新しい食品表示基準への対応と 実務上のポイント 新しい食品表示基準へ

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第 76 号
栄養成分表示
名称 ○○○
(○○g あたり)
原材料名 ○○○、○○○(一部に○○を含む)
添加物 ○○○、○○○(一部に○○・○○を含む) 熱量 ○○kcal
たんぱく質 ○○g
内容量 ○○○
脂質 ○○g
賞味期限 ○○○
炭水化物 ○○g
保存方法 ○○○
食塩相当量 ○○g
製造者 ○○○
発行所
株式会社ラベルバンク
【新基準に基づく表示の例】
表 示 方 法 の 変 更 点 に つ い て、外
側からぱっと分かるのは大きく
3点です。
・﹁添加物﹂の項目がある
︵もしくは原材料欄の中に
﹁/﹂等で区分されている︶
・栄養成分表示の中に
﹁食塩相当量﹂の項目がある
・アレルギーを一括表示する場合、
︵﹁原材料の一部に∼﹂ではな
く︶﹁一部に∼﹂から始まっ
ている
の整合性を外側から確認するに
は、表示値と基 準 値 を 比 較 す る
必要があるため少々手間がかか
ります。
栄養素等表示基準値そのものが
変更されていることから多くの
商品に影響があると考えられる
た め、規 格 書 情 報 と の 整 合 性 確
認をしやすい環境づくりが重要
に な る で し ょ う。ど の 商 品 で ど
のような表示がされているのか
の 管 理 と と も に、そ の 表 示 方 法
が新旧どちらであるかも管理し
て お く こ と が、お 客 様 か ら の 問
い 合 わ せ に 素 早 く 正確に応える
ことができる体制づくりに求め
られるのではと思います。
︵川合︶
︻参考︼食品表示基準について︵消費者庁︶
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150331_t
http://label-bank.co.jp/media/column/
uchi-togo.pdf
ラベルバンク コラム一覧
変更点がこれだけであれば楽な
の で す が、実 際 に は﹁外 側 か ら
だ け で は、混 在 し て い る か ど う
か が 分 か り に く い も の﹂が あ り
ま す。そ の 代 表 的 な 例 が、強 調
表 示 と 言 え ま す が、こ ち ら も 新
基準に伴い変更があります。
・高い、低い、含む、含まない
など﹁栄養強調表示﹂の基準
値の変更
・低減、強化など﹁相対表示﹂の
条件と追加︵相対差︶と変更
︵絶対差︶
・糖類やナトリウム塩の﹁無添加﹂
の表示について新しく条件を規定
例えば添加物やアレルギーにつ
いては新基準に基づく表示様式
で あ り な が ら、強 調 表 示 だ け は
旧基準に基づいている場合も考
え ら れ ま す。こ れ ら の 強 調 表 示
食品表示基準や機能性表示につい
てこれまでお伝えしてきたコラム
は、ラベルバンクサイト内でも掲
載しています。ぜひご覧ください。
先 月 に 引 き 続 き、4 月 1 日 に
始まった新しい食品表示基準
に つ い て で す。多 く の 食 品 表
示 実 務 担 当 者 に と っ て、新 基
準への対応にあたりポイント
と な る の は﹁1 つ の 食 品 の 表
示の中での食品表示基準と旧
基準の両者に基づいた表示の
混在﹂が認められない点︵﹁食
品 表 示 基 準 に つ い て︵p 3
5︶﹂︶に 対 す る 確 認 作 業 で は
ないかと思います。︵ただし製
造所固有記号の規則について
の み、1 年 間 は 旧 基 準 で の 表
示の混在が許容されます︶
こ れ は、例 え ば 栄 養 成 分 表 示
は 新 基 準、ア レ ル ギ ー は 旧 基
準 と し た 場 合、消 費 者 は﹁ア
レルギーの一括表示欄は省略
せ ず 全 て 記 載 し て あ る﹂と 勘
違 い す る 可 能 性 が あ る た め、
と さ れ て い ま す︵新 基 準 で は
アレルギーの一括表示の際は
原材料として記載されている
アレルゲンを省略できませ
ん︶。そこでまず、商品を手に
してすぐに分かる変更点につ
いて再確認してみましょう。
コラム掲載中
過去の
毎月発行 第 76 号
聞
新
ク
ン
バ
ル
ベ
ラ
2015 年(平成 27 年)5 月 1 日
新しい食品表示基準への対応と
実務上のポイント
~新基準と旧基準の混在に注意~
2015 年(平成 27 年)5 月1日
ラ
1月
ベ
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聞
毎月発行 第 76 号
ifia JAPAN2015 に出展します
2015 年 5 月 20 日(水)∼ 22 日(金)に東京ビックサイトにて開催される ifia JAPAN2015 に出展いたします。
弊社の新しいサービス「新・食品表示チェッカー」をご紹介いたしますので、ぜひご来場の際はお立ち寄りくださいませ。
『新・食品表示チェッカー』とは…?
食品表示の新基準に対応したオンライン上での食品表示チェックツールです。 チェックするべき用語とそのポイ
ント、根拠文書 URL まで瞬時に表示、またチェック結果はレポートとしてダウンロードできるため、社内共有もス
ムーズです。「新・食品表示チェッカー」で、食品表示チェック業務をサポートいたします。
2015 年 5 月 22 日(金)16 時 00 分から 16 時 40 分には、
「新しい食品表示基準と実務上のポイント」をテーマに、
特別講演を行います。
展示会場内、食の安全セッション会場にて、行われます。
聴講無料となっておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
詳しくは、ifia JAPAN 公式サイトもご覧ください。
http://www.ifiajapan.com/
日時:2015 年 5 月 20 日 ( 水 ) ∼ 22 日 ( 金 )
10:00 ∼ 17:00
場所:東京ビックサイト(国際展示場)
出展場所:西 1 ホール B出入り口そば
食の安全・化学ゾーン
セッション会場前のブースです。
アクセス:ゆりかもめ「国際展示場正門」駅
スタッフ紹介
いつもお世話になっております、齊藤恵美子と申します。
2014 年 11 月に入社し、食品表示に関する事務をさせていただいております。
新卒で入社した食品工場で資材発注を担当しており、資材の表示内容が違っていないか確認をしている際にその表示の意味について
興味を持ったのが最初のきっかけでした。その後、洋菓子工場に就業した際に、自社製品の規格書や食品表示を作成する経験をし、
これを仕事としてやっていきたいと思うようになりました。
その中で食品表示に関する本を探していたところ、「基礎からわかる 新・食品表示の法律・実務ガイドブック」を手にし、こちらが
きっかけでラベルバンクを知り、ご縁をいただきまして入社することとなりました。
これまでは自分の興味で食品表示に携わっていたことが大きかったのですが、ラベルバンクに入社したことで、
アレルギーを持つ消費者の方にとってのアレルギーの表示の大切さや、製造業の方の食品表示に関するお悩み
などを知ることができ、より仕事の意義を感じています。また、問題解決を提供する立場になったことで、
身が引き締まる思いです。
早いもので既に半年が過ぎておりますが、ひとつひとつ積み上げながら勉強中でございます。
食品表示で企業様とお客様をつなぐ、その中で少しでもみなさまのお役に立てればと思っております。
今後とも、よろしくお願いいたします。
今月の「お気に入り」言葉
変化は苦痛だが、それはつねに必要なものだ。
(トーマス・カーライル)