資本業務提携及び第三者割当により発行される新株式募集に関する

平成 20 年 3 月 24 日
各
位
会
代
社
表
者
名
株 式 会 社 メ デ カ ジ ャ パ ン
名
取
締
役
社
長 神 成
裕
(JASDAQ・コード 9707)
問 い 合 わ せ 先
電
話
番
号
常
務
取
締
役
管 理 部 門 担 当
内 田 喜 朗
048(542)3171
資本業務提携及び第三者割当により発行される新株式募集に関するお知らせ
当社は、平成 20 年 3 月 24 日開催の当社取締役会において、株式会社ユニマットホールディン
グ及び株式会社ユニマットライフ(二社を総称して以下「ユニマット」という。
)との業務提携
及びユニマットを割当先とした第三者割当による新株発行に関し、下記のとおり決議し、ユニマ
ットとの間で資本業務提携(以下「本資本業務提携」という。)に関する合意書を締結いたしま
したので、お知らせいたします。
記
資本業務提携の趣旨目的
当社では、公的介護保険下での高齢者複合介護サービス事業(通所介護・訪問介護・グループ
ホーム・ショートステイ・有料老人ホーム・福祉用具貸与等)の提供施設である「ケアセンター
そよ風」の運営を行っており、平成 20 年 3 月 1 日現在、全国で 136 拠点の運営を行い、湯治を
目的とする温浴ホテル施設「湯治館そよ風」を現在 3 施設運営(グループ 1 施設含む)しており
ます。また、当社グループ会社にて臨床検査事業を通じ医療サービスを行っております。
平成 20 年 1 月 28 日の平成 20 年 5 月期中間決算発表でもお示しいたしましたとおり、各サー
ビスの稼働率は予定通り推移しており、平成 21 年 5 月期については、更なる稼働率の向上に取
り組み、デイサービスの稼働率目標を 74.0%、グループホームの稼働率目標を 93.0%、ショート
ステイ稼働率目標を 84.0%、有料老人ホームの稼働率目標を 85.0%と定め、平成 21 年 5 月期は各
サービスとも稼働率を 1.9%以上向上させることにより、介護事業のおける営業利益率を 9.6%(平
成 20 年 5 月期目標比 1.6%増)を目標に設定し、適正な収益の確保と内部機能の充実を図ってい
く予定であります。
1
また、全国的に見ても複合介護サービスに対してのニーズは非常に高く、当社のみならずまだ
まだ施設数が充足していない状況であります。当社と致しましては、稼働率の向上もさることな
がら更なるインフラ整備の為の資金調達が必要と考えられ、さらに機動的な事業展開を行うため
には 19,217 百万円(平成 19 年 11 月 30 日現在)ある有利子負債の削減も急務となっております。
その為、新株式の発行による資金調達と、当社の事業を理解いただき安定的長期的に保有頂け
る先を選定する為、第三者割当の方法を取ることに決定しました。
今回、本資本業務提携を行う株式会社ユニマットライフは、オフィス・コーヒー事業飲食事業、
介護事業等を営む企業であり、また、株式会社ユニマットホールディングは、傘下に不動産事業、
リゾート事業、保険、証券事業、家具の販売事業等のさまざまな事業会社グループを形成してお
り、2 社共に多岐にわたる生活シーンでお客様に「ゆとりとやすらぎの提供」という経営理念を
基盤としております。
当社は、平成 16 年 2 月にユニマットと介護事業会社「株式会社ユニマットケアサポート」を
設立し、同年同月に介護施設の事業拡大を目的とした第三者割当増資を実施いたしました。現在
は株式会社ユニマットライフの子会社として同社主導による介護施設の運営をしております。こ
れにより双方共に複合介護施設の運営を行ったことにより、互いのノウハウを提供し合う事で複
合介護施設運営の質を更に高めることができ、以後の「ケアセンターそよ風」の開設と開設後の
円滑な事業運営に大きく寄与いたしました。当社とユニマットはこの複合介護施設の運営を通じ
て、介護事業について共通の認識と目標を持っている相手先であると認識いたしました。
複合介護施設の安定した運営により、介護事業については順調に推移しておりますが、当社の
みならず介護事業会社全般として介護保険法の改正に左右されない収益構造を確保することが
命題となっております。当社におきましても介護事業が主たる事業であり、介護保険に依存しな
い新たな保険外サービスの開発が必要とされ、この度ユニマットの持つ不動産事業及びホテル事
業とコラボレートした高齢者マンション事業に新たなビジネスチャンスを相互に模索してまい
ります。
それぞれの経営目標と各社が持つ経営ノウハウを共有活用することで当社は新たな介護保険
外サービスを追及し、ユニマットは介護事業のみならず高齢者マンション事業を追求することで、
より良い地域福祉の充実とすべての高齢者の安心安全の暮らしの確立を目的として、この度本資
本業務提携を締結することとなりました。当社は介護事業のノウハウを提供し、ユニマットはグ
ループにホテル等レジャー産業基盤を有しており、不動産事業のノウハウを含めた情報を提供・
共有することで相互の経営課題の達成をめざしてまいります。
今回の、第三者割当による新株式発行によりユニマットに合計 40.56%に及ぶ株式を保有いた
だくことで、ユニマットグループとの強固な資本関係を持つことができます。調達資金につきま
しては、借入金の返済によって自己資本を充実させ、財務基盤の安定化を図ること及び、介護事
業のより強固な事業体制の構築の為の利用を考えております。当社はグループの一員として、ユ
ニマットが持つ幅広いグループチャンネルと知名度、信用力を共有させていただくことで、高齢
者マンション事業の共同企画などを行い新たな介護サービスの提供を目指してまいります。
2
当社及びユニマットは本資本業務提携により日本における新しいシニアライフスタイルを構
築し、両社の企業価値を向上させることを目指してまいります。
Ⅰ.業務提携
1.業務提携内容の骨子
●
介護事業における、両社がもつ経営資源、ノウハウの相互活用
●
ホテル事業における、両社がもつ経営資源、ノウハウの相互活用
●
高齢者向けマンション事業の共同企画・開発
2.資本提携内容の骨子
当社はユニマットに対して第三者割当による新株式発行をいたします。
● 取得後株式比率 株式会社ユニマットホールディング 26.30%
株式会社ユニマットライフ
●
取得方法
14.83%
第三者割当による新株式発行
● 取得時期 平成 20 年 4 月 30 日
3.資本業務提携先の概要
後記「Ⅱ.第三者割当増資による新株発行
8(1)割当先の概要」に記載しております。
4.日程
平成 20 年 3 月 24 日
取締役会決議
平成 20 年 3 月 24 日
資本業務提携に関する合意書締結
Ⅱ.第三者割当による新株式発行
1.発行要領
(1)発行新株式数
普通株式
21,229,000 株
(2)払込金額
1株につき金 179 円
(3)払込金額の総額
3,799,991,000 円
(4)資本組入額
1株につき金
(5)募集又は割当方法
90 円
第三者割当の方法による
(6)申込期日
平成 20 年 4 月 29 日
(7)払込期日
平成 20 年 4 月 30 日
(8)新株券交付日
平成 20 年 4 月 30 日
(9)割当先及び割当株式数
株式会社ユニマットホールディング
3
10,946,000 株
株式会社ユニマットライフ
10,283,000 株
(10)前記各号については、金融商品取引法による届出の効力発生を条件とする。
2.調達する資金の額及び使途
(1)調達する資金の額(差引手取概算額)
3,669,991 千円
(2)調達する資金の具体的な使途
差引手取概算額 3,669,991 千円のうち 3,000,000 千円は、金融機関からの借入返済に充
当する予定であります。残額につきましては下記「ケアセンターそよ風」の開設資金の一
部にそれぞれ充当する予定です。
なお、平成 20 年 3 月 24 日現在での設備投資計画は以下のとおりとなっております。
投資予定額(注2)
事業の
会
事業所名
社
(所在地)
名
(注1)
種類別
セグメン
設備の内容
(千円)
トの名称
提
出
会
社
さくらショート
ステイそよ風
(千葉県佐倉市)
提
出
会
社
戸田ケア
コミュニティ
そよ風
(埼玉県戸田市)
提
出
会
社
提
出
会
社
足利ケアセンター
そよ風
(栃木県足利市)
提
出
会
社
宇多野ケアコミュ
ニティそよ風
(京都府京都市右
京区)
上尾ケアセンター
そよ風
(埼玉県上尾市)
介護事業
介護施設
介護事業
介護事業
介護事業
ショートステ
イ新設
デイサービス
センター、グル
ープホーム、シ
ョートステイ、
有料老人ホー
ム新設
デイサービス
センター、ショ
ートステイ新
設
デイサービス
センター、ショ
ートステイ新
設
デイサービス
センター、ショ
ートステイ、有
料老人ホーム
新設
既支
総額
払額
資金
着手予
完了予
調達方法
定年月
定年月
増資資金、
自己資金及
び借入金
平成 20
年7月
平成 21
年2月
30 名に対するショートステ
イ
完成後の増加能力
(千円)
270,000
0
162,000
0
自己資金及
び借入金
平成 19
年5月
平成 20
年3月
35 名に対するデイサービス、
グループホーム 9 名×2 ユニ
ット、20 名に対するショート
ステイ、71 名に対する有料老
人ホーム
45,000
0
自己資金
平成 19
年 10
月
平成 20
年4月
35 名に対するデイサービス、
20 名に対するショートステ
イ
35,000
0
自己資金
平成 20
年9月
平成 21
年5月
30 名に対するデイサービス、
20 名に対するショートステ
イ
0
増資資金、
自己資金及
び借入金
平成 20
年4月
平成 20
年 11
月
30 名に対するデイサービス、
30 名に対するショートステ
イ、14 名に対する有料老人ホ
ーム
780,000
(注)1.事業所名は開設前の為仮称で表記しております。
2.投資予定額には消費税等は含まれておりません。
(3)調達する資金の支出予定時期
借入金返済
平成 20 年 4 月~8 月
介護施設の開設資金
平成 20 年 4 月~12 月 669 百万円
4
3,000 百万円
(4)調達する資金使途の合理性に関する考え方
「資本業務提携の趣旨目的」にて記載しましたとおり、今回の第三者割当増資による資
金調達は、借入金の返済によって自己資本を充実させ、財務基盤の安定化を図ること及び、
介護事業のより強固な事業体制の構築の為の利用を考えております。従いまして、かかる
資金使途は当社及び株主共同の企業価値の向上につながることから合理的であると判断し
ております。
3.最近3年間の業績及びエクイティ・ファイナンスの状況
(1)最近3年間の業績(連結)(単位:百万円)
事 業 年 度 の 末 日
売
上
平成 17 年 5 月期
平成 18 年 5 月期
平成 19 年 5 月期
高
25,680
30,179
32,059
営
業
利
益
1,506
1,862
1,356
経
常
利
益
1,027
1,169
339
益
319
564
△9,314
9.79
12.62
△182.01
1株当たり配当金(円)
0
2.0
0
1株当たり純資産(円)
736.20
690.23
465.25
当
期
純
利
1株当たり当期純利益(円)
(2)現時点における発行済株式数及び潜在株式数の状況
種
発
行
類
済
株
株
式
数
式
数
発行済株式数に対する比率
52,818,928 株
100%
2,815,000 株
5.32%
―
―
―
―
現時点の転換価額(行使価
額)における潜在株式数
下限値の転換価額(行使価
額)における潜在株式数
上限値の転換価額(行使価
額)における潜在株式数
(3)今回のエクイティ・ファイナンスの状況
・第三者割当による新株式発行
発
調
行
達
期
資
金
の
日
平成 20 年 4 月 30 日
額
3,799,991 千円
募集時点における発行済株式数
52,818,928 株
当該増資における発行株式数
21,229,000 株
募集後における発行済株式数
74,047,928 株
割
株式会社ユニマットホールディング 10,946,000 株
当
先
5
株式会社ユニマットライフ
10,283,000 株
(4)最近3年間のエクイティ・ファイナンスの状況
・第三者割当による新株式発行
発 行 株 式 数
5,945,000 株
発
額
2,199,650,000 円
日
平成 18 年 9 月 4 日
格
1 株につき 370 円
先
株式会社加ト吉 5,945,000 株
行
発
発
総
行
行
割
価
当
熱海温泉ホテル湯治館そよ風の長期運営のための保証金 900 百万円及
当初の資金使途
び不動産保有会社への出資 1,000 百万円、長期滞在型居室への改修費用
200 百万円、その他運転資金 84 百万円
支 出 予 定 時 期
現時点における
充
当
状
況
平成 18 年 9 月 4 日より随時支出
熱海温泉ホテル湯治館そよ風の長期運営のための保証金 900 百万円及
び不動産保有会社への出資 1,000 百万円、長期滞在型居室への改修費用
264 百万円、その他運転資金 20 百万円に充当済であります。
・第三者割当による新株式発行
発 行 株 式 数
11,848,000 株
発
額
4,999,856,000 円
日
平成 17 年 8 月 18 日
格
1 株につき 422 円
先
株式会社日本アジアホールディングズ 11,848,000 株
行
発
発
総
行
行
割
価
当
当初の資金使途
支 出 予 定 時 期
現時点における
充
当
状
況
「ケアセンターそよ風」
(介護施設)の開設費用・初期費用 3,569 百万
円、運営資金 300 百万円及び事業拡大費用 1,000 百万円
平成 17 年 8 月 18 日より随時支出
介護施設の設置計画の変更により、
「ケアセンターそよ風」
(介護施設)
の開設費用 2,375 百万円・初期費用 717 百万円、運転資金 1,777 百万円
に充当いたしました。
6
・第三者割当による新株式発行
発 行 株 式 数
2,742,000 株
発
額
1,316,160,000 円
日
平成 17 年 4 月 15 日
格
1 株につき 480 円
行
発
発
総
行
行
価
栄和綜合リース株式会社 416,000 株、
カンケン興産株式会社 416,000 株、
株式会社鴻池組 250,000 株、株式会社東和銀行 208,000 株、
カマタ株式会社 208,000 株、岡山交通株式会社 208,000 株、
株式会社グンエイ 208,000 株、株式会社原田工務店 208,000 株、
日本給食サービス株式会社 208,000 株、
割当先
株式会社新日本建物 104,000 株、フォーク株式会社 104,000 株、
株式会社六甲物産 104,000 株、日本事務器株式会社 20,000 株、
株式会社トーカイ 20,000 株、
エス・イー・シーエレベータ株式会社 20,000 株、
株式会社ヒューマントラストホールディングス 20,000 株、
株式会社まるや 20,000 株
当初の資金使途
「ケアセンターそよ風」
(介護施設)の開設資金 875 百万円、職員の採
用、教育及び施設広告宣伝等の初期費用 420 百万円
支 出 予 定 時 期
平成 17 年 4 月 15 日より随時支出
現時点における
「ケアセンターそよ風」
(介護施設)の開設資金 875 百万円、職員の採
充
当
状
用、教育及び施設広告宣伝等の初期費用 420 百万円を充当致しました。
況
(5)最近の株価の状況
① 最近3年間の状況
平成 17 年 5 月期
②
平成 18 年 5 月期
平成 19 年 5 月期
始
値
470 円
418 円
360 円
高
値
639 円
630 円
445 円
安
値
302 円
351 円
310 円
終
値
428 円
365 円
392 円
最近6か月間の状況
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
始
値
340 円
311 円
308 円
280 円
225 円
200 円
高
値
340 円
330 円
308 円
280 円
230 円
216 円
安
値
305 円
278 円
269 円
200 円
190 円
198 円
終
値
316 円
308 円
275 円
225 円
196 円
203 円
7
③
発行決議日における株価
平成 20 年 3 月 24 日現在
始
値
190 円
高
値
205 円
安
値
190 円
終
値
205 円
4.募集後の大株主及び持株比率
募集前(平成 19 年 11 月 30 日現在)
募集後(潜在株式未反映)
RFIJ株式会社
22.45%
株式会社ユニマットホールディング
25.73%
株式会社ユニマットホールディング
15.35%
RFIJ株式会社
16.01%
14.83%
株式会社東和銀行
3.31%
株式会社ユニマットライフ
有限会社三裕
2.93%
株式会社東和銀行
2.36%
株式会社富士バイオメディックス
2.36%
有限会社三裕
2.09%
株式会社エスアールエル
2.04%
株式会社富士バイオメディックス
1.68%
ミツワ電機株式会社
1.69%
株式会社エスアールエル
1.46%
株式会社埼玉りそな銀行
1.61%
ミツワ電機株式会社
1.20%
株式会社ユニマットライフ
1.32%
株式会社埼玉りそな銀行
1.15%
インヴァスト証券株式会社
1.06%
インヴァスト証券株式会社
0.76%
(注)1.募集後の持株比率につきましては、平成 19 年 11 月 30 日現在の株式数に、今回の
発行新株式数を追加したものを記載しております。
5.業績への影響の見通し
今回の第三者割当増資による今期の業績及び配当の見直しの変更はありませんが、来期よ
り本資本業務提携による新たな介護保険外サービスの追求による収益向上効果を図り、業績
の向上を目指します。業績に与える具体的な数値が確定次第追ってご報告いたします。
8
6.発行条件等の合理性
(1)発行価額の算定根拠
今回の増資にかかる新株発行取締役会決議の前日までの直近 1 週間(平成 20 年 3 月 17 日
から平成 20 年 3 月 21 日)の、株式会社ジャスダック証券取引所における当社株価の終値の
平均値 197.5 円を参考にして、179 円(ディスカウント率 9%・小数点以下切捨)としまし
た。
株価の平均値の設定期間につきましては、弊社の過去半年の株価の変動を考察した結果、
より現状の株価に即した金額にする為に、1 週間平均を採用いたしました。よって現状の株
価と乖離の大きい 6 ヶ月平均の株価(250.1 円・小数点第 2 位以下省略)の採用は見送り、
またより直近の株価を反映させるため 1 ヶ月平均(202 円)及び 3 ヶ月平均の株価(205.9
円・小数点第 2 位以下省略)についても採用を見送っております。ディスカウント率につき
ましては現在の新興市場の株価状況及び、日本株式市場の株価状況、払込日までの相場の変
動性及び今回の株式発行の必要性を総合的に判断し決定したものであります。
(2)発行数量及び株式の希薄化の規模が合理的であると判断した根拠
今回の第三者割当増資により、現在の当社の発行済株式数に対し、40.19%の割合で株式
の希薄化は生じますが、割当先である両社の持株比率は 40%を超え、ユニマットグループと
しての知名度、信用力を生かし、高齢者マンション事業の共同企画などを行い新たな介護サ
ービスを提供し介護事業を更に充実すること及び当社の中期戦略達成に向けた介護施設開
設の為の資金ニーズに対応することと同時に、有利子負債の削減及び資本の増強を図り財務
基盤の改善を進めることが可能となり、企業価値の向上につながると確信しております。具
体的には、今回の第三者割当増資により発行済株式総数が増加するものの、一株当たりの利
益は依然高い成長率を維持することを見込んでおります。また、今回の増資により平成 20
年 5 月末の連結ベースの純資産における有利子負債の割合(DE レシオ)についても 0.84 倍
から 0.2 倍程度改善し 0.64 倍になる見込みです。また中期的に見ても有利子負債の削減を
見込んでおります。よって、今回の第三者割当増資は合理的であると判断しております。
9
7.割当先の選定理由等
(1)割当先の概要
(平成 18 年 12 月 31 日現在)
①
商
号
株式会社ユニマットホールディング
各種事業会社の株式を所有
②
事
業
内
容
不動産の売買・賃借・仲介及び管理業務
金銭の貸付・仲介及び債務保証業務
③
設
立
年
月
日
昭和 48 年 10 月 24 日
④
本
店
所
在
地
東京都港区南青山二丁目 12 番 14 号ユニマット青山ビル
⑤
代表者の役職・氏名
代表取締役 高橋 洋平 (平成 19 年 9 月 1 日就任)
⑥
資
額
100 百万円
⑦
発 行 済 株 式 数
359,700 株
⑧
純
資
産
28,577 百万円
⑨
総
資
産
63,174 百万円
⑩
事 業 年 度 の 末 日
12 月 31 日
⑪
従
数
13 名
⑫
主
先
グループ各社
⑬
本
金
業
要
の
員
取
引
大株主及び持株比率
⑭
主 要 取 引 銀 行
髙橋章恵
22.42%
水野深雪
19.77%
髙橋洋平
19.77%
髙橋大海
19.77%
髙橋洋二
16.97%
三井住友銀行
三菱東京UFJ銀行
資 本 関 係
当社株式を 8,536,000 株所有しております。
取 引 関 係
当該事項はありません
人 的 関 係
当該事項はありません
当 社 と の 関 係 等
⑮
(注)1
関連当事者へ
当該事項はありません
の 該 当 状 況
⑯
事
最近3年間の業績
業
年
度
の
末
日
平成 16 年 12 月期
売 上 高 ( 百 万 円 )
1,722
2,324
2,648
営 業 利 益 ( 百 万 円 )
99
△131
221
経 常 利 益 ( 百 万 円 )
188
△140
286
10
平成 17 年 12 月期
平成 18 年 12 月期
当 期 純 利 益 ( 百 万 円 )
962
△1,453
556
1株当たり当期純利益(円)
2,675
△4,039
1,566
1株当たり配当金(円)
0
0
0
1株当たり純資産(円)
83,356
79,742
80,484
(注)1.当社との関係は平成 20 年 3 月 24 日現在におけるものであります。
(平成 19 年 3 月 31 日現在)
①
商
号
②
事
③
設
立
年
月
日
平成 3 年 10 月 1 日
④
本
店
所
在
地
東京都港区南青山二丁目 12 番 14 号ユニマット青山ビル
⑤
代表者の役職・氏名
代表取締役社長
⑥
資
額
5,641 百万円
⑦
発
数
24,931,500 株
⑧
純
資
産
30,224 百万円(連結)
⑨
総
資
産
42,239 百万円(連結)
⑩
事 業 年 度 の 末 日
3 月 31 日
⑪
従
2,447 名(連結)
⑫
主
業
本
行
内
金
済
要
の
株
業
容
式
員
取
数
引
先
株式会社ユニマットライフ
オフィスコーヒーサービス事業・マット、モップ等のレンタル
事業
芝岡
裕之
味の素株式会社
ミツワ化成商事株式会社
株式会社レオパレス21
積水ハウス株式会社
株式会社ユニマットホールディング
37.81%
日本たばこ産業株式会社
14.99%
高橋
洋二
7.73%
資産管理サービス信託銀行株式会社
MORGAN STANLEY&Co.Inc
⑬
大株主及び持株比率
高橋
(注)1
要
取
引
(常任代理人モルガンスタンレー証券会社)
⑭
主
銀
行
⑮
当 社 と の 関 係 等
章恵
3.53%
2.87%
2.40%
株式会社ユーズ青山
2.00%
ユニマットライフ社員持株会
1.31%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
1.30%
ユニマットライフ取引持株会
0.90%
三井住友銀行
資 本 関 係
11
三菱東京UFJ銀行
当社株式を 700,000 株所有しております
(注)2
取 引 関 係
給茶機・オフィスマット・モップのレンタル
人 的 関 係
当該事項はありません
関連当事者へ
の 該 当 状 況
当該事項はありません
⑯
最 近 3 年 間 の 業 績
(連結)
事
業
日
平成 17 年 3 月期
売 上 高 ( 百 万 円 )
37,216
37,736
46,478
営 業 利 益 ( 百 万 円 )
3,455
3,464
4,432
経 常 利 益 ( 百 万 円 )
3,264
3,287
4,618
当 期 純 利 益 ( 百 万 円 )
1,458
1,346
2,494
1株当たり当期純利益(円)
71.11
65.61
100.10
1株当たり配当金(円)
20.00
20.00
28.00
1株当たり純資産(円)
1,092.73
1,142.55
1,212.58
年
度
の
末
平成 18 年 3 月期
平成 19 年 3 月期
(注)1.大株主の欄は、平成 19 年 9 月 30 日現在におけるものであります。なお、大株主の割
合は所有株式比率であります。
2.当社との関係は平成 20 年 3 月 24 日現在におけるものであります。
(2)割当先を選定した理由
更なる介護インフラ整備と機動的な事業展開を行う為に、有利子負債残高の削減を目的と
した資金調達を行うべく、当社事業に理解があり安定的長期的に保有頂ける先として第三者
割当の方法を取ることを決定いたしました。
今回、割当先であるユニマットとは、平成 16 年 2 月に介護事業会社「株式会社ユニマッ
トケアサポート」を設立し、同年同月に介護施設の事業拡大を目的とした第三者割当増資
も実施しており、互いのノウハウを提供し合う事で共に複合介護施設の運営の質を高め介
護事業を発展させて来た経緯があります。またユニマットに合計 41.14%に及ぶ株式を割当
てる事により、様々な事業会社を持つユニマットグループと強固な資本関係を築くことが
できます。自己資本の充実、財務基盤の安定化のみならず、ユニマットが持つ幅広いグル
ープチャンネルと知名度、信用力を共有させていただくことで、本資本業務提携を生かし
新たな介護サービスの提供を目指してまいります。介護事業のノウハウの共有のみならず、
具体的には新たな介護保険外サービスとしての高齢者マンション事業の共同企画などを行
い、当社の介護事業の発展と日本におけるシニアライフをより充実させ、また新しいシニ
アライフスタイルを構築してまいります。
よって借入金返済による自己資本の充実、財務基盤安定化、介護施設の更なる拡大及び
ユニマットグループとしての信用力と当社株式を安定的長期的に保有頂ける関係等、総合
的に判断した結果、この度ユニマットに割当てることを決定いたしました。
12
(注)本割当は、日本証券業協会の会員である証券会社の斡旋を受けて行われたものではあ
りません。
(3)割当先の保有方針
当社は、割当先との間において、新株式について継続保有および預託に関する取り決め
はありません。ただし、割当先との間において割当新株式効力発生日(平成 20 年 4 月 30 日)
から 2 年間において、当該割当新株式の全部又は一部譲渡した場合には、直ちに譲渡を受
けたものの氏名及び住所、譲渡株式数、譲渡日、譲渡価格、譲渡理由、譲渡の方法などを
当社に書面にて報告する旨の内諾を得ております。
また、相互の持つ経営資源・ノウハウの相互活用のほかに、高齢者向けマンション事業
の共同企画・開発を業務提携の柱の一つとして定めております。その為、事業の成功に向
け割当先両社とも協力しながら事業を推進いたしますので、株式の保有方針につきまして
は長期的に保有頂くことになっております。
以
13
上