1 ヒストアクリルガイドライン 構造化抄録フォーム ガイドラインタイトル 血管内投与禁忌の塞栓物質ガイドライン 項目名 ヒストアクリル塞栓術 文献 No. 112 ID 11013105 文献情報:著者、タイトル、雑 Miyachi S, Negoro M, Okamoto T, Kobayashi T, Kida Y, Tanaka T, Yoshida J 誌名、発行年、巻(号)、ペー Embolisation of cerebral arteriovenous malformations to assure successful ジ subsequent radiosurgery. Journal of Clinical Neuroscience (2000) 7(Supplement 1), 82–85 目的 本研究は、放射線手術前の予備治療としての有効性と放射線手術を成功に導くための 研究デザイン(メタアナリシ ス、システマティックレビュ ー、RCT、ケースコントロール、 症例報告、 、) エビデンスレベル エビデンスレベル (二次チェ ック) 対象(患者、疾患、病態など) 症例数 研究施設、国 塞栓術の戦略的な意義を明らかにするため、塞栓術による AVM の塞栓前後と放射線手 術前での血管造影上の変化を調べた。 クリニカルスタディ Ⅳ Ⅳa 脳 AVM を有する 37 名 脳 AVM を有する 37 名に関し、4 年以上の観察を行った。 Nagoya University School of Medicine, Japan 介入/検査 脳AVMの塞栓 評価項目 塞栓術によるAVMの塞栓前後と放射線手術前での血管造影上の変化を調べた。 統計手法 結果 なし 塞栓後、AVMのnidusは縮小(平均 21.9ml→3.9ml)。放射線手術前に行った血管 造影では、16のAVMのnidusにさらなる縮小が認められ、10個のnidusでは変化なく、11 のnidusでは再増大が認められた。縮小したnidus全てで密な塞栓が得られていた一方、 再増大した全てでまばらな塞栓しかできていなかった。5つのnidusが放射線手術後に 消失したが、いずれもサイズが縮小したか変化のなかったものであった。 結論 放射線手術の成功を収めるには、nidusの塞栓と瘻孔及び髄膜からの栄養動脈の閉塞が 必須の条件である。再開通の危険性があるような近位での無分別な塞栓は、放射線手 術の計画に支障を招く原因となるnidusの再増大を避けるためにも慎むべきである。 CQ1 ヒストアクリルの血管塞 栓の機序ならびに効果に関す る記載 (有の場合、その内容も) CQ2 どのような状況が適応か についての記載 CQ3 ヒストアクリル血管塞栓 術による合併症に関する記載 CQ4 ヒストアクリルの安全な 使用方法に関する記載 CQ5 ヒストアクリル塞栓術施 行時の疼痛対策(前投薬、局所 麻酔、全身麻酔、薬剤の血管内 投与、その他)に関する記載。 CQ6 ヒストアクリルの血液凝 固能低下時の有効性に関する 記載 CQ7 ヒストアクリル使用時に 混合する造影物質に関する記 載 無 (有の場合: 無 (有の場合: 有 (有の場合: NBCAでの塞栓3ヶ月後での再開通が報告されている 無 (有の場合: 無 (有の場合: 無 (有の場合: CQ8 ヒストアクリル使用時の リピオドールとの混合比に関 する記載 CQ9 ヒストアクリルと他の塞 栓物質併用に関する記載 無 (有の場合: 無 (有の場合: 有・無 (有の場合: NBCAを非イオン性造影剤と混合して使用した 2 コメント 作成者 作成日 班長コメント・班長名 委員会コメント・委員会名 確かに“非イオン性ヨード造影剤”だから、イオンが含まれていない、だから NBCA と 混合しても OK のように思える。本当かな? ----lipiodol と判明 森下博之 20110830 竹内義人 血管塞栓術に用いる NBCA のガイドライン作成委員会
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