平成26年度第4四半期安全対策情報の掲載

1.治安情勢及び一般犯罪の傾向
エクアドルは,全体的に治安が悪い状態が続いている。多くの犯罪は都市部において発生率が高
く,その影響は日本人にも及んでいる。
また,長距離バスは死者を伴うような交通事故を起こすことが多く,スリや置き引きのほか,持
凶器強盗やバスジャックに襲われる可能性もある。
タクシーに乗車する際は短時間誘拐に合う危険性があることから,会社名等が判然としないい
わゆる流しのタクシーや私有車両をタクシーとして運用しているような身元が明らかでないもの
には絶対に乗車するべきではない。
今期(2015年1月~3月)では,2件の邦人犯罪被害が発生している。
2.殺人・強盗等凶悪犯罪の事例
殺人・強姦とも日本人の被害は報告されていない。
3.テロ・爆弾事件発生状況
事件の発生は報告されていない。
4.誘拐・脅迫事件発生状況
日本人の被害は報告されていない。
5.対日感情
良好である。
6.日本企業の安全に関する諸問題
特段の問題は報告されていないが,駐在員は一般犯罪に関する注意が必要である。
また,デモ等の抗議行動が警察等と衝突して現場が騒然となる場合があるので,事前に報道等
で抗議行動(デモ・集会)の開催を把握している際は周辺に近付かないことを要する。
コロンビアとの国境にあるチレ・ネグロ火山の活動がやや活発化しており,同所付近における
用務時は火山活動や地震に対する警戒を要する。
テロ事案の発生に備え,特に都心部においては周辺の状況に注意を払う必要がある。万一異常
事態を察知した場合は,状況が許す限りは直ちに現場から避難する。
7.日本人安全対策のためにとった具体的措置
○新年会におけるテロ対策講話
○JICA新規赴任ボランティアに対する安全対策オリエンテーションの実施
○キト日本語補習校におけるテロ対策講話
○キト日本語補習校における地震避難訓練の実施
○大使館ホームページ(エクアドル治安情報)の更新:『タクシー,バス乗車時の留意事項』を追加