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「自然に親しむ」特別講演会
第2弾
ムササビ:空飛ぶ座ぶとん
7 月 20 日(日)大阪歴史博物館講堂において、関西野生生物研究所と NPO シニア自然大学校の共催で川道
武男「ムササビ:空飛ぶ座ぶとん」出版記念講演会が行われました。
台風一過の空は青く、気温はうなぎ昇りの 33.2℃。
う出だしから、
午後 2 時。定員 200 人の講堂はほぼ満席状態です。一
10 年間ムササ
般参加者 52 人、会員 142 人の参加数。男女の比率はほ
ビを追いかけた
ぼ 1:1 だったそうですが、会場が華やいだ雰囲気に感
記録は流石とい
じられたのは、女性のほうが姦しいせいでしょうか。
う他、言葉が見
講座部本科の野生動物講座でお馴染みの川道美枝
当たりません。
子先生とその旦那様の川道武男先生による
『
「自然に親
捕獲したりマー
しむ」講座 第 2 弾』は、美枝子先生が講演1.
「ムサ
クを付けたりせ
サビと古代人と妖怪伝説」
・武男先生が講演 2.「ムサ
ず、自然観察的
サビ-空飛ぶ座ぶとん-繁殖と生態」というプログラム
に観察を続け、
で行われました。
個体識別が出来
大阪歴史博物館外観
当校のスタッフは自然教育部門のメンバーが集ま
るまで観察するには、ほとんど毎日のように奈良に通
り、中には当日駆り出されて急遽スタッフになった人
われたそうです。夜行性のムササビの観察は午後 2 時
の数も入れ 13 人のメンバーが、受付・会場案内・会場
半に奈良に着き午前 0 時前に京都のご自宅に帰宅する
機器・書籍販売・司会にと大活躍で、滞り無く会が進
という毎日の積み重ねで、現場では懐中電灯・記録用
行していきました。
紙・カメラ・バッグなどをすべて首から下げて飛ぶム
美枝子先生は「前座を務めます。
」とおっしゃりな
ササビを追いかけるのですから、どれだけ大変かは想
がら、山
像するだけで肩が凝ります。闇の中、一瞬にして飛び
内丸山縄
去るムササビをとらえた写真の数々は行動を知り尽く
文遺跡か
しているから撮れるのでしょう。今真に正露丸の様な
ら発掘さ
糞をしようとしているところ。発情期のオスの睾丸。
れたムサ
避雷針から飛び立ったところ。腹膜を広げた瞬間等な
サビの骨
ど…。偶然だけを頼みにカメラを構える素人とはわけ
からのい
が違います。
ろいろな
質問タイムには
講師の川道ご夫妻
考察や、
ご夫婦で登壇され、
最近まで「バンドリ(晩鳥)
」と称され、食材にされて
二人羽織のようは絶
いた事などのお話。鵺(ぬえ)
「その姿顔は猿に似て、
妙なバランスで質問
胴は狸、足は虎、尻尾が蛇」はムササビのことではな
に答えを頂き、終了
いか。砂かけ婆「鳥居や松の木の上から砂を掛ける」
予定いっぱいまでが
は、ムササビの糞が正露丸の様な粒状で葉に当たった
あっと言う間の 2 時
糞がパラパラと砂を掛ける音に聞こえ、ムササビのこ
間半でした。
とではないか。一反木綿は「夕暮れに約 1 反(10.6 メ
「自然に親しむ」
ートル)の木綿のようなものが飛ぶ」はムササビの腹
特別講座は 5 回計画
側は白く腹膜を広げると四角い形状になりそれに尾が
されており、
「次回第
付き長く誇張されたもので、ムササビではないかとい
3 回は 11 月 7 日 日
う妖怪の正体の種明かしのお話になり、ウンウンと頷
本野鳥の会:安西英明先生の予定です。ご期待くださ
いてしまいました。
い。
」
とは御旅屋副代表理事の終わりのご挨拶の締めの
武男先生は「いつもはデーターを貸して女房が講座
ムササビ(当日のスライドより)
言葉です。
をしていますが、今日はオリジナルが話します」とい
(広報 金子)
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