千葉労災病院後期専門研修プログラム(循環器内科) 1. 研修対象者

千葉労災病院後期専門研修プログラム(循環器内科)
1. 研修対象者
初期臨床研修修了者で、日本循環器学会専門医取得を目指す医師。
2. 研修期間
原則 3 年間(ただし、雇用契約期間は1年ごととなります)
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研修の目的本プログラムと通して多くの症例を経験することにより、日本循環器学
会専門医取得に必要な知識・技能を身につけること。
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救急を含めた循環器内科の基本から、より高度な専門性の高い領域まで幅広く研
修を積むことにより、循環器内科専門医取得した後の進路について選択ができる
素地を身に着けること。
3. 研修プログラム責任者・および指導医
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責任者:山内雅人(循環器内科部長 千葉大学非常勤講師、循環器全般)
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指導医:石橋聡(循環器内科副部長 循環器全般)
李光浩(循環器内科副部長 循環器全般、特に心エコー診断)
浅野達彦(循環器内科副部長 循環器全般、特に PCI)
牧之内崇(循環器内科医師、高気圧酸素治療部副部長)
牧之内医師は他院で初期研修の後、平成 20 年より当科で後期研修をして、
以下の資格を取得しました。
日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医
日本循環器学会 循環器専門医
日本プライマリケア連合学会 認定医・指導医
日本高気圧環境・潜水医学会 高気圧酸素治療専門医
更に社会人大学院の制度を利用し、実務をこなしながら、
千葉大学衛生学教室の大学院生として学位も取得見込みです。
4. 当科の特色
地域中核病院として、循環器全般への専門性の高い治療を提供しています。
心臓外科・維持透析については、当院内では対応できないため、近隣の病院との連携
で対応しています。
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心エコー:千葉大学循環器内科で指導的立場にあった李副部長を中心に年間
2000 例以上実施され、豊富な経験と手技の獲得が可能です。
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冠動脈形成術(PCI):千葉大学冠疾患治療部で研鑽を積んだ浅野副部長中心に年
間 150 件程度の手術を行っています。
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ペースメーカー植え込み手術:山内部長中心に年間 20 件程度の手術を行っています。
・2013 年 10 月の新病棟移転、ICU/CCU の開設に伴って、循環器単科での当直を
開始し、救急症例が増加し、PCI・ペースメーカーとも症例が増えています。
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カテーテルアブレーション:千葉大学循環器内科不整脈グル-プの上田助教に当院においで
いただき、月 1 回(第 3 金曜日)に当院で行っています。不整脈外来も不整脈グル-プ
の若手に週 1 回担当していただいています。まだ、常勤では人材不足の分野です
が、大学病院との連携で院内での専門的対応を可能としています。
5. 研修プログラムの特徴
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内科各分野、救急・集中治療部とも兼務しながら症例経験を積むことも可能で、内
科専門医、循環器専門医取得に必要な幅広い症例を経験することができる。
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各専門領域の専門家のもとで、心臓カテーテル・超音波検査含めた知識・技術の
習得が可能
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当院のみでなく、千葉大学専門的循環器内科との連携、関連施設での研修も行う
ことができる
6. 週間スケジュール・カンファレンス・研修会等
曜日
月
午前
8:30 朝カンフ 8:30 朝カンフ 8:30 朝カンフ 8:30 朝カンフ 8:30 朝カンフ 回 診 ・ 待
ァレンス
火
ァレンス
水
ァレンス
木
ァレンス
金
ァレンス
土日
機・日当直
9:00 外来・ 9:00 外来・ 9:00 外来・ 9:00 心 カ 9:00 外来・
検査
検査(心エコ 検査
テ・手術
検査
ー・心筋シン
チ)
午後
検査
心カテ
検査
心カテ・ペー 検査・心カテ
16:00 カテ前
(ペースメーカ ス メ ー カ ー 手 ( カ テ ー テ ル ア
カンファレンス・
ーチェック・トレ 術
循環器回
ッドミル)
診
ブレーション)
16:00 カテ後
カンファレンス
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内科、全分野でのカンファレンス 原則月 2 回
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看護部、薬剤部、臨床検査部、臨床工学部、リハビリテーション部、MSW 等との心不全チ
ーム医療をベースにした勉強会:原則月 2 回
7. 研修修了後の進路
専門医取得後は、大学院進学・留学・当院でのフェロー継続など幅広い選択肢がありま
す。適宜相談に応じます。