南予地区

平成 27 年度
愛媛県公立学校教職員交通安全推進研修会
【南予地区】
資
日時
会場
料
平成26年6月6日(金) 13:30~16:30
愛媛県生涯学習センター 県民小劇場
愛媛県教育委員会
平成 27 年度愛媛県公立学校教職員交通安全推進研修会(南予地区)
開 催 要 項
目 的
県内の全小・中・県立学校合同の研修会を実施し、教職員の交通安全意識の向上及び交通
事故防止の徹底を図る。
2 主 催
愛媛県教育委員会
3 期 日
平成 27 年5月 21 日(木)
4 会 場
愛媛県歴史文化博物館 多目的ホール(西予市宇和町卯之町 4-11-2)
5 受講者
各小・中・県立学校に設置の交通安全推進協議会会長(教頭)
※ 代理参加の場合は校長または他の教頭
6 日 程
時刻 研修事項等
講師等
研修内容・備考
13:00
・学校種別に受付
受
付
13:30
・出席簿押印
・日程等説明
13:30
開会行事
進行(センター部長)
13:45
挨
拶
県教育委員会指導部長
準 備(5分)
浦部 勝二 教頭
13:50 実践発表・協議 高川小学校
・各校での交通安全に関する
研修等の実践報告及び協議
長浜中学校
土居
浩 教頭
14:50
指導助言
・指導助言
教職支援室長
1
休
15:00
講
話
質疑応答
憩(10 分)
宇和島自動車学校
弓削 久志 次長
「危険を見抜く心構え」
16:20
16:20
閉会行事
進行(センター部長)
16:30
挨
拶
総合教育センター所長
7 持参品 印鑑、筆記用具
8 提出物
(1) 提出物
提
出
物
・受講者調査票(エクセルファイル)
提
出
期
限
平成 27 年4月 10 日(金)
・事後課題
校内交通安全推進研修会 実施報告書(ワードファイル) 平成 27 年8月 31 日(月)
(2) 提出方法
電子媒体
(3) 提出先
愛媛県総合教育センター所長宛(教職支援室長扱い)
e-mail: [email protected]
9 留意事項
・自校の実態に基づいた課題意識をもって参加する。
・研修後は、各校において研修成果を還元する場を設け、学校全体で交通安全対策の
推進に取り組む。
平成27年度
愛媛県公立学校教職員交通安全推進研修会
西予市立高川小学校
発表資料
教頭
浦部勝二
1
はじめに
高 川 小 学 校 は 全 校 児 童 2 3 名 (複 式 学 級 2 、 単 式 学 級 2 、 特 別 支 援 学 級 1 )、 教 職 員 9
名のへき地小規模校である。静かな山あいにあり、自然が豊かで絶好の教育環境が整っ
ている。保護者や地域住民は、学校教育に理解があり、さまざまな行事に積極的に関わ
っていただいている。おかげで子どもたちは伸び伸びと育ち、日々の学習や活動に楽し
く取り組めている。
2
これまでの実践から
○ 経験豊富な教員がそろっており、教育活動が安定して行えている。交通違反や事故
が無く、児童を含めて、安全な生活が送れている。
○ 交通安全推進協議会の研修は毎年行っているが、同じような内容になってしまって
いて、研修がマンネリ化している感がある。
○ 職員の人数が少なく校務分掌が多いため、校務に多くの労力を要しており、研修時
間の確保が難しい。
3
平成26年度の目標
(1) 交 通 違 反 の 根 絶 と 事 故 の 防 止
(2) 通 知 ・ 通 達 の 周 知 徹 底 と 情 報 交 換
(3) 校 内 研 修 の 充 実
4
実際の取組
(1) 交 通 違 反 の 根 絶 と 事 故 の 防 止
ア 酒気帯び運転の根絶
○ 個人シートの作成と確認
○ アルコールチェッカーの利用
○ 飲酒を伴う会の曜日や開始時刻、終了時刻の設定と送迎についての協力体制
イ 速度違反の根絶
○ 安全な速度と車間距離
○ 出張等での15分前到着の推進
ウ その他の違反の根絶
○ 運転免許証の有効期限の確認
○ 車検、保険の確認
(2) 通 知 ・ 通 達 の 周 知 徹 底 と 情 報 交 換
ア 通知・通達の周知徹底
[免 許 証 確 認 一 覧 表 ]
○ 口 頭 伝 達 (職 朝 の 利 用 )
○ 休業中の場合はメールを利用
○ 印刷物の配布、文書の回覧による周知
○ 臨時交通安全推進協議会における内容確認と対応の検討
○ 身近な危険についての情報交換
イ
報告書への記入
○ 活動に即応した報告書の作成
-1-
(3) 校 内 研 修 の 充 実
ア 資料作り
(ア) 季 節 ご と の 資 料
○ 連休、夏季、冬季、学年末休業
○ 雨 の 日 (6 月 )、 雪 の 日 (1 1 月 )
(イ) 実 技 の た め の 資 料
○ 始業前点検、交差点での注意事項
○ タイヤ点検、タイヤ交換
[タ イ ヤ メ ー カ ー の H P か ら 、承 諾 を
得て引用]
イ 実 技 研 修 [グ ル ー プ 活 動 ]
(ア) 始 業 前 点 検 、 交 差 点 の 曲 が り 方
○ ワークシートを使った出発前点検
項目の確認と交差点通過方法の検証
(イ) タ イ ヤ 点 検
○ タイヤの摩耗判断の学習
○ スリップサインの確認
(ウ) タ イ ヤ 交 換
○ タイヤの交換やポジションチェンジ
についての学習
○ 夏タイヤから冬タイヤへの交換
(4) そ の 他 の 交 通 安 全 の 活 動
ア 交通安全教室
○ 自転車運転シミュレーション装置を使
っての実技
○ 保護者、交通安全協会、警察との連携
イ 交通茶屋
○ 通行する車のドライバーへの安全運転
の呼びかけ
○ 交通安全協会、警察、公民館との連携
ウ 見守り活動
○ 交差点や通学路での指導
○ 見守り隊、警察、保護者との協力
[交 通 安 全 教 室 ]
[タ イ ヤ 交 換 の 資 料 ]
[タ イ ヤ 点 検 ]
[タ イ ヤ 交 換 ]
[交 通 茶 屋 ]
-2-
5 活動のまとめ
(1) 職 員 へ の ア ン ケ ー ト 結 果
安全に対する意識が高まったか
事故や違反をしないように気をつけたか
もう少し
13%
もう少し
0%
よい
100%
よい
87%
(2) 職 員 の 感 想
○ 交通事故が無かった。
○ いろいろと交通安全ついての知識が
増えた。
もう少し
よい
○ 冬場のひやり・はっと情報の交換が
50%
50%
できてよかった。
○ 飲酒を伴う会への車の乗り合わせが
気軽に相談できた。
○ 冬季の交通安全研修が心に残った。
○ タイヤ交換の実技ができてよかった。
○ タイヤ交換は作業を一人ですること
の大変さがよくわかった。
○ 理論学習がよかった。通勤時に、道路の様子を考えながら、安全運転を気をつけ
るようになった。
○ 資料がわかりやすく、短時間でも意義のある研修ができた。
家族や知人にも交通安全意識を広められたか
(3) 2 7 年 度 に 希 望 す る 研 修 内 容
○ ドライブレコーダーの動画を利用したひやり場面の視聴
○ 運転前点検項目のチェック
○ アルコールパッチテスト
○ バッテリーコードのつなぎ方とエンジンのかけ方
○ 職員が順番で講師を務める研修
6
おわりに
○ あ ま り 多 く の 時 間 を か け る こ と は で き な か っ た が 、効 率 的 で 有 意 義 な 研 修 が で き た 。
何より、違反・事故が全く無いことがよかった。
○ 知っていたつもりのことでも、実技を行ってみると新たな発見や驚きがあった。タ
イヤ交換など、経験のない職員にはよい刺激になっていた。研修のマンネリ化を防ぐ
ことができた。
○ 路面凍結時のブレーキ操作など、安全面での不安がある実技は実行できなかった。
○ 26年度の反省を踏まえ、27年度も、研修内容を工夫し、職員の違反・事故の根
絶に努めたい。また、児童や保護者、地域の交通安全のために今後も努力していきた
い。
-3-
実践発表2
大洲市立長浜中学校 教頭 土居 浩
発表内容
交通安全推進研修会
1. 各種シートを用いて
○ 自己評価票
○ 自己チェックシート
○ 対策シート
大洲市立長浜中学校
土居 浩
2.校内研修・・・学校の周りの交通事情
3.予防と予測
○ 自己チェックシート
項目/月
安全運転チェックシート -項目別認識達成率-
計2回7月3月比較 大洲市立長浜中学校
0
20
40
60
6
80
7
3
2.校 内 研 修
1回目(7月)
41 50
2回目(3月)
後部座席
100
導入
1 天候によって運転を変えている
2 交差点で事故が多いことを知っている
3 交差点では、特に慎重に通行している
4 飲酒した翌日の運転に気を付けている
8
23 62
停止距離
5 高齢者や子どもを見ると特に慎重に運転している
6 後部座席のシートベルト着用にも気を配っている
7 自分の車の死角を知っている
8 速さと停止までの距離を知っている
12
70 68
課題の
把握
だろう運転
9 ABSを知っている
10 左折では、左ドア(フェンダー)ミラーで後方を確認している
11 バイクは、乗用車と比べると遠くに見えることがある
12 だろう運転から、かもしれない運転を励行している
13 右折時、ゆずってくれた車の陰からバイクなどが走ってく …
14 バイク、自転車は、車のミラーから隠れることがあるかも
15 止まっている車の陰から人や自転車が飛び出すことがあ…
16 (事故発生時)救護義務があることを知っている
17 (事故発生時)警察官へ報告義務があることを知っている
18 (事故発生時)車両は安全位置、ハザード点灯、停止表…
-4-
話し合
い活動
シェアリ
ング
3.予防と予測
シェアリング
•
•
•
•
左から車両が来るかも
大型のダンプが来るかも
自転車や歩行者が出てくるかも
大きい道からは来なくても小さい町道から来
るかも
• 保護者の送迎車が曲がってくるかも
• 左の横断歩道に注意する
• 右側の体育館から猛スピードで車が来たこと
があった
出勤時間
免許有効期限
任意保険
擦り傷、引っか
き傷の有無
リスクチェック表
№ 職員名
出勤時間
酒強さ
車内外(きれい・整理) 外傷
免許保険
A
3
0
3
2
3
11
B
1
1
1
2
3
8
3
C
2
2
0
0
3
7
車内外(汚れ、
整理等)
最 後 に
計(満
点15)
1
2
酒の強さ
余裕がないと事故のリスクが大きくなる
余裕・・・時間的なものが大きく関わる
時間を作るためには、どうすれば?
合計が10点以上・・・優 8~10点・・・良 5~8点・・・イエロー 0~5・・・レッド
点数の目安
点数/項目 出勤時間
酒の強さ
車内外
外傷
免許期限・保険内容
3
30分前
弱い
内外とも○
全くない
対人対物・期限○
2
20分前
普通
一方だけ○
1~2か所
どれか2つ
1
10分前
強い
内外とも×
3~4か所
*3段階で評価する
*擦り傷の修理や塗り直しなどをしていれば、傷なしとする
0
ぎりぎり
毎日飲酒 全く清掃しない 多数
どれか1つ
時間の使い方を変える→仕事へ生かす(少し
先を見て、段取りよく、計画的に、)
*悪習慣を打破し、リスクを減らす
新しい習慣へ変わる
すべて×
-5-
講話資料
平成27年度 愛媛県公立学校教職員交通安全推進研修会
平成 27年 5月 21日
宇和島自動車学校 弓削
「危険を見抜く心構え」 【レジュメ】
1 統計の数字から感じること
① 平成26年中の全国の交通事故発生状況
○ 発生件数 573,842件
○ 死者数 4,113人
○ 傷者数 711,374人
② 平成26年中の県内のシートベルト着用率
○ 運転席 96.6%
○ 助手席 93.8%
○ 後部座席 28.3%
③ 2025年~国内の認知症の高齢者約700万人(推計)
2 伝えることの難しさ 《職場での管理、指導のために》
◎ 「交通事故防止に関する情報や注意すべき内容について
明確に伝えることが大切である。」
~ どこで、どのように、なぜ ~
-6-
3 すべてを当たり前と考える
◎ 「道路交通に参加する一人ひとりの考え方や認識、知識、そして状態の
違いは必ずある、運転中は何が起きてもおかしくないと考えて心で構
えること」
4 車の点検 ◎ 日常点検は漫然と見るのではなく「疑って見る」
見るべき所は目線を合わせ、触れるところは手で触れるなど
「五感を使って」本当に大丈夫か確認する。
5 高速道路での注意点
◎ 今回のポイント
・ なぜに点検が大切か
・ なぜに高速道路が危険か
・ なぜに高速道路で止まってしまったときの措置が大切か
-7-
《 オイラのエンジンバッチリOK、異常の時は雨でも夜でもすぐ止まる。》
語呂
点検箇所
オ イ ・オイル(エンジン内)
ラ
・ラジエータ
タンクの水量
ラジエータホース
・エンジン
点検内容
症 状(危険の前兆)
点検不良の結果
・オイルレベルゲージにより、オイル
の量、色を見る
・ガタガタ異音がする
・警告灯の点灯
・オーバーヒートや焼き付きによる
エンジン停止※修理不能の可能性大
・冷却水が上限、下限の間にあるか
・損傷、水漏れはないか
・ヒーターがきかない
・エアコンあたりでポコポコ音がする
・水温計が上がる
・走行中にエンジン停止
・ガタガタゆれたり、異音、異臭が無いか ・異音、異臭がする
・ファンベルトの張り具合、損傷の有無
・キュルキュルやキィーという音がする
・複数の警告灯が同時に点灯する
・オーバーヒート、バッテリーが上がる
・ハンドルが重くなる
・バッテリー液が上限、下限の間にあるか
・エンジンが、かかりにくい
(車体をゆらして確認)※蒸留水を補充
・端子のしめつけに、ゆるみがないか
・エンジンが、かからない
・最悪爆発の危険性もある
・タイヤ
・空気圧は正常か
・亀裂損傷が無いか
・異常摩耗が無いか
・溝の深さに不足がないか
・様々な現象でパンクやバースト、
スリップが起こる
※特に高速走行で起きた場合は大事故
に繋がる
・あらゆる箇所
・異常があれば素人判断は危険です、早めにプロに見てもらいましょう。
・最悪の結果が待っているかも
雨
・ワイパー
・ウォッシャー液
・ワイパーのふき取り状態
・ウォッシャー液の量、噴射状態
・ふき取りができない
・噴射しなかったり、噴射方向がズレル
・視界不良が原因での事故
夜
・前照灯、後退灯
・各灯火類が点灯するかどうか
ブレーキ灯、尾灯、・照射範囲は正常か
ハザードランプ、 ・レンズに汚れ、損傷はないか
方向指示器など
・灯火が点灯しない
・照射範囲がずれる
・乱反射をおこす
・他車に意思表示ができず、追突、衝突
事故に繋がる
・夜間走行ができない
エンジン ・ファンベルト
・バッテリー
バッチリ (液量)
K
異常
止まる
・フットブレーキ
・駐車ブレーキ
・燃費が悪くなる
・ハンドルが重くなったり、軽くなったり
する
・滑りやすくなる
・ブレーキの液量(通常減ることはない)
・ブレーキの踏みしろ、引きしろが変わ
・ペダルの踏みしろ(あそび・踏込み・すき間) ってくる
・駐車ブレーキの引きしろ ・効き具合
・ブレーキが効きにくくなる
・ブレーキが効かなくなる
《 最低でも毎日点検してもらいたいのはブタと燃料です。》 《 自転車の点検はチャンととべるブタ 》
ブ
タ
【ブレーキ】
【タイヤ】
と
【灯火】
燃料
【ガソリン】
-8-
チャン
【チェーン】
と
と
【灯火】
ベル
ブ
タ
【ベル】 【ブレーキ】【タイヤ】