平成27年度 東京都立立川ろう学校 学校経営計画 校長 森 藤 才 1 教育目標と目指す学校像 学 校 教 育 目 標 1 互いの人格を尊重し、思いやることのできる心を育てる。 2 社会の一員として参加し、貢献できる力を育てる。 3 創造力豊かに個性を発揮し、自ら考え行動できる力を育てる。 4 障害に基づく学習上又は生活上の種々の困難を主体的に改善し、克服できる力を育てる。 開校64年の歴史を踏まえ、多摩地区にある唯一の都立ろう学校として、幼児・児童・生徒が自分の有している力を伸ばすために、常にチ ャレンジする意識を持ち、互いに切磋琢磨する学校を目指す。 目 指 す 学 校 1 聴覚に障害のある幼児・児童・生徒一人一人の聴覚障害の程度や発達段階等に応じた指導を展開し、都民の期待に応える 学校づくりを推進する。 2 開かれた学校づくりを進めるとともに、東京西部・多摩地域における聴覚障害教育のセンター的役割を発揮し、地域に信 頼され貢献できる学校を目指す。 像 2 中期的目標と方策 「幼児・児童・生徒のために何ができるか」を常に念頭に置き、精力的に先駆的な指導・支援を行い、幼児・児童・生徒の能力を最大限に 伸長させ、一人一人が企業・地域社会、高等教育の場等で自己実現できる人材を育成する。 中 期 目 標 【 方 策 】 1 2 3 4 5 確かな学力及び社会で通用する職業に関する知識・技能を育成する 自主・自律の精神を涵養し、豊かな人間関係を構築する力を育成する 全校体制で、幼児・児童・生徒の言語能力向上を図る いじめや体罰を許さない体制づくりに努め、人権を尊重する意識を育てる 6 自立活動指導の充実を図る 7 安全指導等を計画的に実施し、防災意識の向上を図る 8 地域から信頼され、聴覚障害教育のセンター的役割を十分に果たす 9 教員の専門性向上による指導の充実 10 企画調整会議を中心とした円滑な学校運営体制の確立 11 特別支援教育推進計画第三次実施計画に伴う知的障害教育部門の併設に向けた準備 1 各種客観的データに基づく個に応じた指導の充実 ICTを活用してわかる・できる授業の展開 家庭と連携した効果的な学習指導の実現 コミュニケーション能力の育成と日本語力の向上を図る 学力向上に向けて全校体制で取り組むプロジェクトを推進する 高等部普通科・専攻科のカリキュラムの検討(職業教育プロジェクトの推進) 体力向上にむけた継続的な取り組みと体育行事の充実 地域の学校、関係機関等とのネットワークづくりに努め、特別支援教育の推進及び相談活動の拡充 専門性の充実に向けた校内OJTの推進と校内研究に関する情報発信 主幹教諭、主任教諭のリーダーシップのもと学校課題の解決に取り組ませる 校舎建築・改修等に伴う計画作成のための検討委員会の設置 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 健康への関心を深めるとともに体力の向上を図る 3 今年度の取組目標と方策 将来を見つめ、高きを求める子供の育成を目指し、全教職員が指導力を磨くとともに組織力を向上させて、目標の達成を図る。 (1)教育活動の目標と方策 学習指導 1 2 3 4 5 6 年間の教科・科目の授業時数を確保し、授業内容の改善・充実を図る 1 学力向上のための定点観測並びに分析を行い、児童・生徒の学力を向上させる 2 3 4 5 6 指導教諭を活用して、授業における指導内容、指導方法の工夫や授業力の向上を図る 授業の受け方、ノートの書き方等など学習に取り組む姿勢や態度づくりを行う 家庭学習状況を調査・分析し、家庭と連携して適切な家庭学習時間の確保をする 夏季補習、放課後補習、期末テスト前の朝学習等を積極的に実施する 進路指導 7 8 1 2 3 4 5 6 小テスト、ベーシックドリル、宿題を活用して学習習慣の確立を図る 中学生の主張、作文コンクール、絵画展等への積極的な応募 児童・生徒が希望する第一進路先の実現を図る HR等における「進路指導部だより」等の活用による進路情報の提供 「職場見学」 「就業体験」 「産業現場等における実習」など発達段階に応じたキャリア教育の推進 各種検定試験受験の推奨し、客観的な知識・技能の獲得を図る 進路における個別面談、4者面談を計画的な実施と進路希望先の決定 卒業後の職場定着を図るための支援の充実 7 8 9 10 11 12 13 7 1 内部進学に向けた学部間の連携充実 15 家庭と連携した基本的生活習慣の確立と生活マナーや社会性の育成 発達段階に即した安全教育の充実(自然災害に関する対応、避難訓練、登下校の安全指導、不審者対応、薬 物乱用、情報関係の機器使用) いじめ・体罰の撲滅に向けた取り組みの充実 地域からの生徒に関する情報に対して迅速に対応できる体制づくり 防災に関する取り組み(宿泊訓練等)の充実 部活動と学習活動をバランスよく両立させ、学校生活全般の充実を図る。 幼・小・中・高等部における交流教育の充実 小・中・高等部における児童会、生徒会、委員会活動を活性化し、児童・生徒の自治意識を育てる 教育フェアをはじめとした東京都の文化行事への積極的な参加 全校行事である「立川祭」の充実 学校全体の活動を通して体力向上を目指した取り組みの実施 健康づくり、食育推進及びアレルギー等に対する校内体制の整備 児童・生徒の心の健康に向けて、関連機関と連携を図る 運動・スポーツを親しむ幼児・児童・生徒の育成 HP の迅速な更新などを通して、外部に情報発信を積極的に行う 聴覚障害のある乳幼児のための教育相談の充実 地域に在住している聴覚障害児のための相談の充実 「放課後子供クラブ」と連携した活動の充実 企画調整会議で、学校経営計画の進行管理及び各組織間の連絡調整を行い、学校改善の牽引的な役割を果た す 学校運営連絡協議会による学校評価を活用し、教職員の資質向上を図るとともに、組織の活性化を図る 経営参画ガイドライン等を活用して、学校経営、組織マネジメントの改善に努める 就学奨励費・私費会計の適正な管理及び個人情報の管理の徹底 TAIMS 端末を活用し、メール、学校会議システムを利用するなどして、教員の校務の効率化を図る 言語能力向上拠点校としての全国発表を組織的に行い、教職員の資質向上を図る 各分掌、各学部等における PDCA サイクルよる効率的な運営を行う 16 2 生活指導 特別活動 部活動 健康 づくり 広報活動 センター的 機能 3 4 5 1 2 3 4 5 1 2 3 4 1 2 3 4 1 学校経営 組織体制 2 3 4 5 6 7 14 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 (2)重点目標と数値目標 学習指導 進路指導 生活指導 特別活動 部活動 ◎学力調査の結果分析及び児童・生徒への指導方針の明確化 ○中高等部における期末考査前後の指導の充実 【年 3 回】 ○読書率の向上 【小学部高学年・中学部・高等部の児童・生徒年間 1 冊以上】 ◎言語能力向上拠点校として得られた研究成果の活用 ○個別面談等を通して、保護者に児童生徒の学力に関する状況を提供 【年 3 回以上】 ○英検・漢検など各種検定への受験を推奨 ○ICTを活用した教材作成の共有化 【随時】 ◎大学進学希望者の合格実現【100%】 ◎高等部 3 年生、専攻科 2 年生の企業就労希望者に対して全員実現 【100%】 ○各学部間の内部進学に対する進路指導及び教育相談部の情報交換 ○進路に関する情報を保護者へ適宜提供を行う【「進路便り」月 1 回発行】 ○生徒の家庭学習習慣の確立と自学自習の態度の育成 【平日の家庭学習時間:小学部高学年・中学部 60 分、高等部 75 分 】 ○情報モラル、いじめ撲滅に向けた取り組みの実施 【年 2 回】 ○挨拶、遅刻をしない、物の管理等基本的な生活習慣を身につける。 ○近隣交流校との行事交流・生徒会交流・及び共同学習の実施 【各学部学期 1 回】 ○他学部の行事見学・部活動試合の応援など異年齢集団との校内交流の実施 【各学部において年 1 回以上実施】 ○関東聾学校高等部野球大会主管校として全校体制で取り組む ○普段運動をする習慣のない児童・生徒に対して授業・行事等を通しての取り組み強化 ○校舎内の危険個所について改善を図りながら、安全な学習環境の整備 健康 づくり 広報活動・ ○医療・保健機関等と連携した乳幼児教育相談の充実 【年間 50 ケース以上】 センター的 ○通級による指導の実施 【年間 5 ケース以上】 ○「きこえとことばの相談の実施 【相談 25 件以上、出張年間 20 回以上】 機能 学校経営 組織体制 ○3 年目のまとめとして、言語能力向上拠点校としての全国発表の実施 【1 回】 ○知的障害教育部門併設に向けた準備 ○文書、個人情報の適正な管理 【一斉点検年 3 回】 ○教室管理、公簿管理等の点検 【年 2 回 9 月・3 月】 ○就学奨励費及び私費会計の適切な管理に関する研修の実施 【年 2 回】 ○HPの迅速な更新【月 1 回以上】 ◎体罰・不適切な指導に関する研修会の実施 【年 2 回】
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