平成 27 年 3 月 26 日 平成 26 年度 学校自己評価結果について 常葉学園橘中学・高等学校 1.学校自己評価実施概要 (1)実施上の重点目標(教員対象) … 「教員の資質向上」 ① 教師の資質向上を図る(優れた教員集団を目ざす) ② 生徒・保護者の学校満足度・学校ロイヤルティ(愛校心)を高める ③ 教育実績(進学実績、生活指導実績、部活動実績等)を高める (2)自己評価と目標達成のための実践 ① 「自己評価」の目的と重点目標、評定項目(実践目標)を十分理解し、 「教員自己評価表」の「評定要 素(1)~(8) 」に各2項目ずつ評定項目を各自で追加し提出(5 月中旬~6 月下旬) ② 1~2 学期の教育活動の自己評価のための校長面接を実施(1 月下旬~3 月上旬) ③ 各教員の自己評価表を提出(1 月下旬~3 月上旬) ④ 自己評価を集計後、各項目についての考察を行い、職員会議で発表 (3)自己評価基準 ・評定「0」… 特に意識せず、従来通り取り組んだ ・評定「1」… 意識して、指導内容等を改善して取り組んだ ・評定「2」 … 指導内容等を改善して取り組んだ結果、生徒の言動変化(向上)につなげることができた 2.学校自己評価結果 (1)目ざすもの ① 今年度は、自己評価における「評価個人差」を少なくするために上記のように自己評価基準を統一し た。その結果、各教員が客観的に自分を振り返り、評価することができた。昨年度までと比べ、厳しい 評定値となっているが、この自己評価項目の一つひとつを意識して教育活動に当たり、生徒・保護者の 満足度を高めることにつなげることを目ざす。 ②「優れた教育実践校」を目ざして、教員各自が行動目標・成果目標を高く持ち、より優れた教育活動を 行っていく教員集団を目ざす。 (2)評定平均値が評定「1」を大きく下回った要素・項目 ①(3)学校運営(分掌課長、学年主任、科・コース主任、教科主任の立場) ・ [0.77] :項目 2「各教育活動を振り返り、より教育効果を高めるために新しい企画や工夫・改善策を提 示できたか」 ・ [0.68] :項目 3「各教員が行う職務全般を掌握し、リーダーシップを発揮したか」 ・ [0.64] :項目 4「指導目標を明確にし、達成できたか」 ②(5)学級指導(学級副担任としての立場) ・ [0.76] :項目 2「学級経営に関する担任業務を十分補佐できたか」 ③(7)進路指導・生徒指導(私学教員の立場) ・ [0.76] :項目 2「生徒個々の能力(学力、特性)を伸ばす指導ができたか」 ・ [0.56] :項目 7「各種検定(英検、漢検、数検など)の受検者を増やしたか」 ④(8)いじめ防止基本方針(私学教員の立場) ・ [0.79] :項目 3「いじめを把握した場合に「いじめ基本方針」にそって速やかに対処できたか」 1 (3)評定値のやや良好(全ての評定項目が評定平均値 0.90 以上)な要素 ①(1)私学教員としての自覚(私学教員の立場) ②(2)勤務状況・勤務態度(私学教員の立場) ③(6)学習指導(授業者の立場) (4)自己評価結果から ① 昨年度と比較して自分に厳しい自己評価をすることができた。これは、評価基準を明確にしたことも あるが、教員一人ひとりが客観的に自分を振り返った結果である。この自己評価結果を真摯に受け止め、 より優れた教員集団を目ざすべく研鑽を続けていきたい。 ② 毎日の教育活動の中で、 「意識して、指導内容等を改善して取り組む(評価1) 」ことが十分ではない 項目(評定平均値 0.8 未満)が、上記「 (2)評定平均値が評定「1」を大きく下回った要素・項目」の ようにはっきりしたことは、しっかり受け止め、今後の教育活動に生かさなければならない。また、こ の自己評価項目を意識して教育活動にあたることの大切さも確認できた。 ③ 学校に求められる目に見える成果につなげる(評定「2」)には、各項目の評定平均値が「1.5」を超 えることが必要ではないか。特に、 「学級指導」 「学習指導」 「進路指導・生徒指導」がポイントである。 各指導力を向上させるために研修等に取り組んでいきたい。 ④ 評定平均値のやや良好な要素が 3 要素となったが、私学教員としての意識と授業者としての授業改善 に取り組む意識の高さを感じることができる。評定平均値「1.5」を超えることができれば、目ざす教員 集団に一歩近づく。 (5)今後に向けて ① この自己評価項目は「教員や生徒がすぐ困らない」がボディブローのようにダメージを与えるもので、 「教育の質」 「学校の質」の基盤となるものである。当然、教員の資質向上にとって不可欠なものが多い。 「学校の良し悪しは、教員で決まる」ことを引きつづき肝に銘じて教育活動に当たっていかなければな らない。 ②「現状維持は後退であり、上向きの時こそ改革・改善が必要であり、悪しき前例主義は排除すべきであ る」ことを再認識することができた。今後、改革・改善を続けていく上で、各教員がそれぞれの立場で 「何を期待されているか」 「役割は何か」 「使命は」を意識して教育活動を行っていかなければならない。 2
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