個人事業と法人の違い(社長の給料) 個人事業主の、Aさんの場合 私の給料は、経費ではありません。 今月の売上 100万円 今月の経費 △ 50万円 差引 生活費は売上から経費を引いた後に A 残った分から、必要なだけ取っています。 50万円 この50万円に税金がかかる! 事業で得た利益はすべて、Aさん個人のもの。 先月の生活費は20万円引き出したのに、今月は50万円も引き出すなど不規則な形でも 利益すべてが社長(個人事業主)のもの、なので全く問題ありません。 そのかわり、社長(個人事業主)の給料は経費に入れずに、利益を計算します。 その利益に、所得税という税金がかかるのです。 自分で会社を設立した、Bさんの場合 私の給料は 会社の経費の一部。 今月の売上 100万円 (給与明細) 社長の給料 △ 20万円 給与20万 今月の経費 △ 50万円 差引 B株式会社 毎月一定の給料を 会社から受取って B 社保▲×× います。 税金▲×× 30万円 手取り この30万円に税金がかかる! ×× ここにも税金が! 事業で得た利益は、会社のもの。社長といえども、勝手にはできません。 例えば、今月は生活費が足らないからといって、会社の口座から給料とは別に 5 万円を 引き出した場合、Bさんはその5万円を会社に返さないといけません。 会社の利益は、会社のもの。社長個人のものではないのです。 そのかわり、社長の給料は「事業を行う上での経費」として、利益を計算します。 会社の利益には法人税という税金、社長個人の給料には所得税という税金がかかります。 -1- (文書更新日;H27/4/21 作成者;永岡税理士事務所)
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