る働きがあるのです。
ポリフェノールといえば、赤ワインのイメージですが。
ポリフェノール=赤ワインが定着していますが、実は色々な種類があることをご存知ない方も多いのではないでしょうか。
ポリフェノールには大きく分けて、「フラボノイド系」と、それ以外の「ノンフラボノイド系」があります。下記は、ポリフェノールの主な成分と
含まれる食品の一例です。
フラボノイド系
ポリフェノール
ノンフラボノイド系
ルチン (そば)
イソフラボン (大豆)
ケルセチン (たまねぎ)
カテキン(お茶)
アントシアニン(ブルーベリー、赤ワイン)
ヘスペリジン(かんきつ類)
クロロゲン酸 (コーヒー)
クルクミン (ウコン)
ショウガオール (しょうが)
フェルラ酸 (玄米)
リグナン(ごま)
なるほど!
コーヒーにもポリフェノールが含まれているのですか?
そうなのです。あまりピンとこないと思いますが、コーヒーに含まれている「クロロゲン酸」は、コーヒー特優の色や香り、味の重要な要素
となっています。このクロロゲン酸は、活性物質であるフリーラジカルの生成を阻害することや、血糖値の上昇を抑えること、また血液を
サラサラにする効果などが実験によりわかっています。
ポリフェノールは吸収されやすく、効果がすぐ出ますが長続きはしません。
ポリフェノールが含まれる食品は身近にたくさんありますので、毎回の食事には
様々な食品を組み合わせ、生活習慣病や老化に負けない体づくりを実践しましょう。
管理栄養士
マメ子の豆辞典