生命の息吹とともに、ふきのとう、つくし、菜の花、セリなど春の芽吹きがみられるこの 時期。春の旬は新しく生まれ育つ大地の栄養をいただくときでもあります。暖かさが増す ほどに、山菜をはじめ、春野菜が次々と出回るようになります。ほろ苦さを生かした春の 野菜料理を食卓に上げましょう!! 山 菜 の 下 処 理 方 法 塩茹でする 鍋にたっぷりとお湯を沸かし、一つまみの塩を入れ、 山菜を手早く茹でて冷水に採る。 コゴミ、ハマボウフウ、たらの芽、セリ、ギボウシなど。 塩茹で後、水にさらす 塩茹でしただけではアクが抜けない山菜は塩茹でした後、 流水にさらす。苦味やエグ味を途中でチェックする。 ウド、フキ、ヨモギが 10 分、つくしが 1 時間、たんぽ ぽなどは 2 時間流水にさらす。 灰汁と重曹をつかう 灰汁:水 2 リットルに灰一掴みを入れてかき混ぜ、放置。 上澄みを鍋に移し、沸騰させる。山菜を入れてすぐ 火を止め、冷めるまで落し蓋をしておく。 重曹:重曹小さじ 2/3 杯を熱湯 2 リットルに入れ、山菜 を入れたらすぐに火を止め、落し蓋をして冷ます。半日以上、できれば一晩水にさら しておく。 米ぬかをつかう 鍋に 2 リットルの水を入れ、米ぬかを一握り、赤唐辛子を 1 本細かく刻んだ ものを入れて沸騰させる。切れ目を入れ、先端から根元に向って水に入れ茹 でる。柔らかくなったら火を止め、冷たい水につけて皮を剥く。 米ぬかの代わりに米のとぎ汁でも OK! ≪調理例≫ ふきのとう(天ぷら、ふき味噌、佃煮、和え物) たらの芽(お浸し、田楽、和え物、天ぷら) 山うど(酢味噌和え、サラダ、酢の物) ふき(煮物、佃煮(葉の部分)) わらび、ぜんまい(煮物、お浸し、和え物 菜の花(からし和え、お浸し) ※苦みの多い山菜類は天ぷらにすると苦みを抑える効果が あり、栄養素を効率よく吸収することができます。
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