海外安全対策情報 1.社会・治安情勢 当国では依然として物価高とガーナセディの対ドル減価が継続しており、国民生活は困窮の度 を高めています。また、西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行にともない,社会的不安による 治安の悪化が想定されます。情勢の変化には引き続き、十分注意する必要があります。 2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向 (1)警察当局が発表した2014年度第2四半期(7月~9月)の犯罪発生件数報告によれば、総犯罪件数 は44,665件であり前年度の第2四半期(7月~9月)と比較して6.1%の減少となっております が、殺人や強姦など一部大幅に増加の犯罪があります。犯罪種別の内訳は以下のとおり。 殺人 122件(前期比10.9%増) 強盗 284件(同12.9%減) 強姦 133件(同37.1%増) 未成年への性的暴行 374件(同11.6%減) 麻薬関係 139件(同22.8%減) 暴行 15,261件(同9.1%減) 窃盗 14,129件(同3.7%減) 恐喝 5,467件(同4.3%減) 詐欺 4,971件(同3.9%減) 器物破損 2,546件(同6.6%減) 傷害 807件(同5.5%減) 不法侵入 432件(同11.5%減) 当地では、日本人を標的とした路上強盗が発生しています。今後も外国人を標的とした各種犯罪の発生 が増加することが想定されますので、行動には一層の注意を払うと共に、自分と家族の安全は自ら守る心 構えが必要です。防犯の心構えとして外務省ホームページの『ガーナ 安全の手引き』を参考いただき、 未然防止に努めてください。 (2)一般犯罪(邦人被害) アクラ市内において1件の路上強盗事件が発生しております。 (3)凶悪犯罪(外国人被害) 当該事件の発生は確認されておりません。 3.テロ・爆弾事件発生状況 管轄内における当該事件の発生は確認されておりません。 4.誘拐・脅迫事件発生状況 管轄内における当該事件の発生は確認されておりません。 5.対日感情 対日感情は基本的に良好であり、特段の変化は見られません。 6.日本企業の安全に係わる諸問題 当国において日系企業及び外国企業が脅迫、破壊行為等の被害を受けた報告はありません。しかしながら、 西アフリカ諸国における治安情勢を鑑みると、日頃から危機管理意識を持ち、緊急事態における行動要領を備 えておくと共に、最新情報を入手した上で、随時見直すことをお勧めします。 以上
© Copyright 2024 ExpyDoc