ASUKA REPORT 2012年度半期ディスクロージャー 2012年4月1日~9月30日 夢、そして未来へ・・・ あなたの明日を応援します。 ごあいさつ 皆さまには、日頃より格別のご愛顧、お引き立てを賜り、心から御礼申し上げます。 さて、このたび平成24年度の半期ディスクロージャー誌を作成いたしましたので、ご高覧賜り、 皆さま方のあすか信用組合へのご理解をより一層深めていただければ幸いに存じます。 今後とも、役職員一同一丸となって邁進していく所存でありますので、なお一層のご支援、ご協 力を賜りますようお願い申し上げます。 金 理 事 長 哲 預金・貸出金の状況 (単位:百万円) 平成 23 年 9 月期 平成 24 年 3 月期 平成 24 年 9 月期 前期末対比 高 190,116 193,574 194,034 459 貸 出 金 残 高 118,780 115,465 117,028 1,563 預 金 残 ◆ 預金残高の推移 預金残高につきましては、優遇金利定期預金「あすか」、「あおば」が好評だったことから、平成 24 年 3 月 期に比べ 459 百万円増加した 194,034 百万円となりました。 ≪主な預金商品≫ ❏ 優 遇 金 利 定 期 預 金 : 「 あ す か 」、 「 ❏ 懸 賞 金 付 定 期 預 金 : 「 W チ ャ ン ス 」 ❏ 満 期 日 自 由 の定 期 預 金 : 「いつでも満 期 」 あ お ば 」 ❏ シルバーエイジの強い味 方 : 「 シ ル バ ー 定 期 」 ❏ 60 歳 以 上 の組 合 員 限 定 : 「プラチナ定 期 」 (単位:百万円) 200,000 190,000 193,574 190,116 194,034 180,000 170,000 160,000 150,000 平成 23 年 9 月期 平成 24 年 3 月期 -1- 平成 24 年 9 月期 也 ◆ 貸出金残高の推移 貸出金残高につきましては、積極的な融資推進活動を実施した結果、平成 24 年 3 月期に比べ 1,563 百万 円増加した 117,028 百万円となりました。 今後も引き続き、地域社会の発展のために皆様の資金ニーズに積極的にお応えしていきます。 (単位:百万円) 130,000 120,000 110,000 118,780 115,465 117,028 平成 23 年 9 月期 平成 24 年 3 月期 平成 24 年 9 月期 100,000 90,000 80,000 業務粗利益、業務純益の推移 (単位:千円) 平成 23 年 9 月期 平成 24 年 3 月期 平成 24 年 9 月期 業務粗利益 1,968,923 4,040,620 2,037,286 業 務 純 益 676,160 1,507,670 722,102 コア業 務 純 益 663,522 1,412,930 708,501 ◆ 業務粗利益とは・・・ 預貸金等の利息差益である「資金運用収支」や各種手数料等による「役務取引等収支」、国債等債券の売買等に よる「その他業務収支」を合計した利益です。 ◆ 業務純益とは・・・ 一般の企業でいう営業利益に相当する概念で、金融機関が本業でどれだけの収益をあげたのかを表す金融機関 固有の収益指標です。 ◆ コア業務純益とは・・・ 業務純益のうち一般貸倒引当金繰入や債券売買損益等を除いたもので、金融機関としての実質的な収益力を表 す指標です。 -2- 自己資本比率 ◆ 自己資本の構成に関する事項 (単位:千円) 項 出 目 平成 23 年 9 月期 資 平成 24 年 3 月期 平成 24 年 9 月期 金 4,296,848 4,279,500 4,375,936 利 益 準 備 金 950,000 1,000,000 1,000,000 特 別 積 立 金 1,800,000 2,000,000 2,000,000 次 期 繰 越 金 93,329 133,563 276,041 ) 7,140,177 7,413,063 7,651,977 - - - 563,968 481,865 468,264 150,000 1,500,000 1,500,000 - - - ) 713,968 1,981,865 1,968,264 自己資本総額(A)+(B)=(C) 7,854,146 9,394,929 9,620,242 ) - - - 自 己 資 本 額(C) -( D) =(E) 7,854,146 9,394,929 9,620,242 資産(オン・バランス)項目 124,512,987 120,798,763 124,337,472 オフ・バランス取引等項目 760,054 701,067 661,052 7,230,407 7,510,940 7,510,940 リ スク・ アセ ット等計(F) 132,503,449 129,010,771 132,509,465 自己資本比率(E)/(F) 5.92% 7.28% 7.26% 基 本 的 項 目 ( A 土地の再評価額と再評価の直前 の帳簿価額の差額の 45%相当額 一 般 貸 倒 引 当 金 負 債 性 資 本 調 達 手 段 等 ( 期 限 付 劣 後 ロ ー ン ) 補完的項目不算入額(△) 補 控 完 除 的 項 項 目 目 ( ( B D オペレーショナル・リスク相当額を 8 % で 除 し て 得 た 額 ※自己資本比率の算出においては、「その他有価証券の評価差損」を自己資本(基本的項目)から控除しない取扱いと する特例措置(平成 20 年金融庁告示第 79 号、平成 24 年金融庁告示第 56 号)に基づき算出しております。 ◆ 当組合の自己資本比率の主なポイント ◆ 基本的項目(A)は、出資金の増加ならびに利益金の積上げによる内部留保の強化を図り、自己資本の 充実に努めております。 尚、当組合は自己資本に繰延税金資産は計上しておりません。 ◆ 補完的項目(B)のうち、負債性資本調達手段等(期限付劣後ローン)については、平成 24 年 4 月に償還 予定でありましたが、東日本大震災の影響を鑑み、償還期限を 10 年間延長したことから全額計上して おります。 ◆ 自己資本比率は、リスク・アセット(資産)の増加によっても低下いたします。 当組合においては、平成 24 年 3 月期に比べ預け金・貸出金の運用資産が増加し、リスク・アセットが増 加しているため、自己資本比率は若干低下しております。 -3- 自己資本比率 ◆ 自己資本比率とは… リスク資産(貸出金など)に対する自己資本(出資金や内部留保など)の割合で、金融機関の経営の健全 性を示す重要な指標の一つです。国内で営業している金融機関には国内基準が適用され、基準に満たな い場合は金融当局よりその水準に応じて、下記表のとおり早期是正措置(業務改善や業務停止命令)が発 動されます。 8% 7% あすか信組 7.28% 7.26% 6% 5.92% 5% 7.26% 国内基準 4% 国内基準 0% 4% 平成 23 年 9 月期 自己資本比率= 自己資本額( 9,620百万円) ※リスク資産額(132,509百万円) 平成 24 年 3 月期 平成 24 年 9 月期 ×100= 7.26% ※資産の内容ごとに信用リスクの度合いが考慮されます。 当組合の自己資本比率は上記のとおり 7.26%と、国内基準である 4%を上回っており、経営の健全性・ 安全性を十分に保っております。 ◆早期是正措置の概要 自 己 資 本 比 率 是正措置の内容 国際基準 国内基準 (海外業務を行う金融機関) (国内業務のみ行う金融機関) 8%以上 4%以上 4%以上8%未満 2%以上4%未満 経営改善計画の提出・実施命令 2%以上4%未満 1%以上2%未満 資本増強計画の提出・実施、総資産の圧縮等 0%以上2%未満 0%以上1%未満 自己資本の充実、大幅な業務の縮小等の実施命令 0%未満 0%未満 経営体質が健全であり問題のない金融機関 業務の全部又は一部の停止命令 -4- 不良債権の状況 ◆ 金融再生法開示債権の残高推移 (単位:百万円) 23 年 9 月末 24 年 3 月末 24 年 9 月末 ① ② ③ 増 ③-② 減 ③-① 破 産 更 生 等 債 権 4,861 2,645 3,333 688 △1,527 危 権 7,314 7,904 7,071 △833 △243 険 債 要 管 理 債 権 921 886 837 △49 △83 不 良 債 権 計 13,096 11,436 11,242 △194 △1,854 権 106,670 105,008 106,686 1,677 15 計 119,767 116,445 117,928 1,483 △1,839 不 良 債 権 比 率 10.94% 9.82% 9.53% △0.29% △1.41% ※実質不良債権比 率 8.12% 7.60% 6.89% △0.71% △1.23% 正 合 常 債 ※実質不良債権比率・・・・・総与信合計額(分母)、不良債権額(分子)から個別貸倒引当金を控除し算定しております。 平成 24 年 9 月末の計数は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律施行規則」第 4 条に規定するカテゴリ ーにより分類し、以下の方法により算出しております。 上記開示債権算出の前提となる自己査定上の債務者区分については、平成 24 年 3 月末時点における自己査定による 債務者区分を基準に、4 月から 9 月末までに倒産、不渡り等の客観的事象並びに業況の悪化等の事象が発生した先につ いて債務者区分を見直しております。 (注)1.「破産更生等債権」とは、破産、会社更生、再生手続等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこ れらに準ずる債権です。 2.「危険債権」とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権 の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権です。 3.「要管理債権」とは、「3 ヵ月以上延滞債権」(元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から 3 ヵ月以上延滞している貸 出金)、「貸出条件緩和債権」(債務者の経営再建等を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済 猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金)です。 4.「正常債権」とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権で、「破産更生等債権」、「危険債権」、「要管 理債権」以外の債権です。 総与信額に占める開示額の割合(不良債権比率)は、平成 24 年 3 月末対比 0.29 ポイント改善、平成 23 年 9 月末対比 1.41 ポイント改善した 9.53%となっております。 なお、平成 24 年 9 月末における実質的な不良債権比率は 6.89%となっており、資産内容の健全性を着 実に向上させるべく引き続き不良債権の処理を促進してまいります。 -5- ◆ 金融再生法開示債権の保全状況(平成 24 年 9 月末) (単位:百万円) 債権額 保全等カバー額 カバー率 貸倒引当金 担保・保証等 破産更生等債権 3,333 3,333 1,784 1,549 100.00% 危 権 7,071 5,309 1,560 3,748 75.09% 要 管 理 債 権 837 497 120 377 59.43% 11,242 9,140 3,465 5,675 81.31% 険 合 債 計 (注)1. 「貸倒引当金」は、「正常債権」に対する一般貸倒引当金を控除した貸倒引当金です。 2. 「担保・保証等」は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と 認められる額の合計額です。 金融再生法開示債権と当組合自己資本の比較 (単位:百万円) 18,000 計16,792 16,000 中核自己資本 7,651 14,000 12,000 10,000 計11,242 837 未保全部分 2,101 8,000 6,000 2,000 0 貸倒引当金 3,465 7,071 4,000 3,333 開示債権 うち、利益剰余金 (3,273) 保全部分 9,140 保全率 81.31% 担保・保証 5,675 要管理債権 危険債権 破産更正等債権 開示債権に対する 保全額と中核自己資本 金融再生法上の不良債権は 11,242 百万円でありますが、このうち 5,675 百万円が担保や保証でカバーされ ており、また 3,465 百万円の貸倒引当金を計上していることから、不良債権に対する保全率は 81.31%となって おります。 上記の金融再生法上の不良債権における未保全部分は 2,101 百万円でありますが、平成 24 年 9 月末にお ける中核自己資本 7,651 百万円(自己資本比率算出上の基本的項目)の十分な範囲内であり、また、出資金・ その他有価証券評価差額金を除いた利益剰余金 3,273 百万円の範囲内となっていることから、経営の健全性 は確保されております。 -6- その他の経営情報 ◆貸借対照表 <資産の部> (単位:千円) 平成 23 年 9 月末 現金 平成 24 年 3 月末 平成 24 年 9 月末 2,096,057 2,430,446 1,901,735 75,188,505 74,184,042 82,489,618 - - - コールローン 5,000,000 - - 有価証券 3,134,914 14,218,612 5,326,420 118,780,974 115,465,549 117,028,727 855,469 1,016,820 953,466 有形固定資産 3,034,424 3,026,248 2,998,928 無形固定資産 18,002 16,963 16,799 繰延税金資産 - - - 再評価に係る繰延税金資産 - - - 900,849 809,395 746,088 △4,237,779 △3,281,310 △3,813,367 (△3,673,811) (△2,799,444) (△3,345,102) 204,771,419 207,886,769 207,648,416 預け金 買入金銭債権 貸出金 その他資産 債務保証見返 貸倒引当金 (うち個別貸倒引当金) 資産の部合計 <負債及び純資産の部> (単位:千円) 平成 23 年 9 月末 預金積金 平成 24 年 3 月末 平成 24 年 9 月末 190,116,787 193,574,446 194,034,049 借用金 4,315,000 4,315,000 3,752,000 その他負債 1,992,029 1,427,352 1,145,239 賞与引当金 157,901 147,466 160,991 退職給付引当金 145,907 165,622 155,807 睡眠預金払戻損失引当金 1,867 4,357 4,357 偶発損失引当金 5,737 94 82 繰延税金負債 - - - 再評価に係る繰延税金負債 - - - 900,849 809,395 746,088 197,636,079 200,443,736 199,998,615 7,135,339 7,443,033 7,649,801 204,771,419 207,886,769 207,648,416 債務保証 負債の部合計 純資産の部合計 負債及び純資産の部合計 -7- その他の経営情報 ◆損益計算書 (単位:千円) 平成 23 年 4 月 1 日から 平成 24 年 4 月 1 日から 平成 23 年 9 月 30 日迄 平成 24 年 9 月 30 日迄 2,531,168 2,397,355 ▲133,812 2,458,016 2,321,688 ▲136,327 役務取引等収益 70,840 73,736 2,895 その他業務収益 1,331 1,228 ▲103 その他経常収益 979 702 ▲277 2,553,754 2,247,769 △305,984 553,914 351,339 △202,575 役務取引等費用 7,350 8,027 676 その他業務費用 0 - 0 1,305,400 1,328,784 23,384 687,087 559,618 △127,469 ▲22,585 149,586 172,171 特別利益 395,527 366,916 ▲28,611 特別損失 2,330 13,128 10,798 370,612 503,374 132,762 353,643 360,895 7,252 - - - 353,643 360,895 7,252 当期純利益 16,969 142,478 125,509 前期繰越金 76,360 133,563 57,202 当期未処分剰余金 93,329 276,041 182,712 前年同期比 経常収益 資金運用収益 経常費用 資金調達費用 経費 その他経常費用 経常利益 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 (注)前年の開示では、償却債権取立益は「特別利益」に含め計上しておりましたが、前期末より「金融商品会計に関する 実務指針」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14 号)に基づき、「その他経常収益」に計上しております。 そのため、前年に開示した損益計算書とは「経常収益」、「その他経常収益」、「経常利益」、「特別利益」の科目が 一致いたしません。 -8- 地域貢献について ◆ 預金・融資を通じた地域貢献 <業種別貸出残高の推移> (単位:先、百万円) 平成 23 年 9 月末 業種別 貸出先数 平成 24 年 9 月末 金額 貸出先数 金額 製 造 業 13 798 14 857 建 設 業 13 1,380 14 1,351 運 輸 業 、 郵 便 業 1 20 1 15 卸 売 業 、 小 売 業 54 2,389 51 1,993 金 融 業 、 保 険 業 8 2,858 9 2,546 業 213 50,007 206 45,105 業 2 3 2 1 不 物 動 品 産 賃 貸 宿 泊 業 75 21,259 91 24,556 飲 食 業 54 1,479 66 1,395 生活関連サービス業、娯楽業 99 27,102 86 26,540 教 育 、学 習 支 援 業 1 22 - - 医 祉 3 14 2 12 の サ ー ビ ス 50 4,669 50 4,321 小 計 586 112,006 592 108,698 個 人 339 6,774 340 8,329 合 計 925 118,780 932 117,028 療 そ の 他 、 福 <地域別預金・貸出金の状況> 地 域 (単位:百万円) 平成 24 年 9 月末預金残高 金 額 構成比 平成 24 年 9 月末貸出金残高 金 額 構成比 東 京 都 122,923 63.35% 90,825 77.61% 埼 玉 県 18,303 9.43% 2,888 2.47% 宮 城 県 8,020 4.13% 5,061 4.32% 北 海 道 21,470 11.07% 6,056 5.18% 青 森 県 7,827 4.04% 2,841 2.43% 秋 田 県 3,634 1.87% 691 0.59% 岩 手 県 5,158 2.66% 941 0.80% 福 島 県 6,695 3.45% 7,723 6.60% 194,034 100.00% 117,028 100.00% 合 計 -9- 有価証券の時価情報 ◆ その他有価証券 項 (単位:百万円) 目 国 取得原価 貸借対照表価額 評価損益 債 - - - 債 0 0 0 社 債 - - - 株 式 32 32 - 外 国 証 券 5,296 5,294 ▲2 合 5,328 5,326 ▲2 地 方 計 (注)平成 24 年 9 月末の時価は、月末日の市場価格等で算出しております。 (注)売買目的有価証券、満期保有目的有価証券、子会社・関連会社株式は保有しておりません。 当組合では、証券化商品やリスクの高い商品は一切保有しておりません。 その他のトピックス 法人のお客様に対する経営相談、経営指導及び経営改善に向けた取組みとして、中小企業診断士や公認 会計士などの専門家を活用した「経営支援室」を平成 22 年 12 月に開設し、これまで経営改善計画の策定支援 や不動産査定などのご利用をいただいております。 相談料等については当組合負担となっておりますので、ご利用にあたってはお気軽にお申出ください。 当組合のホームページにアクセスいただければ、当組合の経営理念・方針、沿革、各種商品の ご案内、経営内容等について、様々な情報がご覧いただけます。 http://www.asuka-c.jp - 10 -
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