MySQLを利用した 工程進捗管理システムの開発

MySQLを利用した
工程進捗管理システムの開発
越田研究室
石田知寛
1.研究の背景
――共同開発企業の問題点――
日報
日報
日報
手入力で打ち込み
電子データ上で確認できるのは前日ま
でのもの
 キーボードでデータを入力するので、
大変な上にミスも出やすい

企業固有のソフトの開発には
高額なお金がかかる。
汎用ソフト 30万~100万
カスタマイズ 200万~4000万
そこで・・・
MZPlatform
2.研究目標

ネットワーク対応のMySQLを利用
して、MZPlatformを搭載したどの端
末からでもリアルタイムで工程進捗
状況を把握するシステムの検討お
よび開発。
3.リアルタイム工程進捗状況管理
のために

工程毎の正確な作業データのデータベ
ース登録。

ネットワークを介しての進捗状況のグラ
フ表示。
3.1 データベース



ネットワークを介して共有。
⇒MySQL
新規にテーブルを設計し、実装した。
⇒作業開始/終了時間
フィールドの追加
入力時間の短縮、誤入力の回避。
⇒バーコードを利用
進捗状況登録テーブル
開始時
間
終了時間作業者ID 作番
機械ID
3.2 進捗状況のグラフ表示


直感的な進捗状況の認識。
⇒ガントチャート
「誰が」「どの工程を」「どれくらいの
時間」を把握できる。
ガントチャート表示例
現時刻
作番
時間
作業者
ID
機械ID
4.フィールドテスト

実運用に向けて性能評価,操作性評価。
⇒正常に動作

インターフェース等の改良点の指摘。
・入力作業のカーソル移動
フィールドテスト風景(1)
フィールドテスト風景(2)
5.今後の課題
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
入力インターフェースの改良。
・カーソル移動など
様々な状況への対応。
・夜間業務など
データベースのバックアップ。
・ミラーリング
6.おわりに
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
本研究で機能面の開発は、おおよそ完了した。
今後は、企業のニーズに合わせた機能を追
加していきたい。
本システムは低価格な環境で構築されており、
これまで資金面の問題で生産工程管理に手
が回らなかった企業でも利用可能だと考えら
れる。
6.参考文献
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
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蔵野晋也:金属加工会社における生産工程管理シ
ステムの開発,情報工学科2007年度卒業論文
(2007)
MZPlatformアプリケーション開発チュートリアル:独
立行政法人 産業技術総合研究所
松信嘉範:現場で使えるMySQL,翔泳社(2006)
鈴木啓修:MySQL全機能リファレンス,技術評論社
(2003)