(様式3) 県立高校教育力向上推進事業 Ver.Ⅱ 実施報告書 (平成 26 年度) 学校名 事業番号 研究主題 本年度 の目標 本年度 の実績 本年度の 評価 校内組織・ 推進体制 及び その評価 その他 特記事項 相模原総合高等学校(全・定・通) 5 事業・テーマ 研究推進校 校長名 原田 和明 シチズンシップ教育 政治参加教育、司法参加教育、消費者教育、道徳教育の4分野をバランスよく総合的に推進すること によって、これからの社会を担う自立した社会人を育成することを目標とした3年間の積み上げ型カ リキュラムの開発と実践手法、推進体制について研究を行う。 本年度は特に道徳教育の充実を図り、 「モラル・マナー教育」をテーマとし、学校生活はもとより、日 常生活の中での人との関わりや地域社会における規範意識(モラル・マナー)を高めるために、自ら 考え、判断し、行動する態度の育成を目指す。 ①交通安全指導…交通安全指導員、相模原北警察署の方々と本校生徒会役員、各クラスの評議委 員が校門前に立ち、交通安全を呼び掛けた。また、生徒からアンケートをとり、 通学路の危険マップを作成した。特に危険な箇所については通学路として使用 しないようにした。1 月には交通事故(特に自転車)発生状況アンケートを実施 し、発生が多い時期、発生場所については地図で確認し、生徒に注意喚起した。 ②携帯電話安全教室…「携帯電話、インターネットのモラル・マナー」と題して 7 月には「情報 セキュリティーフォーラム」から、10 月には「NTTドコモ」から講師 を招き、安全教室を全校生徒に向けて 2 回実施した。 ③薬物乱用防止教室…相模湖病院の看護師を講師に招き、喫煙・飲酒・薬物乱用防止について全 校生徒に向けてご講義いただいた。 ④公開授業…1月に「さがそう CITIZENSHIP PROGRAM」の公開研究授業を実施し、ワ-クショップ 形式の授業を行った。12 講座を開講し、本校の職員も参加し、生徒と一緒に楽し く学習することができた。6 講座をモラル・マナー教育の観点で講義していただいた。 ⑤「SAGASO Cheering Project 2014」の取組をとおして街頭募金活動を実施した。生徒会役員、部活 動の生徒、延べ 130 人が参加し、地域の方々の善意と被災地への思いを感じることができた。 (1)成果 ・生活グル-プを中心にシチズンシップ教育ワ-キンググル-プを設置し、他のグル-プと連携 を図りながら、学校全体の取組として推進することができた。 ・ 「さがそう CITIZENSHIP PROGRAM」の取組を公開授業で発表した。今年度は公開授業後の研究協 議で、多くの講師の先生に参加していただき、様々な意見交換ができた。 ・自転車事故や乗車マナー、携帯電話の安全な使用については、継続的に指導していく必要がある。 (2)課題 ・今年度の公開授業では、テーマである「モラル・マナー教育」に関する講座を 1 年次全員に聴講さ せることができなかった。 (12 講座中 6 講座) ・来年度は、3年目となる。今年度とは違うテーマで取り組んでいくが、過去 2 年間の取組みの集大 成として、それぞれのテーマと関わりを持ちながら、新たな取り組みを実践していく必要がある。 ・シチズンシップ教育の取組を今後、学校全体で連携を図りながら実施することが課題である。 来年度は社会参加の意識を高める教育とした取組を予定しており、校外講座やインターンシップ活動の 充実。地域貢献や地域交流事業など、どのような連携が可能かを考えていきたい。 (3)改善のための方向性 ・取組の継続を図るため、引き継ぎを年度内にきちんと行いたい。 ・引き継ぎにあたっては、これまでの取組をシチズンシップ、地域交流、地域貢献、の視点で見 直し、職員全体で取り組めるように計画することが重要である。社会参加、地域貢献など、外 部に向けて情報を共有しながら生徒の主体的な活動を支援できる体制を構築していきたい。 また、来年度のグループ編成が大きく変更されるので、主体となるグループだけではなく、他 のグループとの連携が重要となる。 シチズンシップ教育ワ-キンググル-プを設置し、生活グル-プを中心に他の3グル-プ、連携・ガ イダンス・学習グル-プとの連携を図りながら学校全体の取組として推進することができた。 来年度は主体となるグループが変わるので、他のグル-プと連携を図りながら推進する予定。 「SAGASO Cheering Project 2014」と称し、 東日本大震災の被災した子どもたちに向け、今年度 も継続して取り組んだ。また、本校の取組をホ-ムペ-ジに随時掲載し、広報活動の充実を図った。
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