長南町への交流定住促進のための 首都近郊型農村交流事業 提案書 平成25年2月 1 事業のねらい 首都圏ニーズを活かした地域活性化 首都圏においては、田舎暮らしをしたいというニーズは高い。 「ニーズ」 静かにのんびり、景色・自然環境、家庭菜園やガーデニング ⇒ そのニーズに答えることは、交流・移住人口が増え、地域活性 化につながる。 しかし、実際田舎暮らしをしようとすると、ハードルが高い。 ⇒ 田舎暮らしのハードルを下げるための事業が必要。 2 田舎暮らしのハードル • • • • • 家族の賛同を得れない。 費用がかかりすぎる。 家や耕作地を見つけるのがたいへん。 住み続けれるか心配。 田舎の付き合いが面倒。 ⇒ 田舎のお試し体験が気楽にできる場所 が必要 3 事業の概要 • 事業の目的 長南町の過疎対策の一環として移住・交流人口の増加を 図るため、首都圏住民が田舎体験をできる、都市と農村 の交流事業を実施する。 • 事業地区の位置及び面積 長南町水沼 約40ha • 交流施設の内容 • 平成26年度から約5年間で、市民農園、農林業研修等の 農村交流施設を整備する。 • 交流事業の内容 平成26年度から農林業・農村生活に係る研修及び交流 事業を実施する。 4 事業地区の概要 • 長南町西部工業団地計画跡地は、千葉県工業立地 振興ビジョンに基づく工業団地として、平成2年に千葉 県企業庁が事業に着手したが、景気の低迷等により 平成15年に開発中止となった。 計画面積49ha 取得面積 41ha (農地18.1ha 山林17.8ha原野5.3ha宅地0.1ha) 未買収地面積 8.0ha 地域に散らばっている 境界画定済み 5 地区選定の理由 • 圏央道インターチェンジから近距離 • まとまった土地(もと農地を含む) • 自然環境がよく、地形が好ましい • 未買収地を含んだままの活用可能 • 今後の状況の変化に合わせた対応が可能 6 事業コンセプト ○ トキの住める農村づくり 自然環境がよく、人と自然が農耕を通じて共生 している地域の姿をイメージ • トキは、里山や農村の象徴です。千葉県の外房地域 にもトキが住んでいました。そのため、トキがつく地名や 名字が多く、東金も鴇ガ峰からきています。 • 長柄町の横穴式古墳群の鳥の壁画はトキであるとい う説もあります。 • トキ住めるということは、環境の良い地域の指標となり ます。 7 農村交流施設の概要 • 貸農園、研修農場 一区画10坪程度 • 自然体験施設 キャンプ場、 遊歩道等 • 管理施設 トイレ、シャワー等 8 農村交流事業の概要 • 交流事業 (各種交流イベントの開催、貸農園の運営等) • 研修事業 農村生活研修 (農村文化・自然学習、ラウベの制作等) 農業研修 (耕作放棄地の再田化、農耕研修等) 林業研修 (森林整備研修、間伐材等の利用) 9 事業スケジュール • 計画の詳細設計(平成25年度) • 第1期(平成26年度~30年度) 会員募集、基盤施設整備、事業実施 • 第2期(平成31年度~35年度) 農村環境整備、周辺地域との連携強化 • 第3期(平成36年度~) 周辺地域への展開、トキの受け入れ 10 事業経営と事業経費の考え方 • 自治体の失敗から学ぶこと 初期投資の大きい事業は、状況の変化に対応できない。 良き指導者がいるときのみ、事業がうまくいく。 ・ 初期投資を抑える工夫 受益者負担を基本とした事業展開 施設整備に経費はできるだけかけない。 町の経費は基本的には使わない。 用地は企業庁からの無償譲渡を目指す。 ・ 融通のきく事業展開 関係者の力量に合わせた事業展開 事業規模と事業スケジュールの幅のある設定 事業の中で、事業の後継者を育成 町民の事業への参画機会を拡大 11 事業効果 ○ユニークな交流事業の実施による長南町の 知名度アップ ○会員制により定期的な交流人口の増加 ○長南町全域への定住の促進 ○農村交流ビジネスによる雇用促進と地域活 性化
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