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日 本 化 学 療 法 学 会 雑 肪
610
AUG.
2000
【原 著 ・基 礎 】
各 種 抗 菌 薬 に対 す る臨 床 分 離 株 の 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス
― そ の21998年
吉田
分 離 グ ラ ム 険性 菌―
勇1)・ 東 山 伊 佐 炎1)・ 木 村
奨 司1)・佐 々 木
塩 野義 腿棊株 式 会祉創 菓研兜 所*,2)同
(平成12年3月3111受
1998年
に 全 国14施
除 く腸 内 細 菌 属 の 葉 剤 感 受 性 は,ほ
β-lactamase(ESBL)産
属 の ほ と ん ど に お い て,ニ
積 属,1.069株
に対 す
oxytoca,Proteus
去 の デ ー タ に比 べ 耐 性
ど の 一 部 の 菌 種 に お い て は.extended
去 の デ ー タ に 比 ぺ 低 下 し て お り,耐
ュ ー キ ノ ロ ン 薬(NQ8)に
はNQ8耐
て い た 。 β-Lactamase-negative
性 株 が50.0%に
対 し,多
達 し,過
生 株 は14.6%で
くの 抗 菌 薬 は 良 好 な 抗 菌 力 を 有 し て い
去 と 同 様 高 頻 度 で 検 出 さ れ た 。Haemophilus
あ り,年
度 に よ る 変 動 は み ら れ る が.徐
ampicillin-resistant(BLNAR)の
%,1996年15.6%,1998年24.4%と
aeruginosaに
抗 菌 力 が 比 較 的 強 く,MIC80は6-25μ9/mL以
に 対 す る 感 受 性 解 析 の 結 果,多
非 醗 酵 グ ラ ム 陰 性 菌 に 対 し て は,強
々 に増 加 し
分 離 頻 度 は1992年3.3%,1994年3.5
大 き く増 加 し て い た 。Pseudomonas
mycin,S-4661,meropenem,imipenemの
β-
性 化 傾 向 を肥 め た 。 こ れ ら腸 内 細 菌
対 す る低 感 性 株 を 含 む 耐性 株 の 分 離 頻 度 は 上 昇 して
catarrhalisに
お け る β-lactamase産
抗 緑 膿 菌 薬11剤
と ん ど の β-ラ ク タ ム 薬 に 対 し て,過
coli,Proteusmirabilisな
gonorrhoeae,Branhamella
た が,N.gonorrhoeaeで
influenzaeに
理)
生 株 と 考 え ら れ る 菌 株 が 検 出 さ れ た 。K.oxytoca,P.vulgarisの
ラ ク タ ム 薬 に 対 す る 感 受 性 は,過
い た 。Neissern
付 ・平 成12年5月26H受
1)
寒 天 平 板 希 釈 法 で 測 定 し、 抗 菌 力 の 比 較 検 討 を 行 っ た 。Klebsiella
化 傾 向 は 認 め な か っ た 。しか し.Escherichia
spectrum
医 婆 開発 部
設 に お い て 種 々 の 臨 床 材 料 か ら 分 離 さ れ た グ ラ ム 陰 性 菌18菌
る 各 種 抗 菌 薬 のMICを
vulgarisを
禦2)
対 し て は,tobra下 で あ っ た。
剤 耐 性 化 が 進 ん で い る こ と が 示 さ れ た 。 そ の 他 の ブ ドウ糖
い 抗 菌 力 を 示 す 薬 剤 が 少 な く,治
療 薬 の選択 に注意が 必要 であ る と考
え ら れ た。
Keyword83臨
床 分 離 株,薬
剤 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス,グ
感 染 症 治 療 にお い て,各
菌種 の抗 菌薬 に対す る感受性 情 勢
を把 握 す る こ とに よ り,エ
ンピ リックに適正 な抗 菌薬 を選 択
す る こ と は 重 要 で あ り,あ る い は 菌 種 属 決 定 後 の 感 受 性 検 査
ラ ム 陰 性 菌,BLNAR,多
ceftazidime(CAZ,日
剤 耐性 緑 膿 菌
本 グ ラ ク ソ).ce飴ulodin(CFS,
武 田 薬 品 工 業),cefbzopran(CZOP,武
cefやirome(CPR,塩
に用 い る 薬 剤 選 択 が 可 能 とな る。 ま た,新 規 抗 菌 薬 の 開 発 お
(SBT/CPZ,フ
よ び 既 発 売 抗 菌 薬 に つ い て 最 新 の 評 価 を 行 う際,最
塩 野 義 製 薬),flomoxef(FMOX,塩
近 分離 さ
ァ イ ザ ー 製 薬),latamoxef(田OX,
れ た臨床 分離株 に対 す る各種抗 菌薬の抗 菌力 の現状 を感受性
(CCL,塩
動 向 と し て 知 る た め に は,経
cefbodoxime(CPDX、
年 変 動 調 査(サ
が 必 要 と な る 。 そ こ で わ れ わ れ は1992年
調 査 を 行 い,そ
き1998年
に 全 国14施
設 の 各 種 臨 床 材 料 か ら分 離 さ れ た グ
種 属,1,069株
料
と 方
シ グ マ 〉,piperacillin(PIPC,富
ム 薬(CEPs):cefazolin(CEZ,藤
(CTM,武
光
野 義 製
発 中 経 ロ セ フ ェ ム 剤,塩
野 義 製 薬)カ
有 製 薬),
友 製 薬),panipenem(PAPM,
発 中 注 射 用 カ ル バ ペ ネ ム 剤,塩
ネ ム 薬:faropenem(FRPM,サ
ノ バ ク タ ム 薬:aztreonam(AZT,エ
山 化 学 工 業)セ
フ ェ
沢 薬 品 工 業 〉,cefbtiam
グ マ),
amikacin(AMK,和
製 菓)ニ
野義
ン ト リ ー)モ
ー ザ イ〉 ア ミ ノ グ
リ コ シ ド薬(AGs):tobramycin(TOB,塩
グ マ),amoxicillin(AMPC,
山
治 製 菓),ceftibuten
野 義 製 薬),cefcapene(CFPN,塩
薬),S-1090(開
製 薬)ペ
田 薬 品 工 業),ceftriaxone(CTRX,シ
*大 阪 府 豊 中 市 二 葉 町3-1-1
(CETB,塩
藤 沢 薬 品 工 業),
三 共),cefしeram(CFTM,富
化 学 工 業),cefditoren(CDTR,明
三 共),S-4661(開
用薬剤
純 薬),ampicillin(ABPC,シ
野 義 製 薬),cefdinir(CFDN。
meropenem(MEPM,住
法
ペ ニ シ リ ン 薬(PCs):benzylpenicillin(PCG,和
野 義 製 薬),cefaclor
ル バ ペ ネ ム 薬(CBPs):imipenem(IPM,萬
に つ い て,各 種 抗 菌 薬 のMIC
れ らの 薬 剤 感 受 性 成 績 に つ い て 報 告 す る 。
1.材
1.使
よ り隔 年 で 感 受 性
の 成 績 を 報 告l樹 し て き て い る 。 今 回 引 き 続
ラ ム 陰 性 菌18菌
測 定 を行 い,こ
ー ベ イ ラ ンス)
田 薬 品 工 業1,
野 義 製 薬),sulbactam/cefbperazone
野 義 製 薬),
光 純 薬),arbekacin(ABK,明
治
ュ ー キ ノ ロ ン 薬(NQs):ofloxacin(OFLx,
第 一 製 薬),ciprofloxacin(CPFX,バ
イ エ ル 薬 品),
VOL.48
No.8
1998年 臨床 分 離 グ ラム陰 性 菌 の 薬剤 感 受 性 調 査
1evofloxacin(LVFX,第
一 製 薬).touunoxacin(TFLX,
富 山 化 学 工 業)マ
(EM・
除 く β-1actam藁
ク ロ ラ イ ド 薬(ML8):erythromycin
NQ8に
塩 野 義 製 薬),clarithromycin(CAM,塩
野義 製
薬 研 究 所 合 成 品),azithromycin(AZM,フ
薬)そ の 他:minocycline(MINO,和
(FOM,塩
ァ イザ ー 製
光 純 薬),fO8fbmycin
(ST,塩
野 義 製 薬)の
力 価 の 明 ら か な41抗
菌薬 の な か
療 施 設 の 中 央 検 査 室 に お い て,種
々の臨
に分 離 さ れ た グ ラ ム 陰 性 菌 の 各 菌 種
設 ご と に ほ ぼ 同 数 ず つ 収 集 した 。 収 集 が 困 難 で あ
っ たNetsseria gomorrhoeaeに
つ い て は,ほ
とん どの 株
SD(TH
EDITION6}を
参
同 定 を 行 い 菌 種 を 決 定 し た 後 に,―80℃
ATCC25922お
た す べ て のNQ8に
丞す
ATCC
medium(MHM,Difbo)を
使 用 し た 。Haemopmus
測 定 に は,MHMにFildes
in-
測
richment(BBL,)を1%添
加 し た 培 地 を,N.g0nor測 定 に は,GCにIVE変
NQ8に
法液
加 した培 地 を そ れ ぞ
生試験
反 応 基 質 と す るChromogenic
懸 濁 し,30分
method
125μg/mL溶
お よ び1晩
液
後の 色の
よ びS―4661以
下 し た 株 が1∼2株
-4661お
下で あ った。
外の 薬剤 に感 受性 の 低
検 出 され た 。
vulgaris
に 対 す る30薬
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,
示 し た 。CETBは
除 く他 剤 で は
むMIC6.25μg/mL以
,高
度耐性 株 を含
上 を 示 す 感 受 性 の 低 下 し た 株 が4
6)Providencia属
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,そ
の
示 した 。 抗 菌 力 が もっ と も強 か っ た 薬
よ びS-4661で
べ ての株 の増
阻 止 し て い た 。 し か し,MEPM,S
よ びLMOXを
cien82株
に 対 す る31薬
特 に 強 い抗 菌 力
示 し,す
Prettgeri24株,Pstmrtii8株
あ り,全 株 の 増 殖 を0.05
く 他 の 薬 剤 も 良 好 な 抗 菌 力 を 示 し,MICg。
下 で あ っ た 。LMOX,FMOX,CETB,CBPsを
し てTable6に
除
は1。56μ9/
剤 の 抗 菌 力 をProvidsncia属
よ びAZTでMIC90で0.05μ9/mL,を
た 。CEZ,CCLお
7)Morganella
よ びFOMの
と
示 し
抗 菌 力 は 弱 く,MIC90
上 で あ っ た 。NQsに
は他 の 腸 内細 菌 属
度 耐性 を含 む多 数 の 耐 性 株 が存 在 した。
morganii
紘.morgmii59株
べ,そ
お よ びP.alcalifa-
示 した 。 特 に 強 い 抗 菌 力 を 示 し た 薬 剤
は,CETBお
と は 異 な り,高
強 く,MIC50は
あ っ た 。ABPC,CEZ,CCL,FOMを
に 対 す る30薬
は100μ9/mL以
下 で 阻 止 し て い た(MIC90:≦0.05μ9/mL).
次 い でCPR,CTRX,CZOP,CFSLが
mL以
下 で あ っ た。 そ の
株 以 上 認 め られ た 。
果
1)Blcoli
0.1μ9/mLで
は3.13μ9/mL以
殖 を0.39μ9/mLで
内細菌科
μ9/mL以
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,
示 した。 ほ とん どの 薬 剤 は強 い 抗
を 示 し,MIC90は0.05μ9/mLを
変 化 を 目視 で 判 定 した 。
剤 は,MEPMお
に 対 す る31薬
そ の 成 績 をTable5に
に よ り 行 っ た 。 す な わ ち,Nitrocefin
E.coli143株
46株
CAZ,MEPMお
〔Dex-
れ 使用 した 。
成 績 をTable1に
認 め られ た 。
な か で も き わ め て 強 い 抗 菌 力 を 示 し た の はCTRX,
P.mzsaris43株
II.結
対 す る 耐 性 株 が1∼7株,
mirabilis
そ の 成 績 をTable4に
100mLDW(濾
過 滅 菌)〕 を2%添
下 で あ っ た。 し
除 くCEP8に
対 す る 耐 性 株 が2株
5)Proteus
1.腸
。
下 で あ っ た。 特 に 強 い抗 菌 力 を 示 し
4>Proteus
trose20g,L-glutamLineO.5g,Cocarboxylase 0.001g/
に 各 菌 株 のcolonyを
外 の 抗 菌 薬 のMIC、
AZT,CETBで,MIC90は0.05μ9/mL以
Medium(GC,Difco)にIsoVitaleXEn-
4.β-lactamase産
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,
示 した。 薬 剤 の ほ と ん ど は 強 い 抗
菌 力 を 示 し,MIC,。
Enrichment
加 し た 培 地 を,N.gonorrhoeaeの
Nitrocefinを
に 対 す る31薬
そ の 成 績 をTable3に
Pmirabilis
と ん ど の 菌 種 で はMueller-Hinton
rhoeaeのCBPsの
oxytoca
52株
か し,CETBを
coli
測 定 した。 感 受 性 測 定 用
定 に は,GC
上 のMICを
分 離 され た 。
29213,Escherichia
用 菌 株 と し て 使 用 し てMICを
(Difbo)を5%添
対 し,25μ9/mL以
高 度 耐 性 株 が,1株
よ びTFLXで,MIC90は0.1μ9/mL以
指 定 菌 株8,9)を 精 度 管 理
fZuenzaeの
示 し,0,39μg/mL
験 し
天 平 板 希 釈 法)7)に 準 じ,
よ びNCCLSの
培 地 と し て,ほ
強 い
た の は,MEPM,S-4661,CETB,CPFX,FMOXお
日 本 化 学 療 法 学 会 標 準 法(寒
Staphyboxoxxus aureeus
。は1.56
以 下 の 濃 度 で 全 株 の 発 育 を 阻 止 して い た 。 一 方,試
は,12.5μ9/mL以
剤 感受性試験
除
ら び にCZOPは
菌 力 を 示 し,ABPC,CEZ,FOM以
に 保 存 した 菌 株 を 再培 養 して使 用 した 。
剤の 抗 菌 力 を調
示 し た 。ABPC,FOMを
抗 菌 ノJ(MIC9。:0.05∼0.1μ9/mL)を
K.oxytoca
3.薬
に 対 す る31棊
下 で あ っ た 。特 に,MEPM,CETB,S-4661,
3)Klebsiella
MICROBIOLOGY
はそ れ以
く ほ と ん ど の 薬 剤 は 強 い 抗 菌 力 を 示 し,MIC。
受 け た 。 収 集 し た 菌 株 は,=当 研 究 所 に てMANUALOF
考 に し て,再
80株
の 成 績 をTable2に
を シオ ノギ バ イ オ メデ ィ カ ル ラ ボ ラ トリ ー ズ よ り分 与 を
CLINICAL
LVFXの
Pneumoniae
CTRX,CPR,CFSL,FMOXな
床 材 料 か ら1998年
を,施
CPFXTFLX.
が 検 出 さ れ た 。NQ8に
の 耐性 株 が 認 め られ た 。
2)Hebsiella
μ9/mL1以
用菌株
全 国 の14医
外 に10株
べ,そ
か ら 菌 種 に よ り適 応 菌 種 な ど を 参 考 に 適 宜 選 択 し た 。
2.使
とOFLX,
耐 性 を 示 す1株
K.pmumoniae
野 義 製 薬),sulfamethoxazo1-trimethoprim
61で
の 成 績 をTable7に
に 対 す る30薬
剤 の 抗 菌 力 を調
示 し た 。大 半 の β-1actam薬
,
612
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
Table
1.
Susceptibility
distribution
of 143 clinical
isolates
AUG.
of Recherichia
2000
colt
*MIC >25 gg/mL .
ABPC: ampicillin,
CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone,
CAZ: ceftazidime,
CZOP: cefozopran,
CPR: cefpirome, CFSL:
cefoselis, SBT/CPZ: sulbactam/cefoperazone,
LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX:cefpodoxime,
CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CETB: ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem,
PAPM: panipenem,
AZT: aztreonam,
TOB: tobramycin,
OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin,
FOM: fosfomycin
AGs,NQsの
mLで
抗 菌 力 は 強 く,MIC
あ っ た が,NQsに
は5株
90は0.025∼6.25μg/
freundii
の耐性 株 を含 む低感 受
Citrobacter freundii
C.freundii
対 す る28薬
46株
してTable
8に 示 し た 。MEPMお
抗 菌 力 は 強 く,MIC
90は0,05μg/mLを
よ
示
し た 。ま たPAPM,IPM,CPR,CZOP,CFSL,FRPM,
性 株 が 存 在 した。
8)
groupと
びS-4661の
NQs,TOBお
group
お よ びCitrobacter
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,そ
braahii
11株
の 成 績 をCitrobacter
に
∼3 .13μg/mLで
よ びFOMの
抗 菌 力 も 強 く,MIC
あ っ た 。CBPsお
株 が 認 め ら れ な か っ た が,他
よ びFRPMに
90は0.2
は耐 性
の抗菌薬 では感受性 域が広
Table 2,
ABPC: ampicillin,
CEZ: cefazolin,
cefoselis, SBT/CPZ:
Susceptibility
distribution
AZT: aztreonam,
of 80 clinical isolates of Klebsiella pneumoniae
CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone,
sulbactam/cefoperazone,
LMOX: latamoxef,
CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CETB: ceftibuten,
panipenem,
fosfomycin
TOB: tobramycin,
Enterobacter
E.cloacae
CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem,
そ の 成 績 をTable
く,MIC
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,
9に 示 し た。CBPsを
除 く抗 菌 薬 に対
μg/mL以
10)
CBPsの
E.
にS-4661とMEPMの
抗 菌力 は 強
CPR: cefpirome,
CFSL:
CPDX: cefpodoxime,
IPM: imipenem, MEPM: meropenem,
LVFX: levofloxacin,
PAPM:
TFLX: tosufloxacin,
FOM:
あ っ た 。 そ の 他 β-
の う ち 抗 菌 力 が 優 れ た 薬 剤 は,PAPM,IPM,
CPR,CZOP,CFSLお
す る 感 受 性 領 域 は 広 く,高 度 耐 性 株 が 多 く認 め られ た。
な か で,特
CZOP: cefozopran,
90は0.1∼0.2μg/mLで
1actam薬
cloacae
79株 に 対 す る28薬
CAZ: ceftazidime,
FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir,
OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin,
く,高 度 耐 性 株 も認 め られ る薬 剤 が 多 か っ た。
9)
613
1998年 臨 床 分離 ダ ラ ム陰性 薗の 棊 剤 感受 性 調 査
VOL.48 NO.8
よ びFRPMで
あ りMIC
90で6.25
下 を示 した。
Enterobacter
aerogenes
37株
aerogenes
に 対 す る28薬
剤 の抗 菌力 を調
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
614
Table
3.
Susceptibility
distribution
of 52 clinical
isolates
AUG,
of Klebsiella
2000
oxytoca
ABPC: ampicillin, CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR cefpirome, CFSL:
cefoselis, SBT/CPZ: sulbactam/cefoperazone,
LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime,
CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CETB: ceftibuten,
panipenem,
fosfomycin
べ,そ
AZT: aztreonam,
の 成 績 をTable10に
お よ びNQsの
TOB: tobramycin,
CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem,
OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin,
示 し た 。MEPM,S-4661
抗 菌 力 は 強 く,MIC
90はo005∼0.2μg/mL
で あ っ た 。CPR,PAPM,CZOP,TOB,IPM,CFSL
お よ びLMOXも
mL以
11)
強 い 抗 菌 力 を 示 し,MIC
下 であった。
Serratia
marcescens
S. marcescens
べ,そ
IPM: imipenem, MEPM: meropenem,
LVFX: levofloxacin,
88株 に 対 す る28薬
の 成 績 をTable
AZT,CZOP,CAZお
90は3.13μg/
11に
っ た 。 し か し,CBPsを
rangeは
PAPM:
FOM:
剤 の 抗 菌 力 を調
示 し た 。CBPs,CPR,CFSL,
よ びTFILXは
と 強 い 抗 菌 力 を 示 し,MIC
MIC
TFLX: tosufloxacin,
他 の 薬 剤 と比 べ る
90は0.2∼1.56μg/mLで
あ
含 む すべ て の抗 菌 薬 に対 す る
幅 広 く分 布 し て い た 。
VOL.48
Table 4.
ABPC: ampicillin,
CEZ: cefazolin,
cefoselis, SBT/CPZ:
Susceptibility
2.
AZT: aztreonam,
N. gonorrhoeae
distribution
LMOX: latamoxef,
TOB: tobramycin,
, Branhamella
1)
べ,そ
CZOP: cefozopran,
catarrhalis
, H.
外 に,PCsを
CFSL:
CPDX: cefpodoxime,
IPM: imipenem, MEPM: meropenem,
TFLX: tosufloxacin,
除 く大 半 の β-1actam薬
し た2株 が 分 離 さ れ た 。NQsに
PAPM:
FOM:
に感 受性 の低 下
対 して は 感 受 性 か ら耐
性 まで 広 い感 受 性 域 に 分 布 して い た 。
18株 に対 す る33薬
の 成 績 をTable
CPR: cefpirome,
CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir,
CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem,
N. gonorrhoeae
1inase産
CAZ: ceftazidime,
FMOX: flomoxef,
OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin,
influenzae
N. gonorrhoeae
of 46 clinical isolates of Proteus mirabilia
CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone,
sulbactam/cefoperazone,
CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CETB: ceftibuten,
panipenem,
fosfomycin
615
1998年 臨床 分 離 グ ラム陰 性 薗 の 藥 剤感 受 性 調査
NO.8
12に
生 株(PPNG>は2株
剤 の抗 菌力 を調
示 した 。PCs耐
性 のpenicil-
検 出 さ れ た 。PPNG以
2)
B. catarrhalis
B. catarrhalis
べ,そ
53株 に 対 す る31薬
の 成 績 をTable
13に
剤 の 抗 菌 力 を調
示 し た 。ABPCお
よ びAMPC
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
616
Table 5. Susceptibility
* MIC>
25μg/
mL
distribution
AUG.
2000
of 43 clinical isolates of Proteus vulgaris
.
CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT/CPZ:
sulbactam/cefoperazone,
LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR:
cefditoren,
aztreonam,
CETB: ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem,
TOB: tobramycin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, FOM: fosfomycin
のMICが0.025μg/mLを
非 産 生 株 で あ り,他
示 し た1株
は,β-lactamase
の 株 は す べ て β-1actamase産
H. influenzae
生株
べ,そ
CTRX,CDTR,CFrrMお
が,そ
MIC90は0.2μg/mL以
NQs,LMOxお
よ びAzMで,全
以 下 で 阻 止 して い た。
3)
H.
influenzae
株 の 発 育 を0.2μg/mL
に 対 す る34薬
の 成 績 をTable14に
で あ っ た 。 ほ とん どの 薬 剤 は 強 い抗 菌 力 を有 し て い た
の な か で 強 い 抗 菌 力 を 示 し た 薬 剤 は,CBPs,
82株
AZT:
剤 の抗 菌 力 を 調
示 し た 。 β-lactam薬
よ びCFPNの
で は
抗 菌 力 が 優 れ,
下 で あ っ た 。FRPMは
今 回 は じ
め て の 測 定 で あ っ た が,CFPN,CDTR,CPDXな
どに
比 較 す る と,弱
あ っ
い 抗 菌 力(MICg。:12.5μg/mL)で
た 。 β-lactamase産
生 株 は12株(14.6%)認
め ら れ,
VOL.48
NO.8
617
1998年 臨床 分 離 ダ ラム 陰性 菌 の 薬 剤 感受 性 調 査
Table 8.
Susceptibility
distribution
of 34 clinical isolates of Providencia
spp.
*P rettgeri 24 strains
, P. stuartii 8 strains, P alcalifaciens 2 strains. **MIC >25 mg/mL.
CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT/CPZ:
sulbactam/cefoperazone,
cefditoren,
aztreonam,
LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR:
CETB: ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem,
TOB: tobramycin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, FOM: fosfomycin
す べ てABPCのMICが12.5μg/mL以
た 。 β-lactamase非
β-lactamaseのMIC:
た。
産 性 でABPC耐
negative
ABPC
分 離 頻 度 は24.4%(20株)
抗 菌 力 は き わ め て 強 く,MIC90は0.05
下 で あ っ た が,高
度 耐 性 株 が1株
3.ブ
1)
性 株(BLNAR:
ampicillin-resistant,
≧1.56μg/mL)の
で あ っ た 。NQsの
μg/mL以
上 の 耐 性 を示 し
検 出 され
P.
べ,そ
AZT:
ドウ 糖 非 醗 酵 グ ラ ム 陰 性 菌
Pseudomonas
aeruginosa
aeruginosa
82株
に 対 す る23薬
の 成 績 をTable15に
い 抗 菌 力 で あ り,MIC90で
な い た め にMIC90に
剤 の抗 菌 力 を調
示 し た。 い ず れ の 薬 剤 も弱
は 有効 性 が 期 待 で きる 薬 剤 が
代 え てMIC80で
比 較 す る と,比
的 強 い 抗 菌 力 を 示 し た の はTOB,S-4661,
MEPMお
較
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
618
Table 7.
Susceptibility
distribution
AUG.
of 59 clinical isolates of Morganella
2000
morianii
CEZ: cefazolin, CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselia, SBT/CPZ:
sulbactam/cefoperazone,
LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CCL: cefaclor, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: oefteram, CDTR:
cefditoren,
aztreonam,
よびIPMで
CETB: ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem,MEPM:
meropenem, PAPM: panipenem,
TOB: tobramycin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, FOM: fosfomycin
あ り。MIC8。 は6.25μg/mL以
次 い でABK,AMK(MIC8。:12.5μg/mL)で
下 を示 した 。
あ った。
測 定抗 菌 薬 の す べ て に お い てMICrangeが
広 く,高 度
耐 性 株 も多 数 認 め た 。抗 緑 膿 菌 薬 と され て い る 薬 剤 の な
か か ら系 統 の 異 な る11剤
を選 定 し,そ れ らの 抗 菌 薬 に
対 す る耐 性 率 お よ び 耐 性 薬 剤 数 を,NCCLSの
ポ イ ン ト6)を参 考 に求 めTable16に
菌 薬 で も10%以
ブ レー ク
示 した 。 いず れ の 抗
上 の 耐 性 化 率 が 認 め られ,特 に,FOM,
OFLX,CPRな
ら び にSBT/CPZで
率 で あ っ た 。 ま た,上
記11抗
は,40%以
2)
B.
cepacia
20株
そ の 成 績 をTable17に
は な く,そ
あ っ た が,10薬
す べ て に 耐 性 株 も1株
Burhholderia
上 と高
緑膿 菌薬 すべて に感性 を
示 し た 株 の 割 合 は15株18.3%で
性 株 が6株,11剤
AZT:
剤 耐
分 離 され た 。
cepacia
に 対 す る23薬
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,
示 した 。 強 い 抗 菌 力 を 示 す 薬 剤
の な か でMEPM,CAZ,S-4661,CETB
VOL.48
NO.8
1998年 臨 床 分 離 グラ ム陰性 菌 の薬 剤 感 受性 調 査
Table 8.
*C freundii
619
Susceptibility distribution of 57 clinical isolates of Citrobacter freundii group*
46 strains
CTM: cefotiam,
, C braakii 11 strains.
CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime,
CZOP: cefozopran,
CPR: cefpirome, CFSL:
cefoselis, SBT/CPZ:
sulbactam/
cefoperazone, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren,
CETB:
ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, AZT: aztreonam, TOB:
tobramycin,
OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin,
お よ びCFPNが,MIC,。
3)
S.
べ,そ
で6.25μg/mL以
Stenotrophomomas
maltophilia
48株
た 抗 菌 薬 はMINOの
下 を示 した 。
剤 の 抗 菌 力 を調
示 し た。 強 い抗 菌 力 を 示 し
み で,MIC
90は1-56μg/mLを
し た 。 そ の 他 の 薬 剤 で はTFLX,LVFXがMIC90で
れ ぞ れ3.13,625μg/mLを
4)
Acinetobacter属
示 した。
A.
baumannii
calcoaeeticus
maltophilia
に 対 す る9薬
の 成 績 をTable18に
LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, FOM: fosfomycin
40株,A.genospecies
1株,A.
株 に 対 す る18薬
tobacter属
示
NQsお
そ
μg/mLで
junii
1株,A.
剤 の 抗 菌 力 を 調 べ,そ
と し て ま と めTable19に
よ びcBPsの
(3) 4株,A
力 は 弱 く,MIC90は25μg/mL以
1
の 成 績 をAcine示 し た 。MINO,
抗 菌 力 は 強 く,MIC90は02∼0
あ っ た 。CTRX,FRPMお
.
haemolyticus
よ びFOMの
上 であった。
.78
抗 菌
日本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
620
Table 9,
*MIC>
25μg/
mL
Susceptibility
distribution
AUG,2000
of 79 clinical isolates of Enterobacter
cloafae
.
CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT/CPZ: sulbactaml
cefoperazone, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren , CETB:
ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem , AZT: aztreonam, TOB:
tobramycin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosulfoxacin, FOM: fosfomycin
III.
わ れ わ れ は,1992年
考
察
・1994年
の 調 査 に 引 き続 き,1998年
て い た が,今
・1996年 の 過 去3回
に 全 国 の14医
療 施 設 で各
種 臨 床 材 料 か ら分 離 さ れ た グ ラ ム 陰 性 菌18菌
1,069株 に つ い て,各 種 抗 菌 薬 のMIC測
種 属,
定 を 行 い,各
種 抗 菌 薬 に お け る 抗 菌 力 の 現 状 調 査 お よ び 過 去3回
の
報 告1,3,5)と
の 比 較 検 討 を行 った 。
Ecoliの
薬 剤 感 受 性 を 過 去3回
と,β-lactam系
AZT以
2型10,11)のextended
薬 剤 に対 す る感 受 性 は 全 体 的 に上 昇 し
に 耐 性 な1株
spectrum
よび
が 分 離 さ れ,Toh(ト
β-lactamase
(ESBL)産
生 株 で あ る こ と を 確 認 し て い る 。 こ の よ う なESBL、s産
生 株 と 考 え ら れ る 株 に つ い て は,熊
り,CZOPのMICが8,16お
を,そ
の 成 績 と比 較 す る
回 は じ め て,CBPs,CAZ,FRPMお
外 の β-lactam薬
れ ぞ れ1株
ず つ 分 離 し て い る 。0肌X耐
6.25μg/mL)は,1992年168株
株 中1株,1996年180株
本 ら'2)も報 告 し て お
よ び ≧256μg/mLの
性 株(≧
中2株,1994年167
中7株
で あ っ た が,1998年
株
VOL.48
NO.8
1998年 臨床 分 離 グ ラム 陰性 菌 の 薬 剤 感受 性 鯛 査
Table 10.
CTM: cefotiam,
CTRX: ceftriaxone,
Susceptibility
distribution
CAZ: ceftazidime,
621
of 87 clinical isolates of Entsrobacter
CZOP: cefozopran,
CPR: cefpirome,
aerogenes
CFSL: cefoselis, SBT/CPZ:
sulbactaml
cefoperazone, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CETB:
ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, AZT: aztreonam, TOB:
tobramycin,
OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, FOM: fosfomycin
加 傾 向 に あ る と考 え られ
て は,今
た 。 熊 本 ら に よ る 尿 路 感 染 症 分 離 菌 の 報 告12)に お い て
mL)が1株
も,1989年
∼3 .13μg/mL)も80株
は143株
中11株
検 出 さ れ,増
∼1993年
年 は4.4%∼6.6%と
は0.9%∼3。4%,1994年
増 加 し て い る 。 ま た,猪
∼1997
狩 らの報
若 干 の 変 動 は あ る が,同
様 に 増 加 し て お り,今
後の
K.
pneumoniaeの
感 受 性 成 績 に 関 し て は,過
の 成 績 と 比 較 す る とNQsを
去3回
除 くほ と ん どの 薬 剤 に対 す
る 感 受 性 は 変 化 し て い な か っ た 。 し か し,NQsに
お い
中12株
等 度 耐 性 株(MIC:1.56
と 多 く な っ て お り,過
に お け るMIC90は0.78,02,02μg/mLと
回,1998年
い た 。 猪 狩 ら15)の1996年
のMICが1μg/mL以
動 向 に つ い て 注 意 す る必 要 が あ る と考 え られ た 。
度 耐 性 株(MIC:50μg/
検 出 さ れ た 。 ま た,中
し て い る が,今
告13∼15)で も,1994年0%,1995年7.6%,1997年5.6
%と
去3回
回 は じ め てOFLX高
認 め ら れ,MICg。
は1.56μg/mLに
推 移
上 昇 して
臨 床 分 離 株 の 報 告 で もOFLX
上 を 示 す 菌 株 は116株
で1μg/mLで
中14株
で
あ る 。 しか し,山 口 ら16),
松 崎 ら17),熊 本 ら12}の報 告 で は も っ と 少 な い 分 離 率 で あ
り,今
後 の 推 移 を 見 守 る 必 要 が あ る 。1996年
われ われ
AUG.
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
622
Table 11.
Susceptibility
distribution
of 88 clinical isolates of Serratia
2000
marcescen
CTM: cefotiam, CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT/CPZ: sulbactam/
cefoperazone, LMOX: latamoxef, FMOX: flomoxef, CFDN: cefdinir, CPDX: cefpodoxime, CFTM: cefteram, CDTR: cefditoren, CETB:
ceftibuten, CFPN: cefcapene, FRPM: faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem,
tobramycin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, FOM: fosfomycin
の サ ー ベ イ ラ ン ス で は は じめ て 検 出 さ れ,注
metallo-β-lactamase産
生 株 と 考 え ら れ る 株 は,今
は 検 出 さ れ な か っ た 。Koxytocaの
を 除 く β-lactam薬
て お り,耐
lactam剤
目 して い た
に 対 し,1996年
感 受 性 は,CBPs
か ら さ ら に低 下 し
性 化 傾 向 が 明 ら か で あ っ た 。CBPsを
お よ びNQsで,3∼7株
回
除 く β-
の 高度 耐性 株 が検 出
P.mirabilisの1998年
績 と比 べ た 場 合,大
い な か っ た 。 し か し,β-lactamase産
以 外 の β-lactam剤
れ,こ
の 株 はNQsに
よ びAZT
に 高 度 耐 性 を 示 す 株 が1株
の 感 受 性 成 績 を 過 去3回
の成
半 の 薬 剤 の 抗 菌 力 は 大 き く変 化 し て
分 離 さ
も 低 感 受 性 で あ っ た 。 ま た,β-
lactamase誘
導 型 でCAZ,CZOP,CPR,MEPMお
びS-4661に
は 感 性 で あ る が,他
vulgarisの
TOB:
生 性 でCAZ,
LMOX,FMOX,CETB,CBPs,FRPMお
度 耐 性 か ら 高 度 耐 性 を 示 す1株
された。
AZT: aztreonam,
薬 剤 感 受 性 は,P.
よ
の β-lactam薬
に は低
が 検 出 さ れ た 。 一 方,P
mtrabilisと
は 異 な りほ
と ん ど の 薬 剤 は 以 前 の 結 果 に 比 べ 大 き く低 下 し て い た
VOL.48
NO.8
Table
PCG:
benzylpenicillin,
CPR:
cefpirome,
cefteram,
CDTR:
ABPC:
CFSL:
12.
ampicillin,
cefoselis,
cefditoren,
Susceptibility
AMPC:
LMOX:
CETB:
distribution
amoxicillin,
latamoxef,
ceftibuten,
CFPN:
panipenem,
AZT: aztreonam,
OFLX: ofloxacin, CPFX:
clarithromycin,
AZM: azithromycin,
MINO: minocycline
が,SBT/CPZ,LMOX,FMOX,CETBは
な か っ た 。CBPsは,MIC50あ
去3回
FMOX:
of 18 clinical
CTM:
る い はMIC90で1/2程
の1∼2株
CTRX:
CCL:
cefcapene,
FRPM:
ciprofloxacin,
LVFX:
度
isolates
cefotiam,
flomoxef,
変 化 して い
の 感 受 性 低 下 が 見 ら れ た 。NQsに
5株 分 離 さ れ,過
623
1998年 臨床 分 離 グ ラム 陰性 菌 の薬 剤 感 受性 調 査
が,上
of Neisseria
ceftriaxone,
cefaclor,
faropenem,
levofloxacin,
CFDN:
1PM:
TFLX:
gonorrhoeae
CAZ: ceftazidime,
cefdinir,
imipenem,
cefozopran,
cefpodoxime,
CFTM:
MEPM:
meropenem,
PAPM:
tosufloxacin,
昇 傾 向 と判 断 す る に は,今
ら れ る 。 こ の よ う なNQs耐
CZOP:
CPDX:
EM: erythromycin,
CAM:
後 の 動 向 が 必 要 と考 え
性 株 は 松 崎 ら171も報 告 し て
高度耐 性株 が今 回 は
お り,OFLXあ
よ り多 く分 離 さ れ た
上 の 菌 株 を 報 告 し て い る 。Providencia
る い はLVFXのMICが100μg/mL以
spp.の
感受性
624
Table 13.
ABPC:
ampicillin,
latamoxef,
CFPN:
FMOX:
cefcapene,
ciprofloxacin,
AMPC:
FRPM:
Susceptibility
amoxicillin,
flomoxef,
CTM:
CCL: cefaclor,
faropenem,
LVFX: levofloxacin,
成 績 で は,1996年
distribution
cefotiam,
CFDN:
IPM: imipenem,
TFLX:
CAZ:
cefdinir,
tosufloxacin,
of 58 clinical isolates of Branhamella
ceftazidime,
CPDX:
MEPM:
meropenem,
の デ ー タ と比 較 す る と ほ と ん ど変 化
今 回 も含 め て4回
と も に多 数 のNQs高
され て い る 。M.morganiiの
度耐性株 が検 出
感 受 性 成 績 で は,ほ
とん
どの 薬 剤 が1996年
と 同 様 で あ っ た が,1996年
さ れ た β-lactam薬
高 度 耐性 株 は今 回 は検 出 され な か っ
性 株 は,1996年
に分 離
と同 様 今 回 も5株 分 離 され
CZOP:
cefpodoxime,
EM: erythromycin,
して お らず,耐 性 化 傾 向 は認 め られ なか っ た。 しか し,
た。NQs耐
AUG.
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
PAPM:
cefozopran,
CFTM:
CPR:
cefteram,
panipenem,
CAM: clarithromycin,
TOB:
2000
oatarrhalis
cefpirome,
CDTR:
CFSL:
cefditoren,
tobramycin,
cefoselis,
CETB:
OFLX
AZM: azithromycin,
MINO:
LMOX
ceftibuten,
ofloxacin,
CPFX:
minocycline
て お り,今 後 の 動 向 に注 意 が 必 要 で あ る と考 え られ た 。
Citrobacter freundii
groupの
性 の 年 度 推 移 を見 る と1992年
感 受 性 成 績 で は,感 受
∼1996年
な 変 化 は 認 め ら れ な か っ た。NQsに
の 成 績 と大 き
お い て は他 の 腸 内
細 菌 属 の 結 果 と は異 な り,低 感 受 性 株 の 分 離 頻 度 は1996
年 に 比 較 す る と 減 少 して い た。E.cloacaeの
年 度 推 移 に 関 し て は,β-lactam薬
感 受性 の
は 全 体 にMIC50あ
VOL.48
NO.8
Table 14.
ABPC:
ampicillin,
cefoselis,
CETB:
LMOX:
ceftibuten,
tobramycin,
azithromycin,
る い はMIC90値
AMPC:
amoxicillin,
latamoxef,
CFPN:
FMOX:
cefcapene,
OFLX: ofloxacin,
MINO:
CTM:
cefotiam,
flomoxef,
CCL:
FRPM:
CPFX:
minocycline,
が1996年
Susceptibility distribution of 82 clinical isolates of Haemophilus influensae
faropenem,
ciprofloxacin,
FOM:
よ り1/2程
CTRX:
cefaclor,
感 受 性(MIC:≧3.13μg/mL)株
ceftriaxone,
CFDN:
IPM: imipenem,
LVFX: levofloxacin,
CAZ: ceftazidime,
cefdinir,
CPDX:
MEPM:
TFLX:
CZOP:
cefpodoxime,
meropenem,
tosufloxacin,
cefozopran,
CFTM:
PAPM:
panipenem,
EM: erythromycin,
CPR:
cefteram,
cefpirome,
CDTR:
CFSL:
cefditoren,
AZT: aztreonam,
TOB:
CAM: clarithromycin,
AZM:
fosfomycin
度 低 くな っ て い る
薬 剤 が 多 く,若 干 の 感 性 化 が 起 こ っ て い た。NQsで
OF玉X低
625
1998年 臨 床 分 離 グラ ム陰性 薗 の薬 剤 感 受性 調査
は
の分離頻度
は,1992年
は93株
中12株(14.3%),1996年
1998年
は79株
中6株(6.5%),1994年
は84株
中17株(21.5%)と
は84株
中9株(10.7%),
上 昇 傾 向 を 示 して
626
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 聴
Table 16.
Susceptibility
distribution
AUG.
of 82 clinical isolates of Pseudomonas
2000
aeruginoaa
*81 strains. **MIC
>25 pg/mL.
PIPC: piperacillin,
CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CFS: cefsulodin, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoeelis, SBT/CPZ:
sulbactam/cefoperazone,
LMOX: latamoxef, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, AZT: aztreonam, TOB: tobramycin,
AMK: amikacin, ABK: arbekacin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, MINO: minocycline,
FOM: fosfomycin
い た 。 猪 狩 ら151も1996年
μ9/mL,以
臨 床 分 離 株 で,OFLXMIC4
上 の 株 の 分 離 頻 度 が13.5%で
告 し て い る 。E.aerogene8の
す る と,E.clocaaeと
MIC、 。あ る い はMIC,。
NQsに
あ る こ とを報
感 受 性 を1996年
同 様 に β-lactam薬
値 が1996年
っ て い る 薬 剤 が 多 く,若
よ り1/2程
は1992年
す る と ほ と ん ど す べ て の 薬 剤 で,感
の 点 はE
感 受性 の
∼1996年
と比 較
受性の上昇 が認め ら
れ 耐 性 化 傾 向 は な か っ た 。 し か し,CBPsに
今 回 も2株
体 に
度 低 くな
は 異 な っ て い た 。S.marcescen3の
年 度 推 移 を 見 る と,1998年
と比 較
は,全
干 の感性 化 が起 こっ てい た。
対 す る 感 受 性 に は 変 化 は な く,こ
cloacaeと
して い る。
耐 性 な株 が
検 出 さ れ,こ
れ らの株 は測 定 薬剤 すべ てに
耐 性 で あ る こ と か ら,注
意 深 く分 離 動 向 を見 守 る 必 要 性
を 強 調 し た い 。 こ の よ う なCBPs耐
熊 本 ら12}は15株
中1株,猪
性 株 に つ い て は,
狩 ら151は112株
中7株
報 告
N、gonorrhoeaeの
PPNGの
感 受 性 で は,PCsに
高 度 耐性 の
分 離 頻 度 は,1992年3株,1994年1株,1996
年0株,1998年
は2株
で あ り,増
え ら れ な か っ た 。 一 方,Johnsonら18)が
い るwild
typeのPCG高
分 離 さ れ て お ら ず,彼
る い はPBPに
加 傾 向 に あ る とは 考
総 説 で 報 告 して
感 性 株 は,1992年
か ら1株
も
らが 報 告 して い る よ う な遺 伝 子 あ
何 らか の 変 異 を起 こ して い る 株 が ほ とん
ど に な っ て い る の で は な い か と 考 え ら れ た 。 ま た,non
-PPNGでCZOP,CPR,CFSL,CPDX
な ど のMICが1.56∼25μ9/mLと
を 示 す2株
が は じ め て 分 離 さ れ,田
,CETB,AZT
β-lactam薬
に耐性
中19),廣 瀬 幻}の報 告
で も 見 ら れ て お らず は じ め て の 報 告 で は な い か と 考 え ら
れ た,耐
PBPの
性 機 序 は 不 明 で あ る が,H.,inflmnzaeと
同様
変 異 が 起 こ っ て い る の で は な い か と 推 察 され
VOL.48
NO.8
Table 16.
81 strains.
PIPC: piperacilin,
aztreonam,
た 。OFLX耐
627
1998年 臨 床分 離 グ ラム 陰性 菌 の 薬剤 感 受 性 調 査
Resistance of Paeudomonaa aeruginoma to 11 anti-Pseudomonal
CAZ: ceftazidime,
SBT/CPZ:
sulbactam/cefoperazone,
CFS: cefsulodin,
agents
CPR: cefpirome,
IPM: imipenem,
AZT:
TOB: tobramycin, AMK amikacin, OFLX: ofloxacin, FOM: fosfomycin
性 株(MIC:≧0.39μ9/mL)の
割 合 は,1992
(4.7%),1997年
の 臨 床 分 離 株 の 報 告 で は 米 国 で8.0%,
年21.7%,1994年64.0%,1996年62.5%,1998年50.0
カ ナ ダ で7.8%検
%と1998年
Iactama8e非
産 生 株 の 検 出 頻 度 は 低 く な っ て い る 。H.
inflmnzaeの
感 受 性 で は β-1actama8e産
は 若 干 減 少 し た が,相
っ た 。 田 中19,は,NQsの
∼1984年
変 わ らず 高 頻 度 で あ
抗 菌 力 のMIC,。
分 離 菌(0 .016∼0.25)に
の 比 較 で,1981
比 較 し て,1992∼1993
ン 耐 性 株 の 分 離 頻 度 は,今
年(0.125∼4),1995∼1996年(0.25∼8),1997年
∼
1998年(2∼16μg/mL)と,64∼256倍
っ て お り,耐
徐 々 に高 くな
性 化 が 進 ん で い る こ と が 示 さ れ た が,わ
わ れ の 成 績 のMIC,。
1998年
変 化 し
か ら
で は 変 化 して い な か っ た。 これ らの 株 の 耐 性 機
るGyrAの
Topoisomerase
配 列 の4か
ア
Gyraseの8ubunit
ミ ノ 酸
lVのsubunitで
配 列
の2か
あ るParCの
14.6%で
所
と,
所 の 変 化 に つ い て の 詳 細 な 発 表 が あ り,そ
の よ う な 変 化 が 起 こ っ て い る の で は な い か と考 え られ
Doemら26,32)の
成 績 の14∼24%と
%と
回1998年
っ た 。 池 本 ら22∼24)も1992年,1993年
表 し て い る が,そ
の 後 は1997年
い 。 ま た,β-lactamase非
し か し,彼
Iactamase産
まで 検 出 され て い な
産 生 株 は 今 回 も54株
中1
分 離 頻 度 に つ い て は,わ
ら の 報 告 で はABPC高
生 株 で あ る が,わ
報 告 し て い る。
度 耐 性 株 は す べ て βれ わ れ の 株 に はBLNAR
でABPCのMICが100μ9/mLあ
る い は100μ9/mL
以 上 を 示 す 株 が 認 め ら れ て お り,今
後 の 動 向 は注 意 深 く
見 守 る 必 要 が あ る 。 ま た,typebのH.linfZmnzaeの
分 離 に つ い て,1998年
年 ∼1995年
っ た く検 出 さ れ て い な い 。
中34株
れ われの成
か ら 大 き く上 昇 し て い る が,
橋 ら30,は10.7%と
株 分 離 さ れ た の み で あ る が,米 国 のDoemら25,26)の1994
の 臨 床 分 離 株 の 報 告 で は723株
生株
富 ら34)が述 べ て い る よ う に 日 本 に お い て も 米
ら れ る 。BLNARの
後
に は耐 性 株 を発
β一1actamase産
績 で は1992年3.3%,1994年3、5%,1996年15.6%,
は検 出 さ れ な か
性 株 の 検 出 を 発 表 し,今
臨床分離
ナ ダ で31。3
国 の レ ベ ル ま で 徐 々 に 上 昇 し て い くの で は な い か と 考 え
1998年24.4%と1996年
の 動 向 を 注 意 し て い た が,今
∼1995年
認1の報 告 で は 米 国 の1996
臨 床 分 離 株 の32%が
小 栗 ら35)は5.1%,高
て い な か っ た 。 前 回NQs耐
岡 ら291,高 橋
は 米 国 で34.2%,カ
報 告 し て お り,Hoganら
で あ り,力
中12株
同 等 で あ っ た。
米 国 に お け る1994年
株 で は36.4%,1997年
の 成 績 と比
感 受 性 で は,1996年
は82株
徐 々 に で は あ る が 上 昇 傾 向 で あ る と考 え ら
較 す る とほ とん どの 測 定 抗 菌 薬 にお い て 感受 性 は 変 化 し
た 。B.catarrhalisの
生 のペ ニ シ リ
回1998年
れ た 。 こ の 頻 度 は 嶋 田 ら27),出 口 ら 働,西
年 ∼1997年
ア ミ ノ酸
れ わ れ の 方 が β-
あ っ た が,1992年10%,1994年7%,1996
年18.8%と
ら30),Sekiら311の
ま で は 上 昇 し て い た が,1996年
序 に つ い て はDeguchiら21)のDNA
で あ
れ
で はOFLXで1992年0.39,1994
年1.56,1996年6.25,1998年6.25μ9/mL1と
て お り,1996年
出 さ れ て お り,わ
も 検 出 さ れ ず1994年
以 降 は ま
日本 化 学 療 法 学 会 雑 賭
628
Table 17.
* MIC>
25μg/mL
PIPC:
piperacillin,
Susceptibility
distribution
AUG.
of 20 clinical isolates of Burkholderia
2000
espacia
.
CTRX:
ceftriaxone,
CAZ: ceftazidime,
cefditoren,
CETB:
ceftibuten,
CFPN:
cefcapene,
aztreonam,
TOB:
tobramycin,
OFLX:
ofloxacin,
CZOP:
FRPM:
CPFX:
cefozopran,
faropenem,
ciprofloxacin,
IPM:
LVFX:
CPR: cefpirome,
imipenem,
levofloxacin,
CFSL:
MEPM:
TFLX:
cefoselis,
meropenem,
LMOX:
latamoxef,
PAPM:
panipenem,
tosufloxacin,
MINO:
minocycline,
CDTR:
AZT:
ST:
sulfamethoxazole-trimethoprim
Table
18.
Susceptibility
distribution
CAZ: ceftazidime, SBT/CPZ: sulbactam/cefoperazone,
tosufloxacin, MINO: minocycline, FOM: fosfomycin
of 48 clinical
isolates
of Stenotrophomonas
rnalthophilia
LMOX: latamoxef, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX: levofloxacin, TFLX:
VOL.48
N0.8
629
1998年 臨 床分 離 グ ラム 険性 菌の 薬 剤 感受 性 鯛 査
Table 19.
A. baumannii
Susceptibility
40 strains, A. genospecies
distribution
(3) 4 strains,
of 47 clinical isolates of Acinetobacter
A. calcoaceticus 1 strain,
A. junii
app.*
1 strain,
A. haemolyticus
1 strain.
CTRX: ceftriaxone, CAZ: ceftazidime, CZOP: cefozopran, CPR: cefpirome, CFSL: cefoselis, SBT/CPZ: sulbactam/cepoperazone,
FRPM:
faropenem, IPM: imipenem, MEPM: meropenem, PAPM: panipenem, TOB: tobramycin, OFLX: ofloxacin, CPFX: ciprofloxacin, LVFX
levofloxacin, TFLX: tosufloxacin, MINO: minocycline, FOM: fosfomycin
Paeruginosaの
感 受 性 成 績 で は,抗
が 少 な い こ と か らMIC90に
合,も
菌力の 強い薬剤
代 え てMIC90で
比 較 した場
あ り,次
感 性 で あ っ た と して
れ わ れ の 成 績 で はIPM耐
中2株,MEPM耐
あ っ た。各 抗
た。CBPsの
な か で はS上4661がMIC8。
菌 薬 の 耐 性 率 を 前 報9)ま で の 成 績 と 比 較 す る と,1998年
て お り,耐 性 株 も9株
で 特 に 上 昇 し て い た 抗 菌 薬 はOFLXで
MIC、 。で もす べ て の 薬 剤 が25μg/mL以
あ り,1992年
39.8%,1994年32。8%,1996年39.1%が1998年
53.7%に
%か
ら1998年39.0%と
し て い た が,FOMに
て い た 。IPM耐
の15.9%と
上 昇 して い た 。 前 報 で 危 惧 さ
よ びAMК
に 対 す る耐 性 株 分 離 頻 度 は 減 少
関 し て は58.0%と
性 率 は,1996年
高 率 で推 移 し
の25、0%か
大 き く 減 少 し て い た 。 ま た,系
ら1998年
統 の異 な る
緑 膿 菌 薬 す べ て に 感 性 を 示 し た 株 の 割 合 は,1996
年 の14.1%か
ら18.3%に
上 昇 し た が,7剤
性
性 の 株 も14株
以 上 に耐性
上 を示 し,よ
耐 性 化 が 進 ん で い る こ と が 示 さ れ た。P.cepaciaの
受 性 成 績 で は,1996年
り
感
の 成 績 と比 較 す る と ほ と ん ど の
の成 績 に 近 い
MIC、 。値 に な って い た。 しか し,有 効 だ と考 え られ る 薬
剤 はMEPM,CAZとS-4661の
みで はな いか と考 え ら
れ た 。 甲 田 ら3?)の成 績 と 比 較 す る と,PIPC,CAZ,
CZOP,IPMで
は 甲 田 らの方 が低 感 受性 の成 績 であ っ
た が,MINOに
対 して は逆 に わ れ わ れ の 成 績 の 方 が 低
感 受 性 で あ っ た。 フ ラ ン ス のBonacorsiら38>の1988年
か ら1995年
の 臨 床 分 離 株 に つ い て 調 べ た 成 績 と比 較 す
を 示 す 菌 株 の 分 離 頻 度 は,1992年22.3%,1994年19.7
る と,MINOお
%,1996年25.0%,1998年28.0%と
あ っ た が,PIPC,CAZ,IPM,MEPM,CPFX,ST
徐 々 に 増 加 して,
で も っ と も優 れ
と他 剤 よ り少 な か っ た 。NQsは
薬 剤 の 感 受 性 は 上 昇 し て お り,1994年
ら1998年42.7%に,AZTが1996年31.5
れ たFOMお
11抗
に は
ま で 達 し て い た 。 他 剤 で は,SBT/CPZが1996
年33.7%か
性 でMEPM感
性 でIPM感
中3株 認 め られ て お り,有 田 らの 成 績 と は 異 な っ て い
い でS-4661(MIC80:3.13μg/mL),
MEPM,IPM(MIC90:6.25μg/mL)で
性 株 の46.6%がMEPMに
い るが,わ
は13株
っ と も 抗 菌 力 の 強 い 薬 剤 はTOB(MIC90:1.56μg
/血L)で
IPM耐
よ びTOBは
ほ と ん ど変 わ らな い成 績 で
多 剤 耐性 化 傾 向が 進 ん で い る こ と を うか が わせ る 成 績 で
の 感 受性 につ い て は フ ラ ン ス の 方 が 低 感 受 性 で 耐 性 株 の
あ り,今 後 注 意 が 必 要 で あ る と 考 え ら れ た 。有 田 ら36)は,
分 離 頻 度 が 高 くな っ て お り,日 本 に お け る今 後 の 動 向 に
日本 化 学 療 法 学 会 雑 誌
630
つ い て は 注 意 が 必 要 で あ る。S.maltophiliaの
感 受性
成 績 で は,1996年
ほ とん
の 成 績 との 比 較 で はMINOは
文
1)
MINO,SBT/CPZ,CAZで
佐 々 木 緊,
献
艮野
馨, 木 村 美 司, 他: 種 々 の 臨 床 分 離
2)
わ れ わ れ の 成 績 の 方が 低 感
化 学 療 法 学 会 雑 誌43:
12∼26,
木 村 美 司, 長 野
東 山 伊 佐 夫, 他: 種 々 の 臨 床 分
馨,
そ の11994年
上 げ られ るが,他
日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌44:
Bometら39)が
剤 に は 耐 性 株 が 多 数 存 在 して お り,有
述 べ て い る β-lactam薬
3)
につ い て は1996年
か ら測 定 薬 剤 と して きた が,今
そ の11996年
ら37)のA.baumanniiの
5)
られ な か っ た が,わ
CZOP高
勇, 長 野
6)
Manual
of
よ びNQsは
7)
にNQsに
8)
National
that
Villanova,
9)
9,
Grow
Ninth
Aerobically-4
4,
th
Stan-
Methods
for
Tests
for
ed.
NCCLS,
1997
for
Clinical
NCCLS,
Laboratory
Stan-
Supplement
Standards
Testing.
Laboratory
M 7-A
Informational
Performance
M 1011-S
for Antimicrobial
Villanova,
Suscep-
Penncylvania,
1999
10)
Ma
L,
Ishii
apyの た め の 基礎 デ ー タ.お よ び今 後 の 抗 菌 薬 開 発 の基
Sequencing
礎 デ ー タ と して も重 要 で あ る と考 え られ る。 今 後 と も薬
A ƒÀ-Lactamase
bactam.
剤 感 受 性 サ ーベ イ ラ ンス を 継続 して い き,基 礎 デ ー タを
1186,
11)
Y,
Ishiguro
of the
Gene
M,
Encoding
Preferentially
Antimicrob
et
al.:
Inhibited
Agents
Cloning
Toho-2,
Chemother
and
a Class
by
42:
Tazo1181
1998
石 井 良 和: 基 質 特 異 性 拡 張 型 β-ラ ク タ マ ー ゼ 産 生 大
腸 菌,
最 新 の デ ー タを提 供 して い く予 定 で あ る。
ク レ ブ シ ェ ラ 。 臨 床 と 微 生 物26:
121∼126,
1999
辞
12)
本 稿 を終 え る に あ た り,1998年
度 臨床分 離株薬 剤感
19報1997年),
形大学医学部
13)
14)
づ 相 談 所 病 院 臨床 病 理 部,岡
山大 学 医学 部 附 属 病 院 中央
15)
琉 球 大 学 医 学 部 附属 病 院 検 査 部,シ
カ ル ラ ボ ラ トリー ズ。
オノギバ イオメデ ィ
他: 臨 床 材 料 分 離 菌
(1年 次
報 告)。Jpn. J. Antibiotics 50: 683∼703,
1997
猪 狩 淳, 井 上 松 久, 西 野 武 志, 他: 臨 床 材 料 分 離 菌
報 告)。Jpn. J. Antibiotics 51: 47∼68,
1998
猪 狩 淳, 井 上 松 久, 西 野 武 志, 他: 臨 床 材 料 分 離 菌
の 各 種 抗 菌 薬 に対 す る 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス (3年 次
検 査 部,愛 媛 大 学 医学 部 附 属 病 院検 査 部,大 分 医 科 大 学
附 属病 院 臨 床 検 査 部,長 崎 大 学 医 学 部 附属 病 院 検 査 部,
1999
淳, 井 上 松 久, 西 野 武 志,
の 各 種 抗 菌 薬 に対 す る 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス (2年 次
井 記 念 病 院 中央 検 査 部,社 会 保 険 中京 病
院 検 査 部,名 古 屋 大 学 医 学 部 附 属 病 院検 査 部,天 理 よ う
猪狩
(第
受 性 に つ い て 。Jpn. J. An-
の 各 種 抗 菌 薬 に対 す る 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ンス
附 属 病 院検 査 部,東 北 大 学 医学 部 附 属病 院 細 菌 検 査 室,
新 潟 大 学 医 学 部 附 属 病 院 中央 検 査 室,癌 研 究 会 附 属 病 院
そ の1感
tibiotics 52: 93∼129,
だ い た 下 記 施 設 の 諸 先 生 方 に深 謝 致 し ます 。
旭 川 医科 大 学 医 学 部 附属 病 院検 査部,山
熊 本 悦 明, 塚 本 泰 司, 広 瀬 崇 興, 他: 尿 路 感 染 症 分 離
菌 に 対 す る経 口 並 び に 注 射 用 抗 菌 薬 の 抗 菌 力 比 較
受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス に使 用 した 菌株 の提 供 に ご協 力 い た
中 央 検 査 室,三
Clinical
Susceptibility
Committee
tibility
る。 さ らに,最 新 の 臨 床 分 離 株 の 感 受性 調 査 の 結 果 は,
for
standard
Penncylvania,
National
と考 え る。 こ れ らの 耐性 菌 の 分 離 頻 度 が 今 後 ど の よ うに
謝
D.
定 法 改 訂 委 員 会: 最 少 発 育
Antimicrobial
Bacteria
推 移 す る か を調 べ て い く こ とは,非 常 に重 要 と考 え られ
蓄 積 して い く と と もに新 規 な 薬 剤 に つ い て も追 加 して,
Edition,
1981
Approved
Dilution
お い ては
chemother-
Sixth
Washington,
測 定 法 再 改 訂 に つ い て 。Chemother-
Committee
dards:
dards:
感 染 症 治 療 に お け る 治療 薬 の 選 定,empiric
Microbiology
for Microbiology,
日 本 化 学 療 法 学 会MIC測
阻 止 濃 度 (MIC)
強い抗
多 くの菌 種 が耐 性 化 傾 向 を示 した こ と は,注 意 を要 す る
日本 化
1998
C. 1995
菌 力 を有 して い る が,そ れ らの 薬 剤 にお い て も高 度 耐性
株 が ほ と ん どの 菌 種 で検 出 され,特
343∼362,
Clinical
Society
apy 29: 76∼79,
のCPR,CZOP,CFSL,CBP8お
1998
度 分 離 グ ラ ム 陰 性 菌 に つ い て-。
American
か っ た。
グ ラ ム 陰性 菌 の 多 くの 菌 種 に対 して,広 域 セ フ ェ ム 薬
324∼342,
馨, 木 村 葵 司, 他: 種 々 の 臨 床 分 離
学 療 法 学 会 雑 誌46:
れ わ れ の 成 績 で 検 出 さ れ たCAZ,
性株 は認 め られて いな
吉田
の21996年
つい ては大 きな差は 認め
度 耐 性 株 お よ びIPM耐
度 分 離 グ ラ ム 陽 性 球 菌 に つ い て-。
株 の 各 種 抗 菌 楽 に 対 す る 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス-そ
回も
成 績 と比 較 す る と,MINO,SBT
日
1996
勇, 東 山 伊 佐 夫, 他: 種 々 の 臨 床 分
日本 化 学 療 法 学 会 雑 誌46:
耐 性 株 は 分 離 され ず 良 好 な抗 菌 力 を維 持 して い た 。 甲 田
/CPZ,CAZ,CZOP,IPMに
木 村 美 司, 吉 田
610∼625,
離 株 の 各 種 抗 菌 婆 に 対 す る 感 受 性 サ ー ペ イ ラ ン スー
の耐性株が分
離 され て お り,今 後 の 動 向 に注 意 が 必 要 で あ る。MINO
1996
度 分 離 グ ラ ム 陰 性 菌 に つ い て-。
本 化 学 療 法 学 会 雑 誌44:
の 抗 菌 力 が 優 れ て お り,耐 性 化 傾 向 も 認 め られ て い な
い 。 しか し,CBPsで1株,NQsで4株
595∼609,
馨, 木 村 美 司, 東 山 伊 佐 夫, 他: 種 々 の 臨 床 分
そ の21994年
4)
感 受 性 成 績 で は,CBPs,NQs,MINO
長野
度 分 離 グ ラ ム 陽 性 球 菌 に つ い て-。
離 株 の 各 種 抗 菌 楽 に 対 す る 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン スー
と β-lactamase
inhibitorの 併 用 を 考 え る 必 要 が 考 え ら れ る。Acinetobacter spp.の
1995
離 株 の 各種 抗 菌 楽 に対 す る感 受性 サ ーペ イ ラ ンスー
受 性 を 示 し て い た 。 単 剤 で 有 効 な 薬 剤 と してMINOが
効 な 薬 剤 が 少 な い こ と か ら今 後 の 対 策 と して,Lec80-
2000
株 の 各種 抗 菌 薬 に 対 す る 感 受 性 サ ー ベ イ ラ ン ス 。 日本
ど変 化 が み られ な か っ た が,他 剤 は着 干 の低 感 受 性 化 が
MICg。 で 認 め られ た 。 甲 田 ら37)の成 績 と の 比 較 で は,
AUG.
報 告)。Jpn.
16)
J. Antibiotics 52: 279∼291,
山 口 恵 三, 大 野
1999
章, 樫 屋 総 子, 他: 日本 国 内24施
設 か ら 分 離 さ れ た 臨 床 分 離4, 993菌 株 の フ ル オ ロ キ
ノ ロ ン系 抗 菌 薬 を 中 心 と した 各 種 抗 菌 薬 に 対 す る 感 受
VOL.48
NO.8
性 サ ー ベ イ ラ ン ス 。Jpn,
J. Antibiotics
52:
75∼92,
炎 菌 の 動 向 とHaemophilus
1999
17)
cus
松 崎
薫,
小 山 英 明,
千 葉 亜 希 子,
他:
分 離 多 数 株 に 対 す るlevofloxacinお
の 抗 菌 力 に 関 す る 検 討 。Jpn.
∼584
18)
Johonson
Morse
S A:
gonorrhoeae:
Sex
Antibiotic8
Antibiotic
Genetics
Transm
52:
Dis
and
15:
Resistance
in
Mechanisms
of
217•`224,
校 。Jpn.
31)
1988
Resistant
Neisseria
terations
in
the
淋 菌 感 染 症b) 臨 床 。 化 学 療 法 の 領 域15
Subunit
43∼53,
ParC
crobial
33∼42,
1999
32)
M, Nakano
the
40:
池 本 秀 雄,
et al.:
gonorrhoeae:
GyrA
Subunit
of DNA
Profiles.
Gyrase
with
and
健,
49:
池 本 秀 雄,
34∼70,
1996
渡 辺 一 功,
森
健,
呼吸 器 感染症 患
他:
49:
池 本 秀 雄,
107∼143,
呼吸 器感 染症 患
健,
他:
呼吸 器 感染症 患
者 分 離 菌 の 薬 剤 感 受 性 に つ い て (1997年)。Jpn.
tibiotics
Doern
52:
G V,
Prevalence
353∼397,
Clinical
tarrhalis
in
Results
the
of a 30—Center
Antimicrob.
Agents
Pierce
of
States
in
National
among
1994
40:
35)
philus
Patients
Tract
terns
Program
icrob.
and
Study.
to
of a National
United
Jones
influenzae
with
Infections:
from
Pfaller
the
M A,
and
Moraxella
Community-Acquired
Antimicrobial
SENTRY
(United
Agents
R N,
36)
D J:
and ƒÀ-Lactamase
Production
influenzae
in the
Agents
States
Chemother.
43:
37)
States
Canada,
385•`389,
Pat-
38)
41:
292•`297,
Macrolide
Haemophilus
States,
Chemother.
1996-1997.
42:
3313•`3314,
毅: 呼 吸 器 感 染 症 に お
け る イ ン フ ル エ ンザ 菌 の 役 割
(成 人) -慢
性 肺疾 患 患
の 調 査 よ り-。
1175∼1183,
1998
小 栗 豊 子, 三 澤 成 毅, 中 村 文 子, 他: イ ン フ ル エ ンザ
年 次推 移 を中心 に。化学療 法 の 領域
1998
有 田 健 一, 大 道 和 宏, 大 橋 信 之, 他: カ ル バ ベ ネ ム 系
Bonacorsi
S, Fitoussi
In
Vitro
acin,
Patients
設,
ity
た 臨 床 分 離 株 に対 す るCeftaxidimeの
to
1992
against
of
three ƒÀ-lactam
inhibitor
40:
of
717•`720,
Imipenem,
in
or
cepacia
Com-
Ciproflox-
Isolates
Antimicrob.
from
Agents
1999
Bergogne—Berezin
strains
Compara-
Ceftazidime
Fibrosis.
213•`217,
M,
1998
al.:
Rifampin,
Cystic
43:
100
and
Burkholderia
with
S, et
Meropenem,
Tobramycin,
Lecso-Bornet
出 口 浩 一, 横 田 の ぞ み, 古 口 昌 美, 他: 近 年 に 分 離 し
勲, 他: 呼 吸 器 感 染 症 起
with
Chemother.
39)
of
Piperacillin,
bination
感 染 症 由 来 分 離 菌 の 薬 剤 感 受 性-全
F, Lhopital
Activities
Temocillin,
1999
抗 菌 活 性 。Jpn.
1999
甲 田 雅 一, 福 原 淳 子, 竹 内 美 香, 他: 緑 膿 菌 以 外 の ブ
嶋 田 甚 五 郎, 中 塩 哲 二: 一 次 医 療 機 関 に お け る 呼 吸 器
西 岡 き よ, 萩 原 央 子, 大 野
1997
Susceptibility
among
United
Study.
力 富 直 人, 渡 辺 貴 和 雄, 永 武
tive
Antim-
国1,165施
1994
Re-
Surveillance
抗 菌 力 。Jpn. J. Antibiotics 51: 475∼487,
Surveillance
1997).
of
in
ドウ 糖 非 醗 酵 グ ラ ム 陰 性 桿 菌 に 対 す る 各 種 抗 生 物 質 の
catarrhalis
from
Respiratory
Antimicrobial
and
Haemo-
Susceptibility
et al.;
Isolates
of ƒÀ-Lactamase-Positive
Chemother.
Sheehan
Isolates
G P,
抗 生 物 質 に 対 す る緑 膿 菌 の 耐 性 状 況 とそ の 機 序 に 関 す
2884•`2886,
et al.:
15•`
Amoxicillin—Clavulanate:
Multicenter
Agents
P A,
Pierce
る 検 討 。Jpn. J. Antibiotics 52: 491∼496,
G V,
J. Antibiotics 45: 1421∼1450,
29)
influen45:
Clinical
in
Detection
14: 1147∼1156,
1995:
呼 吸 器 感 染 者13,225例
に お け る 収 集 成 績-。Chemotherapy
42: 1103∼1113,
1994
28)
and
Resistant
Hogan
A B,
influenzae
菌 の薬剤 感受性
ca-
Surveillance
Chemother.
723
Moraxella
Increasing
Chemotherapy
among
化 学 療 法 の 領 域14:
1996
Doern
al,:
Non-Beta—Lac-
者 の 急 性 増 悪 菌 と して の イ ン フ ル エ ンザ 菌 の 薬 剤 感 受
G P et al.:
Resistance
Isolates
United
et
性 の 変 化: 12年 間 (1984∼1995年)
A B,
of Antimicrobial
Outpatient
J. An-
1999
Brueggemann
K,
1998
34)
森
菌 力 の比
1999
of Haemophilia
Japan.
Brueggemann
Antimicrob.
J. An-
1996
渡 辺 一 功,
33)
Ohta
Resistance
1995
sults
J. An-
者 分 離 菌 の 薬 剤 感 受 性 に つ い て (1993年)。Jpn.
tibiotics
G V,
Antimicrob.
他:
者 分 離 菌 の 薬 剤 感 受 性 に つ い て (1992年)。Jpn.
tibiotics
Doern
Strains
1996
森
イ ンフルエ ンザ
1999
and
Agents
抗 生
J. Antibi-
vitro抗
292∼301,
Strains
in
Haemophilia
Antimi-
Y,
Children
Antibiotic
of Al-
Antimicrob
1020•`1023,
渡 辺 一 功,
Quinolone-
Correlation
of Topoisomerase IV
Susceptibility
Chemother
M,
他:
of Ampicillin—Resistant,
in
21,
52:
Kasahara
zae
T, Yasuda
27)
H,
tamase-Producing
(S-1):
原 田 雅 明,
ク タ ム 楽 のin
J. Antibiotics
1999
Deguchi
26)
Seki
の 検 討 。Jpn.
1997
辻 原 佳 人,
Prevalence
Streptococ-
catarrhalisの
∼1995年
768∼775,
高 橋 孝 行,
薬 剤 耐 性 機序 。化 学 療
(S-1):
21)
25)
otics 50:
30)
田 中 正 利: 3. 淋 菌 感 染 症a)
廣 瀬 崇 興: 3.
24)
571
influenzae,
びMoraxella
1994年
法 の 領 域15
20)
23)
物 質 感 受 性:
よびそ の他 抗 菌薬
J.
pneumoniae及
菌 に 対 す る 経 口 β-ラ
S R,
Resistance.
22)
各種新 鮮 臨床
, 1999
Neisseria
19)
631
1998年 臨 床 分 離 グ ラ ム陰性 菌の 薬 剤 感受 性 調 査
Stenotrophomonas
E:
Susceptibilmaltophilia
and five ƒÀ-lactam-ƒÀ-lactamase
combination.
1997
J.
Antimicrob.
Chemother
.
日本 化 学 療 法 学 会 雑 麓
632
Surveillance
of susceptibility
―No.2:
AUG.
of clinical isolates of various
antibacterial
agents
Gram-negative
bacteria
Isamu Yoshida1), Isao Higashiyama1),
isolated
in
bacterial
2000
species
to
1998―
Yoshiji Kimura1) and Shimaru Sasaki2)
DiscoveryResearch Laboratories, Shionogi&Co., Ltd., 3-1-1 Futaba-cho, Toyonaka, Osaka
1) 561-0825, Japan
Strategic DevelopmentDepartment, Shionogi& Co., Ltd.
The
activity
aerobic
of
various
bacteria
isolated
in
activity
(18
1998
against
with
our
found
at
lactams
high
K.
N.
reports.
13 -Lactamase
slightly
in
exhibited
less
than
data
of
glucose
infections.
against
in
a comparatively
6.25 ƒÊg/mL.
previous
reports.
non-fermentative
1996
high
The
lower
high
and
(50.0%),
found
24.4%
in
antibacterial
a few
gram-negative
but
in
activity
a high
illustrating
detected
On
at
the
increased
other
greatly
S-4661,
antibacterial
difficulty
that
of
has
selecting
of
of
the
3.3%
which
rate
in
and
with
drugs
to
and
imipenem
an
other
of ƒÀ-
1992
MIC80
compared
against
a
NQs-
previous
14.6%,
hand,
increased
activity
in
rate
from
of
exhibited
The
a rate
the ƒÀ-
number
agents
from
were
of
The
the
aeruginosa,
strains
compared
activity
meropenem
Pseudomonas
the
of
were
antibacterial
(ESKA)
reports.
Most
unchanged
aeruginosa
isolates
when
catarrhalis.
reports.
gram-negative
in
vulgaris)
previous
were
Tobramycin,
against
decrease
antibacterial
increased.
remained
influenzae
P.
exhibited
rods,
in
of
clinical
fi -lactamases
Branhamella
previous
1998.
no
Proteus
The
strains
H.
of multi-resistant
agents
and
influenzae
that
and
than
also
strains
The
spectrum
species.
strains
(BLNAR)
number
Only
was
1,069
showed
oxytoca
gonorrhoeae
was
than
fi -lactams
other
of
determination.
extended
and
Haemophilus
percentage
the
Klebsiella
vulgaris
isolates
MIC
producing
Neisseria
strains
15.6%
of
Enterobacteriaceae
ampicillin-resistant
to
Most
mirabilis
P.
clinical
agar-dilution
strains
and
producing
higher
1994,
Japan.
Proteus
resistant
gonorrhoeae
lactamase-negative
3.5%
oxytoca
activity
against
by
(excluding
coli,
(NQs)
antibacterial
a
in
However,
Escherichia
resistant
is
assessed
facilities
reports.
against
newquinolones
14
agents
was
Enterobacteriaceae
previous
among
antibacterial
species)
to
of
the
species
treat
of
these