PDF:5341KB - BOPビジネス支援センター

資料3-1
BOPビジネス支援センターを通じた
支援のあり方に関する調査結果報告
と今後の方向性
平成24年2月9日
経済産業省 貿易経済協力局
通商金融・経済協力課
目次
0、平成22年度とりまとめBOPビジネス支援 3、政策の考え方
センターの今後の方向性(参考)
①事業フェーズごとの支援
②国際的な知見やネットワークとの協働
(BOPビジネスフォーラムの開催)
1、平成23年度実施事業
(世銀・IMF総会併催イベントの実施)
①BOPビジネス支援センターの運営・機
能強化
ⅰ他機関との連携強化
4、平成24年度のBOPビジネス支援セン
ⅱ情報共有機能の強化
ターの運営について
ⅲマッチング機能の強化、支援セン
ターの普及啓発促進
5、(参考)ビジネス支援センターの現状
②官民連携による具体的ビジネスの形成
支援
③各種調査・普及啓発事業の実施
2、運営協議会の議論結果
1
0,平成22年度とりまとめ
BOPビジネス支援センター
の今後の方向性(参考)
2
① BOPビジネス支援センターの運営・
機能強化
【関係省庁、支援機関、民間企業、NGOが一体となったプラットフォームの運営・機能
強化】
② 官民連携による具体的ビジネスの
形成支援
【我が国の優れた技術・サービスを活用した様々な課題の解決を支援】
③ 各種調査・普及啓発事業の実施
【上記事業を支える基盤】
3
1,平成23年度実施事業
①,BOPビジネス支援センターの
運営・機能強化
4
1-① -ⅰ他機関との連携強化
○ 日本にオフィスを有するADB、UNICEF及びUNIDOの事業概要を支援センター会員へ周知
することにより、会員と国際機関との連携を推進。
○ 官民連携ネットワークなどと情報共有し、外務省との連携を強化。
○ JANICへのリンクを貼付し、NGOとの連携を促進。
【外務省との連携強化】
ミレニアム開発目標、TICADなど外務省
が実施するイニシアティブとの連携を強化
(情報共有など)し、BOPビジネスの更な
る拡大を経済産業省・外務省が一体と
なって支援。
【NGOとの連携強化】
開発・環境・人権・平和などの分野で国境を
越えて活動する日本のNGOの概要と最新
の詳細なデータを全国規模で収録したデー
タベースを有する国際協力NGOセンターと
の連携を強化。
会員とNGOとのパートナーシップ構築を支
援。
5
1-① -ⅰ他機関との連携強化
【国際機関との連携を強化(今年度実施)】
本年度実施
国際機関の概要を支援
センターHP上で提供す
るとともに、各機関から
のメッセージをメルマガ
にて配信。
6
1-①-ⅱ 情報共有機能の強化
○ 支援センターからの重要な更新情報(関係機関による公募情報等)のタイムリーな情報提供の
実施。
○ 蓄積されたポータルサイト上のコンテンツについて、ユーザーが活用し易いように整理し、ユー
ザーの利便性の強化をはかるとともに、海外パートナーとのマッチングニーズの高さを踏まえ、
会員登録及びマッチングページの英語化を実施。
○ 各関係機関が有する支援制度をFace to Faceで説明することにより、事業者による活用促進
を図る。
【支援制度・施策に関するワークショップ開催】
1、目 的
○各組織の有するBOPビジネスに関する支援施策・制度に関して広く制度や事業内容を
理解してもらう
○参加者同士のネットワーク構築の推進。
2、日 時
○平成23年11月28日(月)15:30~17:00(ワークショップ)
3、プレゼンター
○国際協力機構 ○日本貿易振興機構 ○国連開発計画 ○アジア開発銀行
○国際金融公社 ○国連工業開発機関 ○国連児童基金 ○米国国際開発庁 ○外務省
4、参加者構成
○企業:58名 ○NGO/NPO:8名
○学術機関:9名○その他:5名
○政府関係機関・国際機関:44名
5、参加者の声
○概要を把握出来た事がよかった。名前は知っていても、内容を知らなかった機関の情
報を得ることができ有用でした
○興味を持ちつつ、とっかかりのない中小企業にとって、全容を把握するよいきっかけとなった。
○各団体の強み、支援内容が複合的に理解出来る機会となった。今後も定期的に
開催していただきたい。
【ネットワーキング】
【ワークショップ会場】
【参加者内訳】
6%
11%
企業
10%
NPO・NGO
大学
73%
その他
※政府関係者を除く
7
1-①-ⅱ 情報共有機能の強化
【ポータルサイト機能の充実(英語化等)】
(3)ポータルサイトの英語化
【マッチングページを先行的に英語化を実施】(2011年8月より掲載)
第一回運営協議会資料より抜粋
会員登録及びマッチング登録・閲覧画面の英語化による情報提供機能の強化。
検索機能を追加し、
利便性を向上
日本及び海外の多様な関係者間のパートナーシップ構築支援。
英語によるマッチング登録
英語による会員登録
連携機関の現地事務所の協力を得て英語化したポータルサイトの周
マッチング情
報リストの
知を行い、マッチングページの更なる活用を促進する。
登録閲覧
多様なパート
ナーシップの
パートナー構築機能の強化
構築
13
国内外の関係者に対して、英語による会員登録
機能やマッチング情報の閲覧・登録機能をPRし
情報共有機能をグローバルに強化。
分野や対象国・地域別で支援センター内の情
報を分類。
検索機能を活用し、利用者にとっての利便性
向上を目指した。
8
1- ①-ⅲマッチング機能の強化、支援センターの普及啓発促進
○ 国際機関や現地政府などが実施する調達へ参加する日本企業を増やすべく、国連調達情報
や入札情報の閲覧方法を提供。
○ 各種講演会、セミナー等を通じて、BOPビジネス支援センターを通じたマッチング機能をPR。
【国連機関調達情報】
【支援センターの普及啓発促進】
(1)-2国際機関による調達の現状及び対策
現 状
負担
状況
調達
状況
要因
2011年国連通常予算(241,470万ドル)の内、
12.5%にあたる29,430万ドルを日本国政府が負担。
我が国企業の国連機関の調達への参加状況は右表
の通り極めて少なく、自動車等の輸送機関が中心。
国連機関の調達参加方法に不案内などが想定。
英語での調達が不慣れなどが想定。
10.4%
USA
SWITZERLAND
AFGHANISTAN
SUDAN
INDIA
RUSSIA
UK
DENMARK
PAKISTAN
FRANCE
ITALY
JAPAN
%は調達全体
における割合
5.8%
4.6%
4.1%
3.9%
3.8%
3.4%
Goods
3.2%
Services
3.2%
3.1%
2.6%
0
500,000
155,198千ドル(1.07%)
世界第25位
1,000,000
1,500,000
関係機関が開催するシンポジウムやワークショップな
どで積極的に支援センターをPR。
本年度は、サイトの英語化を実施したこともあり、海
外の関係者への紹介に特に注力。
単位:千ドル
【国連調達への参加状況(2010年Annual Statistical Reportより作成)】
対 策
支援センターに
よる情報提供
国際機関が実施
する調達活動へ
の参画促進
(1)国連機関の調達活動概要
>国際機関、途上国の現地政府向けビジネス情報>国際機関向けビジネス情報(調達活動の概要)国際連合児童基金
(UNICEF)における調達活動の概要
(2)UNICEF,WHO,FAOの実績調査概要
国連グローバルマーケットプレイス(UNGM)における調達活動の概要
基本的に国連機関の調達に参加するためにはUNGMへ貴社の事業内容を登録する
必要があります。登録が完了すると37の国連機関の内、貴社が登録した国連機関の
調達機会に参加できるようになるとともに、2,200名を越える国連調達職員が貴社の
事業内容を潜在的なサプライヤーとして活用することになります。
但し、UNGMにおいては一日平均15件以上の調達情報を更新しているため、定期的
に調達情報を確認することが重要となります。
UNGMの概要は下記の通りとなります。
登録方法
調達情報取得方法
調達の流れ
登録方法(アカウント取得)
UNGMに登録するためには、アカウント取得後、。
1. UNGMwebサイト( www.ungm.org )(英語)へアクセスする。
2. 下図の頄目からアカウント登録を行う。必須入力頄目は以下となっている。
•
企業名
•
国名
•
担当者及びメールアドレス
•
輸出実績(3年以上か未満か)
•
UNGMをどのようにして知ったか
•
ウェブサイトのリンク
※ 3年以上の輸出実績がない場合、グローバルサプライヤーとしては登
録できない。
新たな事業
パートナー
拡大の可能性
※登録が完了するとアクティベーションメールとユーザーネーム・パスワードが記された
メールが配信されます。
第一回運営協議会資料より抜粋
在京アフリカ外交団向けADCジョイントワークショップ(BTMU、UNIDO、JICA主催)の様子
国連機関の調達状況を提供することにより、調達の
仕組みや各機関のニーズを会員に周知。
我が国企業の優れた商品やサービスを国際機関を
通じてBOP層へ提供することを後押し。
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9
1- ①-ⅲマッチング機能の強化、支援センターの普及啓発促進
【現地政府との連携事情】
会員の進出希望度が高い国々 (インド・インドネシア・バングラデシュ)において、現地政府向けの事業を推
進している本邦企業の現状を調査。
調査頄目
調査結果概要
本邦企業が展開すべき取り組み
現地政府向けの
事業を推進した
きっかけ
•従業員の中に当該国出身者がいた
•現地での展示会で知り合った人から政府関係者を紹介
してもらった
•組織内の多様性の強化
•現地での展示会への積極参加
現地政府向け事
業を推進する際
の障害
•現地政府の調達情報に関して、現地語と英語で情報量
が異なること
•現地政府関連組織の資金不足とそれをサポートするファ
イナンス施策の欠如
•現地での情報把握のためのネット
ワーク作り、現地採用人材のマ
ネージャークラスへの育成・登用
•他企業、国際機関との連携強化
成功要因
•現地政府要人とのネットワークのある人物の確保
•現地で要求されるニーズに対する品質の高さのアピール
•未開拓領域に対して積極参入したことによって受けるこ
とができた現地政府・他ステークホルダーの協力
•現地有力ディストリビューターとの
連携強化、現地採用人材のマネー
ジャークラスへの育成・登用
•ニーズに合致した製品の開発
•未開拓領域への積極参入
現地政府向け事
業の推進により
得られる非財務
利益
•レピュテーション向上により、他政府から当該国における
事業展開のリクエストが来る
•自社従業員のモチベーション向上につながる
•各国政府要人同士のネットワークにより海外進出が容易
になる
•現地政府向け事業の成果の社内
外への積極的なアピール
•事業戦略と広報戦略の融合
•非財務利益の定量化と目標設定
政府への要望
•国際機関との連携の支援(中国と比較すると連携支援が
不十分)
•これから制定されていく国際規格等に対する日本の規格
の反映
•国際機関在京事務所との能動的
な関係構築
•自らが関連する国際規格制定の
動きに対する積極的関与
10
1,平成23年度実施事業
②,官民連携による
具体的ビジネスの形成支援
11
1-②、官民連携による具体的ビジネスの形成支援
JETRO施策
BOPビジネス支援ツール
BOPビジネスミッション
BOP層ライフスタイルやビジ
ネス実態の視察および現地
組織とのネットワーク構築。
平成23年 4月インド
平成23年12月東アフリカ
JICA施策
協力準備調査
(BOPビジネス連携促進)
日本企業が行うBOPビジネ
スとの連携を促進するため、
事前調査を支援する枠組み。
2010年8月6日公示
20案件採択
2011年6月15日公示
13案件採択
パートナー発掘調査サ
ポート
日本企業のビジネスアイデ
アに基づき、ジェトロが現地
でパートナー候補情報と連
携の可能性、ビジネスアイ
ディアの受容性を調査・
フィードバック。
パートナー連携促進現
地活動サポート
日本企業の現地活動計画
に基づき、ミーティングアレ
ンジ・随行、事前スポット調
査、商談フォローアップ調査
等実施。
2011年12月12日公示
「中小企業向け選択肢の追加(調査
規模に応じ、中小企業は調査費用を
選択することが可能)」
その他の関連施策
研究協力事業、貿易投資円滑化支援事業、
人材育成(経済産業人材育成支援研修事業、経済産業人材育成支援専門家派遣事業)
12
1,平成23年度実施事業
③,各種調査・普及啓発事業の実施
13
1-③、各種調査・普及啓発事業の実施
【潜在ニーズ調査】
日本企業
・ミャンマーの農業資機材分野
・インドの情報・通信技術分野
④商品仕様提案
③潜在ニ ーズの析出
②B O P ペナルテ ィ ーの発見
【ファイナンス調査】
BOP層
①B O P 層の生活実態調査
・BOPビジネスに係る資金調達の円滑化に関する調査
【国連機関調達状況調査】
・UNGMのサプライヤー登録、調達情報確認方法の調査
・FAO(国連食料農業機関)の調達実績調査
・WFP(世界食料計画)の調達実績調査
・UNICEF(国連児童基金)の調達実績調査
【分野別市場推計】
・インド、インドネシア、バングラディシュにおける分野別市場推計
(水分野、エネルギー分野、保健医療分野、IT分野、教育分野)
【シンポジウムを通じた普及啓発】
・平成23年 6月 3日
・平成23年 6月28日
・平成23年10月14日
・平成23年11月28日
・平成24年 2月23日
・平成24年 2月28日
MDGsフォローアップ会合サイドイベント
スチュアートハート教授来日記念シンポジウム
在京アフリカ外交官向けジョイントワークショップ等
BOPビジネス関係支援制度・施策に関するワークショップ
BOP・ボリュームゾーン市場セミナー
BOPビジネスセミナー
B
O
P
ビ
ジ
ネ
ス
の
推
進
14
2,運営協議会の議論結果
15
2,運営協議会の議論結果
•
•
BOP層を対象とするビジネスだけではなく、MOP層をも対象としたビジネスを実施していくこと及び知見
を有する現地のパートナーと協働することが重要。
現実にビジネスを行い、知見・実績を積むことが重要な段階に入ってきている。
○見えてきたビジネスモデル
運営協議会の議事内容(抜粋)
企業からJETROへの提案はサプライサイドからの発
想が強く、JICAへの提案は開発サイドからの発想が強
く、両者とも現地でどの様に使ってもらえるかという発
想が弱い。これらそれぞれの取り組みにおける強み・
弱みを組み合わせていくことが、今後BOPビジネス支
援センターに求められる。
企業
TOP層
BOPビジネス協力準備調査ではアジアを中心に応募
が寄せられている。今後はアジアだけでなく、アフリカ
などの他地域での支援にも力を入れて行きたい。
BOPは必ずしも収益性が悪いわけではない。ビジネス
的に上手くいっているものと、開発効果があったものに
はプラスの相関関係がある。
各企業が抱える多種の問題に機動的に対応できる仕
組みがあってもよいのではないか。民間をはじめ学術
機関等、様々な立場から支援を行うことが可能な仕組
みがあればよい。
①BOP層への浸透によるTOP・M
OP層への足がかり作り②TOP・M
OP層攻略によるブランド・ネット
ワークを活用したBOP層への浸透
がともに重要
MOP層
現地政府
現地企業
国際機関
BOP層
上記を踏まえ、来年度の方向性を次頁の通り検討中。
16
3,平成24年度実施事業(予定)
17
3、政策の考え方
現在までのBOP関連ビジネスの進展を踏まえ、以下のような考え方のもと、政
策を実施。
① 主役となるのは民間企業やNGO等の創意工夫。政府や関係機関等が必
要に応じ支援を実施。また、ビジネスの進展に伴い、支援策の改善を続ける。
② 実際の案件の形成を最大の目標として、各関係者が強みを活かし協働する。
③ MOP層向けビジネスや、現地政府や国際機関向けビジネスも同時に振興。
具体的には、以下の様な政策を実施
① 事業フェーズごとの支援
(ビジネスを実際に進展させる中で明かになった課題の解決)
(BOPビジネスコーディネーターの設置)
② 国際的な知見やネットワークとの協働
18
3-①、事業フェーズごとの支援
○アンケートや企業ヒアリングを通じて判明した課題を事業フェーズ毎に分類。これら課題に対する一貫した支援制度を構築。
○BOPビジネス成功の鍵は協働。現地でのネットワーク、支援機関のハブとなり、ビジネスのコーディネートを支援する機能を
提供。
課題1 「現地の情報が不足」 への対応
○現地の方がどのような生活をしていて、何をどう使っているか、実際
に企業が確認する必要があるが、十分なネットワークを持たない民間
企業のみでは対応が困難
(対策)現地でネットワークを張り巡らせているJETROが、BOPビ
ジネスに関心を持つ日本企業の現地の実態把握やニーズ確認を
促進させるために、ビジネスミッション派遣
課題2 「ニーズが先進国と大きく異なる」 への対応
○現地に拠点を持たないBOPビジネスの初期段階ではビジネスアイ
ディアの立案は日本で行うが、それが現地で受け入れられるかどうか
について、企業は確認する方法がない
(対策)現地情報を確認することに長けているJETROが現地
のニーズ調査をサポート、また、現地での有識者ネットワーク
を活用し、製品・サービスの有効性確認を支援
課題3 「試験的販売・市場開拓の困難」 への対応
○実際にビジネスを展開する際に、まずはマーケティング・試験的販売
から始め、反応を見ながら改良し本格展開につなげていくが、試行販
売する機会がない
(対策)現地でネットワークをもつJETROが、試験的販売に必
要な集客や反応の集計を最適な形で支援
上記の課題は民間企業単独では解決困難
現地
課題
1
ビジネス
ミッション
課題
2
パートナー
候補発掘
支援
課題
3
試験的
販売支援
課題4 「事業拡大の困難」 への対応
○ビジネスを本格展開するためには、物流、人材確保、制度等現地に
密着したアドバイスが必要であるが、現地に拠点を持たない日本企業
が適切なアドバイスを入手ことは困難
(対策)現地に豊富な人脈を持つJETROが、適切なアドバイ
ザーを発掘するとともに、日本企業へのアドバイス提供を支援。
現地企業
○現地企業とのパー
トナーシップ構築
支援
○日本企業が有す
る技術力の紹介
○支援機関実施調
達情報の提供
支援機関
現地市場
BOP層
○現地のニーズ情
報の提供
課題
現地
4 コーディネーター ○案件毎の小規模
調査
民間企業
19
3-②、国際的な知見やネットワークとの協働(BOPビジネスフォーラムの開催)
○様々なビジネスモデルを構築するためにも、政府、国際機関、企業及びNGO等がネットワークを構築するための「きっかけ」
となる場を提供することが重要。
○BOPビジネスフォーラムの開催
実施計画
【目的】
BOPビジネス支援センターの活動をより拡大するために、民間企業、NGO、政府関係機関等が参加するBOPビジネスフォー
ラムを定期的に開催する。
本ビジネスフォーラムを通じて、政府関係機関や国際機関が有するBOPビジネス支援ツールの紹介や、民間企業から優れた
事例の紹介などを行うとともに、参加者のネットワーク構築のための場を提供する。
【主催者】
経済産業省
(財)貿易・産業協力振興機構(ITIC)
【プレゼンター(案)】
国際協力機構
日本貿易振興機構
国連開発計画
アジア開発銀行
国際金融公社
国連工業開発機関
国連児童基金
米国国際開発庁
外務省
民間企業 等
民間の有する製品・サービス
情報の提供
成功事例共有に
よる新たなイノ
ベーション
企業間同士の協
働(新たなビジネ
スアイディアの
きっかけ)
民
間
企
業
支
援
機
関
等
等
支援ツールの紹介
各機関が有する強みを活
かした情報提供
支援施策の共有
一貫した支援体
制の構築
新
た
な
案
件
の
形
成
【フォーラムの構成】
BOPビジネスを既に実施している企業、今後実施したいと考えている企業を主体とし、NGO、政府関係機関、政府関係部局も
参加する。
【開催時期】
平成24年 6月頃(予定)
平成24年12月頃(予定)
※参加者の意見やニーズを把握し、最も必要とされる情報を提供できるようアレンジを行う。
20
3-②、国際的な知見やネットワークとの協働(世銀・IMF併催イベントの実施)
○IFC、JETROと協働した世銀総会併催イベント
【目的】
平成24年10月に世銀・IMF総会が東京にて開催され(東京開催は1960年以来2回目)、世
界各国より多数の政府要人や経済界関係者が約2万人程度、来日する予定。この期間に、IFC
が行うインクルーシブビジネスリーダーズフォーラムが開催予定であり、JETRO・IFCと連携し
内外企業を招聘。途上国の社会課題を解決することにも資するビジネス機会の醸成を目的して
シンポジウムを開催する。
【主催者】
JETRO、IFC、経済産業省
途上国
企業等
途上国市場参入機会
日本企業等が有する優れ
た技術やサービス等
本邦
民間企業等
海外での経験や知見の紹介・
情報提供
現地ニーズや日本企業との連
携機会 等
【2011年インクルーシブビジネスリーダーズフォーラム】
21
4,平成24年度のBOPビジネス支援センター
の運営について
22
4、平成24年度のBOPビジネス支援センターの運営について
運営体制
【平成23年度】
BOPビジネス支援センター事務局
経済産業省
通商金融・経済協力課
管理者
野村総合研究所(株)
運営協議会
現地
支援機関
(現地在外
事務所)
国際機関
国内
BOPビジネス支援センター
・BOPビジネス関連情報
(支援策、各国市場、産業
事情等)の収集・分析
(JETRO事業等)
・METI、ジェトロ、JICA等の
関連支援施策(ミッション
派遣、研究開発・実証資金
助成、事業資金支援等)の
整備、活用促進
民間企業、
社会起業家
関係省庁
(外務省 等)
現地政府
機関
事務局
(経済産業省(委託先を含む))
現地企業
現地NGO
/NPO等
事業内容に
関する助言
運営協議会
(産学の有識者、
民間企業・団体、
政府機関等)
・ポータルサイトによる一元的情報提供
・マッチング(関係者間の情報交換・連携促進)支援
・相談窓口
JETRO、
JICA等
支援機関
国内NGO
/NPO等
BOPビジネスの創出・推進
引き続き、事業内容に関する御助言を頂く。
平成24年9月と平成25年3月に開催予定。
【平成24年度】
BOPビジネス支援センター事務局
経済産業省
通商金融・経済協力課
管理者
経済産業省ならではの強みとJETRO
ならではの強みを融合し、関係機関と
連携しつつ、ポータルサイトの改善を予
定。
(独)日本貿易振興機構
23
5,(参考)ビジネス支援センターの現状
24
5-①、(参考)ビジネス支援センターの現状
【会員数及びアクセス件数等の推移・内訳①】
○ 1月31日時点における会員数の推移・内訳は以下の通り。(登録者数2207名)
【会員数の推移】
【会員の内訳:(N=2207)】
(人)
2207
600
727
849
2118
2037
1924
17441818
1635
1519
1364
1251
1122
1009
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
437
2010年10月
2400
2200
2000
1800
1600
1400
1200
1000
800
600
400
200
0
【会員の内訳(企業):(N= 1235))登録者数ベース】
(上位15の業種のみ抜粋)
サービス業(他に分類されないもの)
学術研究,専門・技術サービス業
電気機械器具製造業
情報通信業
卸売業,小売業
その他
その他の製造業
金融業,保険業
複合サービス事業
情報通信機械器具製造業
電子部品・デバイス・電子回路製造業
化学工業
建設業
輸送用機械器具製造業
医療,福祉
【会員の内訳(NGO):(N=112)登録者数ベース】
177
141
105
98
93
81
65
63
45
44
39
37
36
34
19
25
5-②、 (参考)ビジネス支援センターの現状
【会員数及びアクセス件数等の推移・内訳②】
○会員が興味のあるBOPビジネス対象国・興味分野は以下の通り。(最大3件までの複数回答・1月末時点)
【興味のあるBOPビジネス地域】(N=3234)
【興味のあるBOPビジネス対象国】(N=3746)
(下記には上位30カ国のみ抜粋)
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
13位
14位
15位
16位
17位
18位
19位
20位
21位
22位
23位
24位
25位
26位
27位
28位
29位
30位
インド
インドネシア
バングラデシュ
ベトナム
中国
カンボジア
タイ
ケニア
フィリピン
その他
タンザニア
ラオス
ブラジル
ミャンマー
ガーナ
ナイジェリア
ウガンダ
南アフリカ共和国
ネパール
マレーシア
スリランカ
エチオピア
東ティモール
トルコ
エジプト
ルワンダ
イラク
ザンビア
パキスタン
アルゼンチン
573
374
326
238
160
159
147
127
119
105
81
78
72
72
68
67
62
58
43
43
37
30
29
28
26
26
23
22
22
19
※地域区分は外務省ウェブサイト「各国・地域情勢」の区分を参照
※上位30か国のみ抜粋
【興味のある分野】(N=4180)
26
5-③、(参考)ビジネス支援センターの現状
【会員数及びアクセス件数等の推移・内訳③】
○平成22年10月13日~ 平成23年1月31日におけるアクセス件数は以下の通り。
【アクセス件数】
•ログイン後トップページ アクセス件数: 55,409件
【主要コンテンツ別アクセス件数】
コンテンツ
BOPビジネスとは
BOPビジネス支援セン
ターについて
イベント情報
支援センター関係組織
マッチング支援
支援施策・制度
国別情報/報告書等
運営協議会
月別アクセス数
累計
アクセス 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
8950 664 362 498 581 509 454 423 580 609 879 480 469 557 673 551 661
5087 603 369 381 359 367 290 245 280 282 330 289 263 223 287 220 299
4230
4201
3983
3960
3644
1401
485
477
337
431
437
219
361
314
226
251
306
111
325
259
289
227
217
88
309
296
346
311
254
130
280
307
268
233
230
82
289
333
269
231
193
125
227
301
279
206
276
87
298
197
251
226
197
60
327
246
263
260
247
60
223
224
222
214
254
57
202
225
356
434
245
72
119
223
190
222
158
46
292
180
163
159
155
63
217
265
217
222
217
95
105
168
140
155
120
36
171
186
167
178
138
70
2010年
(件)
8950
5087
4230
4201
3983
3960
3644
1401
2011年
27