富山県市町村職員共済組合 データヘルス計画(第 1 期) (短期給付財政安定化計画) の概要 《医療費等の分析・課題》 ◎短期給付財政の 状況 《平成 27 年度の保健事業等》 ○メタボリックシンドロームの状況 ○財源率の継続 的見 直し 72.96‰ H26 81.76‰ ・組合員が医療費の状況を知る。 メタボ予備軍該当者 11.0%(全国平均 11.5%) ・人間ドック受診者にも特定指導の案内 可能か検討 ・組合員・家族の健康意識が向上 ・指導基準値を超える者の割合は、血糖・血圧・脂 質の順に高く、いずれも年齢に応じて高くなるが (60 歳代前半は 40 歳代前半の 1.4~2.72 倍)、40 歳代でも 20~40%程度いる。指導基準値を超える ・一人当たり医療費が増加 傾向(5 年で 7%増) ・特定健診 組合員 95.5% ・薬剤支給が増(5 年で約 被扶養者 43.7% (被扶養者の 40 歳代は 30%程度と全国平均より低い) 30%増) ・特定保健指導 ・歯科が全体の 1 割弱 い) ・休業給付・傷病手当金の 組合員 27.3%(55 歳以上が特に低 被扶養者は 3.8%と低く全国平均より低い。 ○医療費等の分析 3/4 が精神疾患 ・一人当たり医療費の高い順 ①新生物(がん・白血病等)(本人:1 位 ○高齢者医療制 度へ 家族 2 位) ・新生物は広い部位で発生。肺がん・胃がん・結腸がんの の納付金・支援金の 合計も新生物全体の 20%程度にすぎない。本人は結腸 負担増(保健給付の がん、家族は胃がんが全国平均・北信越平均より高い。 9 割に)。今後、総報 ②呼吸器系疾患(感冒・肺炎等) )( 酬割拡大で急増の 本人:7 位 家族 1 位) ・急性の炎症が高いが慢性疾患も。家族が、全国平均・北 見込み。 信越平均より高い。 ③循環器系疾患(高血圧・心疾患・脳梗塞等) (本人:2 位) ・本人では、高血圧が③の 4 割を占める。虚血性心疾患・ 計 画 脳内出血・脳梗塞も高い。 PLAN ④筋骨格系・結合組織疾患(関節炎・腰痛・骨密度障 害等) (本人:3 位 家族 5 位) 実 行 DO ○検診・ドック ・人間ドック利用助成… 一般、節目(45 ・節目ドックにおける節目年 歳・50 歳・55 歳・60 歳)、脳、PET 検査 齢の増加を検討 ⑤内分泌・栄養・代謝疾患(糖尿病等) (本人 4、家族 4) ・糖尿病が⑤の 41%を占める。本人で、糖尿病は全国平 均・北信越平均より高い。 評 価 ・個別疾病では上位 3 位は高血圧症、糖尿病、腎不全。 CHECK ・歯科が全体医療費の 1 割弱を占める。 ・精神疾患が家族の第 3 位であり、本人でも休業給 付・傷病手当金の 3/4 を占める。 年度以下の水準とする。 ○メタボリックシンドローム ・生活習慣病健診助成…胃検診・血液検 ・PET 検査の助成率拡充を検討 ・組合員・家族のメタボについて 査(貧血・肝機能・C型肝炎・前立腺・糖尿 ・データに基づき、がん検診 の理解と意識が向上する。 等の項目の見直しを検討 ・メタボ該当者・予備軍の割合を 病)・尿潜血検査・便潜血検査 全国平均以下とする。 ・女性検診…乳房・子宮 ○広報 ○特定健診・特定保健指導 ・本人・被扶養者の特定健診・指 ・広報紙・ホームページ等で医療費の状 ○特定健診・特定保健指導の状況 (5 年で約 30%増) ACT ・一人当たり医療給付額を H26 ○検診・ドック ○広報 者のうち服薬者は 20~40%程度のみ ・高額の療養費が増加傾向 ○短期給付財政 を待って、個別受診勧奨が のうち服薬していない者が 6~8 割いる。 療費等 標》 ・未受診者被扶養者に対し受診案内送付 も保健指導基準値を超える者が 60%いる。それら ○組合員(本人)・家族の医 《目 メタボ該当者 13.6%(全国平均 13.4%) となる割合が著しく高い(90%)。一方、非肥満で (全国最低率) 改 善 ・データ突合のシステム開発 ・肥満者は非肥満者より保健指導基準値を超える者 H22 年度 67.00‰ H24 ○特定健診・特定保健指導 《平成 28.29 年度の見直し》 況、医療費データ等の状況を広報。 導についての理解が向上する。 健康意識向上に関する記事の掲載。 ・特定健診受診率は本人 98.5%、 ○助成等 ○助成等 被扶養者 58%。特定保健指導 (新)健康づくりメニュー助成事業 ・健康づくりメニュー助成事 実施率・本人被扶養者計 41% インフルエンザ予防接種、口腔ケア、 業におけるメニューの見直 ○医療費 ストレスチェック、職場スポーツ大会、 しを検討 ①~⑨本人・家族が疾病ごとの医 提案による特認事業の中から所属所が 選択し実施。 (新)家庭常備薬あっせん事業…早期・軽 易な疾病等に対応 療費状況を理解する。 ・家庭常備薬あっせん事業に ①②新生物・本人、呼吸器系疾 おける斡旋医薬品の種類、 患・家族の医療費を 10%削減 実施回数等を検討 …新生物を全国平均以下に。呼 ○啓発・教育 ○啓発・教育 吸器系疾患・家族を全国平均・ ・健康づくりセミナー…所属所の選択す ・健康づくりセミナーについ 北信越平均以下に。 る健康づくりのテーマについて出前方 て各所属所が年一回開催へ 式で実施(セミナーの中で医療費状況を周知)。 ③循環器系疾患で高血圧症・本人 を北信越地区各県よりも低く。 ・メンタルヘルス研修 ・メンタルヘルス研修、スト ⑤内分泌・栄養・代謝疾患で糖尿 ・講師等派遣助成事業 レスチェック、ストレスド 病・本人を全国平均・北信越平 ○相談…健康相談支援事業(メンタル等) ック等の連携について検討 均以下に。 電話・面談・メール等でカウンセリン ・精神疾患・家族を全国平均以下 グ・ストレスドックを実施。 に。 ・歯科疾患・本人・家族を全国平 ○ジェネリック医薬品利用促進 ・ジェネリック医薬品差額通知…先発薬 から切り替えた場合の自己負担軽減額 等の通知 ・ジェネリック医薬品の啓発 ○その他 ○薬剤支給・ジェネリック医薬品 ・医療費通知 ・薬剤支給が増。後発薬利用率:40%台前半と低い。 ・レセプト審査 ・対象者、通知時期の検討。 ・医師等への意思表示を助け る「切替えカード」「切替え 希望シール」の検討。 均・北信越平均以下に。 ○ジェネリック医薬品 ・ジェネリック医薬品利用率 60%以上に
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