25年8月27日 全国商工会連合会 金融機関の融資状況等に関する調査結果(速報) 調査時点:平成25年7月25日~8月9日 調査方法:全国300ヵ所の商工会の経営指導員が管内の事業者からのヒアリングをもとに回答 ※当該調査は今後も定期的に実施予定 1.最近の「新規融資」に対する姿勢 引続き、政府系金融機関に積極姿勢が見られ、各金融機 関とも多少積極姿勢の増加が見られる。 積極的に なった 都銀・地銀・ 第二地銀 信用金庫・ 信用組合 政府系 金融機関 変わらない 2.最近の「条件変更」に対する姿勢 引続き、各金融機関とも「変わらない」との回答が9割 程度となっている。 厳しく なった 緩やかに なった 9.3% 85.7% 5.0% (4.4%) (89.3%) (6.3%) 11.2% 86.1% 2.7% (8.5%) (86.3%) (5.2%) 27.9% 69.4% 2.7% (23.7%) (75.2%) (1.1%) 変わらない 厳しく なった 都銀・地銀・ 第二地銀 1.9% 91.9% 6.2% (1.5%) (93.0%) (5.6%) 信用金庫・ 信用組合 2.7% 95.0% 2.3% (2.2%) (92.2%) (5.6%) 政府系 金融機関 12.0% 85.7% 2.3% (10.4%) (88.5%) (1.1%) ※ カッコ内数値は、4月期調査のもの ※ カッコ内数値は、4月期調査のもの 3.最近の金融機関の対応の変化【複数回答】 基本的に対応の変化はないが、引続き、一部にコンサルティングやマッチングに対する積極姿勢が見られるほか、融資判 断等において引き締めが見られる。 コンサルティングに積極的 17.1% 16.6% 取引先紹介等のマッチングに積極的 7.3% 情報提供に積極的 金利引上や担保・保証の追加を要求される 経営改善計画書の提出を求められる 10.6% 7月期調査 9.1% 7.7% 3.4% 3.7% 10.1% 10.6% プロパーよりも協会付融資を勧める 15.6% 14.5% 変化なし 0.0% 4月期調査 37.4% 36.4% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 金融機関の融資状況等に関する経営指導員の声(今回調査) 積極的に来られ、融資しますというが、 利息の高い商品を進める傾向が見られ、 トラブルとなるところもある。 政府系金融機関は積極的な支援であるが、 民間金融機関は積極支援が見られない。 従来通りのスタンスでの円滑化の継承を 行っているとの事ではあるが、明らかに 以前より貸し出し条件が厳しくなってい る。また、ここでも事業所間の差別化が 進んでいると思われる。 大手の銀行は協会保証を求める傾向が一 層強まったように感じられる。 ヒアリングした先の様子では、円滑化法 終了後の対応にほとんど変化はないよう な印象を受ける。しかし、建築業など一 部の業種では改善計画書の作成を求めら れたり、今まではなかった保証協会付を 勧める向きもあるようだ。 地方銀行の一部に、融資姿勢が厳しく なっている銀行が見受けられる。 追加融資が厳しくなっている。 金融機関の貸し出し姿勢に変化はあ りませんが、保証協会付の融資を勧 める傾向にあるようです。 保証協会の新規融資の対応が厳しいよ うに思われる。融資実行までの日数も 長期化しているように思われる。 融資案件について、事業計画書の策 定がこれまで以上に叫ばれているよ うに感じる。 金融機関は金融円滑化終了以降、意識 して融資に対する姿勢に気を付け、積 極的な面を表面で見せているが、稟議 等に関しては事業計画の作成を条件と するなど若干厳しくなってきている。
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