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らしい。山頂から見える琵琶湖の中程にひょ
うたんの実のような形をした島が見られる。
これが竹生島(ちくぶしま)である。竹生島
は、古くから信仰の対象となっている島で島
の南部には都久夫須麻神社(竹生島神社)
、西
国三十三所三十番の宝厳寺がある。歴史的に
も興味深い島であるが、近年では生態学的な
側面で水鳥であるカワウの糞害が深刻なもの
になっている。島の北部に大規模なカワウの
大コロニーができ、その数は 3 万羽を数え、
北部のアカマツ林は糞害によりそのほとんど
が枯死し壊滅的な状態になっている。
比良山系・野坂山地の植生について
髙間 一 (滋賀県立東大津高等学校)
今大会は野坂山地の乗鞍岳・大谷山と比良
山系の北端に当たる蛇谷ヶ峰で行われる。
高島トレイルは中央分水嶺を通るコースと
して、野坂山地に始まり、南下し、比叡・比
良山系につながっていく。今大会のコースは
トレイル全体の前半部分にあたる乗鞍岳・大
谷山で行われる。本州でも日本海を目の前に
した琵琶湖の北端の稜線が、中央分水嶺にな
っていることは興味深い。琵琶湖に注がれる
雨や雪がすべて太平洋に注いでいくことを考
えると滋賀県はそのすべてが太平洋側という
ことになるのだが、今大会の山域は、滋賀県
の北端にあたる多雪地帯である。中央分水嶺
の太平洋側にありながら多雪地帯であるとい
う特性により、このあたりの植物は「日本海
要素」と「太平洋要素」の両方が混じり合っ
ている。以降出てくる「日本海要素」とは日
本海側の多雪地帯で、特殊な多雪条件に適応
した植物群のことである。
カワウの糞害を受けた竹生島
本題である植物に話をもどすと、県境を越
えて京都府側の南丹市美山町芦生に京都大学
の演習林として知られる芦生原生林がある。
そこで名付けられた、原生林に古くから自生
しているスギの巨樹がアシウスギである。日
本海側の雪の多い地方に適応したスギの変種
で今大会のコース周辺にも多数生育している。
アシウスギは、雪の重さにより曲げられた枝
が、接地した部分から新たに発根し、株立ち
したような外観になることが特徴で、寿命も
長く巨木になるが、伐採等により巨木は少な
くなっている。安曇川沿いの朽木は林業が盛
んな地域でスギの植林が多くされているが、
植林のそれとは外観も規模も違うので比べて
みると違いがわかりやすいだろう。同じ裸子
植物で言えば、ハイイヌガヤやチャボガヤと
いった植物も山域に普通にみられるが、これ
らも多雪地帯に適応した植物で典型的な日本
海要素である。
朽木の春(ソメイヨシノとタムシバ)
もう一つの会場である蛇谷ヶ峰は、高島ト
レイルのコース上にはないが、比良山系の中
でも琵琶湖寄りにあり、琵琶湖の西岸と安曇
川(あどがわ)に挟まれたところに位置して
いる。
蛇谷ヶ峰の山頂付近には原始的なシダ植物
のヒカゲノカズラの群落がひろがり、高木も
少ないため、山頂からの琵琶湖の眺望が素晴
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るところがある。高島トレイルの稜線上を歩
く中で、山一つ越えると転がっている石が変
わったり、土の色が変わったりしていること
に気付くだろう。
植生は標高の低いところでは、アカマツの
優先するアカマツ-コシアブラ群集が成立し
ている。亜高木層にはコシアブラ、ソヨゴ、
リョウブ、ウリカエデなどが、低木層にはナ
ツハゼ、ヒサカキ、アセビなどが多く、草本
層にはヒサカキなどとともにオオイワカガミ
が出現する。
日本海要素のチャボガヤ
朽木には沢沿いにトチノキの巨木群落が成
立しているところがいくつか見られ、トチノ
キが昔から大切に残されていたようである。
9 月頃にはクリの実に似た実を付けるが、こ
の地域では古くからその実を日常的に利用し
ていたようである。昔から各家庭で栃餅など
が食べられてきており、現在でも朽木の特産
品として土産物店等で販売している。
オオイワカガミの花
もう少し標高が高くなるとブナクラス域に
なるにもかかわらず、アカマツを優占種とし
た二次林が成立している。ミズナラやタンナ
サワフタギ、コアジサイ、シロモジなど冷温
帯の要素である種が出現するアカマツ群落が
広がっている。
山の上部にはとブナの優先する冷温帯林が
広がっている。県北部に広がるブナ-オオバ
クロモジ群集が大きな面積を占めている。今
回のコース上にも胸高直径が1mに及ぶよう
な美しいブナ林もみられるが、ほとんどのブ
ナ林は直径も小さく、森林利用された結果の
人為的影響を反映した植生で、シロモジ、リ
ョウブ、タニウツギなど伐採跡地に特徴的な
種が多く出現していることからも二次林とし
ての特徴がうかがえる。ただ、現代の生活で
は昔のように森林を利用せず、放置林となる
ことから立派なブナ林へと遷移していくのだ
ろう。今回のコース上では、大会 2 日目の乗
鞍岳コースの猿ヶ馬場周辺に美しいブナ林が
トチノキの実
トチノキの巨樹
気候は、日本海側の特徴的な気候で、冬の
季節風の影響もあり、積雪も多く、年間降水
量は 2000~2500mm になり、年平均気温は 12
~13℃である。地質は主として、中・古生層
からなっているところと花崗岩からなってい
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ある今森光彦氏が撮影の舞台としているのも
マキノをはじめ琵琶湖の湖西に広がる里山で
ある。その里山の落葉広葉樹林の林床に春に
なるとカタクリの花が咲く。カタクリはユリ
科の植物で 4 月中旬から下旬に葉を広げると
同時に花を咲かせるが、1 か月くらいで葉や
茎まで枯れてしまい、ほんの短い期間しか地
上部に姿を現さない。この儚さと花の可憐さ
を表して「スプリング・エフェメラル」
(春の
妖精)と呼ばれている。今回のコースの登山
道にもたくさん生育しているが、皆さんが来
られる頃には地下での生活に移っていること
だろう。かつてはこの植物の地下部の鱗茎か
らデンプンを抽出したものを片栗粉と呼び調
理に使われていたが、明治時代以降ジャガイ
モが北海道で栽培されるようになると、ジャ
ガイモから作るようになった。
滋賀県の県花ともなっているホンシャクナ
ゲも登山道沿いに見られる。今夏はこの全国
高等学校総合体育大会登山大会とともに滋賀
県で全国高等学校総合文化祭も行われる。そ
のマスコットキャラクターの湖楠(うみな)
もシャクナゲの髪飾りをつけている。大会中
には花の時期は終わってしまっているが、葉
は革質で厚く、裏面には褐色の毛が一面に生
え金色になっており、特徴的な外観を持つ常
緑低木なので是非見つけてほしい。
広がっており、四季を通じていろいろな表情
を見せてくれる。
赤坂山周辺には高山性のツツジである、サ
ラサドウダンがみられる。今大会の幕営地の
温泉施設「さらさ」の名の由来ともなったツ
ツジである。5 月から 6 月にかけて薄黄色に
赤色の縞模様に入った鐘状の小さな花を多数
咲かせる。秋には真っ赤に紅葉し、それもま
た登山道を美しく飾る。
また、マキノ高原を印象づける景観の一つ
で観光地ともなっている美しい並木がある。
2.4km にわたって約 500 本が植えられているマ
キノ高原のメタセコイア並木である。メタセ
コイアという植物は発見までに変わった経歴
を持つ植物で、最初は新生代第三紀層から化
石として見つかった。そのため当初はすでに
絶滅した植物とされていた。ところが、後に
なって中国の四川省で同種が現存しているこ
とが確認された。発見の後、日本全国の公園
や並木道に植えられ広まっていった。ここに
植えられた並木も 1981 年に植えられたのが
始まりである。化石が先に発見されてから後
に現存するものが発見された生物ということ
で、魚類のシーラカンスなどと並び、
「生きた
化石」と呼ばれている。和名をアケボノスギ
といい、落葉針葉樹で新緑の季節も紅葉の季
節も四季それぞれの表情を持ち、マキノ高原
を彩っている。
びわこ総文の湖楠(うみな)
参考文献
小林圭介 (1997) 滋賀の植生と植物,
135pp. サンライズ出版
高島市 (2007) フィールドガイド 高島の
植物(上), 356pp. サンライズ出版
高島市 (2007) フィールドガイド 高島の
植物(下), 388pp. サンライズ出版
高島市畑の棚田
また、マキノ周辺は里山と呼ばれる農村の
生活に影響を受けた林が広がる。今では里山
という言葉もよく使われるようになったが、
そのきっかけとなった滋賀県出身の写真家で
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シシやニホンザルは農地や庭先に現れ作物を
食い荒らすなどの被害が発生しています。また
ツキノワグマはスギ、ヒノキの幹を剥いだり(熊
剥ぎ)、時には人に危害を加えたりすることもあり
ます。このようなことから、これらの動物は有害
獣とされることがあります。
比良山系の動物
今安和彦(草津東高等学校)
比良には多様な環境と食物があります。多く
の種類の動物が生息していますが、登山行
動中、動物に出会う機会は多くありません。出
会ったチャンスを生かして観察したいものです。
しかし、全国総合体育大会の行動中はそれど
ころではないでしょう。比良山系に生息している
とされる動物を紹介します。
比良山地の 1,000m付近にはブナ、ミズナラ
などからなる夏緑広葉樹林が広く分布している
ことや水量の多い深い谷が多いことから、動
物の生息環境は餌も豊富で、生活や繁殖に
適した環境が整っています。近年になって、比
良山系の森林に対する人為影響が薄れてき
たことを反映して、多様性な森林生態系に変
化してきたため、哺乳類ではツキノワグマ、イノ
シシ、ムササビ(図1)、モモンガ、ノウサギ、キ
ツネ、イタチ、テン、タヌキ、アナグマ、シカ、ニ
図1
図2
ニホンザル
ナラ枯れ(図3)被害によりコナラ、ミズナラな
どの餌植物の大量枯死が進行しており、生育
環境の悪化が心配されています。『滋賀県で
大切にすべき野生生物 2010 年版』でニホンカ
モシカは絶滅危機増大種に、ツキノワグマは
希少種に選定されています。滋賀県ではこれ
らの野生動物との共存・共生に向けて調査・
研究が進められています。
ムササビ
ホンリスなどの個体数が増加しています。
大型種のツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンカ
モシカ、イノシシ、ニホンザル(図2)はいずれも
滋賀県を取り巻く山地を主な生息地としていま
す。このうちニホンジカとニホンカモシカは植林
されて間もないヒノキなどをかじることがあり、イノ
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図3
ナラ枯れ
比良山地は渡り鳥の中継地にあたっている
ため、春と秋の渡りのときにはツグミ、アトリ、カ
シラダカなど多くの鳥類を観察でき、クマタカ
やノスリ、ハイタカ、サシバなどの猛禽類も生息
しています。比良山地でこれまでに 100 種を超
える鳥類が確認されています。確認された鳥
類は、留鳥ではトビ、クマタカ、ハイタカ、ノスリ、
コジュケイ、ヤマドリ、キジ、キジバト、アオゲラ、
アカゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサ
ザイ、トラツグミ、ウグイス、ヒガラ、コガラ、ヤマ
ガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、ホオジロ、
カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハ
シボソガラス、ハシブトガラスなど、夏鳥ではサ
シバ、ツツドリ、ホトトギス、ヨタカ、ツバメ、キセ
キレイ、サンショウクイ、ヤブサメ、センダイムシク
イ、オオルリ、コサメビタキ、サンコウチョウなど、
また春秋に見られる旅鳥としてアマツバメ、ア
カハラ、メボソムシクイ、エゾムシクイなど、多く
の種類となっています。谷川では、キセキレイ、
セグロセキレイ、カワガラス、ミソサザイが観察
でき、山中の池ではカワセミが観察できます。
山を歩いていて、コッコッコツと木をたたく音の
方をみると、コゲラやアカゲラが木をつついて
いる姿が観察できるでしょう。
爬虫類は、要注目種のマムシ、ヤマカガシ、
シロマダラなどのほかに、ニホントカゲ、アオダ
イショウ、シマヘビ、イシガメなど、また両生類は
貴重種が多く、希少種のヒダサンショウウオ、
ハコネサンショウウオ、ヤマアカガエル、アズマ
ヒキガエルなど、要注目種のモリアオガエル、
シュレーゲルアオガエル、カジカガエル、トノサ
マガエル、ツチガエル、タゴガエルなどの生息
が確認されています。
棚田の美しい畑地区の田んぼや用水路を
覗けば、アカハライモリが生息しています。アカ
ハライモリ(図4)はかつて平地から山地に広く
生息しましたが、平地では激減または消滅しま
した。今回の大会コースではありませんが、八
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雲ヶ原で多くの個体を見る事が出来ます。また
腹部の模様は地域により、特徴があり滋賀県
のものは篠山型と呼ばれています。他地域と
混ざらないように注意をしたいものです。
図4
アカハライモリ
昆虫類は、 海抜 920m の八雲ヶ原湿原か
ら武奈ヶ岳付近はミズナラやブナが多く、アイノ
ミドリシジミ、ジョウザンミドリシジミ、フジミドリシジ
ミなどゼフィルス類と呼ばれる小型のチョウ類
の多産地として有名でしたが、近年はたいへん
少なくなりました。
夏になると打見山・蓬莱山のスキー場周辺
のヒヨドリバナの花には大型のチョウのアサギ
マダラが吸蜜しています。アサギマダラ(図5)
は海を渡って沖縄や台湾との間を長距離移動
することが知られますが、毎年、この山地でチ
ョウ好きの有志がたくさんの個体をマーキングし
て、長距離移動を立証しました。
図5
アサギマダラ
また、盛夏の頃、おびただしい数のアカトンボ
が群飛しますが、その多くは平地の水田で羽
化したアキアカネです。登山中、目にする機
会の多いのはオオセンチコガネ(図6)です。体
長約2センチの美しい金属光沢を持つコガネ
ムシ科の昆虫です。このオオセンチコガネは、
色が豊富で、緑色、ルリ色、赤色の3色に分
けることができます。比良山系では赤色のオオ
センチコガネが、滋賀県南部ではミドリセンチ
コガネが分布しています。オオセンチコガネは、
近畿地方において特に顕著な色彩変異を示
しています。同じ種でありながら、地域によって
色が異なる理由については、まだはっきりとはわ
かっていなのでぜひ研究が進むことを期待しま
す。また、琵琶湖博物館に近畿地方における
オオセンチコガネの分布標本が展示してあり、
ひと目で地域変異を見ることができます。ぜひ、
足を運んでいただきたいと思います。
(図6)オオセンチコガネ
登山に際して、注意してほしいものにマダニと
ヤマビルがいます。マダニは他のダニに比べて
体が大きく2mm~3mmほどで、肉眼でもはっき
り見えます。ペチャンコになったクモのようです。
山の中の葉っぱの先に身を隠して、それに触れ
た動物にくっつき、皮膚が薄いところから吸血
します。ヤマビルは、葛川や朽木の谷筋から
44
中腹で見られましたが、近年は稜線でも見るよ
うになりました。梅雨時期に山に入ると、地面に
垂直に立ちゆらゆら揺れていたり、ペタペタと
地面を這って向かって来たり、まるでホラー映
画のような怖さを感じます。休憩時に登山道わ
きで腰をかけていると知らない間に付いている
ことがあるので注意が必要です。
<参考>
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/shizenkanky
o/furusato/park/kutsuki.html
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/shizenkanky
o/furusato/park/biwako.html
滋賀県で大切にすべき野生生物 2010 年版
琵琶湖と自然六訂版
山と高原地図 比良山系
連
絡
事
項
1. 受付について
8 月 5 日(水)10:00~16:00 と 6 日(木)10:00~15:00、「マキノ土に学ぶ里研修センター」(以
下、「土に学ぶ里」)で行います。6 日は監督・リーダー会議がありますので早めに済ませてください。
両日とも計画輸送はありません。監督車利用か公共交通機関を利用してください。
土に学ぶ里は、JR 湖西線・マキノ駅から徒歩約 10 分、マキノ高原民宿村(以下、「民宿村」)からバ
ス約 10 分「中学校前」バス停下車すぐです。バスの本数はたいへん少ないので、「湖国バス時刻表
(http://time.khobho.co.jp/ohmiBus.asp)」で確認してください。なお、監督リーダー会議終了後、
民宿村までは路線バスを増便します。バス代は、各自でお支払いください。
2. 計画輸送について
前年度よりバス料金が高騰しており、お預かりした大会諸経費では、前回大会までのような余裕のある
輸送は不可能となりました。選手・監督の皆様には、席を詰めて座っていただくことになります、ご協力く
ださい。
7 日:えびすや小屋(マキノ高原)から高島市民会館(開会式場)へ。
(民宿送迎バス及び高島市公用車の中型バスで、全く余裕がありません)
開会式終了後、特設駐車場からマキノ高原(幕営地)まで。
(ここから 10 日までは、大型貸切りバスの利用)
8 日:幕営地から国境高原スノーパーク駐車場(乗鞍岳コース登山口)へ。
9 日:幕営地から黒谷(蛇谷ヶ峰コース登山口)へ。
朽木グリーンパーク想い出の森からマキノ高原(幕営地)まで。
10 日:幕営地からビラデスト今津(大谷山コース登山コース)へ。
11 日:民宿村から奥琵琶湖マキノグランドパークホテル(物品販売場所)へ。
(民宿送迎バス及び高島市公用車バスによる)
奥琵琶湖マキノグランドパークホテルから高島市民会館(閉会式場)へ。
(ホテル前桟橋から、今津港まで琵琶湖上を船で移動します。乗船定員の関係で選手・監督の
みの乗船となります。ご承知おきください。専門委員長・視察員・県内役員・補助員などは申し訳
ございませんが、交通機関で各自移動してください。閉会式場へは JR マキノ駅から近江今津駅
まで乗車、近江今津駅下車徒歩 3 分です。)
*乗用車利用について
滋賀県では、県内の教員が生徒を私有車に乗せて引率することを認めておりません。他都道府県から
の監督および役員参加者も、可能な限り交通機関の利用をお願いいたします。大会参加・帰宅時に
起こされた事故に関しては、滋賀県実行委員会では一切責任を持ちません。なお、大会中のレンタカ
ー利用時に関しては、規定の保険に加入致します。前泊した宿舎に車を置いておくことはできません。
大会に乗用車でお越しの場合は、7 日の朝、開会式場南側 500mにあります「特設駐車場」に移動し、
閉会式終了までお停めいただくことになります。(式場横にある駐車場は来賓・許可者のみの駐車場と
なります。ご協力ください。)駐車の際は、申し込みシートにある「駐車票」を印刷・掲示してください。なお、
駐車場は大会期間中無人になります。いかなる事故・事件に対しても一切対応しかねます。閉会式ま
でに車が必要な監督は、各自で公共交通機関を利用して駐車場まで取りに行ってください。(車を取り
にいかれた場合でも、11 日の閉会式場までは、選手と船に同乗・引率してください。この場合も、車の
配送は致しません。ただし、緊急時などは、役員がお送りします。)
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3. 荷物について
7 日:開会式場へはメインザックは持ち込めません。マキノ高原キャンプ場内「えびすや小屋」に、A 隊
選手監督は、朝 7 時 15 分から 7 時 45 分までの間に運び入れてください(メインザックをデポします)。B
隊は 7 時 45 分から 8 時 15 分の間でお願いします。なお、民宿村から「えびすや小屋」までは徒歩 15
分ほどです。早めに集合してください。
大会に使わないものは、宿舎には預けられませんが、各自一つのバッグにまとめ、メインザックデポ時に
役員の指示に従って、「ニューマキノ小屋」にバッグを運んでください(「えびすや小屋」からすぐ)。荷札を
つけるなど、持ち主(都道府県・学校・隊・氏名、できれば携帯番号も)が判読できる工夫をしておいてく
ださい。このバッグには貴重品・危険物・生もの・壊れやすい物は入れないでください。バッグは 10 日の
解散式後に「ニューマキノ小屋」で返却します。忘れないように、取りに来てください。
開会式場へは、「えびすや小屋」前からバスに乗車しますので、デポ終了後その場に残っていてください。
なお、貴重品や審査などに必要な物は、自分で開会式場へ持って行ってください。
11 日:閉会式場へはメインザックをトラックで輸送します。パーティーごとにまとまって、民宿村駐車場(大
きな三叉路横)に指定された時間に持ってきてください。(乗船の時間によって異なります、時間は配宿
後に決定します。)メインザック以外の物(預けていたバッグや貴重品・壊れ物など)は各自で運んでくだ
さい。
4. 宿舎・入浴について
・宿舎は、チームごとに一部屋を用意する予定ですが、監督に関しては他都道府県監督と相部屋にな
ります。なお、大会前後に異なる宿舎になることがあります。ご了承ください。宿舎で洗濯が可能かどう
かは、配宿決定後、宿泊先に直接お確かめください。
・入浴について、大会期間中も毎日可能です。審査終了後、幕営地隣接の温泉施設「マキノ高原温
泉さらさ」に、また、男子に限り、蛇谷ヶ峰コース下山後「朽木温泉てんくう」に入浴できます。石鹸・シャ
ンプーなどは施設内にありますが、入浴用タオルは持参してください。いずれの温泉も入浴定員に限り
がありますので、入浴時間を日替わりで指定します。入浴希望者は指示に従ってください。なお、入浴
料は大会経費に入っておりません、各自で支払い願います。ただし、審査の時間によっては時間が取
れない場合も考えられます。その際はご了承ください。
5. 大会期間中の食事について
下記の表に基づき計画してください。
区分
8/6(木)
朝
昼
8/7(金)
8/8(土)
8/9(日)
8/10(月)
8/11(火)
夜
朝
昼
夜
朝
昼
夜
朝
昼
夜
朝
昼
夜
朝
昼
A隊
○
○
△
×
×
×
×
×
×
×
×
×
○
○
△
B隊
○
○
△
×
×
×
×
×
×
×
×
×
○
○
△
夜
昼食弁当
今津東コミュニテ
今津東コミュニテ
引渡場所
ィーセンター
ィーセンター
○・・・各宿舎
△・・・指定場所(弁当)
×・・・各自で準備
6.荒天で幕営が不可能な場合は、A隊選手・監督は「ハイランドアリーナ」、B隊選手・女性監督は「え
びすや小屋」・B隊男性監督は「幸乃家小屋」に避難の予定です。この他にも、ゲレンデの小屋を利
用する時があります。中での炊事や就寝時のエリアなど、当日の指示に従ってください。
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7.事前下見について
・国境高原スノーパーク駐車場は、スキー場営業期間以外は閉鎖されています。駐車はできません。
路線バス・タクシーの利用をお願いします。
・ビラデスト今津への入場には、環境協力金(一人 300 円)が必要です。登山に利用する時に(通過
するだけでも)必要ですので、お支払いください。なお、ビラデスト今津へのバスはありません。タクシーを
利用してください。
・蛇谷ヶ峰コース登山口について、黒谷・畑地区の通過は、民家のすぐ横を通過します。駐車スペー
スはありません。近江高島駅からの路線バスを利用してください。また、住民の皆様のご迷惑にならな
いように、早朝の通行など配慮してください。
・下見時の林道使用は禁止します(ビラデスト今津への酒波谷林道は除く)。大会に用いる林道(マキ
ノ~黒河峠~福井県美浜)・(箱舘山~抜土)・(マキノ町在原~乗鞍岳電波塔)は、大会時のみ特別に
使用許可をいただいております。下見時等に乗用車で利用することはできません。また、各林道管理
者に使用許可を求めないでください。なお、現在(2015.4.1)以下の道路は崩落のため通行できませ
ん。県道 295 号線入部谷越区間(朽木スキー場以東)・広域基幹林道鵜川村井線(畑から朽木へ
抜ける横谷トンネル出口以西)。
・蛇谷ヶ峰山麓付近は、ヤマビルが特に多く、入山の際にはその対策をしておいてください。
マキノ高原民宿村の利用については、「マキノツーリズムオフィス」へ連絡してください。
〒520-1812 滋賀県高島市マキノ町西浜 1209-8 マキノ駅観光案内所内
TEL.0740-28-8002 FAX.0740-20-1024
観光ハイシーズンになりますので、下見や「大会申し込み」(8 月 4 日)以前の宿泊予約申し込みは早めに
お願いいたします。
大会コース近接のキャンプ場は以下のとおりです。
・マキノ高原キャンプ場:滋賀県高島市マキノ町牧野
・朽木オートキャンプ場:滋賀県高島市朽木柏
・ビラデスト今津キャンプ場:滋賀県高島市今津町深清水
・ガリバー青少年旅行村:滋賀県高島市鹿ケ瀬
TEL
TEL
TEL
TEL
0740-27-0936
0740-38-2770
0740-22-6868
0740-36-2001
この他にも、滋賀県内にはたくさんのアウトドア施設がございます。ご利用ください。
連 絡 先
・緊急時を除いて、ご質問などはメールでお願いいたします。
平成27年度全国高等学校総合体育大会 滋賀県実行委員会 登山担当
〒520-0807 大津市松本一丁目 2-1 大津合同庁舎6階
滋賀県教育委員会事務局スポーツ健康課分室内
tel 077-528-4625
fax 077-528-4968
e-mail:[email protected]
HP:http://www.shiga-soutai2015.jp/
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A隊荒天避難所
B隊テントエリア
幕営地医療本部
監督テントエリア
A隊テントエリア
幕営地本部
不要物預かり所
メインザックデポ地
B隊荒天避難所
B隊男性監督荒天避難所
役員
駐車場
マキノ高原キャンプ場
見取り図・連絡先
近 江 商 人 の 「 三 方 よ し」の 精 神
「 売 り 手 よし・買 い手 よし ・世 間 よし 」
ご協力のお願い
売る人も、買う人も、その商いでみんなが喜ぶ
商 行 為 を し な け れ ば な ら な い 、と い う こ と で す 。
登山大会のお土産は T シャツしかない…という声にこたえて、
滋賀県高等学校商業教育研究会総合学習部会制作の「クッキー」を、お土産として用
意 し ま し た 。 県 内 高 校 生 の デ ザ イ ン の 包 装 箱 で 、 一 箱 5 00 円 で す 。
ま た 、国 際 情 報 高 等 学 校 国 際 ビ ジ ネ ス コ ー ス 制 作 の「 近 江 牛・肉 み そ 」も 販 売 し ま す 。
一 つ 8 00 円 で す 。い ず れ も 、閉 会 式 当 日 朝 に 販 売 を し ま す 。販 売 員 は 、県 内 商 業 科 高
校生が担当します。
数 に 限 り が あ り ま す の で 、予 約 頂 い た 方 の 分 は 優 先 確 保 し ま す 。是 非 ご 協 力 く だ さ い 。
ご協力下さる方は、以下のメールアドレスまで「○○県・○○高校・肉みそ・クッキ
ー予約」等と件名に記入いただき、学校ごと購入数・責任者名を明記し、送信してく
ださい。清算は、当日でお願いします。なお、申し訳ございませんが、もしも予定数
をオーバーした場合は、抽選とさせていただきます。
( そ の 場 合 は 別 途 連 絡 差 し 上 げ ま す 。)
e - ma i l : [email protected]
「応援メッセージ」プログラム掲載
「○○高校山岳部
イ ン タ ー ハ イ 出 場 お め で と う ご ざ い ま す 。」な ど 、
選手たちへの応援メッセージをプログラムに掲載されませんか?
< A4 サ イ ズ 1 枚 4 万 円 ( 1/8 サ イ ズ で 、 5 千 円 。 1/4・ 1 万 円 、 1/2・ 2 万 円 ) の
協賛金・振込手数料別を納入願います。協賛金は本大会の運営費にあてます。>
掲 載 を 希 望 さ れ る 各 専 門 部 ・ 学 校 ( PTA・ 後 援 会 な ど に も お 伝 え く だ さ い ) は 、 6 月
13 日 ま で に 、 以 下 の ア ド レ ス に 「 応 援 協 賛 希 望 」 と 件 名 に 明 記 し 、 メ ー ル で お 知 ら せ
ください。メールをいただいた方に対し、振り込み方法などの詳細案内を送付いたし
ます。
な お 、応 援 メ ッ セ ー ジ は P D F で 制 作 ・ 送 付 し て い た だ き ま す 。ま た 、メ ッ セ ー ジ 内 容
がプログラムにふさわしくないと滋賀県実行委員会が判断した場合は掲載をしかねま
す。ご了承ください。
( 6 月 13 日 ま で に 出 場 校 が 決 定 し て い な い 場 合 は 、 各 都 道 府 県 専 門 部 単 位 で 協 賛 金
支払いの確約をいただければ、
「 掲 載 枠 」の 予 約 を 受 け 付 け る こ と に し ま す 。こ の 場 合
は、出場校決定後速やかに「差し替え」をしますので、ご用意ください。この場合で
も 6 月 2 8 日 を 最 終 締 切 と し ま す 。)
e - ma i l : [email protected]