2015 年 5 月改訂 厚生労働省 院内感染対策サーベイランス 概要* 菌名 メチシリン耐性黄色 MPIPC が “R” の Staphylococcus aureus ブドウ球菌(MRSA) (または CFX がディスク拡散法で”R”) 、 または選択培地で MRSA 薬剤耐性菌 菌名コード 1301、1303 判定基準(Ver.3.1) 微量液体希釈法の基準* MPIPC≧4μg/ml ディスク拡散法の基準 MPIPC≦10mm または CFX≦21mm と確認された菌 バンコマイシン耐性 VCM が微量液体希釈法で “R”の Staphylococcus aureus 黄色ブドウ球菌(VRSA) 1301、 VCM≧16μg/ml 1303-1306 バンコマイシン耐性 下記のいずれかの条件を満たす Enterococcus spp. 1201、1202、 VCM≧16μg/ml† 腸球菌(VRE) ・VCM が微量液体希釈法で耐性† 1205、1206、 ・VCM がディスク拡散法で"R" 1209、1210、 ・選択培地で VRE と確認された菌 1213-1217 VCM≦14mm 注)種の同定が行われていない Enterococcus sp.は除く ペニシリン耐性肺炎球菌 PCG が微量液体希釈法で耐性†、または MPIPC がディスク拡散 (PRSP) 法で“S 以外”の Streptococcus pneumoniae 多剤耐性緑膿菌(MDRP) 下記のすべての条件を満たす Pseudomonas aeruginosa 1131 PCG≧0.125μg/ml† MPIPC≦19mm または PCG が試薬会 社の基準で”S 以外”(例≦23mm)‡ 4001 ・カルバペネム系(IPM、MEPM のいずれか)が微量液体希釈 法で耐性†、またはディスク拡散法で“R” ・アミノグリコシド系は AMK が微量液体希釈法で耐性†、また はディスク拡散法で“R” IPM・MEPM≧16μg/ml† IPM・MEPM≦13mm† AMK≧32μg/ml† AMK≦14mm NFLX≧16μg/ml NFLX・OFLX≦12mm OFLX・LVFX・LFLX・GFLX≧8μg/ml LVFX≦13mm、LFLX≦18mm CPFX≧4μg/ml CPFX≦15mm、GFLX≦14mm IPM・MEPM≧16μg/ml IPM・MEPM≦13mm ・フルオロキノロン系が“R” (NFLX、OFLX、LVFX、LFLX、 CPFX、GFLX のいずれか) 多剤耐性アシネト 下記のすべての条件を満たす Acinetobacter spp. 4400-4403 バクター属(MDRA) ・カルバペネム系が“R”(IPM、MEPM のいずれか) AMK≧32μg/ml† AMK≦14mm ・アミノグリコシド系は AMK が微量液体希釈法で耐性†、また LVFX・GFLX≧8μg/ml LVFX≦13mm、GFLX≦14mm CPFX≧4μg/ml CPFX≦15mm はディスク拡散法で“R” ・フルオロキノロン系が“R”(LVFX、CPFX、GFLX のいずれか) カルバペネム耐性 下記のいずれかの条件を満たす腸内細菌科 2000-2691、 MEPM≧2μg/ml† MEPM≦22mm 腸内細菌科(CRE) ・MEPM が耐性† 3150-3151 IPM≧2μg/ml†かつ CMZ≧64μg/ml IPM≦22mm、かつ CMZ≦12mm ・IPM が耐性†、かつ CMZ が“R” * 原則 S,I,R の判定は CLSI2012(M100-S22)に準拠 †感染症発生動向調査の基準に準拠 ‡PR(I)SP のスクリーニングにディスク拡散法で PCG を用いることは推奨されていないが、国内の現状を考慮し採用
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