相談援助演習Ⅱ

科目名・科目番号
時間割参照
相談援助演習Ⅱ
社会福祉・選択 履修年次
学科等
教員名
松浦 信二 曜日・時限等
オフィスアワー
時間割参照
単位数
3
2
火曜日・4時限 B326研究室
授業概要
とねらい
相談援助(面接)の展開過程において、必要とされる個々の技術がどのような効果をもつのかをロールプ
レイ(役割演技)により理解する。それにより、それまでは無意識に行っていた言動を、その言動がもつ
意味合いに注意しながら意図的に用いることができるようになる。援助者としての基本的態度として、バ
イスティックの原則を理解する。また、基本的な応答技法として、反射の技法、要約の技法、明確化の技
法などの面接技法を習得する。
到達目標
①基本的な相談援助の展開過程について理解している。
②ノンバーバル・コミュニケーションがもつ意味を理解している。
③基本的な相談援助技術を実際に活用することができる。
準備学習
「相談援助の基盤と専門職」、「相談援助の理論と方法Ⅰ」のテキストを事前に読んで、相談援助における
援助者の基本的な姿勢や考え方について理解して下さい。
授業内容
回
行動目標
1 相談援助面接の基本姿勢
援助者としての基本的態度としてバイスティックの原則について再確認をする。相談援
助面接の基本である傾聴面接について理解する。
2 ノンバーバル・コミュニケーション①
視線(アイコンタクト)や頷きといったノンバーバル・コミュニケーションがもつ力について
体験し、どのような場面で、どのような意図のもとで活用すればよいのかを話し合う。
3 ノンバーバル・コミュニケーション②
対人関係に影響を与える可能性のあるノンバーバル・コミュニケーションについて話し
合い、自分自身の点検を行う。また、「よい聴き手」について理解を深める。
4 質問の仕方
「開かれた質問」と「閉ざされた質問」の効果を演習により体験し、「開かれた
質問」と「閉ざされた質問」の使い分け方を習得する。
5 共感的応答
話し手が述べた気持ちや感情を言葉で表現し、話し手に返すことで、共感的
応答についての理解を深める。
6 生活場面面接
面接室での面接と生活場面面接との違いを把握し、生活場面における面接
を行う際の留意点等をロールプレイ等により理解する。
7 繰り返し・要約
相手の発言を正確に反復したり要約したりする演習をとおして、「正確に聴く」
ことの難しさを実感する。
8 ビデオ学習 面接への招待①
在宅介護支援センターの相談員による面接場面をビデオで見て、援助者の
基本的態度や面接技法について理解する。
9 ビデオ学習 面接への招待②
在宅介護支援センターの相談員による面接場面をビデオで見て、援助者の
基本的態度や面接技法について理解する。
10 相談援助面接の基本を学ぶ
ロールプレイ体験として、3人一組となり、援助者、利用者、観察者の役割を
決めて、実際に援助者役、利用者役を体験し、相談援助面接を理解する。
11 相談援助面接の基本を学ぶ
ロールプレイ体験として、3人一組となり、援助者、利用者、観察者の役割を
決めて、実際に援助者役、利用者役を体験し、相談援助面接を理解する。
12 相談援助面接の基本を学ぶ
ロールプレイ体験として、3人一組となり、援助者、利用者、観察者の役割を
決めて、実際に援助者役、利用者役を体験し、相談援助面接を理解する。
13 記録
過去の実習生の「実習の記録」等をもとに、実践(相談援助の過程)の効果的
な記録方法について検討する。
14 アセスメント
各種のアセスメント・ツールや客観的指標等の活用方法を習得し、収集され
た情報をもとに援助方針(目的)が決定されるまでの過程を理解する。
15 プランニング
援助方針(目的)が、援助目標として具体化されるまでに、検討される内容等を理解す
る(地域の社会資源がどのように活用・調整されるのかに重点をおく)。
授業計画
成績評価の
方法・基準
教科書
参考図書
教員からの
メッセージ
演習への参加状況(50%)とレポート等(50%)により総合的に評価する。
書名
著者
ソーシャルワーク演習ワークブック
ソーシャルワーク演習教材開発研
(株)みらい
究会 編
発行所
書名
著者
発行所
適宜紹介する
本科目は、社会福祉士受験資格に必要な科目であるため、社会福祉士受験資格取得を目指していることを前提に授業を行う。
演習科目であるため、相当量の事前準備、事後作業等時間外の活動が必要となる。
課題によっては、グループでの時間外の準備も行われるのでそのつもりで受講すること。