海外安全対策情報 1. 社会・治安情勢 当国では,継続した物価高や、公共料金が値上げにより、国民の不満が高まっています。また 今年の大統領選挙に向けて政党間の緊張も高まっており、度々デモや衝突が起こっています。ま た、昨年11月にはマリ、今年1月にはブルキナファソ及び同3月にコートジボワールにおいて テロ事件が立て続けに発生しているため,当国においても十分注意する必要があります。 2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向 (1)警察当局が発表した2015年度第4四半期(1月~3月)の犯罪発生件数報告によれば、総犯罪件数 は44,022件であり前年度の第4四半期(1月~3月)と比較して8.0%の増加となっております。 特に殺人や器物損壊など一部大幅に増加の犯罪があります。犯罪種別の内訳は以下のとおり。 殺人 174件(前期比38.1.%増) 強盗 298件(同2.8%増) 強姦 138件(同8.7%増) 未成年への性的暴行 374件(同11.8%減) 麻薬関係 179件(同18.5%増) 暴行 15,317件(同6.5%増) 窃盗 13,391件(同7.1%増) 恐喝 5,674件(同18.5%増) 詐欺 4,365件(同0.5%減) 器物破損 2,956件(同24.6%増) 傷害 891件(同15.6%増) 不法侵入 265件(同41.8%減) また、全般的に外国人を標的とした各種犯罪の発生が増加しており、日本人を含む外国人に対する犯罪 発生件数は年々増加しているという報告もあり、この傾向は今後も継続することが予想されますので、行 動には一層の注意を払うと共に、自分と家族の安全は自ら守る心構えが必要です。防犯の心構えとして外 務省ホームページの『ガーナ 安全の手引き』を参考いただき、未然防止に努めてください。 (2)一般犯罪(邦人被害) 邦人被害事件の発生は確認されておりません。 (3)凶悪犯罪(外国人被害) 1件の邦人被害(強盗)が報告されております。 その他、外国人が被害にあった複数の路上強盗及び住居侵入の発生が報告されております。 3.テロ・爆弾事件発生状況 管轄内における当該事件の発生は確認されておりません。 4.誘拐・脅迫事件発生状況 管轄内における当該事件の発生は確認されておりません。 5.対日感情 対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られません。 6.日本企業の安全に係わる諸問題 当国において日系企業及び外国企業が脅迫、破壊行為等の被害を受けた報告はありません。しかしながら、 西アフリカ諸国における治安情勢を鑑みると、日頃から危機管理意識を持ち、緊急事態における行動要領を備 えておくと共に、最新情報を入手した上で、随時見直すことをお勧めします。 以上
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