平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 実 教 科 工 業 単 位 数 習 4 学科・学年 情報技術科 2年 使用教科書 副教材等 教員が作成したプリント 「実習」はどんな科目? ・工業の各分野に関する基礎的な技術を、実際の作業を通して総合的に習得します。 ・情報技術における専門的な知識と技術を、実験を通して確認します。 ・安全に対する心がけを、実験を通して学びます。 「実習」の学習の特徴は? ・授業で学んだ理論を実際の現象として体験し、それが正しいかどうか確認します。 ・実験結果をよく観察して、その結果から特性・特徴をとらえる力を養います。 ・実習の実施報告書を提出することにより、データをまとめる力を養います。 ・実習の基礎的な技術や技能および態度を身に付け、3年次の実習や課題研究に活かしていき ます。 「実習」で大切なこと(留意点)は? ・実習時に怪我をしないように、注意事項をよく聞いて安全に留意してください。 ・自ら身体を動かして、身体で覚えるという姿勢で、積極的に行動してください。 ・グループ実験ですので、各自の役割分担やチームワームを大切にしてください。 ・実習の実施報告書は丁寧にまとめ、担当教員から合格を貰うとともに、提出期限を厳守してく ださい。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 1 学 期 2 学 期 3 学 期 学習内容(単元名) 学習のねらい 4 5 6 7 1 2 3 4 5 6 7 C言語①~⑥ パソコン組み立て①② Trスイッチング回路 表計算 オペアンプ増幅回路 Access①② 動画処理 ・C言語プログラミング。 ・パソコンの内部構造や各部品について理解する。 ・トランジスタのスイッチング原理を学ぶ。 ・Excel を使った表計算の基礎を学ぶ。 ・オペアンプの特性と使用法を学ぶ。 ・Access を使ったデータベースの基礎を学ぶ ・ビデオ撮影し、動画の編集法を学ぶ。 8 9 10 11 12 8 9 センサ駆動回路 製作実習①② ・Cdsを使用し、光量の変化の関係を学ぶ。 ・H8マイコン用の感光基板作成手順方法を学ぶ。 1 2 3 10 11 12 13 ネットワーク①② Excel マクロ HTML+CSS 組み込みマイコン ・有線・無線LANの構築を学ぶ。 ・マクロについての基礎知識を学ぶ。 ・HTML タグ、スタイルシートの使い方を学ぶ。 ・H8マイコンの構造と基礎的なディジタル入出力 -7- プログラムの作成を通して、マイコンプログラム の開発手順を習得する。 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います。 ・授業態度:実習、課題に取り組む姿勢、話を聞く態度等。 関心・意欲・態度 ・出欠席状況:意欲を持って出席しているか。 ・活動内容:課題について総合的に考察することができたか。 思考・判断・表現 技 知 能 識・理 解 ・作業態度:安全に留意して積極的に取り組むことができたか。 ・技術技能:各機器の取り扱い、プログラミング等を修得できたか。 ・作品仕上げ:実習の内容および課題を期限内に仕上げることができ たか。 ・テ ス ト:テストでの知識、理解。 ・レポート:関連知識が適切にまとめられているか。 また、1年間の評定は、1学期・2学期・3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判断して 決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) ・服装や姿勢を正し、安全に留意して実習に臨んでください。 ・「身体を動かして身体で覚える」という考え方で、技術・技能を習得してください。 ・実習後は速やかに実験結果をまとめ、レポートは必ず期限までに提出してください。 -8- 平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 コンピュータシステム技術 教 科 使用教科書 工 業 単 位 数 2 学科・学年 2 コンピュータシステム技術(実教出版) 副教材等 「コンピュータシステム技術」はどんな科目? コンピュータシステムに関する知識と技術を習得し、実際に活用する能力と態度を学びます。 「コンピュータシステム技術」の学習の特徴は? コンピュータシステムに関する、ネットワークやデータベース、マルチメディア等を学び、ネ ット上の商品販売システム(仮想店舗、ネットオークション等)のしくみを理解できるような 学習をします。 「コンピュータシステム技術」で大切なこと (留意点)は? 物事をシステムとして捉え、それをコンピュータシステムで実現できるような思考と興味をも って望んでもらいたいと思います。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 1 4 学 5 期 6 7 8 2 9 学 10 期 11 12 学習内容(単元名) 学習のねらい 1章コンピュータシステムの概要 コンピュータシステムと情報システム コンピュータシステムに必要な技術 データベースシステム コンピュータシステム とはなにかを知 り、必要な技術や知識を身につける 基礎的な技術の概要を理解する。 2章マルチメディア技術 マルチメディア技術の概要 マルチメディア技術のディジタル化技術 ・ディジタル信号への変換 マルチメディア技術の活用 ・標準化 ・Web ページ マルチメディア技術の基礎とディジタル 化について学び、明確な目的を持った作 品が制作できるような知識を身につけ る。 -5- 3 1 学 2 期 3 3章ネットワーク技術 ・データ通信の概要 ・通信技術 ・ネットワークアーキテクチャ ネットワークの概要を理解し、身の回り のデータ通信システムが理解できるよう 学習する。 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います 関心・意欲・態度 定期考査、授業態度、ノートへの記録、課題への取り組み 思考・判断・表現 定期考査、小テスト、課題提出 技能 知識・理解 課題提出 定期考査、小テスト、課題提出 このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。 ・定期考査 ・授業態度 ・ノートへの記録 ・小テスト、課題提出 また、1年間の評定は、1学期、2学期、3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判 断して決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) 現代はスマートフォンを始め、多種多様な情報機器が使われています。この機器のしくみをコ ンピュータ側から捉え、そしてその動作を理解してください。また、マルチメディアの項目で は、いろいろな表現方法について学びます。普段目にする CM やインターネット上の動画や Web ページに注目しながら学習してください。 -6- 平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 ハードウェア技術 教 科 工 業 単 位 数 3 使用教科書 ハードウェア技術(実教出版) 副教材等 2級情報技術検定試験 学科・学年 情報技術科 2年 標準問題集(全国工業高等学校長協会) 「ハードウェア技術」はどんな科目? コンピュータのハードウェアに関する基本的な知識と技術を習得し、実際に活用する能力と 態度を身につけます。 「ハードウェア技術」の学習の特徴は? ①コンピュータは数値や文字などのデータをどのように扱っているのかを学習します。 ②コンピュータは多くの論理回路からできています。この論理回路について学習します。 ③コンピュータどのような装置で構成され、それはどのように動くのか学習します。 「ハードウェア技術」で大切なこと(留意点)は? 普段使うことのない数(2進数や16進数)を授業で用いますので、混乱しないように。また、 あまり複雑に考えないことも必要です。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 1 4 学 5 期 6 7 8 2 9 学 10 期 11 12 学習内容(単元名) 学習のねらい 第1章 論理回路の基礎 1.数値の表し方 2.データの表現 (2級情報技術検定対策演習) 3.論理回路の基礎 4.電子素子とディジタル回路 第2章 論理回路の設計 1.論理式の単純化 2.組合せ回路 (基本情報技術者試験対策演習) 3.演算回路 4.順序回路 5.コンピュータを用いた論理回路の 設計 -3- ・コンピュータが取り扱う2進数や16 進数の基礎知識を身に付ける。 ・コンピュータ内部でのデータ(文字・ 数値)の取り扱い方法を理解する。 ・論理回路に関する基本的な動作を理解 する。 ・論理式を簡略化する方法を身に付ける。 ・組み合わせによる論理回路の基礎的な 知識および論理回路を設計する能力を身 に付ける。 3 1 学 期 2 3 第3章 コンピュータの基本機能と構成 1.コンピュータの種類と基本機能 2.中央処理装置 3.主記憶装置 4.補助記憶装置 5.入出力装置 6.パーソナルコンピュータの構成例 ・コンピュータの五大機能に関する基礎 的な知識を身に付ける。 ・各装置の機能や役割を理解する。 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います 関心・意欲・態度 コンピュータを構成するハードウェアに関心をもち、論理回路、 コンピュータの構成、コンピュータ制御やマイクロコンピュータ組 込み技術などの活用に主体的に取り組もうとするとともに、実践的 な態度を身につけている。 思考・判断・表現 コンピュータを適切に動作させるためのハードウェアの構成とプ ログラムについて思考を深め、基礎的・基本的な知識と技術をもと に適切に判断し、表現する創造的な能力を身につけている。 技能 コンピュータのハードウェアに関する基礎的・基本的な技術を身 につけ、コンピュータの構成とマイクロコンピュータ組込み技術を 合理的に計画し、その技術を適切に活用している。 知識・理解 コンピュータのハードウェアに関する基礎的・基本的な知識を身 につけ、工業におけるコンピュータのハードウェアの意義や役割を 理解している。 このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。 ・定期考査 ・授業態度 ・ノートへの記録 ・小テスト、課題提出 また、1年間の評定は、1学期、2学期、3学期の年間を通じて、上記の内容を総合的に判 断して決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) 初めて学習する科目であると思います。 「なぜそうなるのか」という疑問を常に持ち、積極的 に学習しましょう。 -4- 平成27年度シラバス 青森県立八戸工業高等学校 プログラミング技術 教 科 工 業 単 位 数 3 学科・学年 使用教科書 プログラミング技術(実教出版) 副教材等 IT ワールド(インフォテック・サーブ) 情報技術科 2年 「プログラミング技術」はどんな科目? 1年生の「情報技術基礎」で学んだプログラミングに関する基礎的な知識と技術をさらに発 展させ学習していきます。使用言語はC言語を中心に学習していき、実際に活用する能力と態 度を育てていきます。 「プログラミング技術」の学習の特徴は? パソコンを利用しての実習形式となる時間が多くなります。まず、教室でC言語の書式や使 用方法を学び、その後パソコン室で実際にプログラミングをしていくことになります。 「プログラミング技術」で大切なこと(留意点)は? C言語の発展・応用的な学習内容となるので、1年生の「情報技術基礎」で学んだ基礎知識 がしっかりしていないと、最初でつまずいてしまいます。復習をしっかりし、またこれから学 ぶ内容を確実に理解できるよう努力してほしいと思います。 1.学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む。) 月 学習内容(単元名) 学習のねらい 1 4 学 5 期 6 7 システム開発とプログラムの作成 システム開発の手順を理解する。 配列と文字列 配列と要素の添字の関係を理解する。 ポインタ 配列とポインタの関係を理解する。 関数の基本 関数の作り方使い方を理解する。 8 2 9 学 10 期 11 変数の有効範囲と記憶クラス 変数の有効範囲と記憶域クラスについて理解する。 アドレスを渡す関数 値、アドレスを渡す関数を理解する。 アルゴリズム アルゴリズムについて例を示して理解する。 表引き 順次探索、2等分探索の原理を理解させ、その違い を認識する。 12 構造体 構造体の概念と、その宣言や初期化の方法を理解す る。 3 1 学 2 期 3 ファイルとレコード ファイル構造、ファイル処理の概念を理解する。 ファイルのアクセス方法 ファイルの読み書きの方法を理解する。 ファイルの更新 ファイルそれぞれの更新・追加処理方法を理解する。 -1- 2.評価の観点・方法(及び年間の評定) 評価は、次の4つの観点から行います 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 ・授業準備:授業に挑む姿勢(持ち物や机上の整理) ・授業態度:授業に取り組む姿勢、話を聞く態度など ・授業ノート:学習したことを記録してあるか ・定期考査:定期考査での得点 ・授業態度:他人に頼らず、自分の力でじっくり考えているか ・課題提出:課題にはどのような処理が必要かを考え、おおまかな 流れを考えることができるか ・定期考査:定期考査での得点 ・授業態度:コンピュータの効率的な操作ができるか ・課題提出:課題の処理内容を流れ図で表現できるか ・定期考査:定期考査での得点 ・小テスト:授業の中での小テストの得点 ・課題提出:課された課題をやってきたか ・定期考査:定期考査での得点 このため、評価は、具体的には次のものを対象にします。 ・ノート:板書だけでなく、必要と思ったことが整理して記入してあるか。 ・授業態度:授業をただ受けているだけでなく、積極的に参加しているか。 ・課題提出:決められた期日までに提出できるか。 ・小テスト:直前の学習内容を理解しているか。 ・定期考査:情報に関する基礎的な内容を理解しているか。 また、1年間の評定は、1 学期、2学期、3学期の年間を通じて、上記の内容を評価規準に 基づいて総合的に判断して決定します。 3.特に強調しておきたい点(留意すべき点・担当者からのメッセージを含む) 「プログラミング技術」で学ぶC言語は、1年生の「情報技術基礎」で学んで応用・発展的 な内容となります。もしすでにプログラミングは苦手だという生徒がいたら、今のうちに復習 し、基礎知識をしっかりとさせておきましょう。後半になるとさらに複雑になってきますので、 最初でつまずくと取り返しがつかなくなってしまいます。 -2-
© Copyright 2024 ExpyDoc