見えにくさのある子どもの合理的配慮とは?

見えにくさのある子どもの合理的配慮とは?
参考:
『教育支援資料』平成 25 年 10 月 文科省初等中等教育局特別支援課
見えにくさのある子どもの教育に当たって、次のような観点で合理的配慮を検討します。
以下は一例であり、一人一人の困難な状態や教育的ニーズに応じた配慮の要求に対して、本
人との合意形成をしていきます。
★教育内容
・学習上又は生活上の困難を改善・克服するための配慮(視覚補助具の
活用、他者へかかわる意欲や態度、見えやすい環境を自ら整える 等)
・学習内容の変更・調整(状況等の丁寧な説明、時間延長、近づくこと
や触感覚の併用、安全確保等)
★教育方法
・情報・コミュニケーション及び教材の配慮(聞くことで理解できる説明や資料、拡大コピ
ー、拡大文字、模型や写真、視覚補助具、ICT を活用した情報の保障)
・学習機会や体験の確保(実物や模型に触る等の能動的な学習活動、状況の丁寧な説明、学
習予定の事前告知、学習過程や状況を説明して主体的に状況判断)
・心理面・健康面の配慮(自分の見え方の理解、眼疾の進行や事故の防止、校内の環境づく
り、見えにくい時に尋ねられる雰囲気づくり、見えにくさがある子どもたちと交流)
★施設・設備
・校内環境のバリアフリー(十分な明るさ、わかりやす
い目印、段差等を明確化)
・障害の状況及び特性等に応じた指導ができる施設設備
の配慮(ブラインドやカーテン、スタンド等の光の調整、拡大読書器)
・災害時等への対応に必要な施設・設備の配慮(避難経路の明確な目印や照明)
★支援体制
・専門性のある指導体制の整備(視覚障害教育センター、眼科医、点字図書館等の地域資源
の活用)
・子供、教職員、保護者、地域の理解啓発を図るための配慮(その子の見えにくさや視覚補
助具・教材について周囲の子供、教職員、保護者に理解啓発)
・災害時等の支援体制の整備(災害の対応や避難について理解、緊急時の安全確保)
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