金融円滑化法期限切れ 対策( 政府

金融円滑化法期限切れ
対策(政府、銀行)と期限切れのもたらす
経済・金融の影響
神谷晃子・小瀬村愛子
背景
• 金融円滑化法とは
リーマンショックに伴う中小
企業の景気低迷
支援
目的:将来性がある企業が資金繰りの一時的な
悪化により倒産するような事態を避けること
2011年3月ま
での約2年間の
時限立法
2012年3月
末まで延長
2013年の3月末に
期限切れ!!!!
金融円滑化法とは
金融機関が、返済に支障の出る恐れ
のある中小企業者などの負担軽減申し
入れに対し、できる限り、貸付条件の
変更や返済猶予を行うように努める
経営再建の実現可能性を後押しする施策
「金融円滑化法に基づく金融監督に関する指針」
及び
金融検査マニュアルの改正
○申込件数が累計308万件以上あり、
そのうち9割以上の285万件が実行
○対象貸付債権額は 79 兆円
○申込み件数の 8 割、実行件数の
7割が地域金融機銀行、信用金庫
関(地域等)
金融円滑化法の効果
リーマンショッ
ク以前よりも
倒産件数が
抑制!!!
倒産防止効果!!
一方で・・・
円滑化法が中小企業の経営改善に効果
があったかという問いに対して
金融機関の過半数
地銀・信金・信組
が、計画目標達成
企業の割合が4割以
「どちらともいえない」「あまり効果がな
下と回答
かった」「単なる延命措置にすぎない」の
合計が4~5割を占める
金融円滑化法は倒産件数の減少には
効果があった。一方で、経営改善の面
では問題が見られる。
対策(政府、銀行)と期限切れの
もたらす経済・金融の影響