スライド 1 - 独立行政法人日本学生支援機構

平成19年度
留学生交流研究協議会
文部科学省所管事項説明
平成19年7月5日
文部科学省学生支援課
留学生交流室長
池田
輝司
○留学生交流の意義
諸外国との相互理解の増進
と人的ネットワークの形成
途上国等の人材育成・
知的国際貢献
(日本自身あるいは日本の大
学等の)国際化や国際競争
力の強化
安定した国際関係づくりの基礎
留学生交流の本来的意義
高等教育の機会提供
人類共有の知的財産の創造
我が国の知的存在感の増大
国際的に通用し、リーダーと成り
得る日本人の育成
国際的競争環境の形成を通じ、
教育研究における国際的通用性・
共通性を向上
○ 留学生数の現状
■留学生数の推移(各年5月1日現在)
(日本学生支援機構調べ)
140, 000
117,927
121,812
120, 000
留学生総数
117,302
109,508
国費外国人留学生制度による留
学生数
100, 000
95,550
外国政府派遣留学生数
80, 000
78,812
64,011
55,755
60, 000
51,298
40, 000
20, 000
10,428
9,869
2 ,0 8 2
0
1,956
863
58 59 60 61 62 63 元
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18
■出身地域別留学生数
総数 117,927人
平成18年5月1日現在
109,291人
(92.7%)
3,307人(2.8%)
うち漢字圏(中国、
韓国、台湾)で80%
667人(0.6%)
2,076人(1.8%)
1.088人(0.9%)
935人(0.8%)
563人(0.5%)
■在学段階別留学生数の推移
各年5月1日現在
140,000
121,812
117,927
64,774
63,437
117,302
120,000
109,508
95,550
100,000
78,812
80,000
57,911
60,000
62,311
50,312
39,502
40,000
26,229
25,146
20,000
0
12,324
1,840
13
留学生総数
28,542
21,233
17,173
1,827
1,822
14
15
学部・ 短大・ 高専
29,514
23,833
大学院
30,278
30,910
25,197
1,644
1,563
21,562
2,018
16
17
18
専修学校(専門課程)
年度
準備教育課程
短期外国人留学生
○短期留学生数(上位国)
平成18年5月1日現在
短期留学生支援のため・・・
国・地域名
短期留学推進制度 (平成7年度~)
留学生数(人)
1
中
国
1,740
2
韓
国
1,535
3
米
国
1,204
4
台
湾
441
※ (独)日本学生支援機構の運営費交付金により実施
5
ド イ ツ
252
※ UMAP(アジア太平洋大学交流機構)単位互換
6
フランス
249
7
オーストラリア
223
8
タ
イ
172
英
国
172
・ 奨学金 8万円/月額
・ 留学準備金 15万円
方式を活用する大学には優先枠あり
◇ 現在、我が国の短期留学生数は増加傾向。
人
短期留学生数 平成17年 6,727人
→
平成18年
10
カ ナ ダ
137
11
スウェーデン
102
7,423
◇ 欧米の学生は長期に比べて短期留学希望者が多い。
◇ アジア諸国の学生も、将来、自国の高等教育機関の整備
充実に伴い、長期留学 から短期留学希望にシフトしていくこ
とが見込まれる。
その他
1,196
合
7,423
計
○日本語教育機関在籍者数
45, 000
42,729
在籍者数
39,205
40, 000
35,953
35,576
35, 000
33,107
35,379
33,757
30,631
30,607
30, 000
25,860
25, 000
21,787
20,580
20, 000
15,269
13,234
11,224
14,585
15, 000
10, 000
5, 000
0
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
(財)日本語教育振興協会調べ
○日本人学生の海外派遣の現状
90, 000
82,945
79,455
80, 000
75,586
76,464
70, 000
78,151
74,551
派遣学生総数
64,284
60, 000
50, 000
40, 000
30, 000
18,066
20, 000
10, 000
0
58
59
60
61
62
63
元
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
アメリカ合衆国はIIE「OPEN DOORS」、中国は中国教育部、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、カナダ、韓国、ニュージーランドは
OECD「Education at a Glance」、台湾は台湾教育部 各2004年版による。
留学生宿舎の状況(平成18年5月1日現在)
○公的宿舎入居留学生数 27,767人 (前年度比 994人増)
A 学校が設置する留学生宿舎 14,814人
国立大学等
84校
6,427人
公立大学
19校
252人
285校
8,135人
私立大学等
B.公益法人等が設置する留学生宿舎 7,454人
日本学生支援機構設置留学生宿舎
公益法人設置留学生宿舎
2,166人
774人
地方公共団体設置留学生宿舎
1,355人
公営住宅等
2,079人
民間企業の社員寮
1,080人
C.学校が設置する一般学生寮 5,499人
国立大学等
112校
2,812人
公立大学等
23校
107人
私立大学等
226校
2,580人
○ 渡日前から帰国後までの体
系的な支援
○ 留学生受入れ・派遣の方針の明確化と学内支援体制の確立
・「なぜ、留学生交流を行うのか?何のために留学生を受け入れ
るのか?」
→ 学内の共通認識づくり
・学内の支援体制の中で不足している部分について全学的な
バックアップ体制を確立するなど充分な留学生のサポートの実現
留学後の苦労として約45%が「日本語の習得」、約37%が「日常生活
における母国の習慣との違い」を挙げている(日本学生支援機構調査
より)
○ 就職支援
・外国人留学生卒業後の日本企業への就職希望の増
在留資格変更許可申請件数5,820人(H16) → 6,788(H17) (968人増)
うち許可数 5,264人→5,878人(614人増) (法務省入国管理局調)
卒業(修了)した外国人留学生の日本国内への就職
(日本学生支援機構調)
5,705人(全体の22.9%)(H16)→7,911人(全体の26.5%)(H17)
⇒ 就職支援の強化が優秀な留学生確保のキーポイント
・日本人学生同様、留学生に対してもそれぞれのキャリアデザイン
に沿った形での進路指導や就職支援が重要
○ 帰国後のフォローアップ
・卒業後も元留学生とコネクションを保つこと
が重要
⇒ 優秀な後輩の推薦、国際的研究協力の
相手先として有望
・ 国費外国人留学生の卒業後のフォロー
アップの積極的実施について、平成18年6月
7日付け通知を発出
○外国人留学生の適切な受入れ
☆留学生数の増は歓迎。一方、留学ビザ、就学ビザを
持つ者の刑法犯検挙人数や不法就労数も増加。
○在留資格別 刑法犯(不法残留)検挙人数(警視庁調べ)
「留学」 平成12年 501人 ⇒ 平成17年 1,090人(2.2倍)
「就学」 平成12年 694人 ⇒ 平成17年 1,055人(1.9倍)
○在留資格別 不法残留数(法務省調べ)
各年1月1日現在
「留学」 平成13年 4,401人 ⇒ 平成17年 8,173人 ⇒ 平成18年 7,628人
「就学」 平成13年 10,025人 ⇒ 平成17年 8,506人 ⇒ 平成18年 7,307人
☆平成17年1月に学生支援課長名で「外国人留学生の
適正な受入れについて」通知
○ 適切な入学者選抜の実施と在籍
管理の徹底
・ 留学生の質の確保を図るための適切な
入学者選抜と在籍管理の実施
例・日本留学試験の活用 (「どういう学力を持って
いる人か」を確認するための一つの材料)
・ 各学校における在籍管理の徹底が必要
日本人学生の海外派遣支援制度
1.長期海外留学支援(大学教育の国際化推進プログラム)(H17~)
日本人の学生等を海外の大学院等に派遣し、学位取得や専門分野の研究をさせることにより、国際化
する社会に対応できる優秀な人材の養成を支援するため、奨学金等を支給。
・ 奨学金 170,000円~102,000円/月額
・ 授業料 年間3万米ドルを上限とする実費額
・ 航空賃 往復航空券
2.短期留学推進制度(JASSOにて実施)(H7~)
大学間交流協定等に基づき、我が国の大学に在籍したまま1年以内の短期間、我が国から諸外国へ
留学する学部・大学院生を支援するため奨学金を支給。
・ 奨学金 80,000円/月額
3.JASSO奨学金貸与制度(有利子)(H16~)
我が国の国際競争力の強化やグローバル化した社会で活躍できる人材の育成などの観点から、海外
の大学・大学院で学位を取得する目的で留学する者、大学間交流協定等に基づき、国内の大学等に在
籍しながら短期間留学する者に対して奨学金を貸与。
・ 貸与 学部レベル
3、5、8、10万円/月額 から選択
大学院レベル 5、8、10、13万円/月額 から選択
※ 一時金(30万円)増額 長期 入学時に増額が可能
短期 留学の際に増額が可能
今後の留学生政策の展開(案)
中央教育審議会答申
「新たな留学生政策
の展開について」
(平成15年12月)
○留学生受入れ・派遣の両面で一層の交流推進
○留学生交流の推進は各大学等が主体的役割を果たすことを基本
○日本人の海外留学への支援
○留学生の質の確保と受入れ体制の充実
○日本学生支援機構設立等による支援体制の強化
+
教育再生会議
骨太2007
○国家戦略として
の留学生政策を
推進
○現地での募集・
選考体制の強化、
渡日前の入学許
可
など
○留学生戦略を、産業政
策、外交政策を含めて再
構築
○戦略的・機動的に国費
外国人留学生制度を改善
○関係機関等の協力を
得つつ生活環境・住環境
を整備
など
教育政策
外交政策
アジア・ゲートウェイ
○留学生受入れシ
ェアの確保、日本人
派遣の拡充、産学
連携の推進、海外
現地機能強化
○フォローアップの
充実
など
産業政策
イノベーション25
○博士課程在学者の
1割1年間留学を目指し
た支援の充実
など
経済成長戦略大綱
○「アジア人財資金構
想」を着実に実施 など
入国管理政策
国家戦略としての留学生政策を展開
等
平成19年度留学生交流関係予算
平成19年度予算額
406億円〔うちODA
(平成18年度予算額
1 国費外国人留学生受入れの充実
413億円
363億円〕
〔うちODA 369億円〕)
223億円(227億円)
受入れ 11,783人 ⇒ 11,854人(71人増)
2 私費外国人留学生等への援助
132億円(131億円)
(1)私費外国人留学生等学習奨励費
・大学・専門学校等
・日本語教育機関
81億円 ( 80億円)
11,350人 ⇒ 11,375人 (25人増)
650人 ⇒
675人 (25人増)
(2)授業料減免学校法人援助
33億円( 33億円)
(3)短期留学推進制度
18億円( 18億円)
・受 入
1,600人 ⇒ 1,700人(100人増)
3 日本人学生に対する海外留学支援の充実
9億円( 8億円)
(1)長期海外留学支援
4億円(
3億円)
5億円(
5億円)
・派 遣
120人 ⇒ 158人 (38人増)
(2)短期留学推進制度
・派 遣
665人 ⇒ 720人 (55人増)
この他に、
○奨学金貸与制度(有利子)による海外留学の支援
・貸与人員
27億円( 34億円)
2,637人
4 留学生に対する教育・研究指導の充実等
(1)地域における留学生交流の推進
(2)大学等における留学生への教育・研究指導の充実 等
43億円( 46億円)