ひゃくにちぜき ■■ 百日咳 ■■ ひゃくにちぜききん 百日咳菌と呼ばれる細菌の感染によって起こる病気です。 けい ほっさ 痙れん性の咳発作を特徴とし、特に夜間に激しい咳の発作が起きることがあります。 ■ 症状 ■ 予防のために けいがいき 百日咳の臨床経過は、カタル期、痙咳期、回復期の3期 ワクチンの接種により予防できる病気です。 に分けられます。全経過約2~3カ月で回復します。 感染 ■ 年間患者報告数 ↓潜伏期間(7~10日) カタル期 (約2週間) ↓ 痙咳期 (約2~3週間) 増えて程度も激しくなります。 福井県 ほっさせいけい せき けいがい 発作性痙れん性の咳(痙咳)となります。 むこきゅうほっさ 2011年 2012年 2013年 年間報告数(名)※ 35 14 28 20 1医療機関あたり 年間報告数(名) 1.59 0.64 1.27 0.91 1医療機関あたり 年間報告数(名) 1.79 1.41 1.31 0.51 こきゅうていし 乳幼児では無呼吸発作から呼吸停止に至ること もあり、最も危険な時期です。 全国 ※福井県 ↓ ほっさ 回復期 (2,3週~) 2010年 普通のかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が ほっさせい 激しい発作は次第に減りますが、たまに発作性 せき の咳がでます。 小児科定点(22医療機関) 百日咳の報告数は、2006年までは減少傾向にありましたが、 2007年に国内の複数の大学で百日咳の集団発生が報告され、 2008年にはさらに増加しました。 ■ 感染経路 ・空気中にある菌を吸い込む 20歳以上の報告割合が高く、19歳以下で最も多数を占めて せき ・咳やくしゃみで飛び散った菌を吸い込む いるのは0歳児でした。年長者の百日咳が乳幼児への感染源と ・手についた菌が口や鼻に入る して注目されており、今後の動向に注意が必要です。 福井県の百日咳 福井県の流行状況 ~患者報告状況①~ 患者発生状況(月別) 定 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 ) 患者発生状況(年齢別) 1 30 患 者 報 20 告 数 ( 10 人 ) 0 全国 福井県 男 女 0 季節性はみられません。 20歳以上の大人の感染も多く、全体の4分の1を占めています。 ※過去4年間(2010~2013年)の報告数を平均したものです ※過去4年間(2010~2013年)の報告数を集計したものです 過去10年間の流行状況 定 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 ) 1 全国 福井県 0 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 福井県の百日咳 福井県の流行状況 ~患者報告状況②~ 地域ごとの流行状況(2013年) 定 1 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 定 1 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 福井県 坂井 福井 奥越 丹南 二州 若狭 定 1 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 定 1 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 福井 丹南 報告はありませんでした 若狭 報告はありませんでした 定 1 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 1 定 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 定 1 点 あ た り 報 告 数 ( 人 / 定 点 0 ) 坂井 報告はありませんでした 奥越 報告はありませんでした 二州
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