26 年度 福祉サービス第三者評価結果報告書 相模原市立南上溝保育園 概 要 対象事業所名 相模原市立南上溝保育園 経営主体 相模原市 対象サービス 保育分野 事業所住所等 〒252-0231 相模原市中央区上溝 1961-1 設立年月日 昭和 48 年 4 月 1 日 契約日 平成 26 年 4 月 24 日 評価調査訪問日 平成 26 年 11 月 18 日 評価実施期間 平成 26 年 11 月 ~ 27 年 1 月 公表年月 平成 27 年 3 月 評価機関名 株式会社 R-CORPORATION 評価項目 神奈川県社協版 第三者評価機関(かながわ認証第 5 号) 株式会社 R-COPRORATION 〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町 3-30-8SY ビル2F 2.評価項目に基づく評価の結果 大項目1 保育環境の整備 評価機関が定めた評価項目に沿って調査を行った結果です 大項目1全体(調査確認事項全80項目〕を通してのサービスの達成状況 100 % 大項目1の内容(概要) ◆人権について職員会議で周知する他、人権チェックリスト 1 を配布し、自己点検につなげています。 人権の尊重 ◆外国人家庭の宗教を理解し、給食では宗教に即した食の対 応をしています。外国人の園児に対しても日頃から細やかな 対応に努めています。 ◆虐待の状況は相模原市3区の子ども家庭相談課の説明を 受け、児童虐待予防研修への参加をする等、職員会議でも周 知して把握しています。 2 プライバシー確保 ◆個人情報の取り扱い、守秘義務については相模原市コンプ ライアンス推進指針、南上溝保育園マニュアルに明記してい ます。園外へ出る際は園名の名札を着用しています。 ◆相模原市立保育園実習生受け入れマニュアルを完備し、マ ニュアルに即した対応を行い、指導を徹底しています。 ◆PD マークは取得してはいませんが、相模原市個人情報保 護条例に基づいて実施しています。 3 家庭と保育園との 信頼関係の確立 ◆保護者との連携では、連絡帳(0、1歳児)、すくすくカ ード(2~5歳児)、健康ノート(2~5歳児) 、くらすだよ りを活用し、定期的に保育園の様子を保護者に伝えていま す。 ◆懇談会や個人面談時に保護者の意見や要望を必ず聞くよ うにしています。個人面談終了後は、記録用紙を作成し、全 職員に周知しています。 ◆保護者参加の行事の際にはアンケートを取り、意見や要望 を募り、把握に努め、アンケート結果は保護者にも周知して います。 4 苦情解決システム ◆苦情処理の手順は、相模原市立保育所および地域療育セン ターにおける苦情解決実施要綱に定めています。 ◆利用者や外部の方が見やすいところに苦情受付担当者名、 苦情解決責任者名、第三者委員名を掲示し明示しています。 ◆第三者委員の設置についても苦情解決実施要綱に定めて います。 5 環境整備 ◆保育室の温度・湿度などについては園児健康管理マニュア ルに記載があり、安全衛生チェックリストで管理していま す。 ◆危険物管理についても安全衛生チェックリストで管理し、 記録をつけて対策しています。 ◆玩具、砂場、水回り等について、安全衛生チェックリスト にて管理し、記録をつけて環境を整えています。 6 健康管理(感染症対策・ 救急救命を含む) ◆与薬については、相模原市立与薬管理マニュアル、入園の しおり、南上溝保育園保育マニュアルに明文化され、与薬依 頼書に記録し、慎重に実施しています。 ◆感染症については、流行時に保護者に情報提供して予防を 促し、感染症発生時にはクラスに情報提供しています。 ◆南上溝保育園健康管理マニュアルがあり、マニュアルの怪 我および体調不良児の対応手順(①・②)に基づき、職員会 議で職員に周知しています。 7 危機管理(防災・防犯) ◆南上溝保育園消防計画および相模原市保育所防災の手引 きがあり、園内での避難方法について明文化されています。 ◆不審者等の情報は、対応経路図で職員に周知し、神奈川県 暮らし安全指導員の指導により防犯訓練を実施しています。 ◆地域連携園と災害時乳幼児ステーションについて会議を 持ち、情報交換しています。 8 地域の子育て支援 ◆ふれあい親子サロン、公民館であそぼう、りんごのほっぺ 、おれんじキッズ、親と子のふれあい広場、キッズタイム・ ワンツー!あそぼ等、子育て支援活動を行っています。 ◆地域交流事業として園庭・支援室解放、ゆめぶんこ(図書・ 貸出)、誕生会、なかよしデー、保育ウィーク等を実施して います。 ◆公民館事業、こどもセンターの子育て支援、中央こども家 庭相談課との連携、園の前にある高齢者グループホームの運 営推進会議への参加、地区社会福祉協議会交流会への参加等 しています。 9 自己評価と情報開示 ◆相模原市立保育園の自己評価の観点を参考に作成した「南 上溝保育園自己評価チェック表」を用いて、自己評価を実施 し、職員会議で周知しています。 ◆地域向け情報をポスターケースにて情報提供を行い、園の パンフレットは自由に持ち帰れるようにしています。 ◆保育参観や保育参加については、年間行事予定表に明文化 し、保護者に配布し、園だよりにも記載して周知しています。 ◆保育所職員研修計画に基づき、計画的に研修に参加し、園 10 職員研修 内研修も計画的に行なっています。 ◆研修参加者は職員会議や園内自主研修会などで研修報告 を行い、共有しています。 ◆実習生の受け入れは、副園長がオリエンテーションを行 い、実習計画検討等実習生の窓口となっています。 大項目2 保育内容の充実 事業所から自己申告された内容について事実確認を行った結果です 項目 事業所による取り組みのアピール 第三者評価での確認点 (事業所が記載した原文のまま公表しています) 子どもと保育士とのかか ①子どものいろいろな感情を受け ①保育士は、子どもの様々な感情を受 わりにおいて、子どもの 止め、欲求を満たしつつ、スキンシ け止め、欲求を満たしながら、子ど 情緒の安定をはかること ップを取りながら、安定して過ごせ もが安定して生活できるように努 や、順調な発育・発達 るようにしている。 めています。特に乳児については、 を促すためにどのような 個別対応が一番必要な年代であり、 取り組みをしていますか ②静と動の活動を設定したり、少人 保育士と1対1のスキンシップを 数で保育を行うなどし、一人一人の 大切にし、対応を行なっています。 生活リズムや興味・関心に合わせて ②その日の個々の子どもの体調に合 対応している。 わせて保育を設定するよう配慮し、 静と動の活動を取りいれ、少人数で ③一人一人の発達や興味に応じた 保育を行う等、子どもの安定を図っ 遊びの環境を整え、運動機能の発達 ています。また、一人一人の生活リ を促している。 ズムや興味・関心に合わせて対応し ています。南上溝保育園は園庭が広 く、のびのびと走り回って遊べ、自 然にも恵まれており、お散歩につい ては、月に1~2回、少人数で工夫 して行なっています。 ③ 体育遊びは、一人一人の発達や興味 に合わせて遊びを設定し、さらに、 運動機能の発達を考慮しながら行 なっています。リズムに合わせる身 体表現を取り入れる等、運動機能の 発達を促す取り組みも行っていま す。 子ども同士のかかわりに ①保育者の普段の関わりの中で一 ① 保育士は、常日頃の生活を通して、 おいて、個の違いを認め 人一人の子どもの様子を丁寧に受 個々の子どもの様子を把握し、一 あうことや他者と自分を け止めている。また当番活動や子ど 人一人、丁寧に受け止めるよう努 大切にする心をもてるよ も同士のやりとりの中で自然に相 めています。 うにするためにどのような 手を思いやる気持ちが持てるよう ② 当番活動では当番表を作り、子ど 取り組みをしていますか に働きかけている。 もたちは当番表を見て自ら計画を 立て、実施しています。園では毎 ②毎月誕生会を設定し、友達をお祝 月、誕生会を実施しており、友達 いする気持ちやみんなに祝っても をお祝いする気持ち、みんなにお らう嬉しさなどを経験し、相手を思 祝いしてもらう嬉しさ等を経験す いやる心が育つようにしている。 る機会を設け、子ども同士で自然 に相手を思いやる気持ちが育つよ ④ 子ども同士の関わりの中で年下 う働きかけています。 の児に興味を持ったり、思いや ③ 子ども同士の関わりの中で年下の りの気持ちが育つように見守り 児に興味を持ったり、大切にする 声かけをすることで保育士が手 心、思いやりの気持ちが育つよう 本となるようにしている。 保育士が手本となり、見守り、声 かけしながら「他者への思いやり」 を示しています。また、3歳児を 寝かしつける「トントン当番」な どの取り組みも行なっています。 「ありがと 子どもと社会とのかかわ ①当番活動の体験を通し、人の役に ① 当番活動の体験の中で、 りにおいて、人に役立つ 立つ事や感謝される嬉しさを感じ、 う!」と言葉をかけられることで、 ことの喜びを感じたり、 人との関わりが広がるようにして 感謝される嬉しさや、人の役に立 人と関わることの楽しさ いる。 つことを体感し、良いことをした を味わうことができるよう 心地良さを感じ、さらに、人との にするためにどのような ②他施設との交流を通して社会と 関わりの楽しさにつなげていま 取り組みをしていますか す。 の関わりを持ち交友関係を広げ、共 に過ごす事の喜びを味わえるよう ② 近くの私立保育園と公園で交流し な機会を持っている。 たり、4歳児は障がい児施設と交 流を行っています。施設からの訪 問を受け、交流を図っています。 ③地域の親子と2歳児を中心とし 特に4歳児はいろいろな友だちと た交流の日を設定し、関わって遊べ 交流することにより、社会に興味 るよう援助している。 を持ち、交友関係を広げ、共に過 ごすことの喜びを味わえる機会を 積極的に作っています。 ③ 2歳児(もも組)を中心として、 地域の親子と交流の日を設定し、 「もも組と遊ぼう」を月2回開催 し、広い保育室で一緒に遊ぶ一時 を過ごすなど、利用者から好評を 得ています。 生活や遊びなどを通し ①行事の前には子ども達が期待で ① 行事前には、保育士は行事内容に て、言葉のやりとりを楽 きるような会話を心がけ、その後に ついて子どもたちがワクワクし、 しめるようにするためにど は経験したことを家族や友達、保育 楽しみとなるような会話に努め、 のような取り組みをして 者に言葉で伝えられるように関わ 行事を体験したことを身近な人に いますか 自分の感じたことを言葉にして伝 っている。 えられるよう、工夫をして取り組 ②生活や遊びの中に言葉のやりと んでいます。例えば、お店屋さん りが楽しめるような遊びや絵本、視 ごっこの際は、売る人、買う人の 聴覚教材を取り入れている。 経験をする前に、それらをイメー ジ出来るよう情報を提供し、後で ③子ども同士のやりとりが広がる 再現出来るようなコーナーを作 ようなコーナー遊びを設定し、自分 り、見て、考え、言葉を覚えられ なりの言葉で会話を楽しめる環境 るような関わりをしています。 作りをしている。 ② 生活や遊びの中に言葉のやりとり が楽しめるような、遊びや絵本、 視聴覚教材を取り入れて活用して います。 ③保育室にコーナーを設置し、ごっこ 遊びやままごと等、子どもが個々に 自ら選び、遊び込めるよう設定し、 コーナーそれぞれで子ども同士の 会話の広がりや、自分なりの言葉で 会話を楽しめる環境作りをしてい ます。 生活や遊びなどを通し ①子どもの気持ちを受け止め、共 ① 保育士は、子どもの気持ちを受け て、話すこと・聞くことが 感、代弁していき、自分なりの言葉 止め、共感し、代弁しながら、子 楽しめることや言葉の感 で伝えられるよう話しやすい雰囲 どもが自分なりの言葉で伝えられ 覚が豊かになること、自 気を作っている。 るよう話しやすい雰囲気を心がけ 分の伝えたいことが相手 ②生活や遊びの中で、応答的なやり ています。乳児の場合はアイコン に伝わる喜びを味わうこ とりを楽しんだり、自分の思いを発 タクトでその時々の気持ちや、喃 とができるようにするため 表して、相手の話を聞く機会を持っ 語を受止めてやさしく接していま にどのような取り組みを ている。優しく丁寧に話しかけ、言 す。 していますか 葉の感覚が豊かになるように働き ② 生活や遊びの中で、子どもと応答 かけている。 的なやりとりを楽しんだり、自分 の思いを発表する場や相手の話を ③当番活動を通して、伝えたいこと 聞く機会を持ち、言葉の感覚が豊 が相手に伝わる喜びを味わったり、 かになるよう取り組んでいます。 文字にふれることで、言葉の発達を 保育士は、子どもに優しく丁寧に 促している。 話しかけ、言いたいことがある時 は傾聴することにより、子どもが 自信をもって大きい声で発表出来 るようになっています。 ③ いろいろな当番活動を通して、子 どもは伝えたいことが相手に伝わ る喜びを味わったり、給食のメニ ュー等、事あるごとに文字に触れ ることで、言葉の発達を促してい ます。ランチ当番では、机を拭く、 椅子を並べる、お盆を運ぶ、今日 のメニューをクラス、園庭で言う など、積極的な取り組みを行なっ ています。 生活や遊びなどを通し ①子ども達の発達や、興味に応じた ① 保育室にコーナーを作り、個々の て、楽しんで表現するこ 環境設定の中で、ごっこ遊びが十分 子どもの発達や、一人一人の興味 とができるようにすること に出来るようにコーナー設定をし に応じた環境を設定し、子どもが や表現したい気持ちを ている。 好きなところで好きなことができ 育むためにどのような取 るよう、じっくり遊び込める環境 り組みをしていますか ②普段の生活の中で季節の歌を歌 作りをしています。「ごっこ遊び」 ったり、楽しく体を動かせるような が十分に出来るようにブロックコ 音楽や体操を取り入れている。 ーナー、ままごとコーナー等を設 定しています。乳児にもコーナー ③いろいろな感覚を楽しみながら、 五感を育む遊びを提供している。 を設定しています。 ② 生活の中に常に CD デッキを設置 し、子どもたちの好きな音楽を準 備して、流れる音楽で体を動かし、 リズム遊びもクラスの中で楽しく 取り入れています。また、季節の 歌を歌ったり、体操も行なってい ます。12 月のダンスパーティでは 衣装を着て踊ったりして楽しみま した。 ③体を使う遊びや、身近な水や砂等に 触れ、雪が降れば「雪遊び」を楽し み、いろいろな感覚を味わいなが ら、五感を育んでいます。 生活や遊びなどを通し ①子どもの自由な発想を遊びに取 ① 子どもの自由な発想を遊びに取り て、自発的に表現する り入れ自発的に表現する意欲を育 入れ、素材を自分で集めて作り、 意欲を育むことやみんな んでいる。 イメージしたものが出来るように で一緒に表現する喜び 保育士が手伝いながら、自発的に を味わえるようにするこ ②運動会や発表会を通し、一人一人 表現する意欲を育んでいます。ブ と、創造的に表現する の表現する意欲を育み、みんなで作 ロックで作成した大作は、子ども ことができるようにするた り上げていくことの喜びが持てる たちの「壊すのが嫌」と言う気持 めにどのような取り組み ように取り組んでいる。 ちを汲み、飾っておける場所を確 をしていますか 保し、子どもたちは1週間位、喜 ③いろいろな素材を使い創造的な びを味わって遊んでいます。 表現が出来るように環境を整えて ② 運動会や発表会は全員で作ってい いる。 くものと考え、行事を通して一人 一人の表現する意欲を育み、みん なで作り上げていく喜びが持てる ように取り組んでいます。また、 園では地域と育む保育を心がけ、 地域に声をかけ、公開保育時にミ ニ運動会を実施して一緒に楽しむ 取り組みをしています。 ③ いろいろな素材を使用し、廃材で パタパタを作ったり、ボール入れ を作ったり、商品を作る等、創造 的な表現が出来るように環境を整 えています。 生活や遊びなどを通し ①お話し会、映画会、人形劇など見 ① お話し会、映画会、人形劇等を見 て、聞く・見るなど感覚 たり聞いたりする中でお話しの世 聞きする機会を設け、豊かな創造 の働きを豊かにすること 界にひたり、豊かな創造性を育んで 性を育んでいます。4,5 歳では、 や身体を動かす楽しさ いる。 お話し会に近隣のボランティアが を味わうこと、身近なも 訪問し、お話を聞かせてもらった のに対する興味や関心 ②保育計画の中にコーナー遊びを り、映画会では子どもたちに人気 を引き出すためにどのよ 組み込み遊びの継続や展開を援助 の作品を楽しみ、劇団の来訪によ うな取り組みをしていま し、興味、関心が意欲につながるよ る人形劇を観るなど、さまざまな すか 世界に触れ、創造性と想像性を養 うにしている。 う時間を提供しています。 ③運動の発達段階を職員が共有し、 ② 園ではオープン保育を実践してお 生活や行事の中で子ども達が楽し り、年間計画を作成し、週案にね みながら体を動かせるよう計画的 らいを反映し、コーナー遊びに組 な運動遊びを取り入れている。 み込み、遊びの継続や展開を援助 し、子どもの興味、関心が意欲に つながるように取り組んでいま す。 ③ 運動遊び計画を策定し、個々の運 動の発達段階を保育士で共有し、 生活や行事の中で子ども達が楽し みながら体を動かせるよう、計画 的な運動遊びを実施しています。 生活や遊びなどを通し ①水や雪、泥など自然物を見るこ ① 季節ごとに季節を感じながら遊ぶ て、身近な様々なもの と、触れることで五感や関心を育て ことや、水や雪、泥等のいろいろ に対する探索意欲を満 るようにしている。また散歩や遠足 な触感に触れて関心につなげ、五 足させることや社会や自 などを通して自然と関わる取り組 感の発達を促しています。また、 然の事象や、動植物へ みをしている。 散歩で行く公園や遠足などを通し の興味や関心をもてる て、社会や自然と関わる機会に活 ようにするためにどのよう ②自分達で種や苗を植え育ち行く かしています。 「みなかみ新聞(4 な取り組みをしています 様子を見たり、世話をすることで植 号) 」を作り、子どもの目の高さに か 貼って興味や関心につながるよう 物への興味、関心を育てている。 取り組んでいます。 ③生き物を飼育することで命を大 ② 子ども達は園庭に種や苗を植えて 切にすることに気付き、慈しみ、大 育て、プランターではししとう他 切にする気持ちを育てている。 野菜を育て、水やりを行なって世 話をすることで植物への興味、関 心を育てています。 ③ 園で生き物を飼育しながら、子ど も達に理念である「命を大切にす る」ことに気付くと共に、慈しみ 命を大切にする気持ちを育ててい ます。 自分から食べようとする ①自分達で育て収穫した野菜を使 ① 子ども達が野菜を種・苗から育て、 意欲を育んだり、排泄 って、夏野菜カレーを作ることで食 収穫した野菜を食材として調理を をしようとする意欲を育 材に興味を持ち、食べることに意欲 することによって、食への意欲に むためにどのような取り が持てるようにしている。また目の つなげています。収穫した野菜は 組みをしていますか 前で調理することで、食材の変化や 夏野菜カレーを作ったり、ガラス 香り等感じることができるように の鍋で調理する等、子どもたちの している。 目の前で食材の変化や香り等を感 じることができるよう工夫し、食 ②成長発達に合った食具を使える への関心と意欲につなげていま よう配慮したり、ランチルームの環 す。 境を整え、メニューや食べ物と体の ② ランチルームの環境を整え、子ど 関わりについてのポスターなどで もの発達過程や使い方に合わせて、 子ども達が食べることに意欲を持 スプーン・フォーク・箸など食具や てるようにしている。 食器に配慮しています。また、メ ニューや食べ物と体の関わりにつ ③子ども達が自分から排泄しよう いてのポスターを掲示し、食べる とする意欲を育むため、明るく気持 ことに意欲を持てるようにしてい ちの良いトイレにし、トイレで排泄 ます。幼児には食べ物と体の関係 できたことを誉め、満足感や自信が が大切なことを伝えています。 持てるような関わりをしている。 ③ 子どもたちが自分から排泄しよう とする意欲を育むため、明るく気 持ちの良いトイレ環境に努め、ト イレで排泄できたことを褒め、子 どもが満足感や自信が持てるよう にしています。保育士は、子ども が感じるトイレの不安感を排除し 気持ち良いことを示し、 「座ってみ よう」と勧め、上手くできたら褒 めています。 身の回りのことを自分で ①日々子ども達の様子を見守り、具 ① 身の回りのことを自分でしようと しようとする意欲を育む 体的に方法を伝え、さりげなく援助 する意欲を育むために、保育士は ことや基本的な生活習 をして、自分でできたという嬉しさ 日々、子どもたちの様子を見守り、 慣を身につけること、食 を味わい、自信が持てるように関わ 具体的に方法を伝え、さりげなく 事や休息の大切さを理 っている。 援助をしながら、子どもが自分で 解することができるように 出来たという達成感と嬉しさを味 するためにどのような取り ②年齢に合った環境設定を行い、毎 わい、自信が持てるように関わっ 組みをしていますか 日の生活の中で子ども達に働きか ています。例えば、プール遊びの けるようにしている。また、園だよ 準備、手順を絵で示したり、上着 り、クラスだより、掲示物などで保 を着る時は「アン、パン、マン」 護者にも様子を伝え、家庭でも同じ で着るといいこと教え、家庭でも ように取り組めるようにしている。 「アン、パン、マン」で着ること ができるようになる等、わかりや ③個々の関わりや、生活を通して食 すく示しています。 事や休息、水分補給の大切さを伝 ② 基本的生活習慣については、年齢 え、意識できるよう働きかけてい に合った環境を整え、園生活の中 る。 で、日々、保育士が子どもの様子 を見ながら、その都度、働きかけ るように努めています。また、園 だより、クラスだより、掲示物を 通して保護者に様子を伝え、家庭 でも園生活での取り組みが同様に できるように促しています。 ③ 食事、休息、水分補給の大切さを 日々生活の中で伝え、子どもが常 に意識できるよう働きかけていま す。特に、体を動かした後の休息 の大切さを伝えています。 大項目 3 保育園の特徴 事業所から自己申告された内容について事実確認を行った結果です 項目 事業所による取り組みのアピール 第三者評価での確認点 (事業所が記載した原文のまま公表しています) 子どもの豊かな心と身体 ①異年齢でのテーマ活動を通し、年上 ① 日々、オープン保育、クラス活 をはぐくむための特徴的な の子は年下の子の世話をしたり、年下 動、異年齢活動を行う中、異年 取り組みについて説明し の子は親切にされる事を喜べる交流 齢でのテーマ活動を設定し、年 てください 上の子は年下の子の世話をし が自然とできるように配慮している。 たり、年下の子は年上の子を慕 ②開放感や季節感を味わうと共に、年 うなど、思いやりと喜びのある 下の子を気遣ったり、年上の子に親し 交流が自然とできるように、保 みながら散歩に出かけ、豊かな心と身 育士は配慮しています。 体を育めるよう取り組んでいる。 ② 異年齢でのテーマ活動の中で、 開放感や季節感を味わい、異年 ④ 齢に応じて、園庭の掃除や靴箱、 齢での散歩を通し、関係性に大 道具箱の掃除をし、身近な場所を 切な豊かな心と身体を育んで 自分の力で綺麗にする嬉しさや綺 います。 麗になった実感が味わえるように ③ 年齢に応じて、子どもたちが生 配慮している。 活する身近な場所を自分の力 できれいにする嬉しさや、きれ いになった実感と気持ち良さ が味わえるよう取り組んでい ます。3~5歳が年齢毎に園庭 の掃除や靴箱、道具箱の掃除を しています。年度末にはテーマ 活動の反省を行い、4月から新 しいテーマで活動をスタート 出来るようにしています。 保育環境に特別な配慮 ① 児保育における離乳食、生活リズ ① 園では産後 2 ヶ月から乳児保育 を必要とする子どもの保 ム等においては個々の成長発達を を行なっています。乳児保育で 育(長時間保育、障害 充分加味し家庭と連携をとりあっ は、個々の成長発達を加味し、 児保育、乳児保育、外 て保育を行っている。また、得た 家庭と連携を図りながら、生活 国籍園児)に関しての 情報を職員間で周知し、共有して リズム等において十分に配慮 特徴的な取り組みについ 進めている。 しています。また、得た情報は て説明してください 職員間で周知・共有して保育に あたっています。 ②長時間保育では、家庭的な雰囲気の ② 長時間保育(朝 7 時~19 時迄) 中で安心して過ごせるよう保育を行 の朝夕は、家庭的な雰囲気を心 っている。異年齢児と触れ合いながら がけ、子どもが安心して過ごせ やりたい事をじっくり遊べる環境作 るよう保育に努めています。0 りを行っている。 ~2 歳は 2 階で保育を行い、3 ~5 歳は1階で過ごし、合流出 ③集団の中で支援を必要とする子が 来る人数を見計らい、0 歳~5 その子らしく生活できるよう、個別支 歳で合流して保育を行なって 援計画を立案し全職員で共通の関わ います。長時間保育では異年齢 りをしている。 児と触れ合いながら、個々にや りたいことをじっくり遊べる 環境作りを行なっています。 ③ 配慮を必要とする子どもの個 別支援計画を立て、全職員で共 通認識を図り、集団生活におい てその子らしくいられるよう 関わり方に配慮しています。診 断名を持つ子どもについては、 個別支援計画を立てて保育に あたり、その他の支援の必要な 子どもに対しても支援コーデ ィネーターが中心となってケ ース会議を持ち、個別配慮を検 討しながら保育をしています。 健康管理に特別な配慮 ①医師の指示書をもとに個別票を作 ① アレルギー疾患を持つ子ども を必要とする子どもの保 成し、調理員、事務職員、担当保育士 に対しては、医師の指示書をも 育(アレルギー疾患をも が献立をチェックして対応している。 とに個別票を作成し、調理員、 つ園児、乳児保育、病 受け渡し時のミスを防ぐために、配膳 事務職員、担当保育士が献立を 後時保育など)に関して 時の手順を作成し、食札に確認のチェ チェックし、慎重に対応してい の 特 徴 的 な 取 り 組 み ックを入れながら確実に提供できる ます。また、アレルギー児対応 (アレルギー食対応、個 ようにしている。 マニュアルを完備し、食事受け 別食、離乳食など)につ 渡し時の誤食の防止のため、配 いて説明してください ②園児の体調を送迎時に保護者と連 膳の手順を作成し、食札に確認 絡し合うようにし、体調不良の時は、 のチェックを入れながら確実 室内でゆっくり過ごすようにしてい に提供できるように徹底し、ラ る。健康に配慮が必要な子どもに対し ンチルームでは個別の場所を ては、全職員が情報を共有し対応でき 用意しています。保育士は、誤 るようにしている。 食時の対応方法を自主研修し て研鑚しています。 ③離乳食は保護者との細かいやりと ② 子どもの体調管理は、送迎時に りの中で、子どもの成長に合ったもの 保護者と様子を伝え合い、連絡 を提供できるようにしている。また、 帳や毎日の検温記録を通して 調理員とは月に1度の話し合いの他 把握しています。体調不良の時 に、日々の中で状況を確認し合うよう は、室内でゆっくり過ごすよう にしている。 に配慮しています。健康に配慮 が必要な子どもに対しては、全 職員が情報を共有し、誰もが対 応できるようにし、既往症表を 作成して配慮しています。 ③ 離乳食は、個々に保護者と食べ て良いものを詳細に打ち合わ せた上で、その子の成長に応じ て提供するようにしています。 また、調理員とは月1度、細か いメニューの話し合いの他、喫 食状況を確認し合うようにし ています。保護者の給食参観も 実施しています。 食 に関 し ての 特 徴 的 な ①野菜の栽培や収穫、下ごしらえやク ① 子どもが野菜を栽培し、収穫を 取り組みについて説明し ッキングなどを通して、作る過程を知 行い、食材の下ごしらえやクッ てください り、食材に興味を持てるようにし、楽 キング等を通して、食材に興味 しんで食事ができるようにしている。 を持ち、食事に至る過程を知る ことで、食べる事に関心を持 ②給食に関連した情報、ミニ知識を掲 ち、楽しんで食事ができるよう 示して、保護者や子ども達の食への関 にしています。園では近くに畑 心を高めたり、試食会を開催し共通認 を借りてさつまいもを栽培し、 識を持てるようにしている。 園庭でも野菜の栽培を行い、収 穫したピーマンをカレーに入 ③調理員と定期的に話し合いを持ち、 れたり、子どもたちが野菜を切 ランチルームの配膳やクッキングな ってさつまいも汁を作る等、食 どで交流を持ち、食への興味につなげ に興味が持てるよう食育に取 ている。 り組んでいます。 ② 保護者への食育の取組みにつ いて、給食に関連した情報及び ミニ知識や、子どもに人気のレ シピなどを掲示し、保育ウィー クには人気メニューを実際に 展示して、食への興味・関心に つなげています。 ③ 調理員とは、食育に関して保育 士と定期的に話し合いを設け、 ランチルームでの配膳時や子 ども達とのクッキングを通し て交流を図り、食育の取り組み を行なっています。 家庭とのコミュニケーション ①0~1歳児は連絡帳、2~5歳児は ① 家庭とは、送迎時の会話で連携 に関しての特徴的な取り 保育情報ボードで毎日の保育の様子 を図るとともに、0~1 歳児につ 組みについて説明してくだ を伝えている。遊びや生活の姿を写真 いては連絡帳で、2~5 歳児につ さい で保育室に掲示し、会話の機会を増や いては保育情報ボードで毎日 し、声をかけやすい雰囲気を作ってい の保育の様子を伝えています。 る。 特に乳児の保護者とは細かに 連携を図り、コミュニケーショ ②保育参観や保育ウィーク、運動会、 ンがとれています。配慮の必要 発表会での保育の様子や発表の場を な子どもについては、個別に必 見る機会を作り、子ども達の成長を共 要な内容は直接、伝えるように に喜び合えるようにしている。 しています。園生活での遊びや 子どもの日頃の姿を写真に撮 ③懇談会、個人面談、大きくなーれカ り、保育室に掲示して、保護者 ード、連絡帳などで家庭とのやりとり との会話の機会を増やし、ま を密に行いながら、連携をとるように た、保育士に声をかけやすい雰 している。 囲気づくりを行っています。 ② 保護者に保育参観や保育ウィ ーク、運動会、発表会で、保育 の様子や子どもの発表の場を 見る機会を作り、子どもたちの 成長を共に喜び合えるように しています。運動会、発表会の 行事後にアンケートを取って 保護者から意見や要望等を聞 いています。 ③ 個々の保護者とは、懇談会、個 人面談、大きくなーれカード(2 ~3 ヶ月に1回程度) 、連絡帳な どで連携を密に行なっていま す。懇談会、個人面談は保護者 に広く参加を呼びかけ、欠席の 保護者にはクラス便りを発行 する等、フォロー体制を整えて います。 地域の子育て支援に関 ① 庭開放や園内事業(もも組と遊ぼ ① 地域の子育て支援では、園庭開 しての特徴的な取り組み う)など、園児と地域の親子の交 放や園内事業(もも組と遊ぼ について説明してください 流や一時保育、育児相談などをし う)など、園児と地域の親子の ている。 交流や一時保育、育児相談など を実施しています。育児相談は ②保健師との事業では、地域の親子を 比較的 1、2歳児が多く、 「もも 支援し、相談業務を行っている。また、 組(2歳児)と遊ぼう」に参加 地域コミュニティーグループの相談 して頂く中で育児相談に応じ と援助を行っている。 ています。地域の親子が遊びを 通して親しくなり、育児相談だ ③私立保育園と合同し、子育て支援事 けに来園する方もいます。園庭 業の企画、運営を行っている。また、 開放を利用した親子にも、園内 公民館と共催し、外部から講師を招い 事業や、一時保育、親子サロン て、専門的な講座の提供を行ってい 等にお誘いしています。 る。 ② 保健師との事業で、地域の親子 を支援し、相談業務を実施して います。また、地域コミュニテ ィーグループ(サークルミル ク)の相談および援助を行なっ ています。 ③ 南上溝保育園は、私立保育園 (4園)と合同し、子育て支援 事業の企画・運営に取り組んで います。また、公民館と共催し、 外部から講師を招き、専門的な 講座の提供も実施しています。 にこにこ広場(横山台保育園) にも協力しています。また、園 の隣の「めだか子供の家」とは 年 1 回合同避難訓練を実施し、 プールの利用開放や、生き物の 観察をさせてもらったり、一緒 にお店屋さんごっこで交流し て遊ぶ等、お付き合いを通して 地域ぐるみの子育てを実践し ています。 保護者アンケート調査結果 調査結果の詳細(1) ≪総合≫ 相模原 問 1 あなたは園の保育方針や保育の内容や方法につ 問 2 送迎時の保育士との話や連絡帳により園でのお子さ 問 3 お子さんが園内でけがをした場合や在園中に具 いて知っていますか んの様子がわかりますか 合が悪くなった場合は、その状況について十分な説明 0% 2% 6% 6% 知っている 94% よくわかる 0% がありますか 2% 15% あまりわからない あまり説明がない 49% 無回答 詳しい説明がある 簡単な説明がある 43% 知らない 4% 2% まあまあわかる 77% 説明が不足である わからない 無回答 無回答 問 4 お子さんの個別の事情(アレルギーや家庭の事情な 問 5 お子さんの保育内容に関するあなたの疑問や要 問 6 懇談会や個別面接などにより、園との十分な意見交換が ど)への対応や援助内容について、あなたの意向や希望 望に対して、園からは速やかな回答など、丁寧な対応 できていますか を園に相談しやすいですか がされていますか 相談しやすい 0% 21% 28% やや相談しにくい 13% 2% 十分である 66% 13% やや不十分である やや不十分である 55% 15% 相談しにくい 十分である 6% 79% 不十分である 2% 無回答 問 8 園舎内や園庭(砂場など)、遊具の管理にあたって から十分な情報提供かありますか は常に清潔面や安全面に配慮されていると感じられま 6% 十分である 79% やや不十分である 6% 6% 4% 43% 28% 少し心配がある 40% 感じられる 少し心配がある 不十分である 心配がある 心配がある 無回答 無回答 無回答 問 11 保育内容については、いかかでしょうか 6% 少し心配がある 9% 13% 34% 0% 満足している 6% 感じられる 問 12 子どもに対する職員の対応や態度については、 いかがでしょうか 0% 60% 11% 感じられる じられますか 28% か 62% 問 10 緊急時(事故、災害時など)の連絡体制は安心が感 6% 問 9 防犯対策(不審者侵入防止など)は安心が感じられます すか 2% 13% 無回答 無回答 問 7 インフルエンザなどの感染症の流行に関して園 不十分である 47% 6% 満足している まあまあ満足してい る やや不満足である 心配がある 不満足である 無回答 無回答 まあまあ満足している 19% 66% やや不満足である 不満足である 無回答 問 13 保護者に対する職員の対応や態度については、 問 14 お子さんは保育園で楽しく過ごすことができて いかがでしょうか いるようですか 2% 6% 11% 満足している 0% 2% 6% できていると思う まあまあ満足している 21% 60% できていないと思う やや不満足である 92% わからない 不満足である 無回答 無回答 ※調査結果の詳細(2)に順ずる 保護者アンケート調査結果 各設問の満足度の割合 1 あなたは園の保育方針や保 育の内容や方法について知っ ていますか 14 お子さんは保育園で楽し 2 送迎時の保育士との話や連 100 94 く過ごすことができているよ 絡帳により、園でのお子さん 91 うですか の様子がわかりますか 3 お子さんが園内でけがをし 80 13 保護者に対する職員の対 た場合や在園中に具合が悪く 応や態度については、いかが なった場合は、その状況につ 60 43 でしょうか 77 いて十分な説明がありますか 60 12 子どもに対する職員の対 応や態度については、いかが でしょうか 40 20 66 66 0 11 保育内容については、い かかでしょうか 47 62 55 10 緊急時(事故、災害時など) の連絡体制は安心が感じられ ますか 9 防犯対策(不審者侵入防止 など)は安心が感じられます か 70 4 お子さんの個別の事情(ア レルギーや家庭の事情など) への対応や援助内容につい て、あなたの意向や希望を… 5 お子さんの保育内容に関す るあなたの疑問や要望に対し て、園からは速やかな回答な ど、丁寧な対応かされてい… 6 懇談会や個別面接などによ り、園との十分な意見交換が できていますか 62 79 7 インフルエンザなどの感染 症の流行に関して園から十分 な情報提供かありますか 8 園舎内や園庭(砂場な ど)、遊具の管理にあたって は常に清潔面や安全面に配慮 されていると感じられますか 43
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