基礎看護技術Ⅲ

科目名
基礎看護技術Ⅲ
教員名
細矢智子
山崎智代
宮本まり子
遠藤由美子
学科等
曜日・時限等
看護
必修
時間割表参照
オフィスアワー
履修年次
1
単位数
2
各教員研究室
授業概要
①フィジカルアセスメントとは、看護の対象から得られた主観的情報と、看護師自身が行った視診、触診、聴診、打
診などのフィジカルイグザムの結果を総合して患者の身体状況を判断する技術である。人体の構造と機能、病態治
療論など専門基礎科目で学習した知識をもとに、身体の健康状態を系統的に観察・判断できる技術を習得する。
②看護の役割のひとつに患者の診察・検査・治療など診療に関わる過程での援助がある。これら治療過程の援助
技術は生命の危機に直結することも多いため、看護の役割、責任を認識し、正確・確実な技術を習得することが極
めて重要である。ここでは主として筋肉内注射、点滴静脈内注射等の与薬に関する技術、吸引、救急蘇生法の技
術等を習得する。
準備学習
1.授業内容に関連する既習学習科目(人体の構造と機能、薬理学、病態治療論など)を復習して臨むこと。
2.教員が事前学習として指示する内容をよく学習して臨むこと。
授
業
計
画
回
1
2
3
4
5
6
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成績評価の
方法・基準
教科書
授業項目
学習内容・到達目標
薬物療法と看護
各種与薬の援助法1
薬物療法における看護の役割、機能、安全に与薬するための共通原則、与薬前のアセスメン
トについて理解する。経口・口腔内・直腸与薬など各種与薬時の援助法について理解する。
薬物療法と看護
各種与薬の援助法2
皮下注射・筋肉内注射時の実施・管理について理解する。
薬物療法と看護
各種与薬の援助法3
静脈内注射時の実施・管理について理解する。
フィジカルアセスメントとは
(フィジカルイグザミネーションの方法)
フィジカルアセスメント
(胸部:肺)
薬物療法と看護
筋肉内注射演習
フジカルアセスメントとは何か、看護における意義、内容を理解し、その手段であるフィジカル
イグザミネーション(問診、視診、触診、打診、聴診)について方法とポイントを理解する。
胸部・肺のフィジカルアセスメント技術を学ぶ。
(胸部・肺のフィジカルイグザミネーション)
モデル人形を用い筋肉内注射の準備・実施等一連の技術を習得する。
薬物療法と看護
点滴静脈内注射演習
モデル人形を用い点滴静脈内注射の準備・実施・管理の技術を習得する。
フィジカルアセスメント
(心臓・循環系)
心臓・循環系のフィジカルアセスメント技術を学ぶ。
(末梢循環系、頸部の血管、心臓のフィジカルイグザミネーション)
フィジカルアセスメント
(脳・神経系)
脳・神経系のフィジカルアセスメント技術を学ぶ。
(意識状態、瞳孔、四肢の運動機能、反射、小脳機能のフィジカルイグザミネーション)
フィジカルアセスメント
腹部・消化器系、筋・骨格系におけるフィジカルアセスメント技術を学ぶ。
(腹部・消化器系、筋・骨格系) (腹部のフィジカルイグザミネーション、関節可動域の測定、徒手筋力検査)
技術試験
血圧測定・筋肉内注射
生命に関わる看護技術1
呼吸に関する技術
呼吸を安楽にするための姿勢・体位・気道クリーニングの技術を理解する。
生命に関わる看護技術2
循環に関する技術
循環管理の重要性と援助の基礎的技術を理解する。
呼吸・循環に関する技術
酸素吸入・吸引・罨法演習
救急蘇生法
酸素吸入・口腔内吸引・罨法(氷枕、湯たんぽ)の技術を習得する。
心肺停止状態にある人の一次救命処置技術を習得する。
①技術テストに合格すること。②筆記試験で60%以上の得点があること。
はじめてのフィジカルアセスメント
新体系看護学全書11基礎看護学②基礎看護技術Ⅰ
新体系看護学全書12基礎看護学③基礎看護技術Ⅱ
演習・実習に役立つ基礎看護技術
横山美樹
深井喜代子編
深井喜代子編
三上れつ・小松万喜子編
メヂカルフレンド社
メヂカルフレンド社
メヂカルフレンド社
ヌーヴェルヒロカワ
参考図書
教員からの
メッセージ
技術の根拠を考えながら、繰り返し自己学習を行い看護実践力を身につけていきましょう。