Untitled - 桑名東医療センター

目
次
当院概略
桑名市総合医療センターMMC臨床研修プログラム
研修管理委員会規程
研修医の業務・研修内容に関する規程
研修プログラム
研修体制
研修目標・方略・評価
経験目標
研修のおもな年間スケジュール
研修医向け院内勉強会
研修評価の流れ
必修科プログラム
内科 Basic 研修プログラム
救急・外科 Basic 研修プログラム
救急・麻酔科 Basic 研修プログラム
救急・整形外科 Basic 研修プログラム
救急・脳神経外科 Basic 研修プログラム
地域医療研修プログラム
(地域医療)在宅医療研修プログラム
(地域医療)地域医療研修プログラム
選択必修科プログラム
小児科 Basic 研修プログラム
産婦人科 Basic 研修プログラム
精神科研修プログラム
選択科プログラム
画像診断研修プログラム
国際医療研修プログラム
内科 Advanced 研修プログラム
循環器科研修プログラム
消化器科研修プログラム
腎臓内科研修プログラム
外科 Advanced 研修プログラム
麻酔科 Advanced 研修プログラム
整形外科 Advanced 研修プログラム
小児科 Advanced 研修プログラム
産婦人科 Advanced 研修プログラム
泌尿器科研修プログラム
脳神経外科 Advanced 研修プログラム
検査室研修プログラム
感染症科研修プログラム
心療内科研修プログラム
保健所研修プログラム
MMCプログラム関連病院 一般目標
評価表
卒後臨床研修到達目標達成度評価票
研修マトリックスチェック表
研修医評価票(Comedical 評価)
レポートチェック表
臨床研修 CPC レポート/臨床研修レポート(手術・疾患・症状)
研修環境評価票
指導医評価票
メンタリング
P1
P2
P5
P7
P10
P13
P15
P17
P27
P30
P32
P35
P37
P39
P41
P42
P44
P46
P47
P48
P51
P53
P56
P57
P61
P63
P64
P67
P69
P73
P75
P76
P78
P79
P81
P84
P85
P86
P88
P89
P90
P91
P92
P97
P99
P103
P111
P112
P113
P117
P119
P120
初期研修におけるメンタリング規程
メンタリングパートナーシップ覚書
メンティアンケート(1 年次)
メンティアンケート(2 年次)
メンタリングレポート
P121
P122
P123
P125
P127
病
院
理
念
最良の医療を提供し、地域の皆さまから信頼され必要とされる病院を目指します
病
院
基
本
方
針
①患者さまを中心に考え、真心・思いやり(忠恕)の医療を提供します
②医療の水準と質の向上に努め、安全性を確保します
③地域の皆さまに安心していただける中核病院としての責任を永続的にはたします
④患者さまおよび職員にとって魅力ある病院をつくります
桑
名
市
総
合
医
桑名西医療センター
療
セ
ン
ター
桑名東医療センター
所在地
三重県桑名市北別所 416 番地 1
所在地 三重県桑名市寿町三丁目 11 番地
電
話
0594-22-7111
電
F A X
0594-24-1506
F A X 0594-22-9498
U R L
http://kuwanacmc.or.jp/west/
U R L http://www.yamamoto.or.jp
e-mail
[email protected]
e - m a i l [email protected]
病床数
234 床
病 床 数 349 床(一般:307 床、療養病床 42 床)
診療科
内科・循環器内科・呼吸器内科・
話 0594-22-1211
診 療 科 内科・消化器内科・循環器内科・
消化器内科・肝臓内科・神経内科・外科・
呼吸器内科・腎臓内科・神経内科・外科・
食道外科・肛門外科・緩和ケア外科・
心臓血管外科・呼吸器外科・脳神経外科・
脳神経外科・整形外科・皮膚科・泌尿器科・
小児科・耳鼻咽喉科・眼科・放射線科・
小児科・整形外科・産婦人科・泌尿器科
精神科・口腔外科
周産期内科・眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・
放射線科・麻酔科・リハビリテーション科・
膠原病リウマチ科・精神科
1
桑名市総合医療センターMMC卒後臨床研修プログラム
【特色】
1)中規模病院の特色を活かした指導医との距離が近い実践的な研修スタイルを提供します。
2)臨床研修の基本理念を前提に、到達目標を確実に修了し、プライマリケアへの対応力を養成します。
3)各診療科に指導医・専門医が在籍し、高度かつ専門的な研修が可能です。
4)選択科期間を多く設けた自由度が高いプログラムになっており、将来の目標に向けた最適な研修が可能
です。
5)三重県内の全基幹型病院が協力施設となるMMCプログラムにより、選択肢が広がり、幅広い知識を習
得できる
環境が整備されています。
【一般目標】
将来の専門性に関わらず、桑名の地域特性にマッチした地域密着型医療における基本的な医療ニーズに
対応し、地域社会に貢献できる医師としての基礎を確立するために、幅広く救急や基礎的疾患を経験して、
これらに対応できる医学知識や技術を身につけるとともに、患者・家族の心情に配慮し、他職種、他施設
と協調して医療を遂行する態度や、安全・確実な医療を全うできる責任感を涵養します。
【行動目標】
1) 医師として必要な common disease や救急疾患に対する知識を身につける。
2) 一般的な疾患に対して治療上必要となる技能を身につける。
3) 患者・家族のニーズを全人的に理解し、良好な人間関係を確立できる。
4) 医療チームの構成員としての役割を理解し、部署間を超えた幅広いスタッフと協調し、適切な情報提
供及びコミュニケーションをとることができる。
5) 臨床上の疑問を解決するために情報収集し、患者への適用することができる。
6) 医療事故防止・感染対策を理解し、安全な医療を遂行できるよう努める。
7) 自己の臨床能力向上のために、カンファレンス及び学会集会等に参加する。
8) 法制度・保険制度を理解し、医療を通じて社会貢献できるよう行動する。
【研修期間】
2 年間
2
【臨床研修管理委員会】
*委員会名簿
研修管理委員長
久留宮隆(桑名東医療センター手術室部長)
プログラム責任者
川口達也
研修管理委員
竹田
(桑名東医療センター放射線科部長)
寬(桑名市総合医療センター理事長)
岡田喜克(桑名東医療センター病院長)
藤岡正樹(桑名西医療センター病院長)
市川毅彦(桑名東医療センター副病院長)
石田
花田正治
大久保節也(桑名東医療センター内科部長)
(桑名南医療センター副病院長)
聡(桑名西医療センター副病院長)
中川直樹(桑名西医療センター内科部長)
大森
中村太一(桑名東医療センター腎臓内科部長)
水谷英夫(桑名東医療センター循環器内科部長)
町支秀樹(桑名東医療センター外科部長)
吉山繁幸(桑名西医療センター外科部長)
鈴木秀郎(桑名東医療センター中央検査室部長)
増田
村松正俊(桑名西医療センター脳神経外科部長)
森谷朋子(桑名東医療センター小児科部長)
杉原
茂(桑名東医療センター消化器内科部長)
亨(桑名西医療センター救急部長兼外科部長)
拓(桑名東医療センター産婦人科第 2 部長)宮原ひろみ(桑名東医療センター麻酔科部長)
木瀬英明(桑名東医療センター泌尿器科部長)
中瀬古健(桑名東医療センター整形外科リウマチ科部長)
松本正人(桑名東医療センター事務長)
落合信子(桑名東医療センター看護部長)
日紫喜みちる(桑名西医療センター看護部長)
石川久高(桑名東医療センター薬剤部長)
野村昌宏(桑名西医療センター薬剤部長)
山田正彦、(桑名東医療センター検査室長)
水谷嘉孝(桑名西医療センター検査室長)
伊藤憲昭(大仲さつき病院)
望月昌樹(桑名東医療センター外部委員
松田
東
若松
桑名医師会事務長)
正(まつだ小児科クリニック)
平田春夫(多度あやめ病院)
俊策(ひがし胃腸科外科)
石賀丈士(いしが在宅ケアクリニック)
昇(三重聖十字病院)
菅
秀(三重病院)
濱口元昭(ヨナハ産婦人科小児科病院)
長坂裕二(桑名保健福祉事務所長)
、
大曲貴夫(国立国際医療研究センター病院)
芦原
睦(中部ろうさい病院)
、
富田保志(名古屋医療センター)
鈴木
照(総合大雄会病院)
、
吉村
関根裕司(静岡県立こども病院)
学(揖斐郡北西部地域医療センター)
長尾和宏(長尾クリニック)
伊藤哲郎(長島中央病院)
浅井俊亘(海南病院)
MMC関連病院
埜村智之(いなべ総合病院)
北川達士(四日市羽津医療センター)
谷口晴記(三重県立総合医療センター)
蜂須賀丈博(市立四日市病院)
村田哲也(鈴鹿中央総合病院)
冨田
中川
櫻井洋至(三重大学医学部附属病院)
洵(岡波総合病院)
隆(鈴鹿回生病院)
小西一豊(津生協病院)
田中淳子(三重中央医療センター)
野口光也(松阪中央総合病院)
長沼達史(済生会松阪総合病院)
小倉嘉文(松阪市民病院)
楠田
鈴木孝明(三重県立志摩病院)
竹内敏明
今井俊積(亀山市立医療センター)
園田
茂(藤田保健衛生大学七栗サナトリウム)
伊藤宏雄(名張市立病院)
四方
哲(県立一志病院)
藤本昌雄
(市立伊勢総合病院)
加藤弘幸(尾鷲総合病院)
奥野正孝
(紀南病院)
3
司(伊勢赤十字病院)
(遠山病院)
*委員会内容
・医師研修プログラムの改訂、その他総合的な管理。
・研修医の受け入れ、採用、評価に関する事項。
・研修医の修了評価に関すること。
・その他臨床研修に関すること。
【プログラム責任者・副プログラム責任者】
プログラム責任者
川口達也(桑名東医療センター 放射線科部長)
久留宮隆(桑名東医療センター 手術室部長)
【研修プログラム委員会】
*委員会名簿
研修プログラム委員長(研修管理委員長が兼務)
プログラム責任者
初期研修医
後期研修医の代表者
研修事務担当
*委員会内容
・プログラムの運用検討
・プログラムの評価及び改訂
・到達目標等の検討
・その他研修プログラムに関すること
4
桑名市総合医療センター研修管理委員会規程
(目的)
第1条 この規程は、桑名市総合医療センター研修管理委員会(以下「管理委員会」という)の円滑な運営
を図ることを目的とし、必要事項を定める。
(管理委員会の構成)
第2条 管理委員会は、次に掲げる者をもって構成する。
1)理事長
2)病院長
3)事務長
4)プログラム責任者
5)各科指導責任者
6)協力病院、協力施設の研修実施責任者
7)看護部門の代表者
8)各コメディカルの代表者
9)院外の有識者(外部委員)
10)その他委員会が必要と認めた者
2.管理委員の任期は 1 年とし、再任を妨げない。
3.但し、議決権を持たないメンバーとして、研修医、研修事務担当の参加を認める。
(管理委員長)
第3条 委員長は研修管理委員より選出され、病院長が任命する。
(会議)
第4条 管理委員会の会議(以下「会議」
)は、委員長が招集し、委員長が議長となる。
2.会議は委員総数の過半数の出席をもって成立する。
3.会議は年4回の開催とする。
4.その他必要に応じて管理委員長が招集する。
(審議事項)
第5条 管理委員会では、次の事項を審議する。
1)医師研修プログラムの改訂、その他総合的な管理。
2)研修医の受け入れ、採用、評価に関する事項。
3)研修医の修了評価に関すること。
4)その他臨床研修に関すること。
5
(作業部会の設置)
第6条 管理委員会の下部組織として、以下の部会を設置する。
1)研修プログラム委員会(以下プログラム委員会)
2.プログラム委員会は次の事項について協議・検討する。
1)プログラムの運用
2)プログラムの評価及び改定
3)到達目標等の検討
4)その他研修プログラムに関すること
3.プログラム委員会の構成員は以下のものとする。
1)研修プログラム委員長(研修管理委員長が兼務)
2)プログラム責任者
3)初期研修医
4)後期研修医の代表者
5)研修事務担当
6)その他研修管理委員長が必要と認めた者
4.プログラム委員会で検討された事項は、管理委員会に答申され協議する。
(庶務)
第6条 管理委員会の庶務は、桑名市総合医療センター研修事務担当にて実施する。
(その他)
第7条 本規程の変更又は本規程に定めのない事項については、研修管理委員会の審議・検討を経て決定す
るものとする。
附則
1 本規程は平成 22 年4月 1 日から実施する。
2 本規定は平成 27 年 4 月 1 日に改訂。
6
研修医の業務・研修内容に関する規程
1.初期臨床研修医の行う業務に関する原則
①研修医は、すべての医療行為の承認を指導医あるいは担当医から事前ないし事後に得る。
②研修医は、救急外来におけるすべての医療行為の承認を当直医から患者の帰宅前に得てその旨を記
載する。当直医はその研修医記録の下に認証の可否、修正事項を記載する。
③研修医は、当院初期臨床研修プログラムの目標(チェックリスト)に明記された基本項目以外のす
べての医療行為(検査および治療)については、指導医あるいは主治医(担当医)の監督下でのみ行
う。
④研修医は、健康保険適用外のすべての検査の指示を出す場合は、担当医の事前の承認を得る。
⑤研修医は、健康保険適用外のすべての治療を指導医あるいは担当医の監督下でのみ行う。
⑥研修医の診療記録(研修医記録)は、必ず主治医(担当医)の承認を得る。主治医(担当医)は研
修記録を毎日確認する事。
2.一年次研修医は、以下の「業務の指示」を出す場合には、事前に指導医あるいは主治医(担当医)の承認
を得なければならない
以下の造影 X 線検査
・ 心臓、冠動脈
・ 肺、気管支
・脳
・腎
造影CT検査
妊婦・裾婦・授乳婦に対する処方
小児に対する処方
麻薬処方
抗腫瘍化学療法薬処方
輸血
放射線治療
他施設への患者紹介、転送
入退院
3.一年次研修医は、以下の手技は指導医あるいは主治医(担当医)の監督下でのみ行う。
内視鏡検査
生検
中心静脈確保
以下の穿刺法
・ 腰椎
・ 胸腔
・ 腹腔
・ 骨髄
イレウス管の挿入
皮膚縫合
外傷、熱傷の処置
気管切開
以下の救急医療機器の使用
・ 直流除細勁器(救命のための緊急時は除く)
・ 人工呼吸器
7
4.二年次研修医は、以下の「業務の指示」を出す場合には、事前に指導医あるいは主治医(担当医)の承認
を得なければならない。
以下の造影 X 線検査
・ 心臓・冠動脈
・ 肺・気管支
・脳
麻薬処方
抗腫瘍化学療法薬処方
輸血
放射線治療
他施設への患者紹介、転送
入退院
5.二年次研修医は、以下の手技は指導医あるいは主治医(担当医)の監督下でのみ行う。
内視鏡検査
生検
以下の穿刺法
・ 腰椎
・ 胸腔
・ 腹腔
・ 骨髄
イレウス管の挿入
外傷、熱傷の処置
気管切開
6.オリエンテーション研修の受講
当院での臨床研修を開始するにあたって必要最低限の知識、技能、態度を習得することが目標であり、
初期研修には必須の内容であるので、必ず受講する事。
7.ローテート研修計画の作成
研修医は各自の希望をもとに、研修管理委員長と協議して研修計画を作成する。研修内容・ローテーシ
ョンの修正に関しては関連各科責任者と事前に話合い、合意が得られたら、規定の用紙に記入した上で
研修管理委員長に報告し、修正を行う。
8.メンターの設定
一年目研修医は研修開始から5月末までの間に自己の研修やキャリアパス、その他の問題に対する相談
相手としてメンターを希望・指定(複数可能)する事ができる。またそれまでの間に指定できない場合な
ど、その後のローテーションにおいても指定の追加あるいは変更が可能である。
9.EPOC及び研修手帳を利用した研修評価
研修医は院内に限らず、どの施設においても研修中は常に研修手帳を携帯持参し、到達目標や経験項目
をチェックし自己フィードバックに心掛ける。 (同時に研修手帳 p62〜63 を用いて自らメンタルケアチ
ェックを行う) また各科の研修責任者は研修手帳をもとに可能な限り各月毎の評価を行い研修医への
フィードバックを心掛けるが、少なくとも各ローテートの最終日には研修評価用紙を用いた研修評価を
行う。
(また研修手帳 p52〜53 に基づいて各病棟師長・技師長などによる評価も毎月貰うよう心がける)
10.症例レポートの提出
研修手帳に記載されている「頻度の高い症状」のうち赤字で示された 20 項目、
「経験が求められる疾患・
病態」のうち赤字で示された 10 項目は、レポートの提出が義務づけられており、経験した症例のレポー
トを研修管理委員長に提出した上で、患者 ID などの情報を研修手帳に記載しておく事。
11.臨床病理検討会への出席と CPC レポートの提出
当院で患者が死亡して剖検を行う際には研修医はそれに立ち会い(当番制)、肉眼病理記録を行う。その
後、臨床経過表を作成し、臨床病理検討会の開催時には出席してプレゼンテーションを行う。その後、
病理所見や診断、検討会での検討内容を CPC レポートに記載し研修管理委員長に提出する。
8
12.アルバイト診療の禁止
院外での当直業務等のアルバイト診療は一切禁止する。
(但し研修先での時間外勤務は除く)
13.インシデント報告
診療に従事する人はすべてインシデント報告制度に参加すべきである。報告の目的は個人を罰する事で
はなく、潜在する医療事故のリスクを減らす為にシステムを改善する事であり、医療安全を認識する上
でも重要な事であるので積極的に報告するよう努める。
14.個人情報保護法の遵守
個人情報保護法を遵守し、カルテや画像のコピー等を使用する際には、個人で責任を持って管理する。
またむやみに無関係の患者のカルテを閲覧しない。
15.休暇取得の際の注意点
①休暇を取得する際には各科指導責任者に対してその理由を明らかにした上で承諾を得、休暇届を提出
して許可を得る事。
②有給休暇の取得により連続して 7 日を越える休みを取る事がないようにする。
③1 ヶ月のみ履修する必修科目の研修中は有給休暇を取得しない事。
④1 ヶ月における有給休暇は5日間を越えないようにする。
16.当直明けの勤務体制
当直明けの勤務は午前中(12 時 30 分まで)までとし、後は半日振替とする。
17.勉強会の重要性
当直業務は救急を研修する上で、非常に重要な OJT ではあるが、桑名市で行われる勉強会や症例検討会、
KMC(木曽川カンファレンス)などは研修医を対象として催されているものであり、当院の研修において非
常に重要な位置を占めている。したがってこれらに出席する際には予め当直医の了承を得た上でこれら
に積極的に参加するよう心がける。
18.研修医の委員会への参加
ICT、NST、緩和、医療安全等の各委員会に積極的に参加すること。
19.なお本規定の改訂は研修管理委員会によって決定すること。
附則
1 本規程は平成 22 年4月 1 日から実施する。
2 本規定は平成 27 年 4 月 1 日に改訂。
9
研修プログラム
【研修分野】
4月
5月
1 年
6月
7月
内
科
8月
9月
10 月
11 月
救
12 月
急
目
2 年
小児
目
科
選
1月
2月
3月
地
産婦人
精 神
域
科
科
択
(ローテート順不同)
必
修:内科 6 ヶ月、地域医療 1 ヶ月
救急 3 ヶ月(外科・整形外科・脳神経外科・麻酔科から選択)、
選択必修:小児科 1 ヶ月、産婦人科 1 ヶ月、精神科 1 ヶ月の 3 科から 2 科以上を選択。
(但し原則 3 科が望ま
しい)
選
択:11 ヶ月
【研修施設】
〈研修項目〉
必修科目:内科(合計 6 か月)
: 桑名東医療センター、桑名西医療センター
救急部門として、外科(1 か月)、整形外科(1 か月)、麻酔科(1 か月)、脳神経外科(1 か月)から 1
か月ずつ選択し計 3 か月行う。又、救急研修として月約 4 回の宿日直勤務と、平日昼間の救急
当番を担当する。
桑名東医療センター(外科・整形外科・麻酔科)
桑名西医療センター(外科・脳神経外科・整形外科)
地域医療(1 か月)
:揖斐郡北西部地域医療センター、ひがし胃腸科外科、長尾クリニック、
まつだ小児科クリニック、紀南病院、いしが在宅ケアクリニック、
長島中央病院、県立一志病院
選択必修科目:小児科(1 か月)産婦人科(1 か月)精神科(1 か月) の 3 科から 2 科以上を選択。
(但し原則 3 科
が望ましい)
選択科目:
小児科(1 か月)
三重県立総合医療センター、三重病院、総合大雄会病院
産婦人科(1 か月)
桑名東医療センター、ヨナハ産婦人科小児科病院
精神科(1 か月)
大仲さつき病院、多度あやめ病院
医療機関、診療科、期間の組み合わせは自由。
ただし地域医療は 2 か月以内、地域保健は 1 か月以内とする。
桑名東医療センター(内科・循環器内科・消化器内科・腎臓内科・外科・泌尿器科・
画像診断・国際医療・小児科・産婦人科・整形外科・検査)
桑名西医療センター(内科・外科・整形外科・脳神経外科)
三重大学医学部付属病院
(整形外科・脳神経外科・胸部外科・小児科・産婦人科・眼科・
耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科・放射線科・麻酔科・病理部・
臨床検査)
三重県立総合医療センター
(整形外科・小児科・産婦人科)
10
大仲さつき病院
(精神科)
三重聖十字病院
(地域医療・緩和ケア)
中部ろうさい病院
(心療内科)
桑名保健福祉事務所
(地域保健)
紀南病院
(地域医療・へき地医療)
揖斐郡北西部地域医療センター(地域医療・へき地医療)
国立国際医療研究センター病院(感染症科)
名古屋医療センター
(救急医療)
りんくう総合医療センター
(救急医療)
桑名南医療センター
(循環器内科、心臓血管外科)
総合大雄会病院
(内科・外科・整形外科・小児科)
いしが在宅ケアクリニック
(在宅医療)
長島中央病院
(地域医療)
静岡こども病院
(小児科)
三重病院
(小児科)
県立一志病院
(地域医療・総合診療科)
ヨナハ産婦人科小児科病院
(産婦人科)
厚生連海南病院
(形成外科)
多度あやめ病院
(精神科)
MMCプログラム関連病院(以下23施設)
(年度によって研修科が異なる)
三重県立総合医療センター(030445)
(消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、神経内科、救急救命、外科、脳神経外科、皮膚科、産婦人科、
小児科、整形外科、泌尿器科、心臓血管外科、呼吸器外科、病理、眼科、麻酔科、放射線診断科)
市立四日市病院(030446)
(外科、脳神経外科、整形外科、内科(総合内科)
、血液内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、麻酔科、
小児科、産婦人科、救急センター(脳外科)
、腎臓内科)
三重県厚生農業協同組合連合会
鈴鹿中央総合病院(030448)
(脳神経外科、病理・中央検査科、内科(血液・腫瘍)
、内科(腎臓)
、産婦人科、外科、放射線科、眼科、
内科(消化器)
、小児科、整形外科、神経内科、麻酔科、呼吸器外科、内科(循環器)、泌尿器科、
耳鼻咽喉科)
独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター(030449)
(消化器科、産科婦人科、内科、循環器科、外科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、心臓血管外科、
呼吸器外科、麻酔科、整形外科、神経内科、臨床検査料、泌尿器科、小児科、放射線科、皮膚科、眼科、
リウマチ科)
三重大学医学部付属病院(030452)
(内科、外科、胸部外科、整形外科、脳神経外科、小児科、産婦人科、精神科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、
眼科、皮膚科、放射線科、救急部門、麻酔科(臨床麻酔科)
、検査医学、病理部、内科(地域医療)
)
松阪市民病院(030454)
(外科、整形外科、内科、泌尿器科、麻酔科、脳神経外科、放射線科、皮膚科、病理、眼科)
三重県厚生農業協同組合連合会
松阪中央総合病院(030455)
(内科、小児科、外科、精神科、放射線科、救急科、放射線治療科、臨床病理科、整形外科、眼科、
麻酔科、泌尿器科、産婦人科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科)
11
社会福祉法人恩賜財団済生会
松阪総合病院(030456)
(外科、神経内科、泌尿器科、整形外科、麻酔科、内科、脳神経外科、産婦人科、放射線科、病理、
緩和医療)
伊勢赤十字病院(030457)
(外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、眼科、内科(緩和ケア)
、病理部、消化器内科、肝臓内科、産婦人科
血液感染症内科、
、呼吸器内科、循環器内科、小児科、腎臓内科、脳神経外科、救急部、麻酔科、皮膚科、
神経内科、精神、整形外科、放射線科、胸部外科、腫瘍内科、糖尿病代謝内科、形成外科)
津生協病院(030820)
(内科・外科・整形外科)
三重県立志摩病院(030911)
(外科、整形外科、精神科、内科、泌尿器科、眼科、放射線科)
鈴鹿回生病院(030930)
(内科、外科、整形外科、呼吸器外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、神経内科)
四日市羽津医療センター(030953)
(内科、外科、小児科、泌尿器科、麻酔科、整形外科、産婦人科)
三重県厚生農業協同組合連合会
いなべ総合病院(031695)
(内科、外科、整形外科、小児科、産婦人科、脳神経外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、放射線科、
)
医療法人社団岡波総合病院(035115)
(内科、救急、小児科、泌尿器科、外科、眼科、産婦人科・放射線科)
藤田保健衛生大学七栗サナトリウム(031706)
(外科、リハビリテーション科、内科)
遠山病院(090042)
(内科、外科)
三重県立一志病院(032842)
(内科(地域医療)
)
市立伊勢総合病院(030453)
(内科、外科、神経内科、整形外科、皮膚科、眼科、放射線科)
市立尾鷲総合病院(031709)
(内科、外科)
紀南病院(040005)
(内科、外科、産婦人科)
名張市立病院(031707)
(内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、眼科、麻酔科)
亀山市立医療センター(110022)
(内科(総合診療科)
、外科)
12
研修体制
【研修指導体制】
各科の研修は、所属診療科長の指示及び責任にて行われる。
研修の進捗状況、指導状況は研修管理委員会にて確認・調整が行われる。
【募集定員・募集・採用】
定 員:10名
募 集:公募(平成 28 年度第 110 回医師国家試験の受験資格を有するもの)
採 用:
平成27年8月 8日(土)予定 桑名東医療センターにて受験もしくは
平成27年8月23日(日)予定 MMC合同試験にて受験
上記により採用試験を行う。ただし希望によりマッチング登録開始までは随時試験を受付ける。
【処遇】
1)当院常勤職員として採用
2)給与月額 1年次の支給額(税込) 基本手当/月 405,200 円、賞与/年
810,400 円
2年次の支給額(税込) 基本手当/月 414,600 円、賞与/年
1,554,750 円
通勤手当、時間外勤務手当、宿日直手当、扶養手当等
3)勤務時間 8:30~17:15
有給休暇等あり
4)宿舎はありませんが、市内のマンション等を法人が賃貸契約します。
(規定による家賃・敷金・礼金等補
助あり)
5)研修医室、研修医仮眠室あり
6)公的医療保険、年金(三重県市町村職員共済組合)
、雇用保険、地方公務員災害補償法の適用有
7)勤務状況に応じて法令に準じた健康診断を実施
8)法人として医師賠償責任保険に加入済(研修医個人としての加入は任意ですが、加入を推奨します)
9)学会・研修会への参加制度あり(旅費・参加費の補助あり)
13
研修目標・方略・評価
14
経験目標
2 年間で以下の経験目標につき、研修をしていただきます。経験した項目についてはその都度、MMC
研修医手帳に記入し、EPOC に入力していただき、研修修了時には手帳を提出し、評価の対象としま
す。また、各レポートは研修中に経験した項目をまとめ、指導医によるチェック・修正を受けたもの
に指導医の印鑑を押印されたものを提出していただきます。
A
経験すべき診察法・検査・手技
(1)医療面接
患者・家族との信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報が得られるような医療面接を実施するために、
1)医療面接におけるコミュニケーションの持つ意義を理解し、コミュニケーションスキルを身に付け、
患者の解釈モデル、受診動機、受療行動を把握できる。
2)患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録ができ
る。
3)患者・家族への適切な指示、指導ができる。
(2)基本的な身体診察法
病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載するために、
1)全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む。)ができ、記載
できる。
2)頭頸部の診察(眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の触診を含む。)ができ、
記載できる。
3)胸部の診察(乳房の診察を含む。)ができ、記載できる。
4)腹部の診察(直腸診を含む。)ができ、記載できる。
5)泌尿・生殖器の診察(産婦人科的診察を含む。)ができ、記載できる。
5´)直腸診ができる。
6)骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。
7)神経学的診察ができ、記載できる。
8)小児の診察(生理的所見と病的所見の鑑別を含む。)ができ、記載できる。
9)精神面の診察ができ、記載できる。
(3)基本的な臨床検査
病態と臨床経過を把握し、医療面接と身体診察から得られた情報をもとに必要な検査を、
A・・・・自ら実施し、結果を解釈できる。
その他・・検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。
1)一般尿検査 (尿沈渣顕微鏡検査を含む。)
2)便検査(潜血、虫卵)
3)血算・白血球分画
A 4)血液型判定・交差適合試験
A 5)心電図(12 誘導)、負荷心電図
15
A 6)動脈血ガス分析:動脈血採血が正しくでき、データを理解できる。
7)血液生化学的検査
・簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)
7’)血液凝固機構に関する検査を指示し、結果を判定できる。
8)血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む。)
9)細菌学的検査・薬剤感受性検査
・検体の採取(痰、尿、血液など)
・簡単な細菌学的検査(グラム染色など)
9´)グラム染色を行い、結果の解釈ができる。
10)呼吸機能検査
・スパイロメトリー
11)髄液検査
12)細胞診・病理組織検査
13)内視鏡検査
A 14) 超音波検査
15) 単純X線検査
16) 造影X線検査
17) X線CT検査
18) MRI 検査
19) 核医学検査
20) 神経生理学的検査(脳波・筋電図など)
必修項目
下線の検査について経験があること
*「経験」とは受け持ち患者の検査として診療に活用すること
A の検査で自ら実施する部分については、受け持ち症例でなくてもよい
(4)基本的手技
基本的手技の適応を決定し、実施するために、
1)気道確保を実施できる。
2)人工呼吸を実施できる。(バッグ・バルブ・マスクによる徒手換気を含む。)
3)胸骨圧迫を実施できる。
4)圧迫止血法を実施できる。
5)包帯法を実施できる。
5´)シーネ固定を実施できる。(努力目標 5 回)
6)注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。
16
7)採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。(努力目標 15 回)
8)穿刺法(腰椎)を実施できる。(努力目標 5 回)
9)穿刺法(胸腔、腹腔)を実施できる。(努力目標 6 回)
10)導尿法を実施できる。
11)ドレーン・チューブ類の管理ができる。
12)胃管の挿入と管理ができる。
13)局所麻酔法を実施できる。
14)創部消毒とガーゼ交換 を実施できる。
14´)創部でのブリードマンができる。
15)簡単な切開・排膿を実施できる。(努力目標 10 回)
16)皮膚縫合法を実施できる。
17)軽度の外傷・熱傷の処置を実施できる。
18)気管挿管を実施できる。(努力目標 30 回)
19)除細動を実施できる。(努力目標 3 回)
必修項目
下線の手技を自ら行った経験があること
(5)基本的治療法
基本的治療法の適応を決定し、適切に実施するために、
1)療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む。)ができる。
2)薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解熱
薬、麻薬を含む。)ができる。
3)基本的な輸液ができる。(輸液の種類と適応を挙げ、輸液の量を決定できる。)
4)輸血(成分輸血を含む。)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。
(6)医療記録
チーム医療や法規との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理するために、
1)診療録(退院時サマリーを含む。)を POS(Problem Oriented System)に従って記載し管理できる。
2)処方箋、指示書を作成し、管理できる。
3)診断書、死亡診断書(死体検案書を含む)、その他の証明書を作成し、管理できる。
4)CPC(臨床病理カンファレンス)レポートを作成し、症例呈示できる。
5)紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。
17
(7)診療計画
保健・医療・福祉の各側面に配慮しつつ、診療計画を作成し、評価するために、
1)診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む。)を作成できる。
2)診療ガイドラインやクリニカルパスを理解し活用できる。
3)入退院の適応を判断できる(デイサージャリー症例を含む。)。
4)QOL(Quality of Life)を考慮した総合的管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在宅医療、
介護を含む。)を参画する。
必修項目
1)診療録の作成
2)処方箋・指示書の作成
3)診断書の作成
4)死亡診断書の作成
5)CPC レポート(※)の作成、症例呈示
6)紹介状、返信の作成
上記 1)~6)を自ら行った経験があること
(※ CPC レポートとは、剖検報告のこと)
B
経験すべき症状・病態・疾患
研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を
的確に行う能力を獲得することにある。
1
頻度の高い症状
必修項目
下線の症状を経験し、レポートを提出する
*「経験」とは、自ら診療し、鑑別診断を行うこと
1)全身倦怠感
7)発疹
2)不眠
8)黄疸
害、視野狭窄
21)呼吸困難
常(下痢、便秘)
3)食欲不振
9)発熱
10)頭痛
15)結膜の充血
22)咳・痰
28)腰痛
障害(尿失禁・排尿困難)
4)体重減少、体重増加
11)めまい
16)聴覚障害
23)嘔気・嘔吐
29)関節痛
34)尿量異常
12)失神
17)鼻出血
24)胸やけ
5)浮腫
13)けいれん発作
14)視力障
18)嗄声
19)胸痛
20)動悸
25)嚥下困難
26)腹痛
27)便通異
30)歩行障害 31)四肢のしびれ
35)不安・抑うつ
18
6)リンパ節腫脹
32)血尿
33)排尿
2
緊急を要する症状・病態
必修項目
下線の病態を経験すること
*「経験」とは、初期治療に参加すること
1)心肺停止
2)ショック
5)急性呼吸不全
3)意識障害(努力目標 5 回)
6)急性心不全
9)急性消化管出血(努力目標 5 回)
12)急性感染症
13)外傷
16)熱傷 (努力目標 2 回)
3
4)脳血管障害(努力目標 5 回)
7)急性冠症候群(努力目標 5 回) 8)急性腹症(努力目標 5 回)
10)急性腎不全
11)流・早産及び満期産(努力目標 2 回)
14)急性中毒(努力目標 2 回)
15)誤飲、誤嚥(努力目標 2 回)
17)精神科領域の救急(努力目標 2 回)
経験が求められる疾患・病態
必修項目
1. A 疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について
症例レポートを提出すること
2. B 疾患については、外来診療又は受け持ち入院患者(合併症含む。)で
自ら経験すること
3.外科症例(手術を含む。)を 1 例以上受け持ち、
診断、検査、術後管理等について症例レポートを提出すること
※全疾患(88 項目)のうち 70%以上を経験することが望ましい
(1) 血液・造血器・リンパ網内系疾患
B [1]貧血(鉄欠乏性貧血、二次性貧血)
[2]白血病
[3]悪性リンパ腫
[4]出血傾向・紫斑病(播種性血管内凝固症候群:DIC)
(2)神経系疾患
B [1]脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
[2]認知症疾患
[3]脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)
[4]変性疾患(パーキンソン病)
[5]脳炎・髄膜炎
(3)皮膚系疾患
B[1]湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)
B [2]蕁麻疹
[3]薬疹
B[4]皮膚感染症
19
(4)運動器(筋骨格)系疾患
B [1]骨折
B [2]関節脱臼、亜脱臼、捻挫、靭帯損傷
B [3]骨粗鬆症
B [4]脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)
(5)循環器系疾患
A [1]心不全
B [2]狭心症、心筋梗塞
[3]心筋症
B [4]不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
[5]弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
B [6]動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
[7]静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
A [8]高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
(6)呼吸器系疾患
B [1]呼吸不全
A [2]呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
B [3]閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
[4]肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
[5]異常呼吸(過換気症候群)
[6]胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
[7]肺癌
(7)消化器系疾患
A [1]食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
B [2]小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
[3]胆嚢・胆管疾患(胆石症、胆嚢炎、胆管炎)
B [4]肝疾患(ウイルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、
アルコール性肝障害、薬物性肝障害)
[5]膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
B [6]横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
(8)腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む。)疾患
A [1]腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
[2]原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群)
[3]全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
B [4]泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石症、尿路感染症)
(9)妊娠分娩と生殖器疾患
B [1]妊娠分娩(正常妊娠、流産、早産、正常分娩、産科出血、乳腺炎、産褥)
[1´]妊娠の初期兆候を把握できる。
[2]女性生殖器及びその関連疾患(月経異常(無月経を含む。)、不正性器出血、
更年期障害、外陰・腟・骨盤内感染症、骨盤内腫瘍、乳腺腫瘍)
B [3]男性生殖器疾患(前立腺疾患、勃起障害、精巣腫瘍)
20
(10)内分泌・栄養・代謝系疾患
[1]視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
[2]甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
[3]副腎不全
A [4]糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
B [5]高脂血症
[6]蛋白及び核酸代謝異常(高尿酸血症)
(11)眼・視覚系疾患
B [1]屈折異常(近視、遠視、乱視)
B [2]角結膜炎
B [3]白内障
B [4]緑内障
[5]糖尿病、高血圧・動脈硬化による眼底変化
(12)耳鼻・咽喉・口腔系疾患
B [1]中耳炎
[2]急性・慢性副鼻腔炎
B [3]アレルギー性鼻炎
[4]扁桃の急性・慢性炎症性疾患
[5]外耳道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物
[5´]鼓膜を観察して、異常の有無を判定できる。
(13)精神・神経系疾患
[1]症状精神病
A [2]認知症(血管性認知症を含む。)
[3]アルコール依存症
A [4]気分障害(うつ病、躁うつ病を含む。)
A [5]統合失調症
[6]不安障害(パニック障害)
B [7]身体表現性障害、ストレス関連障害
(14)感染症
B [1]ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、流行性耳下腺炎)
B [2]細菌感染症(ブドウ球菌、MRSA、A群レンサ球菌、クラミジア)
[2´]敗血症(努力目標 2 回)
B [3]結核
[4]真菌感染症(カンジダ症)
[5]性感染症
[6]寄生虫疾患
(15)免疫・アレルギー疾患
[1]全身性エリテマトーデスとその合併症
B [2]関節リウマチ
B [3]アレルギー疾患
21
(16)物理・化学的因子による疾患
[1]中毒(アルコール、薬物)
[2]アナフィラキシー
[3]環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
B [4]熱傷
(17)小児疾患
B [1]小児けいれん性疾患
B [2]小児ウイルス感染症(麻疹、流行性耳下腺炎、水痘、突発性発疹、インフルエンザ)
[3]小児細菌感染症
B [4]小児喘息
[5]先天性心疾患
[5´]小児科救急疾患(努力目標 2 回)
(18)加齢と老化
B [1]高齢者の栄養摂取障害
B [2]老年症候群(誤嚥、転倒、失禁、褥瘡)
(19)手術関連
[1]術前心理:術前患者の不安に対し、心理的な配慮を考慮した処置ができる。
[2]術後合併症:術後起こりうる合併症および異常に対して基本的な対処ができる。
C
特定の医療現場の経験
必修項目にある現場の経験とは、各現場における到達目標の項目のうち一つ以上経験すること。
(1)救急医療
生命や機能的予後に係わる、緊急を要する病態や疾病、外傷に対して適切な対応をするために、
1)バイタルサインの把握ができる。
2)重症度及び緊急度の把握ができる。
3)ショックの診断と治療ができる。
4)二次救命処置 (ACLS = Advanced Cardiovascular Life Support、呼吸・循環管理を含む)がで
き、一次救命処置(BLS = Basic Life Support)を指導できる。
※ ACLS は、バッグ・バルブ・マスク等を使う心肺蘇生法や除細動、気管挿管、
薬剤投与等の一定のガイドラインに基づく救命処置を含み、BLS には、気道確保、
心臓マッサージ、人工呼吸等機器を使用しない処置が含まれる。
5)頻度の高い救急疾患の初期治療ができる。
6)専門医への適切なコンサルテーションができる。
7)大災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる。
必修項目
救急医療の現場を経験すること
22
(2)予防医療
予防医療の理念を理解し、地域や臨床の場での実践に参画するために、
1)食事・運動・休養・飲酒・禁煙指導とストレスマネージメントができる。
1´)患者の知識や関心レベルに応じた健康教育ができる。
2)性感染症予防、家族計画指導に参画できる。
3)地域・産業・学校検診に参画できる。
4)予防接種を実施できる。
必修項目
予防医療の現場を経験すること
(3)地域医療
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1)患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療(在宅医療を含む)
について理解し、実践する。
2)診療所の役割(病診連携への理解を含む。)について理解し、実践する。
3)へき地・離島医療について理解し、実践する。
必修項目
へき地・離島診療所、中小病院・診療所等の地域医療の現場を経験すること
(4)周産・小児・成育医療
周産・小児・成育医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1)周産期や小児の各発達段階に応じて適切な医療が提供できる。
2)周産期や小児の各発達段階に応じて心理社会的側面への配慮ができる。
3)虐待について説明できる。
4)学校、家庭、職場環境に配慮し、地域との連携に参画できる。
5)母子健康手帳を理解し活用できる。
必修項目
周産・小児・成育医療の現場を経験すること
23
(5)精神保健・医療
精神保健・医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1)精神症状の捉え方の基本を身につける。
2)精神疾患に対する初期的対応と治療の実際を学ぶ。
3)デイケアなどの社会復帰や地域支援体制を理解する。
必修項目
精神保健福祉センター、精神科病院等の精神保健・医療の現場を経験すること
(6)緩和ケア、終末期医療
緩和ケアや終末期医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1)心理社会的側面への配慮ができる。
1´)末期患者の家族に病気を説明し、家族の心理的不安を受け止めることができる。
2)緩和ケア(WHO 方式がん疼痛治療法を含む。)に参画できる。
3)告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
4)死生観・宗教観などへの配慮ができる。
必修項目
臨終の立ち会いを経験すること
(7)地域保健
地域保健を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、保健所、
介護老人保健施設、社会福祉施設、赤十字社血液センター、各種検診・健診の実施施設等の
地域保健の現場において、
1)保健所の役割(地域保健・健康増進への理解を含む)について理解し、実践する。
2)社会福祉施設等の役割について理解し、実践する
24
研修のおもな年間スケジュール
I.
オリエンテーション(4 月)
1. 目的
① 初期臨床研修開始にあたって、臨床医・研修医としての心構えができている。
② 初期臨床研修への導入を円滑に行うために必要な知識・態度・技能を修得する。
③ 初期臨床研修の進め方が理解できる。
2. 内容
① 地方独立行政法人の職員として・社会人としての姿勢
(理事長)
② 医療安全・感染対策について
(医療安全管理者・感染対策室)
③ 医療情報システムについて
(情報システム室)
④ 接遇研修について
(医事課)
⑤ ノンテクニカルスキル
(院外講師)
⑥ セルフコーチング
(院外講師)
⑦ ワークショップ
(院内講師)
⑧ BLS・AED
(院内講師)
⑨ メンタリング講習会
(院内講師)
⑩ プロフェッショナリズム
(院外講師)
⑪ 医療面接
(院外講師)
⑫ その他
* また毎年 MMC による三重県新採用研修医オリエンテーションにも参加をしていただきます。
II.
研修指導面談(5 月)
研修管理委員長との面談を 1 年目の 5 月、7 月、10 月、1〜3 月にそれぞれ行います。研修医手帳
のチェックとともに、研修医のさまざまな精神的な問題や研修に対する要望、不満、改善点などを話
していただいて今後の研修の改善点などにつなげて行きます。また必要であればプログラム委員会に
あげてプログラムの改善につなげます。
また 2 年目にも 2 回以上は継続して行い、研修医手帳のチェック、研修状況の確認を行います。
さらに、今後の進路や就職に関する事などの相談も適宜行います。
III.
メンターマッチングおよびメンターミーティング開始(5 月)
桑名総合医療センターではメンタリング制度を採用しており、研修期間における心身の健康管理以
外にも、後期研修や将来の医師像を確立する為の相談などさまざまな悩み、フラストレーションなど
を解消する為の相談役となれる上級医・指導医を用意しております。(制度の概要はプログラムにて
後述のメンタリング制度を参照して下さい) そのメンタリングの為のマッチングを 5 月に行ってお
ります。
IV.
東海北陸地区臨床研修病院合同説明会(5 月)
桑名市総合医療センターへのマッチングを希望する学生さんへの東海北陸地区合同病院説明会を
毎年 5 月(1,2 年目研修医参加)に行っていますが、説明会において自らの経験を学生さん達に話して
もらって、当院の特徴や魅力を伝えていただいています。
25
V.
桑名医師会旅行(6 月)
毎年 6 月と 10 月には医師会主催のバス旅行が予定されており、参加する事が可能です。普段から
お世話になっている先生方や地域の方々とコミュニケーションをとる事のできる良い機会です。
VI.
病院面接・MMC 合同面接会(8 月)
8 月には日時を指定して院内での面接を行いますが、特に三重県を中心にマッチングを考えている
方々に便利なように MMC (Mie Medical Complex) が行っている合同面接会があります。ここでは学
生さんの面接による試験を行いますが、研修医のうち数名は面接会場に来ていただいて面接の為の準
備や学生さんがリラックスできるような準備をしていただきます。
VII.
研修修了認定準備(12~1 月末)
研修修了に先立って、研修手帳の確認や評価票、レポートのチェック、経験症例数の確認などさま
ざまな研修評価の為の準備が必要となります。各研修科終了時にその都度、総務課へ提出していただ
きます。また最終的に 1 月末までに全ての書類が完遂されている必要がありますので研修医の皆さん
は周到に準備をしておいて下さい。
(研修においてはまず、それぞれの経験をしたその時にきちんと
記録やレポートを書くのが基本です。後回しにすればするほど難しくなりますので、普段からきちん
と準備、提出するように心がけて下さい。)
*研修の修了については 2 年次の 3 月の研修管理委員会において全ての資料を参考に修了の合否を
判定していますので、この修了判定をもって研修修了となります。修了の条件に満たない場合に
は研修中断や延長などもありますのでご留意下さい。なお、MMC 研修手帳は研修修了と同時に提
出していただきますが、経験症例の確認にも活用させていただきますので手帳は常に携帯し、い
つでも記入できるようにしておいて下さい。
VIII. 研修修了式(3 月)
毎年 3 月には桑名市総合医療センター研修医症例検討会の後に研修修了式を行っています。ここに
は市長、医師会関係者をはじめ多くの人々が参加していただいています。桑名地区では、医師、コメ
ディカルに関係なく、みな本当によく研修医を見守っていただいており、温かい雰囲気の中で修了式
が行われます。
IX.
MMC臨床研修病院合同説明会(3 月)
桑名市総合医療センターへのマッチングを希望する学生さんへのMMC合同病院説明会を毎年 3
月に行っていますが、説明会において自らの経験を学生さん達に話してもらって、当院の特徴や魅力
を伝えていただいています。
X.
各種研修会・研究会について
1. 桑名市総合医療センター研修医症例検討会
(6 月、9 月、12 月、3 月の第 1 木曜日)
2. 木曽川メディカルカンファレンス
毎年、春、夏〜秋、冬の 3 回、木曽川周辺の基幹型研修病院の研修医と指導医が集まって、症例
検討や講演会などを行うとともに、研修医、指導医の間でコミュニケーションを取る事によって研
修環境の改善に向けての検討を行っています。
26
3. (MMC Advanced OSCE (11 月))
(2年次の研修医を中心にこれまで行ってきた研修による臨床能力の獲得状況を確認し、その後の
研修に役立てるために OSCE 大会を行います。
)
4. MMC 卒後臨床研修医学会(2 月)
1 年次、2年次の研修医発表による学会で、症例発表形式で発表、討論を行いますが、優秀な演題
に対しては表彰も行われます。三重県内の指導医・研修医による交流もかねて懇親会が開かれます。
5. その他
ICLS, ISLS,JPTEC などの講習会は桑名地域でも行われていますが、これら以外に ACLS, PALS や JATEC
などの講習会も積極的に受講して頂きたいと考えています。
また院内医療安全研修会(年 2 回)と院内感染対策研修会(年 2 回)への参加は必須ですので、
必ず出席して研修手帳に出席印をもらうようにして下さい。
月
4月
5月
6月
年
間 予 定
新入職員オリエンテーション
東海北陸臨床研修病院説明会(ポートメッセ名古屋)
研修管理委員会(第 1 回)
桑名市総合医療センター研修医症例検討会(第 1 木曜)
木曽川メディカルカンファレンス
桑名医師会旅行(春)
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
初期研修医採用試験(病院面接・MMC 合同面接)
研修管理委員会(第 2 回)
桑名市総合医療センター研修医症例検討会(第 1 木曜)
木曽川メディカルカンファレンス
桑名医師会旅行(秋)
(MMC Advanced OSCE 大会)
研修管理委員会(第 3 回)
桑名市総合医療センター研修医症例検討会(第 1 木曜)
1月
2月
3月
木曽川メディカルカンファレンス
三重卒後研修医学会
桑名市総合医療センター研修医症例検討会・研修医修了式(第 1 木曜)
研修管理委員会(第 4 回)
三重県臨床研修病院合同説明会(メッセウィングみえ)
27
研修医向け院内勉強会
研修医を対象とした勉強会として朝の「モーニングセミナー」と昼の「画像診断セミナー」を開催してお
ります。また、勤務終了後「ハンズオンセミナー」も開催予定です。
「モーニングセミナー」はテーマに沿って各科の指導医や各部門のコメディカルが講師となり火曜日と木
曜日の朝に実施しております。
「画像診断セミナー」は理事長による胸部レントゲン画像の読影法を中心とした講義を金曜日の昼に実施
しております。
「ハンズオンセミナー」はテーマに沿って各科の指導医や各部門のコメディカルが講師となり月曜日~金
曜日の業務終了後に実施しております。
研修医には勉強会の出席を義務付けております。
Ⅰ
モーニングセミナー 予定表
年間で講義を 30 回程度、研修医が発表する予演会を 10 回程度予定
開催時間:火曜日と木曜日の朝 7 時 40 分から
開催場所:桑名東医療センター 講堂
桑名西医療センター 図書室
1. めまい(鑑別・検査・処方) 3 年目研修医
2. アナフィラキシーショックへの対応 3 年目研修医
3. 輸液(腎不全時・絶食時の輸液メニュー)腎臓内科
4. 輸液(心不全時・絶食時の輸液メニュー)循環器内科
5. 急性腹症の鑑別(消化器・循環器分野) 消化器科
6. 急性腹症の鑑別(婦人科分野) 産婦人科
7. AMI(AMI 疑いの患者が来院した時の流れおよび鑑別)
8. 意識障害の鑑別・痙攣に対する対応 3 年目研修医
9. 栄養経路(食事形体・カロリー量を写真付きで、疾患別の食事形体(嚥下機能の悪い人)
)栄養科
10. 急性心不全の対応 循環器科
11. 鼻出血への対応 耳鼻咽喉科
12. 糖尿病(高血糖患者・低血糖患者への対応 教育入院の際の検査オーダーと解釈) 糖尿病内科
13. 喘息の対応
呼吸器内科
(救急外来で成人のぜんそく患者が来院した時の初期治療。入院適応判断。入院治療)
14. 不整脈の対処(治療介入する不整脈の判断とその対処) 循環器内科
15. 高血圧緊急症(対処:いつ降圧剤を使用するか、何を使用すべきか) 腎臓内科
16. 脳梗塞(脳梗塞を疑ったときの対応・脳出血の際の対応) 脳神経外科
脳梗塞時の対応:降圧をどうするか。NIHSS・採血オーダー・tPA を使用する場合に気をつける病歴等。
脳出血の際の対応:降圧程度・手術適応・手術適応でない場合の内科的治療等。
17. 抗生剤治療:消化器(胆嚢炎・胆管炎での抗生剤の重症度別・入院治療 OR 外来治療での抗生剤の選択)
18. 抗生剤治療:尿路(腎盂腎炎・前立腺炎での抗生剤の重症度別・入院治療 OR 外来治療での抗生剤の選
択)
19. 抗生剤治療:呼吸器(肺炎等での抗生剤の重症度別・入院治療 OR 外来治療での抗生剤の選択)
20. 輸血(赤血球輸血の対応・血小板輸血の適応・予測式計算)検査部
28
21. 人工呼吸器(BIPAP の適応、設定値の変更の仕方・目安) 呼吸器科
22. 妊婦への対応(薬および検査について)産婦人科
23. 泌尿器救急(尿閉・尿路結石) 泌尿器科
24. 小児救急について①
小児科
25. 小児救急について②
小児科
26. 小児救急について③
小児科
Ⅱ
ハンズオンセミナー 予定表
年間でハンズオン形式を 10 回程度予定
開催時間:月曜日~金曜日の業務終了後不定期
開催場所:桑名東医療センター 講堂
桑名西医療センター 図書室
1.
バルーン・ルート・ガスの基本的手技
2.
心エコー・腹部エコーの当て方、見方の基本的手技
3.
CV の基本的手技
4.
ACLS について
5.
JATEC について
6.
骨折に対する入院適応・固定方法①(上肢・指) 整形外科
7.
骨折に対する入院適応・固定方法②(下肢)
整形外科
8.
脱臼・腱損傷に対する固定方法
整形外科
9.
創傷処置①(深さ・汚染具合・被覆材の選択・ステープラーか縫合か) 外科
10.
創傷処置②(デブリードマンについて)
Ⅲ
麻酔科
外科
質問形式セミナー
研修中に興味を持った症例・対処に困った症例等の質問形式セミナーを不定期で開催。
特別講演:感染症コンサルタント、米国感染症専門医の青木眞先生/Gerald H. Stein 先生の感染症の講義(7・
10 月予定)
三重県立一志病院内科(家庭医療)の江角悠太先生のグラム染色の講義
桑名研修医セミナー Meet the Professor(Joel branch 先生)
(いずれも予定)
29
研修評価の流れ
【研修評価】
まず各科ローテイトの初めに、各科での研修オリエンテーションを行います。その際にローテイト中のや
りたい事、目標を研修手帳に記入して下さい。
(1)医療者として必要な基本姿勢・態度評価及び当該科で研修した内容・手技についての評価
・各診療科研修終了時に以下の形成的評価を行う。
・研修評価表(様式1~4)を用いて評価する。
評価
① 卒後臨床研修到達目
時期
各科研修修了時
標達成度評価表
評価内容
評価者
診療態度、行動、検査、 各科指導医・指導者
手技等
(様式1)
(卒後臨床研修到達目
標達成度評価表、マト
リックスチェック表、
MMC研修医手帳)
② マトリックスチェッ
各科研修中
ク表
(様式2)
MMC研修医手帳
経験目標の到達状況を
研修医
チェックする
指導医
EPOC に入力する
各科研修修了時
手帳に記入し指導医の
評価を受ける。
③ Comedical 評価
各科研修修了時
(様式3)
④ レポート
各科研修中・修了時
診療態度、行動、検査、 各科コメディカル指導
手技等
者
レポートの内容
指導医
(様式4)
(2)研修プログラム及び指導医(者)の評価
・研修環境評価表(様式5)を用い評価を行う。
評価
⑤ 研修環境評価表
時期
各科研修修了時
(様式5)
評価内容
指導環境及び指導内
評価者
研修医
容についての評価、研
修プログラムやコメ
ディカルに対する意
見
⑥ 指導医評価表
1月~2月
(様式6)
指導医に対する評価、 研修医、コメディカル
意見
(3)研修医・研修医教育委員会では評価にかかる以下の内容について検討を行う。
・(1)の評価について監査・評価
・1~2 ヶ月ごと(委員会開催時)に研修医の研修状況を確認し、指導の検討
・研修医へのフィードバックについて
・(2)について検討・指導医へのフィードバックについて
30
各科研修修了時
研修評価票
コメディカル評価票
研修環境評価票
レポート
各科研修修了時に研修
各科研修修了前に研修
(PHEEEM)
各科研修修了時に研修
レポートは各科研修
医が自己評価を行った
医がコメディカル評価
医が総務課に提出す
中に指導医に提出し、
あと、コメディカル評価
を依頼。
る。
指導を受ける。
コメディカルからも
総務課から、研修管理委
らった評価票を総務
員長に報告し、検討す
課に提出。
る。
とともに指導医に提出
する。(研修修了 1~2 日
前))
指導医が研修医手帳に
レ ポ ー ト を訂 正 した
後、指導医の印をもら
よって到達状況を確認
い、総務課に提出(レポ
し、コメディカル・スタ
ッフの評価も参考にし
ながら、評価を行う。
必要事項は各診療科の
ー ト チ ェ ック 表 をつ
部長にフィードバッ
ける)
ク・検討
この際、指導・修正内
容 が 分 か るよ う に原
指導医が研修医へフィ
研修医・研修管理委員会
本 と 修 正 レポ ー トを
ードバックし、研修医が
への報告
ともに提出する。
総務課へ研修評価表を
2 年目 12 月末までに
届ける。
研修医懇話会等で研修
(研修終了より1週間以
完成させ提出
医に結果・改善点等をフ
内)
ィードバックする。
全研修修了時(2 年目の1月末)
経験目標項目 Check 表
途中経過の評価を 1 年目の 3
MMC 研修医手帳
月に実施し研修管理委員会
で確認。
1 月末までに自己チェックし、
MMC 研修医手帳とともに総務課へ提出
【研修修了認定】
☆研修修了判定は、研修管理委員会が上記の評価資料、症例レポート等をもとに、必須科目がすべて達
成されていることを確認し、研修修了についての最終判定を行う。
☆病院長は研修管理委員会の判定をもとに最終的に研修修了を確認し、修了証書を発行する。
☆修了証受領後、各自にて厚生労働省へ研修修了登録の手続きを必ず行って下さい。
評価者
研修管理委員会
時期
2 年間修了時
評価内容
評価方法
必須科目の達成状況確認、
研修医手帳、評価表、指導医からの
総合的な判定
報告、症例レポート等の確認。研修
医・研修医教育委員会からの報告等
病院長
2 年間修了時
研修修了の確認
研修管理委員会の評価・判定
31
必修科プログラム
32
(必修)【内科 Basic 研修プログラム】
指導責任者 東コース:大久保節也、西コース:石田聡
≪一般目標≫ 臨床的判断能力の修得と人間性の深化を目的とする
≪到達目標≫
①全身管理を行えるようにすること。
② 患者・家族と信頼関係の構築、診断・治療に必要な情報を得られる医療面接を指導医と共に行う。
③ 入院後なるべく早い時間で、できれば 24 時間以内に病態の正確な把握ができるように、基本的な身体診
察を経験する(全身観察、頭頸部診察、胸部診察、腹部診察、神経学的診察等)
。
④ 病態と臨床経過を把握し、指導医のもと基本的な臨床検査を行う。
⑤ 基本的な手技の適応を決定し、指導医のもと実施する。
⑥ 基本的な治療法を指導医のもと行う。
(療養指導、薬物治療、輸液、輸血、食事指導等)
⑦ チーム医療及び法的に重要な医療記録を適切に作成し、管理する(診療録、処方箋・指示箋、診断書、CPC
レポート、紹介状、退院サマリー)
。
⑧ 保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を作成し、評価する。
《方略》
内科初期研修(レジデント)は基本的に指導医のもとで実戦形式をとる。学生時代までの見学しかできな
い研修は想定していない。基本的には病棟医となる。
以下のスケジュールに則って行う。レジデントは患者の診察にあたっては、主担当医として基本的な内科疾
患を自ら担当し、上級医や指導医の指導のもとで医師としての自覚を持って積極的に診療に参加する。
【桑名東医療センター】
(週間スケジュール)火曜日朝、木曜日朝はモーニングセミナーに参加(必修)
月 (AM)病棟総回診(6 階)
(PM) 病棟回診、救急当番
火 (AM)病棟回診
(PM) 病棟回診、救急当番
水 (AM)病棟回診
(PM) 病棟回診、救急当番
木 (AM)病棟総回診(7 階)
(PM) 病棟総回診(4 階)、症例検討会
金 (AM)病棟回診
(PM) 病棟回診、救急当番
その他、時間内救急、透析回診、内科&専門外来があり、また院内外の研究会・研修会などにも積極的に参
加する。
【桑名西医療センター】
(週間スケジュール)火曜日朝、木曜日朝はモーニングセミナーに参加(必修)
月 (AM)腹部エコー・胃カメラ
(PM) 消化器・呼吸器検査・透析回診
火 (AM)甲状腺・腹部エコー・胃カメラ (PM) 循環器検査
水 (AM)腹部エコー・胃カメラ
(PM) 夕方:内科医局会
木 (AM)甲状腺・腹部エコー・胃カメラ (PM) 消化器・呼吸器検査・透析回診
金 (AM) 腹部エコー・胃カメラ
(PM) 消化器・呼吸器・循環器検査
土・日 日直・当直
※救急当番日については、内科救急患者の診療に積極的に参加して下さい。
非当番日については、検査・処置等、見学とのバランスに配慮の上、救急患者の診療に参加して下さい。
33
週 1 回内視鏡カンファレンスを行います。(基本は火曜日、内科外来)
毎月 1 回消化器カンファレンスを三重大学 竹井教授を交えて行います。
(その折には、症例提示をして
頂きます。内科医局)
総合医局会(第 3 火曜)の折に、症例発表を行います。
桑員地区の研究会、研修会は積極的に参加して下さい。
糖尿病教室、肝臓病教室は各々1 回参加して下さい。
≪評価≫
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている。
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(必修)
【救急・外科 Basic 研修プログラム】
指導責任者 東コース:町支秀樹、西コース:増田亨
《一般目標》外科系救急疾患に対処できる知識とスキルを身につけ、患者の心情を配慮した外科医としての
マナー、哲学を身につける。
《到達目標》
①患者・家族との信頼関係を構築し、指導医のもとで医療面接を行い、診断・治療方針決定に必要な
情報を得ることができる。
②術前・術後の病態を理解し、適切な基本的身体診察を行って病態を把握するとともに合併症リスク
などの基本的知識を身につける。
③術前後の病態と臨床経過を把握し、必要な臨床検査をオーダーできる。
④手術に必要な基本的診断能力(進展度・局在など)の基礎を身につける。
⑤基本的な外科的処置(結紮・縫合・止血・創処置など)を指導医のもとで適切に実施できる。
⑥外科チームの一員として staff とのコミュニケーションを大切にする。
⑦チーム医療および法的に重要な医療記録を適切に作成、管理する。
(診療録、処方箋、指示線、各種診断書、CPC レポート、紹介状)
《方略》
外科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあたって
は指導医の担当症例の中から受け持ち患者を決めて、指導医の指導・管理のもとで自ら積極的に考え行動し、
診療を行っていくものとする。
【桑名東医療センター】
34
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診
(PM)手術など
火 (AM)病棟回診、RR 当番
(PM)手術など
水 (AM)外科外来
(PM)検査、手術など
木 (AM)病棟回診、検査、手術
(PM)総回診、透視検討会、緩和検討会など
金 (AM)病棟回診、検査
(PM)手術など
その他、英文抄読会、学会発表、院内術後検討会(超音波、MMG、CT)など
【桑名西医療センター】
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診、検査
(PM)手術、内視鏡検査、術前症例検討など
火 (AM)病棟回診、手術
(PM)手術
水 (AM)病棟回診、検査
(PM)内視鏡検査、血管造影、症例検討など
木 (AM)手術
(PM)手術
金 (AM)病棟回診、検査
(PM) 内視鏡検査、血管造影など
※検査:AM・病棟回診(4F 病棟)レントゲン検査(透視室)、内視鏡検査【上部消化管】
(内視鏡室)
、
PM 内視鏡検査【下部消化管】
(内視鏡室、透視室)
、手術(手術室)
、腹部血管造影(アンギオ室)
、
症例検討(4F 病棟)
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。また研修医は各 TERM の最後に研修
環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての上級医・指導医に対する評価を行な
う。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(必修)
【救急・麻酔科 Basic 研修プログラム】
指導責任者 宮原ひろみ
※就業時間を9時30分始業、18時15分終了とする。
≪一般目標≫ 患者の状態把握(術前の合併症・術中のバイタルサイン)に対する基本的知識・技術を身に
つけると共に、患者の精神状態(混乱・不安など)に配慮した対応を身につける。
≪到達目標≫
① 短時間に患者情報を収集し、きめ細やかな問診が行えるようにする。
② 病態の正確な把握が出来るように、基本的な身体診察を経験する。
③ 麻酔機器類を理解し、操作及び点検が出来る。
④ 基本的なモニタリングを理解し、患者のバイタルサインの変化を速やかに読み取る。
35
⑤ 基本的な手技を経験する。
(マスク換気・気管挿管・末梢ルート確保・輸液・輸血など)
⑥ 麻酔記録を正確に作成し、管理する。
⑦ 術後鎮痛の必要性を理解し、方法についての知識を習得する。
≪方略≫ 基本的に OJT の形をとり、指導医の指導・管理の下で、以下のスケジュールに沿って、担当患者
の周術期の管理に積極的に参加する。
月~金 ~10 時 術後・術前回診
10 時~ 各手術の麻酔管理
但し金曜の午前中は、術前外来を見学
適宜、与えられた課題にてついて、レポート提出。
≪評価≫
① レポートにより、知識の習得度を
② 術前・術後回診などで、患者への対応を
③ 技術面では、主としてマスク換気・気管挿管を
④ 研修全般を通して、他のスタッフとの対応を
評価表により評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(必修)
【救急・整形外科 Basic 研修プログラム】指導責任者 東コース:中瀬古健、西コース:松田理
《一般目標》障害を受けた運動器の機能を再獲得するための基本的な知識や手技を身につける事。
《到達目標》
①整形外科疾患に関する基礎知識の習得。
②整形外科的基本手技の習得。
③適切な問診の取り方。
④必要とする諸検査の選択。
⑤画像診断能力の向上。
⑥適切な診断。
⑦適切な診療録記載
⑧適切なコミュニケーション
《方略》
研修内容としては外来業務として指導医の外来を見学し、指導医の監督下に診察をおこなう。病棟業務と
36
しては回診に同行し診療録を記載し、諸検査のオーダーや処方を行う。また手術患者においては手術解剖書
の確認、手洗い、手術への参加による OJT を行う。
【桑名東医療センター】
(週間スケジュール)
月 (AM)外来
(PM)病棟回診(総回診)
火 (AM)病棟回診/手術
(PM)手術/検討会
水 (AM)病棟回診/外来
(PM)検査/検討会
木 (AM)病棟回診/手術
(PM)手術/検討会
金 (AM)病棟回診/外来
(PM)リハビリカンファ/検討会
土 (AM)病棟回診/外来、検討会
その他、学会参加、院内外研究会、研修会など
【桑名西医療センター】
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診
(PM)手術
火 (AM)病棟回診
(PM)ギプス外来、装具外来
水 (AM)病棟回診
(PM)検査、夕:リハビリカンファ
木 (AM)病棟回診/手術
(PM)手術
金 (AM)病棟回診
(PM)検査
土 (AM)病棟回診/日直、当直
毎朝 8 時 30 分より外来でレントゲンカンファレンスあり。
輪番日:夜間緊急呼び出しあり、土・日も輪番日に当たっていれば救急呼び出しあり。
病棟回診が終了したら、外来での研修を行う。
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(必修)
【救急・脳神経外科 Basic 研修プログラム】
指導責任者 村松正俊
≪一般目標≫
意識障害などありふれた神経症状から脳神経の異常を的確に判断し、外科的治療の候補となる疾患を見逃
さない。
37
脳卒中の鑑別、初期治療が出来る、ISLS を理解し行動できる。
最善の治療をみつけ、説明し、チームとして行うことができる。
≪到達目標≫
1:脳神経外科救急に対処する
軽症頭部外傷患者等のプライマリーケアと注意及び指示ができる。
脳神経外科救急患者の病歴の聴取記載・神経学的診察ができる。
適切な検査の指示と迅速な診断ができる。
緊急入院の要否の判断、専門医への病態の適切な説明ができる。
重症脳神経外科患者に対する初期管理ができる。
緊急手術の術前処置などの手配が適切かつ迅速に行える。
2:脳神経外科患者の病歴の聴取、神経学的所見の評価が行える。(非緊急)
3:基本的な神経解剖、神経病理学・薬理学の知識をもつ。
4:CT スキャンの所見を正確に判定できる。
5:脳血管撮影、脊椎造影、MRI の基本的読解ができる。
7:脳神経外科麻酔の補助ができる。
8:神経内視鏡のセットアップができる
9:理学療法士・言語療法士とのディスカッションに参加できる。
10:栄養指導・生活指導・ソーシャルワーカーの活動が理解できる
11:嚥下造影・胃瘻造設の助手ができる
≪指導体制≫
脳神経外科専門医 3 名、脳卒中専門医 2 名、頭痛学会専門医 1 名、認知症学会専門医 1 名、神経内視鏡技術
認定医 2 名
≪研修内容≫
緊急手術は原則参加。緊急入院においても出来るだけ参加すること。したがって、スケジュール以外の時間
帯においては、適宜休日をもうけること。
(週間スケジュール)
月
勉強会
大学
回診
総回診
手術
火
水
木
金
抄読会
回診
手術
手術
脳血管撮影
13:30
13:30
術前検討会
16:00
16:00
抄読会
16:00-
フィルムカンファレンス
16:00-
≪評価≫
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
38
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(必修)【地域医療研修プログラム】
Ⅰ)到達目標
①市中地域医療
患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療について理解し、実践する。
診療所の役割(病診連携)について理解し、実践する。
②へき地医療
患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療について理解し、実践する。
へき地・離島医療について理解し、実践する。
Ⅱ)評価
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・態度・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研
修管理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(必修)
(地域医療)
【在宅医療研修プログラム】
いしが在宅ケアクリニック
指導責任者 石賀丈士
《一般目標》
現代の子供たちは在宅看取りや自然死に関わる機会を奪われたために、死ぬということがうまく理解でき
ない人が増えている。さらには生死にかかわる医療を扱う医師や看護師さえ死に逝く過程が説明できない人
が増えている。最新の在宅医療を学び、いのちの教育を受けながら在宅看取りや自然死について学ぶ。
《到達目標》
39
① 超高齢化、多死社会を迎えるにあたって在宅医療の必要性を理解する。
② 最新の在宅医療を学び、在宅医療でできることできないことを理解する。
③ 患者さんとフラットな関係で信頼を得る手法を身につける。
④ 看護師と同行し、自ら訪問診療や往診が行なえる。
⑤ 病院医療と在宅医療の違いを理解する。
⑥ 病院では医療者が主役であるが、在宅では医療者は脇役であると認識する。
⑦ 多職種連携や退院カンファレンスの重要性を理解する。
《方略》
2週間は指導医および在宅看護師に同行し、在宅医療の実際を学ぶ。その後は在宅看護師のサポートの元、
自ら訪問診療や往診を行なっていく。毎日夕方1時間の全員カンファレンスで振り返りや情報共有を行い学
びの機会とする。また経験豊富な在宅医から講義を受ける機会を設ける。退院カンファレンスに参加し、訪
問看護師との連携を通じて、多職種連携の方法を学んでいく。
《1日の流れ》
(月~金)
8:00-9:30
相談外来
9:30-12:30
訪問診療、往診
12:30-13:30 昼食
13:30-16:00 訪問診療、往診、退院カンファレンス
16:00-17:00 全員カンファレンス
*1日6~10件訪問します
《評価》
患者さんやご家族、スタッフとのコミュニケーション能力を評価し、研修期間にどれだけ成長できたかを
評価する。研修終了後の感想文でも評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。 以上の評価項目とともに経験症例のレポート
は各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理
委員会で総括評価する。
(必修)(地域医療)
【地域医療研修プログラム】揖斐郡北西部地域医療センター 指導責任者 吉村学
I.
揖斐郡北西部地域医療センターの紹介
揖斐川町北西部地域(旧久瀬村)に平成 10 年開設された。診療所と老人保健施設等の複合施設であ
る。活動はプライマリケアの外来診療、訪問診療、入所者の医療管理、住民健診や学校健診、予防接
種、健康教育などにわたり保健医療福祉の連携を大切にしている。過去 10 年で国内外から家庭医療・
地域医療研修として 400 名を超える研修医・医学生を受け入れている。他の職種の研修生も数多く
受け入れている。
II.
指導責任者
40
吉村 学
III.
指導医資格保持者
吉村 学
プログラムの一般目標(GIO)
地域でよくみられる疾患や主訴について、一次医療機関で経験するとともに医療機関の中だけでなく
在宅や学校、施設での保健医療福祉活動に関わって基本的臨床能力の向上とチームワーク能力の獲得、
生活者の視点の獲得を図る。また毎日振り返りをすることにより医師の自己学習能力向上を支援する。
IV.
行動目標(SBOs)
① 高血圧や糖尿病、喘息といった Common disease の外来診療をできる
② 咳や腰痛、発熱といった Common problem の外来診療をできる。
③ 病歴や身体診察を正しくとり、事前確率と尤度比を考慮して実践できる。
④ 「患者中心の医療の方法」を実践できる。
⑤ 外来や老健、在宅の設定で「高齢者総合評価」を実践できる。
⑥ 在宅患者を研修期間中に一例担当して継続的に関わることができる。
⑦ 診療所で実施される手技(静注、関節内注射、超音波検査等)をできる。
⑧ 毎日やったことを振り返り、自分で学習課題を見つけて計画をたてることができる。
⑨ 臨床上の疑問を解決するために EBM の手法を使って、UpToDate や Dynamed 等のデータベースを
検索して問題解決を図ることができる。
V.
週間予定表
月曜
朝
午前
外来診療
火曜
水曜
朝勉強会
内視鏡
外来診療
外来診療
昼
午後
夕方
木曜
金曜
朝勉強会
他職種研修
外来診療
訪問診療
在宅会議
病院回診
地域ケア会議
昼勉強会
訪問診療
住民健診
外来診療
振り返り
老健回診
外来診療
振り返り
外来診療
振り返り
振り返り
家庭医療勉強会
VI.Ex(Extra curriculum
振り返り
週間まとめ
旧「選択科目としての到達目標」)
・家庭医療後期研修の専門医研修内容を一部共有することができる。特に水曜日の夕方に開催される家庭医
療勉強会では McWhinney の教科書(Textbook of family medicine)を基にして、普段経験した症例をもと
に活発な議論を実施している。希望があればこの勉強会に参加して学びを掘り下げることも可能である。
・また地域住民などを対象にした健康教室(認知症や喫煙に関すること等)も実施しており、保健師と連携
しながら開催主催者として関わることもできる。
・保育園、小学校、中学校の学校医活動もしており、時期があえばこれらの施設に直接出向き健診や保健の
授業などを担当することもできる。
・また卒前教育機関としても活動しており、三重大 5 年生、名古屋大 6 年生、岐阜大 6 年生、自治医大 5 年
生が年間を通じて地域実習にきておりこのプログラム中に重なることも多く、後輩とともに学び指導すると
いう医学教育についても関わることができる。
・まれに海外の医学生(タイやアメリカ)や米国オレゴン健康科学大学家庭医療レジデントが研修で滞在す
ることがあり、一緒に研修する機会が得られるかもしれない。
41
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
42
選択必修科プログラム
43
(選択必修)【小児科 Basic 研修プログラム】
三重病院
指導責任者 菅 秀
《一般目標》
小児の患者に適切に対応し,特に生命にかかわる疾患や治療可能な疾患を見逃さないために小児に見られる
代表的症候を理解し情報収集と身体診察を通じて病態を推測するとともに,基本的疾患の出現頻度と重症度
に応じて診断し,治療する能力を身につける。
《到達目標》
① 平易な言葉で患者や家族とコミュニケーションをとる。
② 症候をめぐる患者と家族の期待を把握し,適切に対応する。
③ 目と耳と手とを駆使し,診察用具を適切に使用して,基本的な診察を行う。
④ 対診・紹介を通して,医療者間の人間関係を確立する。
⑤ 診療録に利用価値の高い診療情報を記載する。
⑥ 基本的な治療法を理解し、適切に実施する。
⑦ 臨床検査の基本を理解し,適切に選択・実施する。
《方略》
小児科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあたって
は、担当医として様々な小児科疾患を自ら担当し、指導医の指導のもとで責任を持って診療を行っていくも
のとする。
(院内の週間スケジュール)
月(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診
火(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診
水(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診(12:30-13:00 ジャーナルクラブ)
木(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診(13:30-15:00 院長急性疾患回診、16:30-17:00 画像診断
(PM)
病棟回診
カンファレンス)
金(AM)病棟回診
その他、指導医とともに休日、夜間時間外において小児二次救急医療の研修を行う。
《評価》
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価し、研修管理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
44
(選択必修)【小児科 Basic 研修プログラム】
三重県立総合医療センター
指導責任者 杉山 謙二
《一般目標》
小児科一般(特に急性期疾患)に関する知識の習得並びに、小児に特有の発達、生理、病態を理解する事を
目標とする。
《到達目標》
⑧ 平易な言葉で患者や家族とコミュニケーションをとる。
⑨ 症候をめぐる患者と家族の期待を把握し,適切に対応する。
⑩ 目と耳と手とを駆使し,診察用具を適切に使用して,基本的な診察を行う。
⑪ 対診・紹介を通して,医療者間の人間関係を確立する。
⑫ 診療録に利用価値の高い診療情報を記載する。
⑬ 基本的な治療法を理解し、適切に実施する。
⑭ 臨床検査の基本を理解し,適切に選択・実施する。
《指導・教育体制》
病棟で 15 名前後の一般小児科入院患者の診療を行っている。研修医は、指導医と共に主治医となり、直接の
指導を受け診療する。NICU では、現在 3 床の狭義の NICU と、バックベッドとして 7 床の計 10 床で一般病棟
と同様の指導体制を引く。外来は一般小児外来、特殊外来(神経、アレルギー、心臓)があり、それぞれの
診察方法、病状の説明などを研修する。また、能動的な研修が重要であるが、症例検討会(2 回/週)、産科
との合同カンファレンス、レントゲンカンファレンスや抄録会に参加し知識や経験を深める。
《方略》
(1) 面接および病歴の聴取
新生児、乳児、幼児、学童それぞれの特徴を理解し、必要な病歴聴取を行い記載できる。患児及びそ
の養育者、特に母親との間に医師と患者として好ましい人間関係を作り有用な病歴を得ることができ
る。
(2) 診察
小児の各年齢的特性を理解し、正しい手技による診察を行い、これらを適切に記載し診療録を作成で
きる。常に全身を包括的に観察できる。
(3) 診断
患児の問題を正しく把握し、病歴、診察所見をより必要な検査を選択して得られた情報を統合して、
適切な診断を下すことができる。
(4) 治療
患児の性、年齢、重症度に応じた適切な治療計画を速やかに立ててこれを実行できる。薬物療法につ
いては、発達薬理学的特性を理解して薬剤の形態、投与経路、用法、用量を定め、服用方法について
も適切に指導する。また、適切な食事療法が実施できる。
45
(5) 診療手段
下記の項目について自ら実施できる。
(注射、静脈注射、腰椎穿刺、骨髄穿刺、採血、輸血、交換輸血、胃洗浄、導尿、浣腸、経管栄養、
高圧浣腸、血圧測定、静脈腎盂撮影、エアロゾール吸入、酸素吸入、呼吸管理、蘇生、臍肉芽の処置、
鼠径ヘルニアの還納、小さい外傷や膿瘍の外科的処理)
(6) 臨床検査
自ら経験し、実施できる。その結果について解決できる。
(尿・便一般、末梢血・骨髄液の一般血液検査、髄液の一般検査、ツベルクリン反応、吐物・穿刺液、
血液ガス分析、心電図、血糖及び血清ビリルビンの簡易測定、内分泌学的検査、腎機能検査)
《評価》
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価し、研修管理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管理
委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択必修)
【産婦人科 Basic 研修プログラム】
指導責任者 杉原拓
《一般目標》基本的な婦人科疾患や周産期管理に対処できる知識とスキルを修得し、患者・家族の心情に配
慮した治療を行うための基礎を身につける。
《到達目標》
①患者・家族との信頼関係を構築し、指導医のもとで医療面接を行い、診断・治療方針決定に必要な
情報を得ることができる。
②婦人科救急疾患において臨床経過と理学的所見からその病態・リスクを把握した上で必要な検査を
オーダーできる。
③周産期における妊産婦や胎児の特殊な生理状態を理解し、異常の早期発見とその治療に必要な知識
を身につける。
④産婦人科手術に必要な解剖・生理の基礎知識を身につける。
⑤産婦人科チームの一員として staff とのコミュニケーションを大切にする。
⑥チーム医療および法的に重要な医療記録を適切に作成、管理する。
(診療録、処方箋、指示線、各種診断書、CPC レポート、紹介状)
46
《方略》
産婦人科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあた
っては指導医とともに入院患者を受け持ち、指導医の指導・管理のもとで自ら積極的に考え行動し、診療を
行っていくものとする。
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診
(PM)手術、検査など
火 (AM)病棟回診
(PM)術前検討会、CTG 検討会
水 (AM)産婦人科外来
(PM)検査など
木 (AM)病棟回診
(PM)手術など
金 (AM)病棟回診
(PM)
その他、英文抄読会、学会発表、院内術後検討会(超音波、MRI、CT)
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択必修)
【精神科研修プログラム】
大仲さつき病院 指導責任者 伊藤憲昭
Ⅰ)到達目標
①患者・家族と信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報を得られる医療面接を指導医のもと行
う。
②病態と臨床経過を把握し、基本的な臨床検査を行う。
(チェックリストに記載)
③基本的な治療法を経験する。
(療養指導、薬物治療)
④チーム医療及び法的に重要な医療記録を適切に作成し、管理する。
(診療録、処方箋・指示箋、各種診断書、CPC レポート、紹介状)
⑤保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を作成し、評価する。
(週間スケジュール)
月 (AM)外来・予診
(PM)病棟診察など
火 (AM)外来・予診
(PM)病棟診察など
水 (AM)外来・予診
(PM)病棟診察・勉強会など
木 (AM)外来・予診
(PM)病棟診察など
47
金 (AM)外来・予診
(PM)病棟診察など
その他、第2水曜日「笠原嘉先生(桜クリニック名誉院長・名古屋大学名誉教授)を囲む勉強会」
・不定期
に症例検討会(月または金)
、病棟カンファランスなど
Ⅱ)評価
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価し、研修管理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択必修)
【精神科 Basic 研修プログラム】 多度あやめ病院
指導責任者
平田 春夫
《一般目標》
基本的な精神科疾患やプライマリケアで遭遇する頻度の高い精神症状に対処できる知識と精神科面接技法、
初期対応・治療を修得して、患者の人権に配慮し、患者と家族に対して全人的なサポートを行うための基礎
を身につける。
《到達目標》
① 患者・家族と信頼関係を構築し、指導医のもとで精神科医療面接を行い、症状把握・診断・治療方
針決定に必要な情報を得ることができる。
② 精神科疾患急性期において臨床経過、精神症状、神経学的所見、その他の理学的所見から病態を把
握し、器質性、症状性、薬物性等の鑑別すべき病態を考慮し、必要な検査をオーダーできる。
③ 基本的な治療方法を経験する。
(薬物療法、精神療法、療養指導、家族カウンセリング)
④ チーム医療及び精神保健福祉法的に重要な医療記録を適切に作成し、管理する。
(診療録、処方箋、各種指示・依頼書、各種診断書、診療情報提供書、ケースレポート)
⑤ チーム医療を実践するためにコメディカル・スタッフの役割りを理解し、連携できる。
⑥ 精神医療・福祉・保健の各側面に配慮した診療計画を作成し、総合的な評価ができる。
⑦ デイケアや訪問看護ステーションなど社会復帰や地域支援体制を理解する。
《方略》
精神科研修は原則として OJT の形をとり、以下のスケジュールに沿って行う。研修医は患者の診察にあた
っては、指導医または上級医が主治医となり、研修医は担当医として基本的な精神科疾患(A 疾患は必須)
を自ら担当し、指導医や上級医の指導のもとで医師として自覚を持って積極的に診療に参加する。
(週間スケジュール)
月
(AM)外来診療(主に新患診療)
(PM)病棟診療
48
火
(AM)外来診療(主に新患診療)
(PM)病棟診療
水
(AM)外来診療(主に新患診療)
(PM)病棟診療
木
(AM)外来診療(主に新患診療)
(PM)病棟診療
金
(AM)外来診療(主に新患診療)
(PM)医局会(13:00~)レポート作成
・医局会時に退院患者サマリー報告、新患紹介、ケースカンファレンスを実施(参加必須)。
・研修開始後、概ね2週間で中間評価、指導医による個別面談を実施し、以後の研修の修正を行う。
・A 疾患(統合失調症、気分障害、認知症)については、確実にケースレポート作成ができるように、症例
担当は医局会にて調整する。
・13:00~15:00:病棟でのケースカンファレンス参加、他医局での指導医、上級医とのディスカッション
《評価》
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている。
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な診断、治療方針の決定、コメディカルとの連携、初期研修においては A 疾患のレポート作成
ができている。
4)研修医の自己評価とともに病棟看護師長の評価、必要時は他のコメディカルスタッフの評価を加え、
指導医が評価する。
5)これらを総合的に精神科研修指導責任者が判断・評価し、経験症例レポートの提出とともに研修管
理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修
管理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
49
選択科プログラム
50
(選択)
【画像診断研修プログラム】 指導責任者 川口達也
《一般目標》
臨床においては多様な情報を取得、分析し診療にいかす必要がある。画像診断研修では各種画像診断全般
の知識や技術を獲得し、日常臨床に役立てることを目標とする。
《到達目標》
1.画像診断
ア)装置、検査法の基本的な原理、方法を理解する
イ)適応、注意事項について理解する
ウ)検査方法(scan 法、造影法)等の指示を出す
エ)読影レポートを作成する
2.血管造影、IVR
ア)装置、検査法の基本的な原理、方法を理解する
イ)適応、注意事項について理解する
ウ)検査方法(scan 法、造影法)等の指示を出す
エ)穿刺、造影、止血を行う
オ)読影・検査レポートを作成する
《方略》
指導医は放射線科専門医
症例毎に指導医とマンツーマンで研修を行う
検討会に参加する
学会に参加する
(週間スケジュール)
月曜日:(AM)CT,MRI 読影 (PM)血管撮影・IVR, CT,MRI,MMG,XP 読影
火曜日:(AM)CT,MRI 読影 (PM)CT,MRI,MMG,XP 読影
水曜日:(AM)CT,MRI 読影
(PM)CT,MRI,MMG,XP 読影
木曜日:(AM)CT,MRI 読影
(PM)血管撮影・IVR, CT,MRI,MMG,XP 読影
金曜日:(AM)CT,MRI 読影
(PM)CT,MRI,MMG,XP 読影
《評価》
形成的評価:随時
総括的評価:研修委員会にて総括評価を行う
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
51
(選択)【国際医療研修プログラム】 指導責任者 久留宮隆
《一般目標》世界の医療事情を理解し、各国間での医療格差、医療を取り巻く環境の違いを認識する事で、
医療そのものに対する認識を深め、医療環境や状況に応じた対応の必要性を理解し、国際医療へのキャリア
パスとするのみならず、国内での医療活動における医師としての基本的な考え方、ポリシーを確立する。
《到達目標》
① 国内外での国際医療を見聞・体験することで、海外医療に関するキャリアパスとするのみならず、こ
れらを通じて国際的な視野を広げ、日本の医療を俯瞰的な視点から深く理解する。
② グローバルに活躍できる英語力を身につける。
③ 医療環境の違いによる医療の質の担保の必要性を認識する。
④ 医療環境の違いによる医師の労働、役割分担の違いを理解する。
⑤ 医療の原理など日本の医療における常識と非常識を認識する。
⑥ 各国医療者の医療に対する考え方の違いを認識する。
⑦ 医療に対する世界標準的(グローバルスタンダード)な考え方を理解する。
⑧ 各国の医療状況を認識した上で、一人の医師としての自己の方向性について省察する。
《方略》
研修初めの 1〜2 週間は院内での自己学習・ビデオプレゼンテーション、ワークショップ、講義、講演など
の形式をとり、世界の医療について学習し、その後実際に海外に出てフィールドワークや見学により実際に
世界の医療を実感・理解する。(国内外の研修においては英語力が必要となるため研修前より英会話の学習を
しておく事が望ましい。)
また、このプログラムはほとんどが Off JT であり、医師として責任を持つ事はまれですが、基本的には積
極的な自主参加が原則ですのでご了承下さい。
(下記の週間スケジュールは施行年により若干の変更あり。)
(2014 年週間スケジュール)
(第1週)
AM
月
火
水
木
金
研修 orientation
国際医療危
代休
課題発表(中間
映画「Sicco」
NGO における
研修目的
機の歴史
報告)
シネメデュケーション
国際医療支援
日本語による
アメリカ医療にお
(小児医療)
書類配布
プレゼン
ける光と影
キムナヨン先生
国際保健動向
(日本の医療制度の
(久留宮)
研修 schedule
(久留宮)
(ppt プレゼン)
PM
骨子も確認)
地域医療と国際
紛争地にお
海外における
自己学習
自己学習
医療
ける外科医
周産期医療
それぞれのテーマのポイ
ペシャワール会事務
シネメデュケーション
療(外傷医
(MSF)
ント
局長講演
(名古屋大学)
療)
松川恭子先生
(日本の医療制
福元満治 様
安井浩樹先生
(久留宮)
度)アウトブレ
イク
Extra
(英会話研修)
52
土
(第 2 週)
月
AM
火
水
木
自己学習
日本の医療制度
自己学習
自己学習
AHI 訪問
それぞれのテーマのポイント
討議修正
ホテルルワンダ
発表内容の修正
国際的な医療の比
英語表現法の改善
較と討議(AHI 留学
ホテルルワンダ
最近の治療困難な
生)
結核症例
日本の医療制度に
柏木秀雄先生
PM
金
ついて
健康危機への対応
熱帯医学
HIV/AIDs
プレゼン
自己学習
ICS*
(国立感染症研究
(産業医大)
最終準備
プレゼン最終チェッ
(岡山大学)
所)
和田秀穂先生
英語によるプレゼ
ク
中瀬克己先生
谷口清洲先生
ン
マラリア
*;incident
自己学習
(志摩病院)
command system
それぞれのテーマのポイント
松林信幸先生
ブラッドダイヤモ
ンド
Extra
(英会話研修)
(第 3 週)
月
AM
火~土
アジアにおける医療の問題点
ドイツ滞在(Murnau Trauma Center;Traumas)
(WS with MIEF)(ppt プレゼン)
メキシコ滞在(Mexico city OBGY/Sug
KEMC(10:00-13:00)
PM
出国準備
同上
(第 4 週)
月~土
AM
PM
ドイツ滞在(Murnau Trauma Center;Traumas)
メキシコ滞在(Mexico city OBGY/Sug
etc)
(第 5 週)
月
AM
帰国
火
国際医療研修
振り返り、まとめ
PM
振り返り準備
(代休)
※AB2 グループに分かれ各々の課題をプレゼンテーション(9/12)
A:日本の保健医療制度と混合診療
B:日本の介護保険制度
53
etc)
※5 名各々が下記 1~5 の課題について英語でまとめプレゼンテーション(9/15)
1:先進国と日本の保健医療
2:世界の救急医療
3:途上国と日本における周産期医療
4:感染症アウトブレイク
5:先進国と途上国の医療の格差について
※年度によってはミャンマーへの実習や NYU などへの見学も考慮
*初期臨床研修において、国内初の海外での医療研修として正式に認められたプログラムになります。
《評価》
研修中における積極性、自主性などの観察記録、学習成果についての報告を中心に評価をします。海外研
修では特に現地のスタッフとのコミュニケーションや生活面、積極性などを評価し、最終的にはレポートで
評価を行います。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択) 【内科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 大久保節也・石田聡
≪一般目標≫ 臨床的判断能力の修得と人間性の深化を目的とする
≪到達目標≫
全身管理を行えるようにすること
① 患者・家族と信頼関係の構築、診断・治療に必要な情報を得られる医療面接を指導医と共に行う。
② 入院後なるべく早い時間で、できれば 24 時間以内に病態の正確な把握ができるように、基本的な身体診
察を経験する(全身観察、頭頸部診察、胸部診察、腹部診察、神経学的診察等)
。
③ 病態と臨床経過を把握し、指導医のもと基本的な臨床検査を行う。
④ 基本的な手技の適応を決定し、指導医のもと実施する。
⑤ 基本的な治療法を指導医のもと行う。
(療養指導、薬物治療、輸液、輸血、食事指導等)
⑥ チーム医療及び法的に重要な医療記録を適切に作成し、管理する(診療録、処方箋・指示箋、診断書、
CPC レポート、紹介状、退院サマリー)
。
⑦ 保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を作成し、評価する。
《方略》
内科初期研修(レジデント)は基本的に指導医のもとで実戦形式をとる。学生時代までの見学しかできな
い研修は想定していない。基本的には病棟医となる。
以下のスケジュールに則って行う。レジデントは患者の診察にあたっては、主担当医として基本的な内科疾
患を自ら担当し、上級医や指導医の指導のもとで医師としての自覚を持って積極的に診療に参加する。
54
【桑名東医療センター】
(週間スケジュール)火曜日朝、木曜日朝はモーニングセミナーに参加(必修)
月 (AM)病棟総回診(6 階)
(PM) 病棟回診、救急当番
火 (AM)病棟回診
(PM) 病棟回診、救急当番
水 (AM)病棟回診
(PM) 病棟回診、救急当番
木 (AM)病棟総回診(7 階)
(PM) 病棟総回診(4 階)、症例検討会
金 (AM)病棟回診
(PM) 病棟回診、救急当番
その他、時間内救急、透析回診、内科&専門外来があり、また院内外の研究会・研修会などにも積極的に参
加する。
【桑名西医療センター】
(週間スケジュール)火曜日朝、木曜日朝はモーニングセミナーに参加(必修)
月 (AM)腹部エコー・胃カメラ
(PM) 消化器・呼吸器検査・透析回診
火 (AM)甲状腺・腹部エコー・胃カメラ (PM) 循環器検査
水 (AM)腹部エコー・胃カメラ
(PM) 夕方:内科医局会
木 (AM)甲状腺・腹部エコー・胃カメラ (PM) 消化器・呼吸器検査・透析回診
金 (AM) 腹部エコー・胃カメラ
(PM) 消化器・呼吸器・循環器検査
土・日 日直・当直
※救急当番日については、内科救急患者の診療に積極的に参加して下さい。
非当番日については、検査・処置等、見学とのバランスに配慮の上、救急患者の診療に参加して下さい。
週 1 回内視鏡カンファレンスを行います。(基本は火曜日、内科外来)
毎月 1 回消化器カンファレンスを三重大学 竹井教授を交えて行います。
(その折には、症例提示をして
頂きます。内科医局)
総合医局会(第 3 火曜)の折に、症例発表を行います。
桑員地区の研究会、研修会は積極的に参加して下さい。
糖尿病教室、肝臓病教室は各々1 回参加して下さい。
≪評価≫
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)BASIC の項目を 1 年目研修医に指導できる。
5)自ら的確に検査・処置ができるように手技を修得する。
6)医療チームの一員として、積極的に治療・処置に関わっていく。
7)これらを総合的に指導医が判断・評価し、研修管理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
55
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【循環器科研修プログラム】
桑名東医療センター 指導責任者 水谷英夫
《一般目標》一般的な循環器系疾患に十分対処できる診断学・循環器科的知識を身につけるとともに、患者
に全人的医療を提供する循環器科チームの一員としてのスキルとマナーを身につけ、標準的な循環器診療が
できるようにする。
《到達目標》
① 患者・家族との信頼関係を構築し、診断に必要な情報を得られる適切な医療面接を行うとともにその病
態のみならず、患者・家族の心情、家族背景、保険、社会福祉などの面も配慮して治療の決定を行うこ
とができる。
② カテーテル検査・治療の必要性・合併症を理解し、検査・治療前後の管理ができるようにする。
③ 病態に応じた臨床検査をオーダー・実施できる。
④ 基本的なカテーテル検査・治療を適切に選択・実施できる。
⑤ 循環器科チームの一員として、スタッフとのコミュニケーションを蜜にとり、チーム医療を実施できる。
⑥ 医療記録(診療録、処方箋、指示箋、各種診断書、CPC レポート、紹介状)を適切かつ迅速に作成・管
理する。
⑦ 循環器疾患に対するエビデンスに基づいた知識を蓄え、様々な技術を応用できる力と姿勢を身につける。
《方略》
循環器研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。
研修医は患者の診察にあたっては、担当医として基本的な循環器科疾患を自ら担当し、指導医の指導の下で
責任を持って診療を行っていくものとする。
(週間スケジュール)
月 AM 病棟回診、検査
PM トレッドミル
火 AM 病棟回診、カテーテル検査
PM カテーテル検査
水 カテーテル検査
木 病棟回診、検査
金 病棟回診、検査
PM(1、3、5週目)カテーテル検査
その他、英文抄読会、学会発表、院内術後検討会(超音波、アンギオ)、循環器の院外研究会・学会への参
加など。
《評価》
OJT における観察記録、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評価、看護
士・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートを研修管理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員
会で総括評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
56
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【循環器科研修プログラム】
桑名南医療センター 指導責任者 花田正治
《一般目標》
1. 循環器領域における病歴、身体所見の基本的研修を行なう。
2. 心電図診断を学ぶ。
3. 循環器領域における胸部レントゲン診断を学ぶ。
4. 心エコーの基礎と各種心疾患の心エコー所見を学ぶ。
5. 循環器領域における CT について学ぶ。
6. 不整脈疾患の診断ならびに治療を学ぶ。
7. ペースメーカーの適応、手技、管理について学ぶ。
8. 虚血性心疾患の診断、治療方針決定の治療の実践について学ぶ。
9. 生活習慣病と循環器疾患の関連を知る。
10. 心不全の病因や病態を把握する。
11. 弁膜症、心筋疾患の臨床所見、病態生理および治療法について学習する。
12. 循環器領域のプライマリーケアについて学習する。
《個別目標》
■病歴
1. 虚血性心疾患の臨床症状を理解し、他臓器疾患・非虚血性心疾患との鑑別に留意し、虚血性心疾患の重
症度を反映する病歴を録る。
2. 心不全の臨床症状を理解し、他臓器疾患や心不全を伴わない心疾患との鑑別に留意し、心不全の重症度
を反映する病歴を録る。
3. 胸部症状を有する患者に対して、心疾患(虚血性・心不全・不整脈)
、血管性疾患(大動脈解離・肺梗塞)、
肺疾患、消化器疾患、心因性のもの、との鑑別につながる病歴を録る。
4. 下肢ASOの臨床症状を理解し、非動脈疾患との鑑別に留意し、ASOの重症度を反映する病歴を録る。
5. 各疾患の危険因子を把握する。
■身体所見
1. 循環器疾患の身体所見を理解し、個々の患者の所見を把握し、カルテに記載する。
2. 陽性所見だけではなく、陰性所見も記載する。
3. 心音、心雑音を聴取し、正しく記載する。心雑音では、位相(収縮期・拡張期・連続性)、音量(Levine
分類)、最強点、音調、etc などを記載する。
■心エコー
心腔の大きさ、壁厚、心機能、心臓弁膜の解剖、大血管のサイズの弁狭窄、弁逆流、短絡血流やその他の異
常な血流等のエコー所見用紙の記載項目の意味とその数値の臨床的意義を理解する。
■循環器領域のCT
1. 動脈瘤(真性・仮性・解離性)の読影とその手術適応の理解
2. coronary の3DCTの読影
3. 肺梗塞の読影
■不整脈
心電図(12誘導、モニター、ホルター)で不整脈の診断をする。
57
■トレッドミル
トレッドミルの適応、禁忌、エンドポイント、所見を理解する。
■ペースメーカー
1. 体外式ペースメーカーおよび恒久的ペースメーカーの適応、手技、合併症を理解する。
2. ペーシング不全や感知不全を含むペースメーカー不全を察知し、対応する。
■AMI
1. PCI症例・非PCI症例の病態生理を理解し、それに応じた薬物療法を理解する。
2. AMIの合併症(機械的・電気的)を理解し、合併症出現を察知する。
3. AMI後リハビリ施行時の問題点を把握し、問題が生じた時に対応を理解する。
■カルテ記載
1. カルテはPOSスタイルで記載し、必ず assessment を記載
2. XP(胸部・腹部)、CT(所見がある場合)のシェーマを記載
3. ECG12 誘導の各誘導を記載
4. PCI症例は coronary のシェーマ(PCI前後とも)を記載
5. 採血・検尿データ(問題であった(現在は正常化したものも含む)
、問題のあるデータを記載
6. UCGデータを記載、前回との比較も必要
≪対象入院受持ち患者≫
1. AMI
2. 初回の心カテ
3. うっ血性心不全
4. その他循環器疾患
(週間スケジュール)
午前
月
午後
8:10~入院患者カンファ (心カテ)UCG
8:50~朝礼
病棟
心カテ
火
心カテ (心カテ)UCG 病棟
水
UCG(バリックス)
木
心カテ (心カテ)UCG 病棟
金
8:10~入院患者カンファ (心カテ)UCG
病棟
心カテ 18:30~カテカンファ、新患紹介、病棟
土
(UCG)
、病棟
各曜日とも 13:00~15:00TMTとUCG適宜
時間内のすべての救急車の対応(カテ中は除く)
緊急カテは24時間体制で対応する
毎朝8:30からのNs申し送りに参加する
58
《評価》
OJT における観察記録、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評価、看護
士・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートを研修管理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員
会で総括評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)【消化器科研修プログラム】
指導責任者 大森茂・石田聡
≪研修の到達目標≫
1)一般目標
消化器疾患の初期診療を他科との連携の上、適切な診断・治療を行うことができる。
2) 行動目標
①各種情報の適切な採取→検査→解釈→診断といった、思考のプロセスを身につけることができる。
・急性期疾患に対する適切な医療面接、身体診察を行うことができる
・診断に必要な適切な基本的検査を行い、検査結果の解釈ができる
・腹部超音波検査を自ら実施し、その解釈ができる
・単純 X 線、CT、MRI、
(内視鏡)画像の読影を行うことができる。
②消化器内科にて必要な基本的検査を経験し、結果の解釈ができる
③各疾患の検査、鑑別診断を行い、上級医・専門医に適切なコンサルテーション、プレゼンテーションを行
い、適切な治療を選択・(実施)できる。
④消化器内科で行われる以下の基本的手技を理解し、指導医の監督・指導のもとに参画することができる
⑤チーム医療の重要性を理解し、看護師、コメディカルスタッフと協調し、治療に参画することができる。
⑥患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立できる。
3) 経験すべき疾患
①食道疾患:Mallory-Weiss 症候群、食道静脈瘤破裂、食道内異物、逆流性食道炎を含む GERD 全般、NERD、
食道癌 、アカラシア
②胃・十二指腸疾患:出血性胃潰瘍、AGML、萎縮性胃炎、表層性胃炎、胃癌、胃粘膜下腫瘍(GIST)
、胃悪性
リンパ腫、MALT リンパ腫、胃静脈瘤破裂、胃・十二指腸潰瘍(穿孔)
、幽門狭窄、胃アニサキス症、胃内異
物、出血性十二指腸潰瘍、十二指腸球部狭窄、
③小腸・大腸疾患:イレウス、腸間膜動脈閉塞、急性虫垂炎、大腸憩室出血、大腸憩室炎、
大腸ポリープ、ポリープ切除後出血、出血性直腸潰瘍、虚血性腸炎、細菌性腸炎(腸管出血性大腸菌感染症、
サルモネラ等)
、NSAID 腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、S 状結腸軸捻転症、大腸癌、小腸癌、悪性リンパ
腫、GIST
④肝臓疾患:急性肝炎、慢性 B 型肝炎、慢性 C 型肝炎、アルコール性肝障害、薬物性肝障害、肝硬変、自己
59
免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、NASH&NAFLD、
肝細胞癌 、肝内胆管癌、転移性肝腫瘍、肝膿瘍、肝嚢胞性疾患
⑤胆・膵疾患:胆石症、胆嚢癌、胆管癌、急性胆嚢炎、急性胆管炎、総胆管結石、急性膵炎、慢性膵炎、自
己免疫性膵炎(IgG4 関連疾患を含む)
、膵仮性嚢胞、膵癌 、IPMN・MCN 等の膵嚢胞性腫瘍
≪方略≫
1)On the job training
①指導医、上級医の指導・監督のもと、消化器内科医として必要な基本姿勢・態度を学び、
消化器内科領域の基本的知識、手技、治療法を習得する。
②入院患者を担当し、指導医の指導のもとに身体診察を行い、診断、治療に必要な臨床検査の適応を判断し、
実施する。
③消化器領域の一般撮影、超音波検査、CT、MRI、内視鏡などの読影を行い、また超音波検査、上部内視鏡の
検査手技を上級医の指導の下に実施する。
④毎日の病棟回診を上級医とともに行い、診療計画を協議し、カルテに遅滞なく記載する。
⑤救急医療の現場で診療を行うことにより、基本的診療能力を身に付ける
⑥上部内視鏡検査、下部内視鏡検査、上部イレウスチューブ留置、経肛門的イレウスチューブ留置、消化管
止血術、ERCP、ENBD、EST、EPBD、EIS、EVL、PTCD、PTGBD、胆管ステント、消化管狭窄拡張術、肝生検、RFA、
PEIT 等の検査、基本的手技に参画する。
2)上部内視鏡検査、腹部エコー検査
指導医、上級医とともに上部内視鏡検査、腹部エコー検査を実施する。
①Helicobacter Pylori(HP)感染の有無を肉眼的所見から判断できるようにする。
②HP 感染の多様性を理解し、HP 除菌の必要性を適切に判断できるようにする。
③fundic gland polyp、hyperplastic polyp を肉眼所見で適切に識別できるようにする。
④良性潰瘍、悪性潰瘍を肉眼所見で適切に識別できるようにする。
⑤早期癌が強い意識を持って望まなければ発見しにくいこと、NBI 観察、色素撒布によるアシストによりよ
り識別しやすくなるということを理解する。
⑥腹部エコーは肝臓、胆嚢、膵臓、総胆管、脾臓、腎臓をしっかりと、速やかに描出できるようにすること
を目標とする。また、各種病変も適切に描出できるようにする。
3)シミュレーション
内視鏡検査室に設置された大腸内視鏡検査教育用シミュレーターを利用し、内視鏡検査の基本的手技の訓練
を実施する。上部消化管に関しても同様のトレーニングを行う。
(週間スケジュール)
月
(AM)上部内視鏡
(PM)下部・処置
火
(AM)上部内視鏡
(PM)下部・処置
水
(AM)上部内視鏡
(PM)下部・処置
木
(AM)上部内視鏡
(PM)下部・処置
金
(AM)上部内視鏡
(PM)下部・処置
土
(AM)上部内視鏡
午前:その他 US、緊急時の消化管止血術等
午後:連日下部消化管内視鏡施行
午後処置:ERCP、ENBD、EST、EPBD、EIS、EVL、PTCD、PTGBD、胆管ステント、消化管拡張術、肝生検、RFA、
PEIT 等消化管、肝臓、胆膵問わず毎日午後何らかの処置を施行している。
その他内視鏡検討会(毎週金曜)
、学会発表、消化器研究会・学会への出席など。
60
≪評価≫
On the job training における観察記録、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項
目の形成的評価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)【腎臓内科研修プログラム】
指導責任者 中村 太一
≪目的≫ 臨床的判断能力の修得と人間性の深化を目的とする
腎臓内科に特有な検査、治療に参加する
≪到達目標≫ 一般的な項目は内科研修プログラムと同様である。
① 医療面接、基本的な身体診察を指導医と共に行う。
② 指導医のもと基本的な臨床検査を行う。
③ 指導医のもと特有な臨床検査(血液検査、尿検査、蓄尿検査、画像検査等)を行う。
④ 腎生検の適応と実施、シャント手術、シャント造影検査、腹膜透析カテーテル挿入などに参加
《方略》
内科初期研修(レジデント)は基本的に指導医のもとで実戦形式をとる。この基本スタイルは変わらない。
以下のスケジュールに則って行う。レジデントは患者の診察にあたっては、主担当医として自ら担当し、
上級医や指導医の指導のもとで医師としての自覚を持って積極的に診療に参加する。
(週間スケジュール)火曜日朝、木曜日朝はモーニングセミナーに参加(必修)
月 (AM)病棟総回診(6 階)
(PM) 検査、処置等
火 (AM)病棟回診
(PM) 検査、処置等
水 (AM)透析総回診
(PM) 検査、処置等
木 (AM)病棟総回診(7 階)
(PM) 腎臓カンファ、透析カンファ、症例検討会
金 (AM)病棟回診
(PM) 検査、処置等
その他、抄読会、院内外の研究会・研修会などにも積極的に参加する。
≪評価≫
1) 一般目標、到達目標に沿った研修が行えている。
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価し、最終的に研修管理委員会にて判定する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
61
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【外科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 久留宮隆・増田亨
《一般目標》一般的な外科系疾患に十分に対処できる診断学・外科的知識を身につけるとともに、患者に全
人的医療を提供する外科チームの一員としてのスキル、マナー、哲学を身につけ、自己成長に対するモチベ
ーションを維持する。
《到達目標》
① 患者・家族との信頼関係を構築し、診断に必要な情報を得られる適切な医療面接を行うとともにそ
の病態のみならず、患者・家族の心情に配慮して治療の決定を行うことができる。
② 術前・術後の特殊な病態を理解し、その異常を早期に把握できる知識と身体診察能力を身につけ、
合併症などの危機回避能力を身につける。
③ 疾患における病態と臨床経過から必要な治療法を推測・選択し、治療上必要となる臨床・画像検査
をオーダー、実施できる。
④ それぞれの手術に必要な診断能力(進展度・局在など)を身につける。
⑤ 手術術式と局所解剖を理解し、指導医のもとで基本的な手術を適切に行うことができる。
⑥ 基本的な外科的処置(結紮・縫合・止血・創処置など)を適切に選択・実施できる。
⑦ 外科チームの一員として staff とのコミュニケーションを密にとり、チーム連携を考えて行動する。
⑧ チーム医療および法的に重要な医療記録を適切かつ迅速に作成、管理する。(診療録、処方箋、指示
箋、各種診断書、CPC レポート、紹介状)
⑨ それぞれの術後病態や家族背景、保険・医療、社会福祉などの面も考慮し、指導医と相談の上、社
会復帰を含めた全人的な治療計画を立てることができる。
⑩ 外科系疾患に対するエビデンスに基づいた知識を畜え、様々な技術を応用する力と姿勢を身につけ
る。
《方略》
外科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあたって
は、担当医として基本的な外科疾患を自ら担当し、指導医の指導のもとで責任を持って診療を行っていくも
のとする。
【桑名東医療センター】
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診
(PM)手術など
火 (AM)病棟回診、RR 当番
(PM)手術など
水 (AM)外科外来
(PM)検査、手術など
木 (AM)病棟回診、検査、手術
(PM)総回診、透視検討会、緩和検討会など
62
金 (AM)病棟回診、検査
(PM)手術など
その他、英文抄読会、学会発表、院内術後検討会(超音波、MMG、CT)など
【桑名西医療センター】
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診、検査
(PM)手術、内視鏡検査、術前症例検討など
火 (AM)病棟回診、手術
(PM)手術
水 (AM)病棟回診、検査
(PM)内視鏡検査、血管造影、症例検討など
木 (AM)手術
(PM)手術
金 (AM)病棟回診、検査
(PM) 内視鏡検査、血管造影など
※検査:AM・病棟回診(4F 病棟)レントゲン検査(透視室)、内視鏡検査【上部消化管】
(内視鏡室)、
PM 内視鏡検査【下部消化管】
(内視鏡室、透視室)
、手術(手術室)
、腹部血管造影(アンギオ室)
、
症例検討(4F 病棟)
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。また研修医は各 TERM の最後に研修
環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての上級医・指導医に対する評価を行な
う。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【麻酔科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 宮原ひろみ
≪一般目標≫ 患者の合併症・現病態・術式を考慮した麻酔計画・モニタリング計画を立案し、個々の患者
の理解度・不安度に応じて説明できるように修練する。
≪到達目標≫
① 患者・家族と信頼関係を構築し、術前の不安解消に努める。
② 病態と臨床経過を把握し、必要な検査項目を理解する。
③ 麻酔に必要な基本的手技の技術向上。
(気管挿入〔トラキライト・AWS など使用下に〕・ラリンジアルマスク挿入・腰部硬膜外麻酔・脊髄く
も膜下麻酔・A ライン挿入・CVC 挿入など)
④ 各疾患の病態・術式を理解し、必要な麻酔管理計画を立案できる。
⑤ 麻酔における合併症を理解し、予防に努める。
⑥ 術中の全身状態の変化について、その原因を理解し、適切に対応する事が出来る。
63
⑦ 術後鎮痛方法を立案出来る。
≪方略≫ 基本的に OJT の形をとり、週間スケジュールは一年時と同様。
病棟での術前回診では、積極的に情報収集・診察し、自分で麻酔計画を立て、指導医にプレゼンテーショ
ンする。
希望により、当院で経験できない診療科の麻酔については、他院での見学・研修を出来るように配慮する。
≪評価≫
プレゼンテーションから、術前に必要な観察がなされているか、合併症に対する考慮が十分かを評価し、
不十分であれば、レポート提出
技術面では、補助なしの気管挿管が可能か、その他の手技における知識の獲得について
研修全般を通して、他のスタッフとの対応を評価表により評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【整形外科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 中瀬古健・松田理
《一般目標》障害を受けた運動器の機能を再獲得するための基本的な知識や手技を身につけ、実際の診療に
応用していく。
《到達目標》
① 整形外科疾患に関する基礎知識の習得およびその応用。
② 整形外科的基本手技の習得およびその応用。
③ 適切な問診の取り方。
④ 適切な理学的検査所見の取り方
⑤ 必要とする諸検査の選択。
⑥ 画像診断能力の向上。
⑦ 適切な診断。
⑧ 適切な治療方針の決定
⑨ 適切な診療記録記載
《方略》
研修内容としては外来業務として指導医の外来を見学し、指導医の監督下に診察をおこなう。病棟業務と
しては回診に同行し診療録を記載し、諸検査のオーダーや処方を行う。また手術患者においては手術解剖書
の確認、手洗い、手術への参加による OJT を行う。
【桑名東医療センター】
(週間スケジュール)
64
月 (AM)外来
(PM)病棟回診(総回診)
火 (AM)病棟回診/手術
(PM)手術/検討会
水 (AM)病棟回診/外来
(PM)検査/検討会
木 (AM)病棟回診/手術
(PM)手術/検討会
金 (AM)病棟回診/外来
(PM)リハビリカンファ/検討会
土 (AM)病棟回診/外来、検討会
その他、学会参加、院内外研究会、研修会など
【桑名西医療センター】
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診
(PM)手術
火 (AM)病棟回診
(PM)ギプス外来、装具外来
水 (AM)病棟回診
(PM)検査、夕:リハビリカンファ
木 (AM)病棟回診/手術
(PM)手術
金 (AM)病棟回診
(PM)検査
土 (AM)病棟回診/日直、当直
毎朝 8 時 30 分より外来でレントゲンカンファレンスあり。
輪番日:夜間緊急呼び出しあり、土・日も輪番日に当たっていれば救急呼び出しあり。
病棟回診が終了したら、外来での研修を行う。
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【小児科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 森谷朋子
《一般目標》小児科疾患に対処できる知識とスキルを身につけ、患者・家族の心情に配慮しつつ、指導医の
もとで自ら積極的に治療を行う事のできる能力を修得する。
《到達目標》
①患者・家族と信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報を得られる医療面接を指導医のもとに主体
的に行う。
②病態の正確な把握ができるように、更なる基本的な身体診察を経験する(全身観察、頭頸部診察、胸
部診察、腹部診察、神経学的診察等)
。
③病態と臨床経過を把握し、診断に必要な適切な臨床検査を行う(チェックリストに記載)。
④主体的に基本的な手技の適応を決定し、指導医のもと実施する(チェックリストに記載)。
65
⑤基本的な治療法を指導医のもと行う(療養指導、薬物治療、輸液、輸血)
。
⑥今日のチーム医療の重要性を認識し、積極的に他の専門医へのコンサルトや医療スタッフとの連携を
図り患者さまに適切な医療提供ができる。
⑦チーム医療及び法的に重要な医療記録を適切に作成し、管理する(診療録、処方箋・指示箋、各種診
断書、CPC レポート、紹介状)
。
⑧保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を作成し評価する。
《方略》
小児科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあたっ
ては、担当医として様々な小児科疾患を自ら担当し、指導医の指導のもとで責任を持って診療を行っていく
ものとする。
(院内の週間スケジュール)
月(AM) 病棟回診/外来
(PM)インフルエンザ予防接種など(秋冬期)
火(AM)病棟回診
(PM)定期予防接種など
水(AM)病棟回診
(PM)乳児健診
木(AM)病棟回診
(PM)慢性外来
金(AM)病棟回診/外来
(PM)インフルエンザ予防接種など(秋冬期)
《評価》
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)BASIC の項目を 1 年目研修医に指導できる。
5)自ら的確に検査・処置ができるように手技を修得する。
6)医療チームの一員として、積極的に治療・処置に関わっていく。
7)これらを総合的に指導医が判断・評価し、研修管理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【小児科 Advanced 研修プログラム】
三重病院
指導責任者 菅 秀
《一般目標》
小児の患者に適切に対応し,特に生命にかかわる疾患や治療可能な疾患を見逃さないために小児に見られる
代表的症候を理解し情報収集と身体診察を通じて病態を推測するとともに,基本的疾患の出現頻度と重症度
に応じて診断し,治療する能力を身につける。
66
《到達目標》
⑮ 平易な言葉で患者や家族とコミュニケーションをとる。
⑯ 症候をめぐる患者と家族の期待を把握し,適切に対応する。
⑰ 目と耳と手とを駆使し,診察用具を適切に使用して,基本的な診察を行う。
⑱ 対診・紹介を通して,医療者間の人間関係を確立する。
⑲ 診療録に利用価値の高い診療情報を記載する。
⑳ 基本的な治療法を理解し、適切に実施する。
21 臨床検査の基本を理解し,適切に選択・実施する。
《方略》
小児科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあたって
は、担当医として様々な小児科疾患を自ら担当し、指導医の指導のもとで責任を持って診療を行っていくも
のとする。
(院内の週間スケジュール)
月(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診
火(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診
水(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診(12:30-13:00 ジャーナルクラブ)
木(AM)病棟回診
(PM)
病棟回診(13:30-15:00 院長急性疾患回診、16:30-17:00 画像診断
(PM)
病棟回診
カンファレンス)
金(AM)病棟回診
その他、指導医とともに休日、夜間時間外において小児二次救急医療の研修を行う。
《評価》
1)一般目標、到達目標に沿った研修が行えている
2)到達目標にある項目がクリアできている。
3)適切な判断・処置・レポートができている。
4)これらを総合的に指導医が判断・評価し、研修管理委員会にて承認する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研
修管理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【産婦人科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 杉原拓
《一般目標》婦人科疾患や周産期管理に対処する際の知識やスキルを身につけ、患者・家族の心情に配慮し
つつ、指導医のもとで自ら積極的に治療を行う事のできる能力を修得する。
《到達目標》
① 患者・家族との信頼関係を構築しつつ医療面接をし、また指導医のもとで内診などの検診・診察を
67
行って、治療方針決定に必要な情報を得ることができる。
② 婦人科疾患における臨床経過と理学的所見からその病態・リスクを把握した上で必要な検査をオー
ダーできる。
③ 婦人科細胞診の結果について理解し、説明できる。
④ 周産期における妊産婦や胎児の特殊な生理状態を理解し、異常の早期発見とその治療に必要な知識
を身につける。
⑤ 自ら超音波を用いて、指導医のもと妊婦検診などを行う事ができる。
⑥ 産婦人科手術に必要な解剖・生理の知識を身につけ、手術の適応や術式の選択について説明できる。
⑦ 指導医のもとで正常の分娩介助を行う事ができる。
⑧ 産婦人科チームの一員として staff とのコミュニケーションを大切にする。
⑨ チーム医療および法的に重要な医療記録を適切に作成、管理する。
(診療録、処方箋、指示線、各種診断書、CPC レポート、紹介状)
《方略》
産婦人科研修は基本的に OJT の形をとり、以下のスケジュールに則って行う。研修医は患者の診察にあた
っては入院患者を受け持ち、指導医の指導・管理のもとで自ら積極的に考え行動し、診療を行っていくが、
自らの勉強以外に1年目の研修医に対しては積極的に教育・指導を行っていくものとする。
(週間スケジュール)
月 (AM)病棟回診
(PM)手術、検査など
火 (AM)病棟回診
(PM)術前検討会、CTG 検討会
水 (AM)産婦人科外来
(PM)検査
木 (AM)病棟回診
(PM)手術など
金 (AM)病棟回診
(PM)細胞診の検討会
その他、英文抄読会、学会発表、院内術後検討会(超音波、MRI、CT)、分娩の介助、更年期外来等
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【泌尿器科研修プログラム】
指導責任者 木瀬英明
《一般目標》
日常の診療、救急において遭遇する泌尿器科疾患(血尿、尿閉、尿路感染症、バルーントラブル、排尿異常
など)における診断推論を学び、ガイドラインやエビデンスに基づいた処置、治療を行う能力を修得する。
《到達目標》
68
① 泌尿器科診療における一般的な診察法(視診、触診、検査の解釈、治療法など)を習得する。
② 経直腸的生検、腎瘻造設、膀胱尿道ファイバー、尿管カテーテル法、バルーン留置、膀胱穿刺など
の泌尿器科検査手技の実際について、その方法やリスクを理解する。
③ 後腹膜腔の解剖と手術におけるアプローチの仕方を理解する。
④ 男性生殖器の手術、腎・尿路系の手術、副腎内分泌系の手術、経尿道的手術など、それぞれの手術
の特徴やリスクについて理解する。
《方略》
指導医とともに入院患者を担当し、初診から手術、外来フォローまでを担当する。
(週間スケジュール)
月 (AM)外来、病棟回診
(PM)検査
火 (AM)手術
(PM)手術
水 (AM)外来(手術)
(PM)手術
木 (AM)外来(病棟回診)
(PM)外来、検査
金 (AM)外来(病棟回診)
(PM)検査
その他、学会発表、論文執筆、臨床研究の考案などについても希望に応じて対応する。また希望があれば
腎移植についても見学を考慮する。
《評価》
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【脳神経外科 Advanced 研修プログラム】
指導責任者 村松正俊
≪一般目標≫
意識障害などありふれた神経症状から脳神経の異常を的確に判断し、外科的治療の候補となる疾患を見逃さ
ない。
脳卒中の鑑別、初期治療が出来る、ISLS を理解し行動できる。
最善の治療をみつけ、説明し、チームとして行うことができる。
≪到達目標≫
1:脳神経外科救急に対処する
軽症頭部外傷患者等のプライマリーケアと注意及び指示ができる。
69
脳神経外科救急患者の病歴の聴取記載・神経学的診察ができる。
適切な検査の指示と迅速な診断ができる。
緊急入院の要否の判断、専門医への病態の適切な説明ができる。
重症脳神経外科患者に対する初期管理ができる。
緊急手術の術前処置などの手配が適切かつ迅速に行える。
2:脳神経外科患者の病歴の聴取、神経学的所見の評価が行える。(非緊急)
3:基本的な神経解剖、神経病理学・薬理学の知識をもつ。
4:CT スキャンの所見を正確に判定できる。
5:脳血管撮影、脊椎造影、MRI の基本的読解ができる。
7:脳神経外科麻酔の補助ができる。
8:神経内視鏡のセットアップができる
9:理学療法士・言語療法士とのディスカッションに参加できる。
10:栄養指導・生活指導・ソーシャルワーカーの活動が理解できる
11:嚥下造影・胃瘻造設の助手ができる
≪指導体制≫
脳神経外科専門医 3 名、脳卒中専門医 2 名、頭痛学会専門医 1 名、認知症学会専門医 1 名、神経内視鏡技術
認定医 2 名
≪研修内容≫
緊急手術は原則参加。緊急入院においても出来るだけ参加すること。したがって、スケジュール以外の時間
帯においては、適宜休日をもうけること。
(週刊スケジュール)
月
勉強会
大学
回診
総回診
手術
火
水
木
金
抄読会
回診
手術
手術
脳血管撮影
13:30
13:30
術前検討会
16:00
16:00
抄読会
16:00-
フィルムカンファレンス
16:00-
≪評価≫
OJT における観察記録を基に、研修医手帳に基づいた経験症例のチェック、基本的な共通項目の形成的評
価。看護師・技師などパラメディカルスタッフによる形成的評価を行う。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全て
の上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
70
(選択)
【検査室研修プログラム】
指導責任者 鈴木秀郎
《一般目標》病院で行われている検査の流れ、その方法、結果の解釈などを理解し、円滑に検査を行うため、
検査を受ける患者様への対応、検査技師との連携を身につける。
《到達目標》
① 血液検査の結果が出るまでの過程を理解する。
② 生理検査の方法を理解し、手技を経験する。
(各種エコー検査、心電図など)
③ 細菌室においては細菌培養の基礎を学び、グラム染色法とその評価を習得する。
④ 病理検査室においては標本採取から診断までの過程の習得、細胞診と組織診断の検鏡を行う。
⑤ 病理解剖があれば実際に参加し、病理診断、レポートの作成を行う。
⑥ チーム医療の一員として staff と協力する姿勢を学ぶ。
《方略》
検査室研修は指導医の指導、管理の下で、検査技師の業務に積極的に参加する。
研修期間は 2 週間(10 日間)あり、以下のスケジュールで各検査室をローテートする。
研修時間は 8 時 30 分から 17 時 15 分まで。
血液生化学検査室 3 日間、生理検査室 3 日間、細菌検査室 2 日間、病理検査室 2 日間。
《評価》
各検査室終了時にレポートを作成し、知識の習得度を評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。更に、年度の終わりには関わりを持った全ての
上級医・指導医に対する評価を行なう。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)【感染症科研修プログラム】
国立国際医療研究センター病院
指導責任者 大曲 貴夫
≪一般目標≫
医師として必須の感染症の診療における考え方を身につける。
≪特徴≫
感染症は、市中感染症(輸入感染症を含む)
、院内感染症として、多くの診療分野でも診断治療にかかわる。
こうした感染症診療を行う上で必要な、内科の一般診療の知識とともに、感染症の診断、治療、感染対策の
論理的な考え方や実践をベッドサイドでの研修を通して習得する事を目標とする。研修は感染症内科入院症
例を通して行います。日常業務として、microbiology round と入院症例プレゼンテーションを日々行い、そ
の際に到達状況を確認する。
71
《習得目標》
① 適切な症例プレゼンテーションの実施
② 論理的な診療記録の記載
③ 発熱患者の診療に対する考え方の理解
④ 各種抗微生物薬の特性の理解
⑤ 感染症の治療評価方法の理解
⑥ グラム染色の的確な実施・解釈
⑦ 感染症に関する検査の適切な理解、抗菌薬の選択
⑧ 感染対策の理解と実践
≪評価≫
1
それぞれの分野において、一般目標・行動目標に沿った研修が行えている。
2
医療者に求められるコミュニケーションがとれている。
3
適切な判断・対応・レポートができている。
4
上記をもとに、総合的に指導責任者が判断・評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)【心療内科研修プログラム】
中部ろうさい病院 指導責任者 芦原 睦
≪一般目標≫
臨床医としての基礎を築くために、心身学的診断と治療に必要な基礎的知識と問題解決方法、基本的技能
および他の医療従事者との協調性や臨床医に必要な態度や価値観を身につける。
≪研修内容≫
(1) オリエンテーション:
(場所、日時、内容:プログラムの説明)
(2) 受持ち患者:3~5 名の患者を担当する。
(3) 病棟研修:
1) 入院受持ち患者の診療は毎日、必要に応じて夜間休日も行い、診療内容をカルテに記載する。
2) 始業前に当日の患者の予定を確認し、検査や他科依頼の際には患者についていく。
3) 医療チームのミーティングに参加して、検査や治療計画の立案に参加する。
4) 毎日終業前に診療内容、カルテ記載の内容のチェックを指導医に受ける。
(4) 入院患者カンファレンスの際に受け持ち患者の症例呈示を行う。
(5) 外来研修:
1) 外来において、新来患者の予診をとりカルテに記載する。
2) 自分が予診をとった患者の診察を指導医のもとに行う。
≪評価≫
72
1
それぞれの分野において、一般目標・行動目標に沿った研修が行えている。
2
医療者に求められるコミュニケーションがとれている。
3
適切な判断・対応・レポートができている。
4
上記をもとに、総合的に指導責任者が判断・評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)【保健所研修プログラム】
指導責任者 長坂裕二
≪一般目標≫
保健所は公衆衛生を実践する行政機関であり、健康危機への対応など法令では十分想定されていない事件
についても、専門的・技術的な判断を行うなど、保健所は科学的な根拠に基づいた行政的判断を行っている。
医師法第1条において、
「医師は、医療及び保健指導を掌ることによって公衆衛生の向上及び増進に寄与し、
もって国民の健康な生活を確保するものとする。」とされてことからも、「公衆衛生の向上及び増進に寄与す
る」ことが医師の責務として規定されており、臨床医の道を選んだ場合でも、本研修で身につけた公衆衛生
学的な発想が日常診療に活かされることを期待する。
≪行動目標≫
医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常
診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、
技能、知識)を身につけることを目指す。
≪方略≫
別途配布するプログラムにより、指導医及び担当者のもとで研修を行う。
≪評価≫
1
それぞれの分野において、一般目標・行動目標に沿った研修が行えている。
2
医療者に求められるコミュニケーションがとれている。
3
適切な判断・対応・レポートができている。
4
上記をもとに、総合的に指導責任者が判断・評価する。
※また研修医は各 TERM の最後に研修環境評価票を提出する。
以上の評価項目とともに経験症例のレポートは各 TERM において指導医の添削をしてもらった上で、研修管
理委員会に提出し、すべてを総合して研修管理委員会で総括評価する。
(選択)
【MMCプログラム】
関連病院 一般目標
73
MMC プログラムとは?
MMC プログラムとは NPO 法人 MMC 卒後臨床センター(MMC)が中心となって行っている、三重県内
の 22 基幹病院が提供するプログラムを共有する制度です。幅広い選択肢の中からそれぞれのニーズに合っ
た研修を選択する事ができるのが特徴で、マッチング制度を利用する事で 2 年目の選択研修の期間に希望す
る病院、研修科を選んで研修する事ができます。これにより研修医のニーズにあった研修を可能とし、また
「後期研修では〇〇病院に行きたいけれど、その病院の様子が良く分からない」などの不安を解消する手段
としても有用です。将来、自身が専門にしたい科や、他科の多くの先輩方に出会い、様々な環境で取り組ま
れている医療を体験して下さい。三重県の全基幹病院の中から選択できる MMC プログラムは研修医自身の
目標にそった研修を行うにあたって一助となるものと考えます。
三重大学医学部附属病院
一般目標
当プログラムを修了することにより、医師として安心、信頼される医療を提供するために必修
各科の基本的な知識、技能のみならず医師として生涯を通じて高めることのできる人間性の涵養
を修得すると同時に診療科の枠組みにとらわれない総合的な研修を目指している。
いなべ総合病院
一般目標
社会人としての高い倫理性と豊かな人間性、医師としての使命感、倫理観を持ち合わせ、診察、
検査、治療に当たっての基本的な医療知識、技術等を取得した全人的な医療人の育成を目標とす
る。
四日市羽津医療センター
一般目標
プライマリケアの医療技術の習得のみならず、患者さんに対する全人的対応の重要性を理解し、
チーム医療に欠かせない医療人としてのコミュニケーションのあり方を学ぶ。
市立四日市病院
一般目標
プライマリケアを中心とした一般床に対処し得る第一線の臨床医、又は高度医療を担う専門医
のいずれを志すにも必要な医療に関する知識、技能及び態度につき研修を行い幅広い臨床能力を
習得する。
三重県立総合医療センター
一般目標
74
各科における研修を通じて、診察技術や診断へのアプローチ、臨床検査や治療計画の基礎を習
得します。また、他者との人間関係の構築、安全管理の方策、倫理や保険制度などの社会的側面
の理解と習得をはかります。個人の技術の向上を目的とするだけではなく、社会にとって必要な
人材となる自覚・覚悟が求められます。
鈴鹿中央総合病院
一般目標
当院の診療部門の目標は「全人的医療の出来る専門家集団」であり、知識技術にかたよらない人
間性豊かな医師を育てることを目指している。患者ニーズを考え、専門医である前にプライマリ
ケア特に救急医療に対応できる医師、地域連携を視野に入れた患者本位の医療の提供できる医師
の養成を目指している。
鈴鹿回生病院
一般目標
将来プライマリケアに対処し得る第一線の臨床医、あるいは高度医療を担う専門医のいずれを
目指す場合にも必要な診療に関する基本的な知識、技能および態度の修得を目標とする。
三重中央医療センター
一般目標
将来の進路に関わらず、日常の研修並びに当直研修を通じて、医師として修得すべき各科の基
本的な態度、知識、技術を学び、医師としての基礎を作る。掲げられた研修目標の70%以上を充
分に研修する。医学的な知識、技術を研修すると共に、同時に強い責任感のもと誠意を持って診
療に当たる心を育て、これを継続させる真の医療人としての力を育む。これによって周囲から信
頼される医師としての人格が形成される。研修終了時にその人格が診療の随所に迸る様になるよ
う育む。
津生協病院
一般目標
プライマリケアの基礎としての基本的臨床能力(知識・技能・態度・情報収集・総合判断)を
習得する。患者の立場に立ち、他職種と対等平等の関係でチームを構成し、医師としての自覚、
医療チームとしてのリーダーとして医療活動を実践できる。頻度の高い疾患の診断、治療が行え
る。
済生会松阪総合病院
一般目標
75
「患者様に信頼される良質の医師を目指します」を目標に?頻度の高い疾患・病態および外傷の診
断治療、救急医療における初期治療
?専門医師や上級医への適切なコンサルト及び紹介、疾病予
防に関する適切な生活指導、病める人への心的サポートと社会医療資源に関する助言、チーム医療
の理解と実践、医療情報や診療内容の正しい記録、地域の診療所との病診連携を基本方針として取
り組みます。
松阪市民病院
一般目標
将来、プライマリケアに対処し得る第一線の臨床医、あるいは高度の医療を担う専門医のいずれ
を目指すにも必要な診療に関する基本的知識、技能及び態度を修得する。
松阪中央総合病院
一般目標
志向する将来の専門領域の如何にかかわらず、プライマリケアに対処し得る第一線の臨床医を目
指すために必要な知識・技能・態度の習得を目的とする。
伊勢赤十字病院
一般目標
全人的で科学的根拠に基づいた医療を実践し、臨床医としてのプライマリケアを実践する上に必
要な基本的診療能力とチーム医療の実践、安全な医療が実践できる能力を身に付け、医療の社会性
を理解する。
三重県立志摩病院
一般目標
全人的な初期対応のできる優秀な臨床医を育成する。
2.国の「臨床研修の到達目標」を満足さ
せると同時に、別に定める臨床研修のそれぞれの科目について到達目標を定め、指導医による評価
と研修医による指導医評価のそれぞれの評価により、研修医に対し適切な研修指導が行われるよう
にする。
3.特徴ある医療機関等と連携することで、研修医が研修期間中に地域連携や職員連携の
技能を体得し、自らが運用に利用できる能力を習得させる。
岡波総合病院
一般目標
患者様を全人的に診ることができる初期的・基本的な診察能力の獲得。医師としての責任感・使
命感を備えた豊かな人間性の獲得。科学的根拠に基づく医療提供とそのための教育を受ける習慣の
獲得。チーム医療における他の専門職種とのスムーズな連携能力の獲得。
名張市立病院
一般目標
76
地域の最前線である名張市立病院と最先端また専門性の高い三重大での研修との両方の長所を生か
した研修により、医師としての裾野を広げることを目標とします。
市立伊勢総合病院
一般目標
将来、プライマリ・ケアを中心とした一般診療に対処し得る第一線の臨床医や高度医療を担う専門医
を志すのに必要な医療に関する知識、技能及び態度につき研修を行い、幅広い臨床能力を習得する事を
目的とします。
紀南病院
一般目標
地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、地域の中核病院及び診療
所の役割と医療連携の必要性を理解し、問題解決力と臨床的技能・態度を身につける。
亀山市立医療センター
一般目標
2次未満の救急や人工透析を中心に行っており、今後は亀山医師会と協力して在宅医療に力をいれ、
地域医療の中核病院として、市民に信頼される病院を目指しています。
市立尾鷲総合病院
一般目標
各科のつながりが抜群によく、全国でも有数の高齢化地域で80歳以上の患者様も多く、高齢化の為
の様々な疾患、また高齢者が多い為複合疾患を持った方が多くみえます。そのため、プライマリケアあ
るいは全人的に患者を診る力が養えます。
77
評価表
78
卒後臨床研修到達目標達成度評価表
(様式 1)
診療科名:
研修期間: 平成
年
月
日 ~ 平成
年
月
日
研修医名:
到達目標達成度評価表の流れ
研修医
研修終了時に
記入し、各指導
医へ提出
指導医
確認印
研修医
㊞
押印後、研修
総務課
総務課へ提出
(東・他病院:
伊藤)
(西:太田)
コメント記入・
㊞
㊞
医へバック
※【研修医チェック欄】
研修医は、経験した症例にチェック(レ点もしくはABC評価)を入れてください。
※【指導医チェック欄】
指導医の先生は、研修医チェック欄にチェックされた項目をご確認いただき、評価をお願いいたします。
A :十分できる
B : できる
C : 要努力
行動目標 医療人として必要な基本姿勢・態度
1
2
患者・医師関係
チーム医療
? : 評価不能
研修医
チェック
指導医チェック欄
1-1) 患者・家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
A ・ B ・ C ・ ?
1-2) 患者・家族と医療職がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コン
セントを実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
1-3) 守秘義務を果たし、プライバシーの配慮ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-1) 指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションができる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-2) 上級及び同僚医師、他の医療従事者と適切なコミュニケーションがとれる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-3) 同僚及び後輩へ教育的配慮ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-4) 患者の転入・転出にあたり、情報を交換できる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-5) 関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーションがとれる。
A ・ B ・ C ・ ?
3-1) 臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適
A ・ B ・ C ・ ?
応を判断できる(EBM=Evidence Based Medicine の実践ができる)。
3
4
5
6
問題対応能力
安全管理
3-2) 自己評価及び第三者による評価をふまえた問題対応能力の改善ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
3-3) 臨床研究や治験の意義を理解し、研究や学会活動に関心を持つ。
A ・ B ・ C ・ ?
3-4) 自己管理能力を身につけ、生涯にわたり基本的診療能力の向上に努める。
A ・ B ・ C ・ ?
4-1) 医療を行う際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-2) 医療事故防止及び事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動で
きる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-3) 院内感染対策(Standard Precautions を含む)を理解し、実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
5-1) 症例呈示と討論ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
5-2) 臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。
A ・ B ・ C ・ ?
6-1) 保健医療法規・制度を理解し、適切に行動できる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-2) 医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-3) 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-4) 医薬品や医療用具による健康被害の発生防止について理解し、適切に行動
できる。
A ・ B ・ C ・ ?
症例呈示
医療の社会性
79
卒後臨床研修到達目標達成度評価表
A :十分できる
B : できる
C : 要努力
研修医
チェック
Ⅱ-A 経験すべき診察法・検査・手技
1
医療面接
1-1) 医療面接におけるコミュニケーションのもつ意義を理解し、コミュニケー
ションスキルを身につけ、患者の解釈モデル、受診動機、受療行動を把握で
きる。
1-2) 患者の病歴 (主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的
レビュー) の聴取と記録ができる。
1-3) 患者・家族への適切な指示・指導ができる。
2
3
基本的な
身体診察法
基本的な
臨床検査
2-1) 全身の観察 (バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節
の診察を含む) ができ、記載ができる。
2-2) 頭頸部の診察 (眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔、口腔、咽喉の観
察、甲状腺の触診を含む) ができ、記載ができる。
? : 評価不能
指導医チェック欄
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
2-3) 胸部の診察(乳房の診察を含む)ができ、記載できる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-4) 腹部の診察(直腸診を含む)ができ、記載できる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-5) 泌尿・生殖器の診察 (産婦人科的診察を含む) ができ、記載できる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-6) 骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-7) 神経学的診察ができ、記載できる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-8) 小児の診察 (生理的所見と病的所見の鑑別を含む) ができ、記載で
きる。
A ・ B ・ C ・ ?
2-9) 精神面の診察ができ、記載できる。
A ・ B ・ C ・ ?
3-1) 一般尿検査(尿沈渣顕微鏡検査を含む)
A ・ B ・ C ・ ?
3-2) 便検査(潜血、虫卵)
A ・ B ・ C ・ ?
3-3) 血算・白血球分画
A ・ B ・ C ・ ?
3-4) 血液型判定・交差適合試験
A ・ B ・ C ・ ?
3-5) 心電図(12誘導)、負荷心電図
A ・ B ・ C ・ ?
3-6) 動脈血ガス分析
A ・ B ・ C ・ ?
3-7) 血液生化学的検査
・簡易検査(血糖、電解質、尿素窒素など)
3-8) 血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)
3-9) 細菌学的検査・薬剤感受性検査
・検体の採取(痰、尿、血液など)
・簡単な細菌学的検査(グラム染色など)
3-10) 呼吸機能検査
・スパイロメトリー
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
3-11) 髄液検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-12) 細胞診・病理組織検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-13) 内視鏡検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-14) 超音波検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-15) 単純X線検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-16) 造影X線検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-17) X線CT検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-18) MRI検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-19) 核医学検査
A ・ B ・ C ・ ?
3-20) 神経生理学的検査(脳波、筋電図など)
A ・ B ・ C ・ ?
80
卒後臨床研修到達目標達成度評価表
A :十分できる
B : できる
C : 要努力
研修医
チェック
Ⅱ-A 経験すべき診察法・検査・手技
4
5
基本的手技
基本的治療
医療記録
A ・ B ・ C ・ ?
4-2) 人工呼吸を実施できる。(バッグ・バルブ・マスクによる徒手換気を含む)
A ・ B ・ C ・ ?
4-3) 胸骨圧迫を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-4) 圧迫止血法を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-5) 包帯法を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-6) 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施
できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-7) 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-8) 穿刺法(腰椎)を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-9) 穿刺法(胸腔、腹腔)を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-10) 導尿法を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-11) ドレーン・チューブ類の管理ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-12) 胃管の挿入と管理ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-13) 局所麻酔法を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-14) 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-15) 簡単な切開・排膿を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-16) 皮膚縫合法を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-17) 軽度の外傷・熱傷の処置を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-18) 気管挿管を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-19) 除細動を実施できる。
A ・ B ・ C ・ ?
5-1) 療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む)がで
きる。
5-2) 薬物の作用・副作用・相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、
副腎皮質ステロイド薬、解熱薬、麻薬、血液製剤を含む)ができる。
6-3) 診断書、死亡診断書、死体検案書その他の証明書を作成し、管理で
きる。
6-4) CPC(臨床病理検討会)レポート(剖検報告)を作成し、症例呈示でき
る。
診療計画
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
5-4) 輸血(成分輸血を含む)による効果と副作用について理解し、輸血が
実施できる。
6-1) 診療録(退院時サマリーを含む)をPOS(Problem Oriented System)に
従って記載し管理できる。
6-2) 処方箋、指示箋を作成し、管理できる。
7
指導医チェック欄
4-1) 気道確保を実施できる。
5-3) 基本的な輸液ができる。
6
? : 評価不能
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
6-5) 紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。
A ・ B ・ C ・ ?
7-1) 診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む)を作成できる。
A ・ B ・ C ・ ?
7-2) 診療ガイドラインやクリニカルパスを理解し活用できる。
A ・ B ・ C ・ ?
7-3) 入退院の適応を判断できる(デイサージャリー症例を含む)。
A ・ B ・ C ・ ?
7-4) QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテ
ーション、社会復帰、在宅医療、介護を含む)へ参画する。
A ・ B ・ C ・ ?
81
卒後臨床研修到達目標達成度評価表
A :十分できる
B : できる
C : 要努力
研修医
チェック
Ⅱ-C 特定の医療現場の経験
1
2
3
4
5
救急医療
予防医療
地域医療
周産・小児・
成育医療
精神保健・医
療
6
7
緩和ケア、終
末期医療
地域保健
? : 評価不能
指導医チェック欄
1-1) バイタルサインの把握ができる。
A ・ B ・ C・ ?
1-2) 重症度及び緊急度の把握ができる。
A ・ B ・ C・ ?
1-3) ショックの診断と治療ができる。
1-4) 二次救命処置 (ACLS = Advanced Cardiac Life Support、呼吸・循環管
理を含む) ができ、一次救命処置 (BLS = Basic Life Support)を指導できる。
A ・ B ・ C・ ?
1-5) 頻度の高い救急疾患の初期治療ができる。
A ・ B ・ C・ ?
1-6) 専門医への適切なコンサルテーションができる。
1-7) 大災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる。
A ・ B ・ C・ ?
2-1) 食事・運動・休養・飲酒・禁煙指導とストレスマネージメントができる。
A ・ B ・ C・ ?
2-2) 性感染症予防・家族計画を指導できる。
A ・ B ・ C・ ?
2-3) 地域・産業・学校保健事業に参画できる。
A ・ B ・ C・ ?
A ・ B ・ C・ ?
A ・ B ・ C・ ?
2-4) 予防接種を実施できる。
3-1) 患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療 (在宅医療
を含む) について理解し、実践する。
3-2) 診療所の役割 (病診連携への理解を含む) について理解し、実践す
る。
A ・ B ・ C ・ ?
3-3) へき地・離島医療について理解し、実践する。
A ・ B ・ C ・ ?
4-1) 周産期や小児の各発達段階に応じて適切な医療が提供できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-2) 周産期や小児の各発達段階に応じて心理社会的側面への配慮ができ
る。
A ・ B ・ C ・ ?
4-3) 虐待について説明できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-4) 学校、家庭、職場環境に配慮し、地域との連携に参画できる。
A ・ B ・ C ・ ?
4-5) 母子健康手帱を理解し活用できる。
A ・ B ・ C ・ ?
5-1) 精神症状の捉え方の基本を身につける。
A ・ B ・ C ・ ?
5-2) 精神疾患に対する初期的対応と治療の実際を学ぶ。
A ・ B ・ C ・ ?
5-3) デイケアなどの社会復帰や地域支援体制を理解する。
A ・ B ・ C ・ ?
6-1) 心理社会的側面への配慮ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-2) 基本的な緩和ケア (WHO方式がん疼痛治療法を含む) ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-3) 告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-4) 死生観・宗教観などへの配慮ができる。
A ・ B ・ C ・ ?
6-5) 臨終に立ち会い、適切に対応できる。
7-1) 保健所の役割(地域保健・健康増進への理解を含む。)について理解し、
実践する。
A ・ B ・ C ・ ?
7-2) 社会福祉施設等の役割について理解し、実践する。
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
A ・ B ・ C ・ ?
指導医コメント
指導医署名
【提出先】
地方独立行政法人
82
桑名市総合医療センター
各センター総務課
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
麻
酔
科
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
精
神
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
泌
尿
器
科
(
選
択
)
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
皮
膚
科
(
選
択
)
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
6) 泌尿・生殖器(含産婦人科) ○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
研修分野
研修単元
Ⅰ 行動目標
1 医療人として必要な基本姿勢・態度
1)
患者―医師関係
2)
チーム医療
3)
問題対応能力
4)
安全管理
5)
症例呈示
6)
医療の社会性
Ⅱ 経験目標
A 経験すべき診察法・検査・手技
1 基本的な身体診察法
1)
医療面接
2)
全身観察
3)
頭頸部
4)
胸部(含乳房)
5)
腹部(含直腸)
7)
骨・関節・筋肉
8)
神経学的診察
9)
小児
10)
精神面の診察
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
5) 心電図(12誘導) 負荷心電図
○
◎
○
○
○
6)
動脈血ガス分析
○
○
◎
○
○
7)
血液生化学的検査
○
◎
○
○
8)
血液免疫血清学的検査
○
◎
○
○
9) 細菌学的検査・薬剤感受性検査 ○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
2 基本的な臨床検査
1)
一般尿検査
2)
便検査
3)
血算・白血球分画
4)
血液型判定・交差適合試験
10)
肺機能検査
11)
髄液検査
12)
細胞診・病理組織検査
13)
内視鏡検査
○
○
◎
○
○
◎
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
14)
超音波検査
15)
単純エックス線検査
16)
造影エックス線検査
17)
エックス線CT検査
18)
MRI検査
19)
核医学検査
20)
神経生理学的検査
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
麻
酔
科
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
◎
◎
◎
○
小
児
科
産
婦
人
科
○
○
○
○
○
地
域
医
療
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
消
化
器
科
(
選
択
)
泌
尿
器
科
(
選
択
)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
精
神
科
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
循
環
器
科
(
選
択
)
○
整
形
外
科
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
◎
皮
膚
科
(
選
択
)
○
3 基本的手技 1)
気道確保
2)
人工呼吸
3)
心マッサージ
4)
圧迫止血法
5)
包帯法
6)
注射法
7)
採血法
8)
穿刺法(腰)
9)
穿刺法(胸・腹)
10)
導尿法
11)
ドレーン、チューブ
12)
胃管の挿入と管理
13)
局所麻酔法の実施
14)
創部消毒・ガーゼ交換
15)
簡単な切開・排膿
16)
皮膚縫合法
17)
軽度の外傷・熱傷
18)
気管挿管
19)
除細動
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
4 基本的治療法
1)
療養指導
2)
薬物治療
3)
輸液
4)
輸血
5 医療記録
1)
診療録作成
○
○
○
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
2)
処方箋、指示箋
3)
診断書、死亡診断書、死体検案書等の証明書
4)
CPCレポート
5)
紹介状、返信
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
皮
膚
科
(
選
択
)
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
◎
○
麻
酔
科
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
精
神
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
泌
尿
器
科
(
選
択
)
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
○
国
際
医
療
(
選
択
)
6 診療計画
1)
診療計画作成
2)
診療ガイドライン、クリティカルパス
3)
入退院適応判断
4)
QOL考慮での管理計画
○
○
○
B 経験すべき症状、病態、疾患
1 頻度の高い症状
1)
全身倦怠感
2)
不眠
3)
食欲不振
4)
体重減少、増加
5)
浮腫
6)
リンパ節腫脹
7)
発疹
8)
黄疸
9)
発熱
10)
頭痛
11)
めまい
12)
失神
13)
けいれん発作
14)
視力障害、視野狭窄
15)
結膜の充血
16)
聴覚障害
17)
鼻出血
18)
嗄声
19)
胸痛
20)
動悸
21)
呼吸困難
22)
咳・痰
23)
嘔気・嘔吐
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
24)
胸やけ
25)
嚥下困難
26)
腹痛
27)
便通異常
28)
腰痛
29)
関節痛
30)
歩行障害
31)
四肢のしびれ
32)
血尿
33)
排尿障害
34)
尿量異常
35)
不安・仰うつ
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
麻
酔
科
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
精
神
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
外
科
◎
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
◎
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
泌
尿
器
科
(
選
択
)
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
内
科
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
皮
膚
科
(
選
択
)
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
2 緊急を要する症状・病態
1)
心肺停止
2)
ショック
3)
意識障害
4)
脳血管障害
5)
急性呼吸不全
6)
急性心不全
7)
急性冠症候群
8)
急性腹症
9)
急性消化管出血
10)
急性腎不全
11)
流・早産および満期産
12)
急性感染症
13)
外傷
14)
急性中毒
15)
誤飲、誤嚥
16)
熱傷
17)
精神科領域の救急
○
○
◎
○
◎
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
2)
貧血
○
○
○
白血病
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
3 経験が求められる疾患・病態
1 血液・造血器・リンパ網内系
B 1)
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
3)
悪性リンパ腫
4)
出血傾向・紫斑病
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
○
○
◎
麻
酔
科
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
精
神
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
泌
尿
器
科
(
選
択
)
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
皮
膚
科
(
選
択
)
○
○
○
○
2 神経系
A 1)
◎
脳脊髄血管障害
2)
認知症疾患
3)
脳・脊髄外傷
4)
変性疾患
5)
脳炎、髄膜炎
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
◎
○
◎
○
3 皮膚系
B 1)
湿疹・皮膚炎群
B 2)
蕁麻疹
3)
B 4)
薬疹
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
皮膚感染症
4 運動器(筋骨格)系
B 1)
骨折
B 2)
関節・靭帯損傷及び障害
B 3)
骨粗鬆症
B 4)
脊柱障害
○
○
○
○
◎
○
◎
○
◎
○
◎
○
○
5 循環器系
A 1)
心不全
B 2)
狭心症、心筋梗塞
3)
心筋症
B 4)
不整脈
5)
弁膜症
B 6)
7)
A 8)
動脈疾患
静脈・リンパ管疾患
高血圧症
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
◎
○
◎
○
○
○
○
○
6 呼吸器系
B 1)
呼吸不全
A 2)
呼吸器感染症
B 3)
閉塞性・拘束性肺疾患
4)
肺循環障害
5)
異常呼吸
6)
胸膜、縦隔、横隔膜疾患
7)
肺癌
◎
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
麻
酔
科
○
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
精
神
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
泌
尿
器
科
(
選
択
)
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
7 消化器系
A 1)
食道・胃・十二指腸疾患
B 2)
小腸・大腸疾患
3)
胆嚢・胆管疾患
B 4)
肝疾患
5)
膵臓疾患
B 6)
横隔膜・腹壁・腹膜
8 腎・尿路系
A 1)
腎不全
2)
原発性糸球体疾患
3)
全身性疾患による腎障害
B 4)
泌尿器科的腎・尿路疾患
○
○
○
○
○
9 妊娠分娩・生殖器
B 1)
2)
妊娠分娩
女性生殖器及び関連疾患
B 3)
◎
○
◎
○
○
男性生殖器
10 内分泌・栄養・代謝系
1)
視床下部・下垂体疾患
2)
甲状腺疾患
3)
副腎不全
A 4)
糖代謝異常
B 5)
高脂血症
6)
蛋白・核酸代謝異常
◎
◎
○
○
◎
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
◎
11 眼・視覚系
B 1)
屈折異常
B 2)
角結膜炎
B 3)
白内障
B 4)
緑内障
5)
眼底変化
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
12 耳鼻・咽頭・口腔系
B 1)
2)
B 3)
◎
中耳炎
急性・慢性副鼻腔炎
アレルギー性鼻炎
○
○
4) 扁桃の急性・慢性炎症性疾患
5)
外耳鼻道・鼻腔・咽頭・喉頭・食道の代表的な異物
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
皮
膚
科
(
選
択
)
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
麻
酔
科
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
精
神
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
泌
尿
器
科
(
選
択
)
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
皮
膚
科
(
選
択
)
13 精神・神経系
1)
A 2)
認知症
3)
アルコール依存症
A 4)
気分障害(うつ病)
A 5)
統合失調症
6)
B 7)
◎
症状精神病
◎
○
◎
○
◎
○
◎
不安障害
身体表現性障害、ストレス関連障害
◎
○
◎
○
14 感染症
B 1)
ウイルス感染症
B 2)
細菌感染症
B 3)
結核
4)
真菌感染症
5)
性感染症
6)
寄生虫疾患
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
○
○
◎
○
◎
○
15 免疫・アレルギー
1)
◎
全身性エリテマトーデスとその合併症
B 2)
慢性関節リウマチ
B 3)
アレルギー疾患
○
◎
○
○
○
◎
○
16 物理・化学的因子
1)
中毒
2)
アナフィラキシー
3)
環境要因による疾患
B 4)
◎
○
◎
○
◎
○
○
◎
熱傷
○
○
◎
17 小児疾患
B 1)
小児けいれん性疾患
B 2)
小児ウイルス性疾患
3)
B 4)
5)
◎
◎
◎
小児細菌感染症
○
小児喘息
◎
◎
先天性心疾患
18 加齢と老化
B 1)
高齢者の栄養摂取障害
B 2)
老年症候群
◎
○
○
◎
○
○
C 特定の医療現場の経験
1 救急医療 救急医療の現場を経験すること
1)
バイタルサイン
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
(様式 2)
研修マトリックスチェック表
研修分野
研修単元
2)
重症度、緊急度の把握
3)
ショックの診断と治療
4)
ACLSができ、BLSを指導
5)
高頻度救急疾患の初期治療
6)
コンサルテーション
7)
大災害時の役割
オ
リ
エ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
内
科
外
科
麻
酔
科
○
◎
○
○
◎
○
◎
○
○
◎
○
◎
○
○
◎
○
整
形
外
科
小
児
科
産
婦
人
科
地
域
医
療
循
環
器
科
(
選
択
)
消
化
器
科
(
選
択
)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
精
神
科
○
泌
尿
器
科
(
選
択
)
国
際
医
療
(
選
択
)
画
像
診
断
(
選
択
)
脳
神
経
外
科
(
選
択
)
眼
科
(
選
択
)
耳
鼻
咽
喉
科
(
選
択
)
○
○
○
○
○
○
○
皮
膚
科
(
選
択
)
○
○
○
2 予防医療 予防医療の現場を経験すること
1)
◎
カウンセリングとストレスマネージメント
○
2) 性感染症予防・家族計画指導
○
3) 地域・産業・学校保健に参画
○
○
◎
4)
◎
○
○
予防接種実施
3 地域医療
◎
○
○
へき地・離島診療所、中小病院・診療所等の地域医療の現場を経験すること
1)
患者の日常生活や居住地域の特性に即した医療
2)
診療所の役割
3)
へき地・離島医療
○
◎
◎
◎
4 周産・小児・成育医療 周産・小児・成育医療の現場を経験すること 1) 発達段階に対応した医療提供
◎
2)
発達段階に対応した心理・社会的側面への配慮
◎
3)
虐待についての説明
4)
地域との連携参画
5)
母子手帳の理解と活用
○
◎
○
○
○
◎
○
◎
○
5 精神保健・医療 精神保健福祉センター、精神科病院等の精神保健・医療の現場を経験すること
1)
症状の捉え方
2)
初期対応と治療
3) 社会復帰、地域支援体制の理解
○
◎
○
◎
○
○
◎
○
6 緩和ケア・終末期医療 臨終の立ち会いを経験すること
1)
心理・社会的側面への配慮
2)
緩和ケア
3)
諸問題への配慮
4)
死生観・宗教観への配慮
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
○
○
○
○
7 地域保健 1)
保健所の役割
2)
社会福祉施設等の役割
◎
◎
研修医評価票(Comedical 評価)
(様式
3)
研修医氏名
研修病院・診療科
研修期間:平成
年
月
日
〜
平成
年
月
日
評価者:
〈研修内容について〉※
評価基準
1:悪い,
2:あまり良くない,
3:普通,
4.まずまず,
5.大変良い
1. 医師としての基本的態度
a.精勤度(遅刻・欠勤などの連絡)
( 1・2・3・4・5 )
b.身だしなみ
( 1・2・3・4・5 )
c.積極性
( 1・2・3・4・5 )
d.患者・家族に対する説明
( 1・2・3・4・5 )
e.病棟の規則の遵守
( 1・2・3・4・5 )
2. 対人関係
a.患者・家族とのコミュニケーションおよび共感的姿勢
( 1・2・3・4・5 )
b.医療チーム (paramedical を含む)内の communication と協調性
( 1・2・3・4・5 )
c.挨拶、患者への自己紹介、言葉遣い
3. 総合評価
( 1・2・3・4・5 )
( 1・2・3・4・5 )
コメント:(総合評価が 1 または2の場合には必ずコメントをお願いします)
【レポートチェック表】
□
① CPCレポート
□
② 手術レポート
□
③ 頻度の高い症状
□
a 不眠
□
b 浮腫
□
c リンパ節腫脹
□
d 発疹
□
e 発熱
□
f 頭痛
□
g めまい
□
h 視力障害、視野狭窄
□
i 結膜の充血
□
j 胸痛
□
k 動悸
□
l 呼吸困難
□
m 咳・痰
□
n 嘔気・嘔吐
□
o 腹痛
□
p 便通異常(下痢、便秘)
□
q 腰痛
□
r 四肢のしびれ
□
s 血尿
□
t 排尿障害(尿失禁・排尿困難)
□
□
(様式4-1)
④ 経験の求められる疾患・病態
a 脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
□
b 心不全
□
c 高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
□
d 呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
□
e 食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、胃がん、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)
□
f 腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
□
g 糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
□
h 認知症(血管性認知症を含む)
□
i 気分障害(うつ病、躁鬱病を含む)
□
j 統合失調症(精神分裂病)
臨床研修 CPC レポート
研修医氏名
(様式4-1)
(
)
剖検番号:
患者 ID:
性別:男・女
職業:
生年月日:
年
月
日
(
死亡
:
年
月
日
午前・午後
時
分
剖検
:
年
月
日
午前・午後
時
分
歳)
臨床診断①
②
③
④
臨床経過:
画像診断および血液検査所見のまとめ
疑問点および検索希望事項:
病理解剖診断:
指導医㊞
臨床研修レポート《手術症例》
研修医氏名
(
(様式4-2)
)
疾患(
)
患者 ID:
性別:男・女
入院:
年
月
日
転科:
年
月
日
退院:
年
月
日
(
歳)
受診経過:
【入院時現症・身体所見】
【既往歴】【内服歴】【アレルギー】【嗜好歴】【家族歴】
鑑別診断①
②
③
④
画像診断および血液検査所見のまとめ
【血液検査】
【尿検査】
【胸部レントゲン】
【腹部レントゲン】
【ECG】
【心エコー】
【腹部エコー】【CT】【透視】【内視鏡】
術式・術中所見
周術期治療経過ならびに疑問点・考案:
指導医㊞
臨床研修レポート《頻度の高い症状》
研修医氏名
(
(様式4-3)
)
症状(
)
患者 ID:
性別:男・女
入院:
年
月
日
退院:
年
月
日
外来:
年
月
日
(
歳)
主訴:
受診経過:
鑑別診断①
②
③
④
画像診断および血液検査所見のまとめ
治療経過ならびに疑問点・考案:
指導医㊞
(様式4-4)
臨床研修レポート《経験が求められる疾患・病態》
研修医氏名
(
)
疾患(
)
患者 ID:
性別:男・女
入院:
年
月
日
退院:
年
月
日
外来:
年
月
日
(
歳)
主訴:
受診経過:
鑑別診断①
②
③
④
画像診断および血液検査所見のまとめ
治療経過ならびに疑問点・考案:
指導医㊞
研修環境評価票
研修施設 :(
(様式
(PHEEM 準拠)
5)
)
)年度
(
( 1・2 )
研修科
年次
(
性別
(男・女)
)
以下の項目はあなたの臨床研修トレーニングに関する質問です。内容を読んでそれぞれの項目について最も
当てはまると思われる項目をチェックして下さい。
(質問内容)
強く賛同
同意
不明
反対
強く反
対
1
就業時間に関する説明を受けていた
□
□
□
□
□
2
指導医から明らかな目標設定を示された
□
□
□
□
□
3
ローテーション中に勉強の為の時間を確保されていた
□
□
□
□
□
4
ローテーションのオリエンテーションを受けた
□
□
□
□
□
5
ローテーションの中で責任を持つ仕事を与えられた
□
□
□
□
□
6
常に臨床上の指導を受けた
□
□
□
□
□
7
差別なく指導が受けられた
□
□
□
□
□
8
不当な仕事を強要されなかった
□
□
□
□
□
9
ローテーション独自の特色、注意事項の説明があった
□
□
□
□
□
10 指導医が十分なコミュニケーション能力を持っていた
□
□
□
□
□
11 研修と無関係な仕事は手伝わされなかった
□
□
□
□
□
12 教育的なイベントにきちんと参加させてもらえた
□
□
□
□
□
13 性的な差別はみられなかった
□
□
□
□
□
14 きちんとした臨床プロトコールに沿っていた
□
□
□
□
□
15 熱意をもって指導してもらった
□
□
□
□
□
16 他の研修医と共同で仕事ができる環境にあった
□
□
□
□
□
17 仕事は労働基準法に則ったものであった
□
□
□
□
□
18 継続的な治療に関わる事ができた
□
□
□
□
□
19 キャリア支援に関する情報が得られた
□
□
□
□
□
20 仮眠などに関しても十分な環境があった
□
□
□
□
□
21 必要に応じて教育的なプログラムがあった
□
□
□
□
□
22 上級医から常にフィードバックを受けていた
□
□
□
□
□
23 指導医はよく研修をとりまとめていた
□
□
□
□
□
24 病院内で、身体的に安全を確保されていた
□
□
□
□
□
25 人を責めない文化が醸成されていた
□
□
□
□
□
26 夜間などに食事ができる環境にあった
□
□
□
□
□
27 必要に応じて学べる機会、環境があった
□
□
□
□
□
28 指導医に教育のスキルが十分にあった
□
□
□
□
□
29 チーム医療が実践されていた
□
□
□
□
□
30 実践的な技術・技能の指導が適切にされていた
□
□
□
□
□
31 指導医にコンタクトし易い環境であった
□
□
□
□
□
32 仕事の負担は適切であった
□
□
□
□
□
33 指導医が学びの機会を適切に利用してくれた
□
□
□
□
□
34 ここでの研修が次のステップに有効であった
□
□
□
□
□
35 指導医にメンタリングの資質が備わっていた
□
□
□
□
□
36 仕事以外にも楽しい事が多かった
□
□
□
□
□
37 指導医が研修医としての独り立ちを助けてくれた
□
□
□
□
□
□
□
□
□
□
38 研修中に困難があった場合に精神的に支えてくれた
39 指導医が自分の強みと弱みについて教えてくれた
□
□
□
□
□
40 お互いの気持ちを尊重する空気を作ってくれた
□
□
□
□
□
(
)×5+(
)×4+(
合
(その他ご意見あればご記入下さい)
)×3+(
計=
)×2+(
)×1
点
[ 桑名市総合医療センター指導医評価票 ]
(様式6)
評価対象外(評価対象外の指導医には右欄に斜線を引いて下さい。)
プラスポイントに関して
◎(5 点):まったくその通りだと思う。
○(2 点):同意できる。
①
研修医の教育に熱心である。
②
教育に必要な知識やノウハウをたくさん持っている。
③
研修医に伝える技術をたくさん持っている。
④
EBM の根拠を示すような指導法をしている。
⑤
研修医の立場を良く理解して臨機応変に対応している。
⑥
研修医のモチベーションを上げるように仕事を与えている。
⑦
研修医が自分で考えられる機会を与えている。
⑧
創意工夫をこらして新しい手法を用いている。
⑨
十分なコミュニケーション能力を持っている。
⑩
信頼に足る人間性を持っている。
⑪
研修医のロールモデルとなりうる。
プラスポイント合計
マイナスポイントに関して
×(-5 点):まったく同感である。
△(-3 点):そのように思う。
(1)
研修教育環境に悪影響を及ぼしている。
(2)
研修医のモチベーションを下げるストレス要因となっている。
(3)
気分の上下が激しく研修医に不安を与えている。
(4)
誠意がみられず研修医の仕事に責任を持とうとしない。
(5)
悪いロールモデルとして研修医に影響を与えている。
マイナスポイントの合計
総合計
※全体の点数の合計点によるポイント制で指導医の評価を行い、順位をつけ、上位 5 名は発表し、上
位3名を表彰する事とする。
また、マイナスポイントが平均で−2 点以下となった指導医・上級医は理事長から直接の指導を受け、
また研修医の評価によるマイナスポイントが平均−4 点以下となった指導医・上級医はその後 1 年間、
研修医指導の立場から外れる事とする。その後、復帰して再度−4 点以下となった場合には 2 年間、さ
らにその後3回目以降に同様の結果となった場合には、5年間研修指導の立場から外れる。
1・2 学年の研修医と各病棟、手術室、救急外来の師長およびコメディカル室長により評価される。
指導医が研修医の担当になっていない為に良く分からない場合や、部署が異なっていて指導状況が良
く分からない指導医に関しては、評価対象外の欄に斜線を引いて評価対象としない事を明らかにして
おく事。(部署が同じであったり、担当になっている場合には必ず評価対象とし、評価項目が当てはま
らないと感じられる場合には空欄としておく事)
メンタリング
桑名市総合医療センター初期研修におけるメンタリング規定
当院初期研修ではメンタリングプログラムを設ける事により、より充実した初期研修を
研修医(メンティー)が行えるよう、上級医または指導医の中から研修医自身が希望する事
によって支援者(メンター)を選び、2年間の研修生活中の相談、支援に応じるよう配慮す
ることとする。
ただし、メンタリングプログラムは下記の要項により施行される。
1. メンティーは毎年 4 月(1年次では5月中頃まで)にメンティーアンケートに記入する。
これによってメンターが選択され、またメンターはこの資料とプレメンタリングドキ
ュメントをもとに面談(メンタリングミーティング)を行う。
2. 定期的に(少なくとも3ヶ月に1回以上)の面談の機会を作る。
(但しメンターとメンティーの関係は単に面談にとどまらず、その他の機会
も積極的に利用する事が望ましい)
3. 面談の前にメンティーはプレメンタリングドキュメントに記載し、これに基づいてメ
ンタリングを行う。
4. メンターとメンティーは相互の成長のための前向きな関係を構築するとともに互いに
配慮し、傾聴しあい、敬意の念を持つように心がける。
5. 正直に、礼儀をわきまえたフィードバックをお互いに提供する。
(メンタリングにおいては power abuse とならない事が非常に重要である)
6. メンタリングミーティングの内容はメンターがメンタリングドキュメントに記載し、
メンティーのサインを添えて研修管理委員長に提出する。
7. メンタリングにおいて話し合われた会話の内容は報告書以外に漏洩する事のないよう
秘密を保持する。
8. 本プログラムは1年を契約期限とし、双方が契約延長を希望した場合は契約更新とす
る。
9. 何らかの理由で期間の途中でペアの変更およびメンタリングプログラムの終了を希望
する場合には研修管理委員長と面談の上、最善策を選択する。
10. その他:
① メンタリングの最終意思決定権はメンティーにある。
② 最終決定に関してはメンティーが自己責任を負う。
③ 最終的な意思決定に至る助言がメンターの役割である。
④ メンティーに精神的負荷が過剰である疑いが生じた場合、メンターはメンタリング
まとめ役としての研修管理委員長に報告する事があり得る。
11. なお、このメンタリングプログラムとは別に研修医のそれぞれの研修環境や問題点、
精神状態を把握するために研修管理委員長との面談を1年次では 1 ヶ月、3ヶ月、6
ヶ月、12 ヶ月目で行う(必要に応じて追加する事あり)。2年次は原則2回、面談を行
うがさらに面談を希望するものは随時申し出るものとする。
メンタリングパートナーシップ覚え書き
初期研修医メンタリングプログラムのメンターとメンティーとして、私たちは以下のガイドラ
インを守る事に同意します。
1. 定期的に(少なくとも3ヶ月に1回以上)の面談期間を作る事を公約します。
2. 相互の成長のための前向きな関係を構築する事を公約します。
3. 互いに配慮し、敬意の念を持つ事を公約します。
4. メンタリングにおいて話し合われた会話の内容を秘密にします。
5. 積極的に傾聴するよう努めます。
6. 正直に、間接的でない、礼儀をわきまえたフィードバックをお互いに提供します。
7. 本プログラムは1年を契約期限とし、双方が契約延長を希望した場合は契約更新とする。
8. 中途でペアの変更およびメンタリングプログラムの終了を希望した場合には研修管理委員長と
面談の上、最善策を選択するものとする。
9. その他:
① メンタリングの最終意思決定権はメンティーにある。
② 最終決定に関してはメンティーが自己責任を負う。
③ 最終的な意思決定に至る助言がメンターの役割である。
④ メンティーに精神的負荷が過剰である疑いが生じた場合、メンターはメンタリングまとめ
役としての研修管理委員長に報告する事があり得る。
メンター (氏名)
年
メンティー(氏名)
月
日
年
月
日
メンティーアンケート(1年次)
1. 氏名
2. 性別
3. 卒業大学
4. 生年月日
5. 自宅通勤 / 下宿
6. 同居している場合はその家族構成
7. 趣味
8. 余暇の過ごし方
9. 平均睡眠時間
10. 尊敬する医師
11. 研修終了後の進路希望
12.10 年後の自分について
(例:専門医、大学院、地域医療など)
13.20 年後の自分について
14.研修生活で不安な事
①
②
③
④
15.研修医生活で期待している事
①
②
③
④
16.自分の目指す医師像(100 字)
17.メンターはあなたの成長を暖かく見守り、導いていく存在です。特に希望があればど
んな事でも構いませんので書いて下さい。
メンティーアンケート(2 年次)
1. 氏名
2. 性別
3. 卒業大学
4. 生年月日
5. 自宅通勤 / 下宿
6. 同居している場合はその家族構成
7. 趣味
8. 余暇の過ごし方
9. 平均睡眠時間
10. 尊敬する医師
11. 研修終了後の進路希望
12. 10 年後の自分について
(例:専門医、大学院、地域医療など)
13. 20 年後の自分について
14. 1 年の研修を終えて、研修医生活で不安を感じた事
①
②
③
④
15. 1 年間の研修医生活を振り返って下さい。困難な場面がいくつかあったと思いますが、
一人で処理できなかった事を聞かせて下さい。
①
②
③
④
16. メンターはあなたの成長を暖かく見守り、導いていく存在です。メンターに対して、
あなたは上記の 11.〜15.の質問の何について一番相談したいと思いますか?
メンタリングレポート
(
年
月
日)
メンタリングミーティングで議論したポイントについて記載をして下さい。
[話し合った議題・内容]
[障害]
[対応策]
[宿題および今後の目標設定]
次のミーティング予定日:
メンティー署名
メンター署名
年
月
日