千葉労災病院後期専門研修プログラム(脳神経外科) 1. 研修対象者 初期臨床研修修了者で、日本脳神経外科学会専門医を目指す医師。 2. 研修期間 原則 1 年間ですが延長の希望があれば相談に応じます(雇用契約期間は 1 年ごととなりま す)。 3. 研修の目的 本プログラムを通して日本脳神経外科学会専門医試験の受験に必要な症例の経験を 積みます。 患者さんとその背景に配慮し、脳神経外科医として疾患の治療・管理を行えるようにし ます。 脳神経外科的疾患の診断・治療を的確に行うことのできる知識と技術を習得します。 最新・最良の医療を行うため、脳神経外科およびその関連領域について、常に新しい 知識を身につける習慣を養います。 4. 後進を指導する能力を身につけます。 研修プログラム責任者および指導医 当科は一般社団法人日本脳神経外科学会の千葉大学脳神経外科研修プログラムに所属 する研修施設です。 責任者:三枝 敬史(脳神経外科部長、日本脳神経外科学会専門医・指導医) 指導医:伊藤 誠朗(脳神経外科副部長、日本脳神経外科学会専門医・指導医) 指導医:小沢 義典(リハビリテーション科部長、日本脳神経外科学会専門医・指導医、 日本リハビリテーション医学会認定臨床医) 5. 当科の特色 脳神経外科の分野の中にも更に多くの subdivision が存在しますが、当科では脳卒中・良 性腫瘍・頭部外傷といった common disease ともいうべき症例を数多く経験することが可能で す。年間の入院患者数は 200-250 人、手術件数は 50-70 件と決して多くはありませんが、規 模が小さい分、研修医は全ての手術に術者あるいは助手として立ち会うことが可能で、個々 の症例により深く関わることができます。 リハビリテーション科との関係が深いので、希望があればリハビリ研修も可能です。 6. 研修プログラムの特徴 脳卒中・頭部外傷を中心とする急性期疾患を多数経験することができます。 並列で 2 件以上の手術を行うことがないため、全ての手術に立ち会うことが可能で、基 本的手術手技は十分習得することができます。 マイナー手術(穿頭術、マクロの開頭術、シャント手術など)については、手術適応の 決定から、手術計画の立案、術者としての説明と同意、実際の手術、周術期管理、退 院調整、外来フォローアップまでの全行程を一人で任されるようになります。 顕微鏡下手術については、指導医について助手としての経験を積むことから始め、術 者となるための技量を蓄積して行きます。指導医の監視の下、比較的安全な箇所の 顕微鏡下手術を任されることもあります。 7. 週間スケジュール・カンファレンス・研修会等 曜日 月 午前 8:30 ミーティ 8:30 ミーティ 8:30 ミーティ 8:30 ミーティ 8:30 ミーティ 当番医師に ング 午後 火 ング 水 ング 木 ング 金 ング 土日 よる病棟回 9:00 外 来 、 9:00 手術 9:00 外 来 、 9:00 外 来 、 9:00 外 来 、 診 、 急 患 対 病棟回診、 病棟回診、 病棟回診、 病棟回診、 応 急患対応な 急患対応な 急患対応な 急患対応な ど ど 病棟、検査、 手術 13:00 リハカ 病棟、検査、 病棟、検査、 急患対応な ンファ ど 病棟、検査、 ど 16:00 夕回診 急 患 対 応 な 16:00 夕回診 16:00 夕回診 ど ど ど 急患対応な 急患対応な ど 17:00 ニュー 16:00 夕回診 ロカンファ 8. 房総地域の脳神経外科・脳卒中関連の研究会参加:随時 研修医の待機・当直日にはサブの指導医を決めてあります。 研修終了後の進路 当科での研修終了後は、学会の定める専門医認定制度内規に則り、千葉大学脳神経外科 研修プログラムの所属施設で症例経験目標数をクリアすることを目指していただきます。当 科での研修を含めて 3 年間の脳神経外科研修の後、千葉大学脳神経外科でチーフレジデン ト研修を行い、その 2 年目に専門医試験を受験することになります。
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