流行性角結膜炎(はやり目)

りゅうこうせいかくけつまくえん
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流行性角結膜炎(はやり目)■■
アデノウイルスの感染が原因となる病気です。
感染力が強いので、多くはもう一方の目にも症状が現れます。
■ 症状
けつまく
■ 感染経路
ふしゅ
じゅうけつ
・結膜の浮腫や充血
涙や めやに で汚染された指やものを介して感染します。
・めやに
・目の痛み
ふしゅ
・まぶたの浮腫
■ 予防のために
りゅうるい
・流涙(涙がたくさんこぼれる)
は
あっつう
・耳前リンパ節の腫れと圧痛
・石けんで手をきれいに洗いましょう。
・タオルの共用は避けましょう。
かていようえんそけいひょうはくざい
2~3週間で治ることが多いです。
・ウイルスで汚染されたものは、家庭用塩素系漂白剤で拭き
ましょう。
■ 潜伏期間
8~14日
■ 年間患者報告数
■ 流行時期
8月を中心に夏に多い傾向があります。
福井県
■ 好発年齢
成人も含み幅広い年齢層にみられます。
全国
2010年
2011年
2012年
2013年
年間報告数(名)※
55
41
54
43
1医療機関あたり
年間報告数(名)
18.33
13.67
18.00
14.33
1医療機関あたり
年間報告数(名)
31.92
31.18
28.78
30.14
※福井県
眼科定点(3医療機関)
福井県の流行状況
福井県の流行性角結膜炎
~患者報告状況①~
患者発生状況(月別)
定
点
あ
た
り
報
告
数
(
人
/
定
点
)
患者発生状況(年齢別)
50
2
全国
福井県
1
患
者
報
告
数
(
人
)
男
40
女
30
20
10
0
0
福井県では夏を中心に、一年を通して流行がみられます。
幅広い年齢層でみられます。
※過去4年間(2010~2013年)の報告数を平均したものです
※過去4年間(2010~2013年)の報告数を集計したものです
過去10年間の流行状況
定
点
あ
た
り
報
告
数
(
人
/
定
点
)
10
全国
2005年に大きな流行がみられました。
福井県
8
6
4
2
0
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
福井県の流行状況
福井県の流行性角結膜炎
~患者報告状況②~
地域ごとの流行状況(2013年)
定 2
点
あ
た
り
報
告 1
数
(
人
/
定
点 0
)
定 2
点
あ
た
り
報
告 1
数
(
人
/
定
点 0
)
福井県
坂井
福井
奥越
丹南
2
定
点
あ
た
り
報
告 1
数
(
人
/
定
点 0
)
福井
坂井地区に
定点医療機関はありません
丹南
奥越地区に
定点医療機関はありません
二州
若狭
若狭地区に
定点医療機関はありません
二州地区に
定点医療機関はありません
症状
福井県の流行性角結膜炎
40
~ウイルスの検出状況~
(名)
体温
県内の流行性角結膜炎の患者さん(40名)の
結膜拭い液に含まれるウイルスを検査しました
発病月
0
12
(名)
10
※
8
6
※ 37.5℃以上
4
患者さんから検出されたウイルス
2
12
0
(件)
10
8
年齢層
6
8
6
AdV56
AdV53
AdV37
AdV8
AdV3
12
(名)
10
型不明
4
男
女
2
0
4
2
0
流行する型は年によって異なります。アデノウイルス37型(AdV37)は
2010および2012年、AdV3は2011年、AdV8は2011~2013年に
多く検出されました。
※グラフは、過去4年間(2010~2013年)の検査結果を集計したものです