委託業務仕様書 - 沖縄県立博物館・美術館

平成27年度
琉球王国文化遺産集積再興事業実施設計
委託業務仕様書
1
業務名
平成27年度琉球王国文化遺産集積再興事業実施設計委託業務
2
契約期間
契約締結の日から平成28年3月25日まで
3
業務目的
近代化や戦争などによって失った琉球王国時代から継承されてきた有形・無形の文化
遺産に関わる学術的知見や科学分析等の情報集積をするとともに、これら文化遺産の8
つの手わざ(絵画、木彫、石彫、漆芸、陶芸、染織、金工、三線)を現代の最高水準の
手わざで復元を行い、もって王国文化(手わざ)の発信によりブランディングを確立し、
本県の文化観光資源に資する。
4
委託業務内容
(1)琉球王国文化遺産の集積業務
ア
王国文化遺産に関する学術的知見、科学分析等の情報の集積に関すること
イ
王国文化遺産を代表する内容の検証に関すること
ウ
当館収蔵品等の構造等調査に関すること
エ
県内・国内、海外所在琉球王国文化遺産の調査に関すること
(2)琉球王国文化遺産の再興業務
ア
8つの手わざの模造復元(50 件以上)の内容に関すること
イ
同再興復元業務を担う人材の調整に関すること
ウ
手わざの製作工程に関する記録の内容に関すること
(3)琉球王国文化遺産の内外への発信業務
ア
展示会構成、展示資料の構成に関すること
イ
国内外で開催する展示会実施に伴う調整業務に関すること
(会場候補地の確保、現地との調整、広報宣伝等)
ウ
国内外の調査等のサポート業務に関すること
(航空券・宿泊・現地移動の手配、現地コーディネーター・スタッフ・通訳等の手配な
ど)
エ
その他関連催事等に伴う一切の業務に関すること
(4)琉球王国文化遺産のブランディング業務
ア博物館・美術館が沖縄県の文化観光拠点の求心力を高めるための効果測定及び課
題抽出等に関する検証業務に関すること(観覧者アンケート、評価手法)
(5)成果品
上記内容を反映したつぎのものを成果品とする。
ア実施設計書(各分野の模造復元品、展示発信等)
30部
イ実施設計書(各分野の模造復元品、展示発信等)ダイジェスト版
30部
ウ各模造復元品の年度毎の作業工程と成果品一式
10部
エ積算内訳書(8分野の各模造復元品及び年度ごと)一式
10部
オ内外の展示会開催に要する経費の内訳積算一式
10部
カ展示会の展示構成やゾーニング、イメージパース等の図面一式
10部
キ業務完了報告書
3部
ク 上 記 内 容 物 の デ ジ タ ル デ ー タ ( JEPG 等 デ ー タ 、 DVD 及 び ハ ー ド デ ィ ス ク )
3セット
5
その他
(1)業務の実施にあたっては、沖縄県立博物館・美術館の担当学芸員と密接な協議のもとで取
り組むものとする。
(2)県運営の監修委員会の監修内容を反映する業務体制とする。
(3)定期的に博物館担当と業務調整会議を行うこと。
(4)一部再委託の禁止については、契約の全部の履行を一括または分割して第三者へ委任し、
または請負わせることはできない。また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)
については、その履行を第三者に委任し、または請負わせることができない。ただし、これ
により難しい特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、これと異な
る取扱いをすることがある。
○契約の主たる部分
・契約金額の 50%を超える業務
・企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務契約の相手方を
指名又は選定した理由と不可分の関係にある業務(契約毎に具体的に指定すること。)
(5) 再委託の承認については、契約の一部を第三者に委任し、または請負わせようとするとき
は、あらかじめ書面による県の承認を得なければならない。ただし、以下に定める「その他、
簡易な業務」を第三者に委任し、または請負わせるときは、この限りでない。
・その他、簡易な業務は、資料の収集・整理、複写・印刷・製本、原稿・データの入力及び
集計(上記以外の簡易な業務がある場合は、契約毎に具体的に指定すること。)
(6)本仕様書に記載のない事項ならびに記載内容の詳細については、委託者と協議のうえ決定
する。