( ) { }1 ( )1

問 5 2 個の並列回路の合成抵抗 R [Ω]は,次式で表される(P.32 式(1・10))。
R=
R1 R2  積 
= 
R1 + R2  和 
20℃における合成抵抗値 r20 [Ω]は,次式で表される。
r20 =
R1 R2
R1 + R2
・・・①
温度上昇による抵抗値 R2 [Ω]は,次式で表される(P.29 式(1・6))。
R2 = R1 {1 + α1 (t 2 − t1 )}
題意により, t 2 =21, t1 =20 であるから, t 2 - t1 =1 である。
′
′
R1 [Ω]および R2 [Ω]の温度上昇後の抵抗値をそれぞれ R1 [Ω], R2 [Ω]とすると,次のように
表される。
R1′ = R1 (1 + α1 )
R2 ′ = R2
(注) α 2 =0 であるから,
R1′ および R2 ′ の合成抵抗 r21 [Ω]は,次式で表される。
r21 =
R1 R2 (1 + α1 )
R1 (1 + α1 ) + R2
・・・②
r21 - r20 =②-①
=
r21 − r20
r20
R1 R2 (1 + α1 )
RR
- 1 2
R1 (1 + α1 ) + R2
R1 + R2
・・・③
R1 R2 (1 + α1 )
RR
− 1 2
R (1 + α1 ) + R2 R1 + R2
③
= = 1
R1 R2
①
R1 + R2
=
=
(R1 + R2 )(1 + α 1 )
-1
R1 (1 + α 1 ) + R2
R1 + α1 R1 + R2 + α1 R2 − (R1 + α1 R1 + R2 )
R1 + α1 R1 + R2
=
α1 R2
R1 + R2 + α1 R1
※解説文中のページ数・式番号等は「平成 24 年度試験版 電験三種 徹底解説テキスト 理
論」の関連ページ数・式番号です。
■答 (2)■