平成 27 年 12 月 24 日 健 康 福 祉 企 画 課 報 道 機 関 各 位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報発令について 山形県では、感染症発生動向調査を実施し、県内 30 か所の小児科定点医療機関から、毎 週、五類感染症(定点把握感染症)の患者報告を受けています。 この調査において、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告数が多くなっており、第 51 週(12 月 14 日~12 月 20 日まで)では、県全体で一定点医療機関当たりの患者報告数が警 報レベル(定点当たり8)を超えたため、本日、 「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報」を発 令いたします。 手洗いの励行などの感染予防に努めていただくため、県民の皆様への注意喚起に御協力く ださるようお願いします。 1 最近の定点あたりの患者報告数 地区別 山形県 村 最 置 庄 全 国 山 上 賜 内 ( )内は報告人数 第 49 週 【11/30-12/6】 7.30( 219 人) 9.15( 119 人) 1.33( 4 人) 10.33( 62 人) 4.25( 34 人) 3.12 (9,822 人) 第 50 週 【12/7-12/13】 6.80( 204 人) 8.15( 106 人) 3.00( 9 人) 9.00( 54 人) 4.38( 35 人) 3.34 (10,541 人) 第 51 週 【12/14-12/20】 8.77( 263 人) 11.38( 148 人) 3.67( 11 人) 13.17( 79 人) 3.13( 25 人) 集計中 2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について A群溶血性レンサ球菌による上気道の感染症です。 症状は、2~5日の潜伏期の後、突然の発熱(38℃以上) 、咽頭発赤、苺状の舌などの症 状が現れます。通常、熱は3~5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。 治療は、抗菌剤が有効です。肺炎などの合併症を防ぐためにも、症状が改善しても医師に 指示された期間薬を飲むことが大切です。 3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の予防 患者の咳やくしゃみ等のしぶきに触れること等で感染しますので、一般的な予防対策(手 洗いや咳エチケット等)が大切です。 また、咽頭痛がある場合は早めに医療機関を受診し、検査を受けましょう。 4 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告状況 県内の 年間患者報告数※ 23 4,380 24 4,316 25 4,795 26 5,258 27 6,069 ※平成 27 年は 50 週現在 年 県内 50 週現在 患者報告数(累計) 4,070 4,010 4,271 4,857 6,069 (単位:人) 全国の 年間報告数※ 265,160 277,134 253,880 304,247 376,195 全国 50 週現在 患者報告数(累計) 253,814 265,489 241,017 287,869 376,195 問合せ先 山形県健康福祉部健康福祉企画課 薬務・感染症対策室 室長補佐 吉川 隆 023-630-2292 報道監 健康福祉部次長 駒林 雅彦
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