呼吸器・感染症・アレルギー内科臨床研修プログラム 目標 研修方略

平成 27 年 4 月 1 日
呼吸器・感染症・アレルギー内科臨床研修プログラム
目標
一般目標 GIO
内科診療の基本を身につけ、呼吸器・感染症診療の初期対応ができ、呼吸器内科専門医
に適切にコンサルトできる
行動目標 SBO
1 病歴を聴取し診療録に記載できる
2 身体所見に基づき必須の検査を指示できる
3 他の医療スタッフと意思疎通を図り、情報を共有できる
4 守秘義務を遵守し、患者さんの個人情報に対して適切に対処できる
5 静脈採血、動脈採血、末梢静脈確保が確実にできる
6 胸部 X 線写真および胸部 CT の読影ができる
7 精密呼吸機能検査の判定ができる
8 市中肺炎・院内肺炎に対して適切に抗菌薬を使用できる
9 肺癌化学療法の代表的なレジメンを理解し、副作用に対して対処できる
10 気管支鏡で内腔観察ができる
11 人工呼吸器の設定を理解できる
12 指導医・上級医の指導の下で胸腔穿刺ができる
研修方略
(6 週の研修期間)
1 入院患者の診療を担当する
2 カンファレンスで担当患者の現状報告および治療方針の発表をする
3 精密呼吸機能検査の判定レポートを作成し、指導医のチェックを受ける.
4 気管支鏡検査の助手をおこない、同時に検査の見学もおこなう
5 指導医・上級医の指導の下で気管支鏡で内腔観察を行う
6 指導医・上級医の指導の下で胸腔穿刺を行う
7 日本内科学会信越地方会、日本呼吸器学会関東地方会などで症例報告をおこなう
8 受け持ち患者の退院時サマリーを作成し、指導医・上級医のチェックを受ける
(3 ヶ月の研修の場合追加される項目)
9 指導医・上級医とともに在宅酸素療法の導入・指導をおこなう
10 指導医・上級医の指導の下で、麻薬処方を行い、悪性腫瘍に対しての疼痛緩和療法を
おこなう
11 医局内でのケース・カンファレンスで発表を行う
12 剖検を経験した場合、医局内で剖検報告をおこなう
週間予定
月
病棟診療
火
8:00 新患
カンファ
レンス(東
6 病棟)
13:30
気管支鏡
検査(内視
鏡センタ
ー)
13:00 病棟
総回診
午前
午後
夕方
16:00 医局
会
(医局)
水
10:30 精密
呼吸機能
検査
(精密肺
機能検査
室)
病棟診療
17:00
腫瘍患者
カンファ
レンス(東
6 病棟)
18:00
気管支鏡
検査前カ
ンファレ
ンス(東 6
病棟)
木
病棟診療
金
病棟診療/
外来見学
13:00 気管
支鏡検査
(内視鏡
センター)
病棟診療
18:00
呼吸器外
科手術症
例検討会
(放射線
部カンフ
ァレンス
室)
18:30
気管支鏡
検査カン
ファレン
ス(放射線
部カンフ
ァレンス
室)
17:00
非腫瘍患
者カンフ
ァレンス
(東 6 病
棟)
その他
各病棟診
療チーム
ごとに適
宜カンフ
ァレンス
がおこな
われる
評価
研修中の評価(形成的評価)
毎週のカンファレンスおよび、チームごとのカンファレンスで、受け持ち患者について
の発表を行い、習熟度についての確認がなされる。研修医が受け持ちを希望する疾患や、
研修したい手技なども、この場で検討される。
研修後の評価
(形成的評価)
研修終了後に EPOC に研修医が入力した自己評価を元に指導医が評価を入力する。提出
されたレポートは指導医が確認し、内容によっては不備な点を指導し再提出を求める。
(総括的評価)
経験した症例の中から、日本内科学会信越地方会、日本呼吸器学会関東地方会、日本呼
吸器内視鏡学会関東地方会、中部肺癌学会のいずれかに症例報告を行うことを目標とし、
その症例をカンファレンスに於いてプレゼンテーションし、討議する。発表の機会が得ら
れない場合は、医局内で毎月行われるケース・カンファレンスで討議をおこなう。この討
議をもって到達度の評価の一助とする。
研修責任者
教授
指導医(*
教授
准教授
講師
講師
助教
助教
助教
医員
医員
医員
指導医講習修了者)
花岡正幸*
山本 洋*
安尾将法*
牛木淳人*
漆畑一寿*
立石一成*
小林信光*
北口良明
市山崇史*
濵 峰幸
上級医
堀内俊道*
小坂充
町田良亮
小沢陽子
木野田文也
花岡正幸*