検討の前提

脱フロン対策分野のロードマップ(1/2)
2005
a
冷
凍
空
調
機
器
に
係
る
分
野
●
短
時
間
で
負
圧
ま
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装
置
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型
冷
凍
空
調
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ス
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ム
の
応
用
発
泡
断
熱
材
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係
る
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野
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ガ
野に
係ス
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
運輸部門、民生業務部門などでの、実用
運転モードで10%以上の性能改善を達成し
た製品の開発
防燃、保安など使用上の安全対策技術
産業分野
産業分野
ただし、冷凍空
ただし、冷凍空
調は機器別の技術課題
調は機器別の技術課題
技術開発課題
技術開発課題
CO2やアンモニア、空気、窒素、HC等の冷媒としての使用に関
係する既存技術の改良技術
要素技術
要素技術
注釈 注釈
(上市)
デシカント、エアーサイクルやスターリングサイクルなど新規な
冷凍サイクルに関係する技術
技術開発課題(時間軸
技術開発課題(時間軸
の設定が困難
予定)
の設定が困難なもの)
各種の耐漏洩に資する信頼性の高い部品等の検討
検冷新
討凍た
空な
調考
シえ
スに
テ基
ムづ
のく
家庭発電用燃料電池などの廃熱等を活用し
た新たな複合熱利用空調システムの検討
家庭用空調システム
空調廃熱や各種廃熱を利用した新たな熱利用冷凍空調システムの検討
店舗、オフィスビル用冷凍空調給湯システ
ム、地域内空調システム
高圧冷媒に係るガス回収速度の高速化
(約5kg/min以上を狙う)
圧冷
縮却
法法
・
回収機の小型化
廉価化
オンサイト化
省エネ化
高速冷却(コンプレッサー)、液化技術
分散型電源や各種ビル設備用動力源などの
廃熱等を活用した新たな複合熱利用空調シ
ステムの検討
電源や動力源の廃
熱等を活用した空
調システムの具体
的設計と試作モデ
ルの作成
試作モデルを使用
したモデル事業の
展開と製品化検討
(実用化システム
の設置・稼働開
始)
高圧冷媒
低圧冷媒
混合冷媒
高効率な排ガス処理技術
吸
脱着
離法
法・
製品化検討、 上市
ガス吸着
吸着量・吸着速度の向上
小型化
廉価化
省エネ化
脱離速度の向上
そ
の
他
可燃性・爆発性冷媒の利用技術の検討
冷媒の回収・破壊処理した後に生じるフロン類含有物質の再利用および破壊に関する技術の検討
現状の断熱性能を維持しHFC発泡剤の使用原単位を削減する技術
VOC
剤●
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2007
ノンフロン型省エネ冷凍空調システム開発
GWP
-
●● ● ●
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ム
に
係
る
技
術
2006
発
泡
剤
・
発
泡
技
術
の
検
討
●絶縁ガスとしてのSF6
の使用削減に係る技術
HFC発泡剤への水や炭化水素類等のブレンド比率の向上に係る検討
原液・原料の改良や製造プロセルの変革によるフォーム中セルの微細化等に係る検討
フィールドテストの実施
製品化検討
原液に対する相溶性・発泡性に優れる物質の検討
非オゾン層破壊、低温室効果、VOC規制対
応、REACH規制対応等を踏まえた高い環境
性能の確保
発泡剤への炭化水素や超臨界又は亜臨界炭酸ガスの使用に関する技術
物質製造時の省エネ、省資源性の確保
製品評価(断熱性、
寸法安定性、施工
性の評価)
環境・安全性評価
水発泡技術の用途拡大
HC等の混合ガスの検討や、混合ガスを活用した発泡技術、発泡プロセスに関する技術
ノンフロン型発泡技術
製品化検討
N2、CO2等のSF6とのブレンドに関する技術、及び、真空、乾燥空気等を利用したSF6使用量削減技術等など
非オゾン層破壊、低温室効果、VOC規制対応、REACH規制対応等を踏まえた混合ガスの選
定や、混合ガスを活用した発泡技術、発泡プロセスに関する技術の検討
フィールドテストの実施
製品化検
討
脱フロン対策分野のロードマップ(2/2)
2005
金
属
製
造
に
係
る
分
野
●
代
替
カ
バ
ー
ガ
ス
の
検
討
2007
2008
2009
2010
カバーガスとしてのSF6の使用量を削減する技術
ボンベから溶解炉までの配管からの漏洩防止に関する技術
SF6の回収・リユースに関する技術
鋳
造
方
式
異
形
、
マ
グ
ネ
ダ
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カ
ス
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、
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ク
ソ
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等
、
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半
導
体
製
造
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野
●
半
導
体
製
造
分
野
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
(順次、各社ラインに導入)
ガス流量精密計量装置の開発等による最適操業運転の検討
省エネフロン代替物質合成
技術開発
代替カバーガスの検討(既に検討されているF系ガスを除く)
既存設備にレトロフィット可能なカバーガスの検討
既存の配管やガス供給施設が使用可能
新たなガスの導入に伴う付帯設備(防爆設備や恒温装置、ボンベ暖
房装置など)の導入が最小
(順次、各社ラ
インに導入)
各ガスについて
フィールドテスト
の実施
ガスの購入に要する費用がSF6より安価
新規な設備を必要とするカバーガスの検討
既存の建家が使用可能
新たなガスの導入に伴う付帯設備(防爆設備や恒温装置、流量計測器、ボンベ暖房装置など)
の導入が最小
)
●
カ
バ
ー
ガ
ス
を
使
用
し
な
い
プ
ロ
セ
ス
技
2011
Mg溶解量に対
するSF6使用
約2kg/t-Mg(03
実績値)
→0.6kg/t-Mg
程度な技術の
体系の確立
溶解炉からの放出抑制やインゴット挿入時の漏洩に関する技術
(
術●
カ
バ
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ガ
ス
と
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て
使
用
量
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削
減
す
る
技
術
2006
各ガスについて
テストプラントの
立ち上げと
フィールドテスト
の実施
(順次、各社ラ
インに導入)
ガスの購入などランニングコストがSF6使用時より安価
マグネシウムの難燃性の確保のためのCa等添加は延性等の低下をもたらすため、鋳造
やその後の加工熱処理などにより高延性化をはかる。これにより自動車等の強度部材で
の軽量化が達成され省エネルギー効果を確保できる。
SF6フリー高機能発現Mg合金組
織制御技術開発
カバーガスを使用しないプロセス技術(製品開発)
製品品質を確保しつつ、難燃性に優れた物質を添加する技術
鋳造方法以外で、製品品質を確保しつつ、カバーガスを必要としない製品製造に係る技術
真空溶融に関する技術
(設備更新を迎えるライン
で同技術を採用するライ
ンに順次導入)
不活性ガス溶解鋳造技術、低温溶解技術、半溶融溶解鋳造技術、設備開発
噴射剤としてのHFC-152aの使用量の削減に係る技術(HFC-152aとDMEの混合に係る技術)
エアゾール製品全体に使用可能な新規な噴射剤の開発
半
導
体
・
液
晶
製
造
用
途
低GWPガスの採用に関する技術
最適な技術を選択
フロン類の回収・破壊技術
以下の要件を満たすこと(すべての要件を同時に満たすことは難しい)
○ オゾン層を破壊せず、温室効果も低いかもしくはないこと
○ 不燃性(あるいは低燃焼性:狭燃焼範囲、高最小着火エネルギー)であること
○ 蒸気圧で、25℃下でOMpa、0.1~0.2Mpa、0.4MPa、35℃下で0.8MPa(高圧ガス保安法の適用外であることが望まれる)程度の条件を満たすグレードがそろえられること
○ 溶解性で、低極性(KB値10~程度)であること
○ 腐食性について、金属共存下の安定性がHFC-134a程度であること、また、潤滑油共存下における安定性がHFC-134a、CFC-12、HCFC-22程度であること
○ 親水性及び、又は、親油性を持つこと
○ 毒性がないこと
○ 経済性に優れること
○ 無味無臭であること
○ 加水分解、酸、アルカリ等に対して安定であること(エアゾール缶内で容易に分解しないこと)
○ 液化ガスであること