地域人口ビジョンと総合戦略(骨子案)の概要 ■地域人口ビジョン ■総合戦略 ⅠⅠ 宮津市における人口問題に対する基本認識 総合戦略の位置づけと役割 Ⅳ 政策パッケージによる施策の展開 1 連綿と続いてきた人口減少 1 位置づけと役割 1 しごとをつくり、安心して働けるようにする ◆市制施行直後をピークに一貫して人口は減少 (1955年36,200人→2010年19,946人) ◆1985年には自然動態が減少に転じ、1990年には老年人口が年少人口を 上回る。 2 年齢構成の構造的課題 ◆人口ピラミッドは、1950年ごろの「富士山型(人口増加型)」から、1970年 ごろには「釣鐘型(人口安定型)」に、1990年ごろには「ひょうたん型(農村・ 転出型)」となり、2010年ごろには高齢者世代のみが多い「限界集落型」に。 ◆まち・ひと・しごと創生法に基づき、基本構想「みやづ ビジョン2011」に掲げる重点戦略をより積極的に推進して いくもの 2 計画期間 ◆平成27年度から平成31年度までの5年間 Ⅰ 基本的な考え方 3 若年層転出が主因 ◆人口減少最大の要因は、高校卒業後の若年層転出。 ◆合計特殊出生率は全国平均より高い1.65。少子化の要因は「産み育てる 層」が少ないこと 1 負のスパイラルを断ち切る ◆人口減少、地域経済低迷、地域活力衰退の負の連鎖 を断ち切っていかなければならない。 4 将来推計人口 ◆社人研の推計によると、何もしなければ2040年に11,782人、2060年には 7,867人に ◆2060年の年齢構成は、年少人口9.0%、生産年齢人口49.1%、老年人口 41.8% 5 地域経済等への影響 ◆市民就業者数は、1980年の15,598人から2010年の9,528人まで減少。製 造品出荷額は190億円から91億円に、商品販売額は459億円から253億円 に減少。 ◆今後も人口減少が続けば、生産力、市場も縮小し、市民生活に必要な生 活サービスの維持が困難となることが懸念。 Ⅱ 今後の基本的視点 1 質と量の両面からのアプローチ 2 地域経済力を高める、人口減少に歯止めをかける ◆そのために「地域経済力を高める」「人口減少に歯止 めをかける」ことがきわめて重要 ◆この方向性を各界各層が共有し、一丸となって進める Ⅱ 施策展開の基本方針 ◆地域経済力を高める「自立循環型経済社会構造への 転換戦略」、人口減少に歯止めをかける「定住促進戦 略」を積極推進 2 まち・ひと・しごと創生の政策5原則をしっかりと踏まえる ◆観光資源、海・里・山の地域資源の活用 ◆地域住民、産業経済界をはじめ各界各層と方向性を一にして取り組む ◆国、府、近隣市町との連携 Ⅲ 目指すべき将来の方向 ◆自立性、将来性、地域性、直接性、結果重視 3 取組体制とPDCAの整備 ◆市創生本部、有識者会議、議会と一体に、国府、近隣 市町と連携。 ◆PDCAを的確にまわせるよう、KPI(重要業績評価指 標)を設定 1 2060年における人口目標 ◆社人研推計の7,867人から●●人増の●万●千人を目標 ◆年齢構成改善 ◆(合計特殊出生率設定は慎重に検討) 2 安心して暮らせる地域社会の維持・地域経済の成長 ◆市民生活の安全安心の確保のための生活基盤の維持向上のための取 組 ◆地域経済の持続可能な成長の維持 (ア)観光革命と市街地の活性化 (イ)海・里・山の地域資源を活かした里山経済圏の形成 ~新産業の創出と働く場づくり~ (ウ)FEC自給圏の形成と域内再投資 *Food(食糧),Energy(エネルギー),Care(ケア) (エ)農山漁村の活性化 ほか 2 宮津への人の流れをつくる 「定住促進戦略」のもとに、住む場としての条件整備、 UJIターン促進を強化し、本市への転入を増加 (ア)UJIターン促進体制の充実強化 (イ)企業誘致、起業支援、雇用マッチングの推進 (ウ)UJIターン向け住宅の確保 (エ)大学等との連携 ほか 3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 1 基本構想「みやづビジョン2011」の重点課題を積極推進 ◆人口減少対策及び年齢構成改善の両面からの取組が必要 2 活用すべき本市の特質 地域経済力を高める「自立循環型経済社会構造への転 換戦略」を中心に推進 Ⅲ 今後の施策の方向 1 施策の基本目標 ◆雇用●口増加 ◆転入を●人増加 など 「定住促進戦略」のもとに、出産から子育てにいたる様々 な不安要因を取り除くことができ、希望が叶えられるよ う、子育て・教育環境をドラスティックに強化 (ア)出産から就学前の子育て支援の強化 ①乳児期の支援 ②幼稚園・保育所サービスの充実強化 等 (イ)学童学生期における子育て支援の強化 ①放課後児童対策の強化 ②学校教育環境の充実強化、給食充実 (ウ)ワークライフバランスの実現 4 時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、 地域と地域を連携する 市民が安心して心豊かに暮らしていけるよう、生活拠点 等の再形成、ネットワークづくりなどを進める。「海の京 都観光圏」をさらに推進するとともに、高次の生活機能、 地域経済成長が図られるよう、府・近隣市町との連携に 積極的に取り組む (ア)地域生活拠点と地域公共交通の充実強化 (イ)海の京都観光圏の推進と広域交通網の充実 (ウ)広域連携の強化推進 *各施策に、KPI(重要業績評価指標)を設定
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