タカの渡り - 奈良教育大学学術リポジトリ

国
秦廃日舞長一情事陸 第191号 1992年10月11旧
630奈良市高畑町 奈良教育大学自然教育演習室発行
取 0742−27・タ207
柄叫加減
大栄剖盤
10月9日の夕方、大洲也で、ホシハジロのオス3羽、キンタロハジロのオス1羽を
見ました。 (前田健〉
二才_スモス (奈良市阪酎扇町)
最近、体誹田に在々の花を植えることが全国的に広まっているようですふ奈良県で
も田画の中にコスモスやマリーゴールドなどが植わっているのを何度か見たことがあ
ります。とりわけ、10月10日に柳生へ行く途中で見たコスモスの太群落櫨素晴らしい
眺めでした。場所柱奈良欄瞳町の手前の奈良商阪酎町中柑(バス停の「阪原申軌
からそのj綱です。通路わきの何ヘクタールもの広ら磯田に十両にコスモス
が植わっているのです。花はちょうど見頃でしたが、まだ蕾がたくさんあり、今後、
しばらく噴しめそうです。休日のこととて、道路ぼたにたくさんの車捕まり、大
勢の人たちが、赤、ピンク、白の花が如ヽたコスモス柵の中の道を散策したり、鋸の
そばに穀物を敷いて食夢をしていました。阪煩町はこの美しい秋の花を弛元の名物に
しようとしているようで、豪産の観鑑賞内の本には「コスモスの里・蘭固帆という
キャッチフレーズが載っているそうです。しかしこれだけ大勢の人が集まるにもか
かわらず、まだ一軒の店もなく、一缶の自動轍もなさそうで、観光ずれしていな
いのが、いかにも清々しく、いい感じでした。
最近、ソウノレ\施行した友人から絵葉書が轟きました。それにはr学校の生徒が匪
嘉をするという道路わきのコスモスの莫しさが今の絹の成長をみるようです」と書
いてありました。韓国でも今の季蹄に疎道路わきにコスモスの御−っぱい咲いてい
るのでしょう。 OUII尚更)
タカの渡り
9月27日、曽爾高原で日本野鳥の会奈良支部の探鳥会があり、それに参加しました。
天気も轟くなく、タカの渡りが見られるはずだったのですが、わずかに∋羽ほどが見
られただけにおありました。
亀山という山の上から、遠くの山の上などを望遠鏡で眺めていると、あちこちに風
船が飛んでいるのが見えました。また、空気が澄んでいたため、6∼8触ぐらい座れ
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た三重県の尼が岳の上でラジコン飛行機らしいのを飛ばしている人まで見えました。
以外と遠くまで見えるものです。
クマタカが遠くを飛んでいるのを見ました。大きくて尾にしま模様
があることからクマタカと分かりました。
タカ?(∋羽)、ハイタカ類(1羽)、クマタカ(1羽)、モズ、
クマタカ
ホオジロ、ハシブトガラスを見ました。
感lゝ
10月1帽、東吉野相の高見山で、日本野鳥の会奈良支部の探鳥会がありました。高
見山はタカの渡りがよく見られる所として有名なようです。この日もタカの渡りを見
るために行ったのです。
奈良盆地内は快晴でしたが、山の上は雲が多く、風も強か
ったので、あまりたくさんのタカは見られませんでした。そ
れでも、午前9時か10時ごろから午後1時か2時ごろまでの
間に(時計を見ていなかったのではっきりしない)、60羽ぐ
らいのサシバと、1羽のハチクマが渡っていくのが見られま
した。た:だし、まとまっては渡っていかず、1羽∼∋羽ぐら
いでバラバラと渡って行きました。コースもいつもより少し
幅があったそうで、見落しているのもかなりありそうです。
ここのタカたちは、愛知県渥美半島の伊良湖岬を朝に出てき
て、まっすぐに飛んでくるものが多いために、11時半ごろにピークがあるそうです。
勉の渡り鳥としては、バリオアマツバメ、イワツバメ、バクセキ
レイ、ヒヨドリが見られました。特にイワツバメは
多く、山にいる間ずっと、次から次へと群れで現わ
れては消えていきました。バリオアマツバメもあり
とたくさん見ることができました。ヒヨドリも群れ
で渡っていき、バクセキレイは1羽と2羽の、計∋
羽が渡っていきました。
秋、奈良市周辺では、渡り途中のアマツバメやシ
ヲウドゥツバメは時々見られますが、バリオアマツバメやイワツバ
メは見たことがありません。反対にここではアマツバメやショウド
ゥツバメは1羽も見ませんでした。ひょっとすると、アマツバメや
ショウドゥツバメは平地を渡るものが多く、イワツバメやバリオア
マツバメは山をったって渡るものが多いのかもしれません。
高見山では渡り鳥の他に、留鳥として住んでいるトビ、クマタカ、モズ、エナガ、
ウグイス、ホオジロ、カケス、ハシブトガラスを見ることができました。く前田健)
∴ ・豊
巌
一了
水上地付近の自然(143)
10月11日 午前
水上地には、またウが来ていました。望遠鏡があったので、ロばしの付与欄が丸い、
カワウだということがはっきりしました。最近、ここではウが時々見られますが、き
っと全部このカワウと同じ個体なのでしょう。ということは最近の?守は全部カワウ
ということになります。
日曜日だったので釣り人が多く、鳥は少ないようでした。(続く) (前田健)
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